とある宇宙。
その中からオリマーが搭乗しているドルフィン号がワープして現れる。
オリマーが宇宙を移動する中、突然、隕石が直撃し未知の惑星に向かって墜落し山のふもとへと落ちる。
遭難地点
墜落に巻き込まれるものの大事に至らず目が覚めたオリマーはドルフィン号の悲惨な光景を目にする。
ここからオリマーの台詞
「目覚めた時、私は未知の星の大地にいた。
私の名前はキャプテン・オリマー。
宇宙を旅する途中で流星にぶつかり、この星に落ちてしまったのだ。
宇宙船ドルフィン号は多くのパーツを失い、無残な姿となってしまった。
なんとエンジンまでも失い、動かすことすらできないのだ。」
「さらに悪いことに、大気センサーの値を見ると、この星の大気は猛毒の酸素を大量に含んでいる。
生命維持装置がはたらくのは、30日が限度だ。
それまでにドルフィン号を修復することができなければ・・・・・。
いや、考えこんでいてもしかたがない。
さっそく、なくなったドルフィン号のパーツを探すことにする!」
オリマーが辺りを見回す中、赤い謎の物体が地中から現れ何かを吹き出した。
「私の目の前に奇妙な物体があらわれた。
それは、まるで私を待っていたかのように立ち上がり、1つぶのタネをふいた。
これは何なのだろう?生き物なのか?機械なのか?どことなく私の星のオニヨンというタマネギに
似ているので、私はこれをオニヨンと名づけた。」
オリマーはタネの葉に近づく
「オニヨンがふいたタネは、かわいい芽を出した。
それはあやしい光を放ち、ゆらゆらとゆれている。
どうもこれは、私をさそっているように見える。
いま私にできることは、ちかづいてAを試して
みることぐらいだろう…。」
オリマーはタネの葉を引っこ抜くと、謎の生物が地中から現れた。
「芽を引き抜いてみると、
その下から奇妙な生物があらわれた!
見たところ害はなさそうだが、なぜ私を見つめて
いるのだろう。
姿が私の大好きな野菜のピクピクニンジンに
そっくりなので、「ピクミン」と呼ぶことにする。
オリマーは1が書かれている赤い円柱(ペレット)に目を付けピクミンを使ってオニヨンに運ばせると、オニヨンは再び種を吹く。
「オニヨンがまたピクミンのタネをふいた!
花から取れる小さな赤いペレットは、
ピクミンが増殖するための食べ物なのだ。
そしてオニヨンはピクミンの母体らしい。
彼らの生態はまったく不思議だ。
もう少しピクミンの能力を調べる必要が
ありそうだ。」
それからオリマーはペレットを運んで、ピクミンを増やし更に増やして、紙袋に塞がれてる場所に行くとピクミンらが
協力して押し付けた。
「ピクミンは何にでも興味を持ち、
集団で力を合わせて行動する。
この習性を利用できれば、ドルフィン号を修復
できるかもしれない。
わずかに希望の灯が見えてきた。
これまでにわかったピクミンの操作を
まとめておく。」
説明が表示された後、オリマーは銀色に光る物体に目を付ける。
「なんということだ、私の前にあるのはまぎれも
ない、私の船のメインエンジンだ!
幸運なことに、いちばん大事なものを、
いちばんに見つけることができた!
さてどうやって運ぶべきか?」
ピクミンをたくさん増やし、なんとかメインエンジンを墜落したドルフィン号に運ぶと、壊れたドルフィン号は殆ど元通りになる。
「これで離陸が可能になった!
なんとか希望の灯が見えてきた。
残りのパーツはどこへ飛び散ったのだろうか?
明日からはそれの捜索だ。」
夜になるとドルフィン号とオニヨンは空に飛び立った。
---遭難1日目---
どうにかドルフィン号を飛ばすことができた!
驚いたことにオニヨンも私と一緒に飛び立った。
彼らは夜は地上で暮らしていけないのだろうか?
それとも私に付いて来ているのだろうか?
どちらにせよ明日も彼らの力が借りられそうだ。
ドルフィン号は、いまだに29個ものパーツが欠落
している。すべてもとにもどさないと、ふたたび
宇宙を飛んで、家族のいるホコタテ星に戻ること
はできないようだ。
生命維持装置の動く時間は、あと29日。
はたして残りの時間で修復できるのだろうか。
上昇するドルフィン号の窓からは、
広大な森が見えている。
その希望に満ちた一帯を私は「希望の森」と名付け、
明日から捜索を始めることにした。
最終更新:2023年09月05日 17:52