女性であるアンナ・クロウは地下室へと行きワインボトルを取ると、何かの気配に気づくとおびえたかのように全速力で階段に上る。
変わって数多くのキャンドルが置かれて子供の落書きが置かれており、小児精神科医でマルコム・クロウが音楽を流してワイングラスを手に晩餐をしている中、妻のアンナがやってくる。
アンナ「よるは冷えるわね」
マルコム「しかしいい額だよな、本当に額だ。この額、値段いくらくらいするんだろうね ?どう思う ?」
アンナ「あなたは用途のスース博士みたいなしゃべりかただわ」
マルコム「まじめに…まじめに聞いてるんだ」
アンナ「少なくとも200はするんじゃない ?」
ソファーの上には額縁の中にはめられた鉄製の表彰が飾られていた。
アンナ「読んであげようか ?」
マルコム「本当にスースに似てる」
アンナ「貴殿は児童心理学の分野において、多大な貢献をしました。貴殿の仕事への献身、たゆまぬ努力により病気の児童とその…」
アンナはワインを飲んでるマルコムを止めさせる。
アンナ「ちゃんと聞いて。努力により病気の児童とその家族の生活は大きく改善されました。よってフィラベル・フィア氏はその功績をたたえマルコム・クロウ博士に…あなたの事よ。名誉市民賞を授与するものです。あなた、名誉市民よ。」
マルコム「わお、浴室に飾っておこうか?」
アンナ「今夜は一生忘れられない、あなたのコツコツやってきたことが認められたんだもん。私の事も何もかもほったらかしにして、患者の家族の事に尽くしてきた。あなたには能力があるって言ってるのよ。大人だって耐えられないようなひどい状態である子を助ける能力がある普通の人にはできないことだって。私も本当にそう思う。」
マルコム「ありがとう、グラスでワインが飲みたいな…マグカップはやだよ水もやだ」
マルコムとアンナは楽しむ中、外側の窓に風が通るのに気づく。
アンナ「マルコム…」
マルコムがアンナの元へいくと電話や貴重品などが荒らされた跡があった、するとアンナは何かの気配に続きを怯える中、マルコムが浴室へ行くと、そこにはヴィンセント・グレイという男が服を脱いでパンツ一丁でいた。
マルコム「アンナ…動くな…静かにして。ここはロペス都内47だ。君は窓を割って他人の家に侵入した。」
ヴィンセント「あんた、何もわかってない」
マルコム「この家には麻薬や注射針などない」
ヴィンセントはおびえた表情でクロウ夫妻に一言をいう。
ヴィンセント「なんで一人が怖いか、知ってるか ?。僕は…知ってる…」
アンナ「待って、何が欲しいの?」
ヴィンセント「そいつが約束したもんだ、約束を果してくれよ!」
アンナ「それじゃ…」
マルコム「待て…私を知ってる?」
ヴィンセント「子供のことを忘れたのか?自分の患者を思い出せないのか。下町の病院…ママだけの家庭…小腸障害あり…怖かったんだよ…僕がおかしいのは親のせいだといったけど、そんなんじゃない、そうじゃない、僕は身を滅ぶんだ!もう怖い思いはしたくない」
マルコム「ちょっと待ってくれ…!」
ヴィンセントはそれを言う中で自暴自棄に自身の体をぶつける。
ヴィンセント「一生懸命待ってたんだぞ!これ以上待てるか!」
マルコム「ベン・フリードキ」
ヴィンセント「みんな僕の事、化け物だって」
マルコム「ロナルド・サムナー」
ヴィンセント「そうなんだ、化け物なんだ」
マルコム「ヴィンセント…ヴィンセント・グレイ…よく覚えてるよ、静かで頭の良くて優しい子だった…優しすぎるくらいだっだ…」
マルコムがその男の名前と過去を思い出す。
ヴィンセント「呪われてたんだ…治らなかった…治らなかった!」
マルコム「助けにならなかったなら、それは謝る。まだ分からないよチャンスをくれれば…」
マルコムがヴィンセントにそういうと、ヴィンセントはマルコムにピストルを撃ち、自身の過去の悔しさに耐えかねなかったのか頭の横に向ける形で発砲し自決する。
マルコムは腹部の損傷を負っており、アンナがかけつけマルコムの傷を抑えようとする。
アンナ「あなた…どうして…どうして!」
マルコム「大丈夫…」
アンナ「喋っちゃダメ!」
最終更新:2017年07月10日 21:49