1995年、コート・ダジュール。
夜の街。
そこに車がやってきて、アルカディ・カラゾフが降りる。
男「よおあんた、車を止めるな、仕事の邪魔だ」
カラゾフ「こっちもだ」
アルカディ・カラゾフがそれを言うと手下らが銃撃をし周辺にいた男らを射殺すると、数多くの女性が降りてくる。
その中にはアンナという女性がいた。
カラゾフ「お前、こい。ここの連中に全員伝えろ。コート・ダジュールの商売はおれが仕切る」
男「あんた、誰だ?」
カラゾフはカードを見せる。
カラゾフ「カラゾフ、さあ行け」
カラゾフは男にそれを命令すると、アンナの元へ行く。
カラゾフ「アンナ、笑えよ。もっと、笑え。いい子だ。雇ってやろうか」
女「ええ」
カラゾフ「やり手だな。さあお前たち、稼げよ。楽しんでみろ、アンナ」
アンナは不安な顔になる。
カラゾフの仲間らは立ち去る。
15年後。
喫茶店にアンナがおり、携帯で誰かと話していた。
女性『アンナ』
アンナ「ええ」
女性『私よ準備できた。全員今夜、実行に移せる』
アンナ「そう」
女性『アンナ』
アンナ「何 ?」
女性『本当にやるのね ?、今ならまだ引き返せる。』
アンナ「最後までやる気だと思えない」
女性『じゃあ、計画通りに愛してる。」
アンナ「私もよ」
アンナは携帯の電源を切る。
変わってとある地下駐車場では一台の黒いアウディ・S8が止まっていた。
男らがアウディ・S8に近づくと、その車の中に搭載されていたモニターがスライドして展開する。
とある男がスマホを操作し両方の前ドアを開き男らを気絶させる、そこにやってきたのは運び屋のフランク・マーティンであった。
フランク「技術の進歩ってやつは早いよな、そうだろ?到底無理だと思えたところがそれが上回って現実となる。自動運転も近いな。おれのような奴はお払い箱か ?いやまだ必要とされるようだ。」
男「車のキーよこしなさい」
フランク「キーだけ奪っても無駄だ。この車はステアリングを握った者の指紋も認証して動くからな」
男はナイフを取り出す。
男「うるせえ、ごちゃごちゃ言ってるとこのナイフでバラバラに切り刻む」
フランク「失礼」
フランクは男のナイフをはたき落とし、そのまま車に進む中、男らと格闘戦となる中、銃を突きつけられる。
男「いいか ?よく聞け!、ステアリングを握って車を出せ」
フランク「やめといた方がいい」
男「車に乗れ
フランクはスマホで操作し車の後ろの荷物カバーを開けた隙に男を抑え込む。
フランク「遅刻させる気か?遅れるのは嫌いでね。やめとけって言っただろ?
フランクは車に乗って駐車場を出る。
最終更新:2017年07月07日 22:31