フランクを利用したアンナを筆頭とする女仲間がカラゾフとイマソフから奪った資産の口座トラブルで仲間が死亡し、アンナはカラゾフに連れ去られ、追ってきたフランクはカラゾフとの一騎打ちの中で、カラゾフはアンナが撃ったピストルで死亡し崖から落下し海に落ちた。
フランクはむせび泣くアンナの元へ行く中、アンナがフランクに向けて銃をかまえる。
アンナ「動かないで…」
フランク「君の策略だろ?俺に協力させるために父を拉致させたのも、仲間を呼びあつめたのも…」
アンナ「近づかないで…」
フランク「仕上げに口封じするのか ?消せば完全犯罪が成り立つものだ」
アンナ「途中でやめるわけにはいかない、やるしかないの」
フランク「じゃあ、何故?おれの命を助けた ?見殺しにも出来たのに…」
アンナ「もう黙って…お願いだから黙って…」
フランクはアンナが持っていたピストルをどける。
フランク「君のために仲間が死んだ」
アンナ「私も死ぬ覚悟だった…」
フランク「仲間の死を無駄にはしないでくれ…」
フランクはアンナが今まで行った罪を許す形でキスをする。
アンナ「ごめんなさい…」
フランク「行った方がいい」
アンナ「それが契約?」
フランク「契約だ」
アンナはフランクの元を離れ、車に乗って立ち去る。
変わって警察署となりフランクの父・シニアがベクタウィ警部に事情聴取されていた。
シニア「もう一度言おう同じ事だから。私はエビアンの社員で水を配達しに行った、そしたら船は死体だらけだったんだよ!男が二人逃げてったジェットスキーで」
ベクタウィ警部は写真を取り出す。
ベクタウィ「こいつか?」
シニア「ボートのやつだ、ああ」
ベクタウィ「もう一人は?」
シニア「知らん」
ベクタウィ「そいつが殺人事件の容疑者ってことだ」
シニア「知らないものは知らない。そいつの顔は見えなかった」
ベクタウィ「都合がいいな」
シニア「かえっていいだろう、なあ?続ける気なら令状をもってきてもらおう。じゃなきゃ、お互い時間の無駄だ」
ベクタウィ「帰っていい」
シニア「警部さん、ありがとう。お察しの事で、では」
シニアが警察署を出ると、そこには新聞を見ていた息子のマーティンがいた。
シニア「警察署に12時間、耐えがたい屈辱だったよ」
フランク「ワインでも飲みながらじっくりと聞こうか」
シニア「やっと気の利いた事を言った」
フランク親子が車で道路を走る。
一ヶ月後。
プールにいたアンナがタブレットを操作しており、カラゾフから奪った金を亡くなったキャオ、ジーナ、マリアの遺族のそれぞれの口座に7500万ドルの振り込みをする。
それぞれの家族らは大金に目を驚き、最後はアンナが報酬ならびに利用し騙した賠償金としてかフランク親子にそれぞれ1000万ドルを振り込んだところで終わる。
最終更新:2017年07月07日 22:31