雨が降っているカンサスシティのとある路地裏。
|CITY HEAT|(背景黒、文字赤)
とある男が雨の中で歩き店に入り、カウンターの席に座る。
店長「いらっしゃい警部さん」
彼はスピア警部であった。
スピア「しばらく、コーヒーですか?」
店長「いいんですよ。コーヒーだけで値払いじゃ敵いませんよ」
一方でジープの車が店にやってきて、車に乗っていた男がその店に入る。
客「マイク・マーフィーは来てないか?」
その男は店長に質問する。
店長「誰?」
客「マーフィー、来てるか?」
店長「いいや、知りませんね。」
客「変だな、毎晩食いに来てるはずだが」
店長「カレーって言いましたか?」
客「マーフィーだこの野郎」
男は店長に怒鳴り付ける。
客「下手な、おとぼけはやめろ。どうなんだ」
店長「いや、今夜はまだ…」
男は店長を押し倒す。
客「待たせてもらうぜ」
その男はカウンターテーブルに座った。
一方でもう一台の車がやってきて運転していた男はマイク・マーフィーであった。
マーフィー「ええ、畜生!」
マーフィーは花屋さんで花を1つ買い、それをポケットに入れた後、スピア警部のいる店へと行く。
マーフィー「おおっルイ!異常事態だぜ!カウボーイへ、ミートローフ持ってけ!」
マーフィーは独り言を言いながら、びしょ濡れとなったコートをフックにかけた。
マーフィー「大雨で穴が開いた。ミートローフで穴を塞ぐんだよ!よお!類人猿がホラー猫だ。お出ましとはな。何かあったのかい?」
店長「マーチ、ケーキはどうだい?」
店長がマーフィーの聞くと、もう一人の客やってくる。
マーフィー「まあ、まだ。そっちはうちはまあまあだ。」
店長「そうかい」
マーフィー「今日のシチューは…」
店長「よくないよ」
マーフィー「てれねえな…今夜はうまいものを食いたくてわざわざ来たんだぜ?じゃあリッチの…」
2人の客の男に強制的に座らせられる。
マーフィー「やめとこう」
男「マーチだって?」「ええ」「そいつは妙だな。」
マーフィー「何が?」
男「あのな、マーチ、おれたちはマーフィーって探偵を探しているの。お前くらいの背だけで髭を生やしてる。同じロードスターに乗っている。ナンバーまで同じだぜ。妙な話しだろ」
マーフィー「ああ妙だな」
マーフィーはその隙に男二人の腹を肘で突いて、その男二人を殴って気絶させる。
マーフィー「ちょろいもんだ」
しかしのその男二人はまた立ち上がって、マーフィーを抑え吹き飛ばす。
男「ふざけやがって」
マーフィーと男二人の乱闘する。
店長「警部さん、何とかしないんですか?」
スピア「もう一杯くれ。あいつは一人で大丈夫」
スピアがコーヒーを飲む中、マーフィーがカウンターとテーブルを滑る形でスピアの元へ来る。
マーフィー「邪魔して悪いが、面白くねえんだよ!」
マーフィーは男に足を引きずられる中で隙を突いてその男にキックをお見舞いする。
マーフィー「こちら加勢を頼む気ねえけどな!」
マーフィーがそれを言う中で男らにまた引きずり出される中で、店長も加勢しようとするがスピアに制止される。
マーフィーがまたカウンターテーブルで再び抑え込まれる。
スピア「また来たか」
マーフィー「言って悪かったな、これが最後だろうぜ」
マーフィーは乱闘の末に男2人の一人はスピアと向き合う。
男「何か文句あるのか?」
スピアも加勢し、それぞれの乱闘の末に追い出す形で男二人は気絶し、スピアはお金を投げる形で支払う。
マーフィー「おれがやられるのを待ってたか」
スピア「商売仇が、それともやばいことに首突っ込んだのか?」
マーフィー「差しに気にするわ」
スピア「いい」
店長「マーフィーやめてくれこれ以上は冗談じゃないよ」
店長が制止の一言をいう。
マーフィー「いずれもいいレシピやる」
スピア「サツまでぶち込まれるな、いいな?」
マーフィー「何の事、言ってんだ?」
スピア「チラッと小耳に挟んだがどっかの誰かの占い鑑定家、妙な連中とこそこそやってるらしい。お前じゃないさ」
スピアはマーフィーがポケットにあったラベンダー色の花を取り投げ捨てる。
スピア「お前はこの通りのダンディ」
スピアは店を立ち去る中、マーフィーが言う。
マーフィー「それで?」
スピア「お前から目を離さんぞ」
マーフィー「お前に~?」
スピア「じゃあな、チビ」
マーフィー「威張るな!接近罪の類人腑め!。あいついかれてるんだ。おれがサツをやめたことを手に持ってやる。正業事務所持ってるぞ!思い出に名前を書いてやるぞ!お前の名言ってんだ!悔しかったら真似してみろだってんだ!」
マーフィーはその後、店長に一言をいう。
マーフィー「しおったれってるか?」
最終更新:2017年07月07日 23:09