デイヴィッドはソフィアという女性に出会ったのを機に嫉妬したジュリーの無理心中に巻き込まれるものの一命取り留めるが顔面障害を負い、マスクをかぶりソフィアと日常生活を送る中で突然とジュリーとなって、何かがおかしくなってる中、弁護士と話をしてLE社を訪れると何かを思い出し、入り口となる一階へと行く中、誰もいなかった。
そんな中、1つだけエレベーターの扉が開き、デイヴィッドはそのエレベーターへ入ると一人の男性がいた。
デイヴィッドはエレベーターに乗ると同時に救護員が真実を語る。
救護員「デイヴィッド・エイヴス。正式に自己紹介をしよう。私はオアシス企画の者、元の名称はLE」
デイヴィッド「救護員か?」
救護員「そう、君の救護員だ。最初に会ったのは150年前」
デイヴィッド「そんな馬鹿な…リアルな夢を売ったのはあんたか?。そのあと何が起きた?」
救護員「ストアーで警告しただろ。すべてを支配しろ、君の一つですべてを支配できると。これはすべて君が作った世界だ。そして最後の選択をする時が来た」
デイヴィッド「最後の選択をするとき?」
救護員「そうだ」
デイヴィッド「いつから夢が始まった?」
救護員「クラブへ行った夜を覚えてるか?」
回想。 クラブでソフィアと会話 ソフィア「会いましょう」 |
救護員「あの夜、ソフィアが去った後、君は歩道で酔いつぶれてた。君はあの瞬間を継ぎ目に選んだんだ。」
デイヴィッド「継ぎ目…?」
救護員「そう継ぎ目。そこで現実の人生が終わり夢が始まった。君はそれ以降、超低温で保存され見続けることになる。あの歩道で目覚めた瞬間から、かつての感覚でいう現実ではない」
回想。 デイヴィッドを覚まそうとするソフィア ソフィア「目を覚まして」 |
救護員「君の夢は遂次、LEがモニターしており専門家が前思考を追っている」
デイヴィッド「高いころは苦手だ」
救護員「知ってるよ。だが、以前の記憶は消しておいた」
デイヴィッド「消した?」
救護員「起きたんだより良い夢にね。僕が描いた美しい空に広がる世界。」
デイヴィッド「ママが好きだった絵…」
救護員「そばにソフィアのいる世界だ。君は青春の思い出をイメージして夢の世界を作り上げた。お気に入りだったアルバムだ」
デイヴィッド「アルバム…カバー…」
回想。 モノクロのテレビドラマと思われる場面となる。 男性「いいかい、世の中には子供に理解できない事があるんだ。」 |
救護員「そして昔見た映画が君が理想の父親像を作り上げた。理想の女性像…彼女はやさしくて素晴らしい女性。君を超えた存在だ。実際は一度会っただけだが夢の中では君が救いの女神だった」
デイヴィッド「現実の世界では何が起こったんだ?君は何を消去した?」
救護員「本気で知りたいのか?」
デイヴィッド「全部話してくれ」
救護員「あの朝、君はひどい二日酔いと孤独を感じながら目覚めた。そしてその場を立ち去り、二度とソフィアとは出あわなかった。」
デイヴィッド「僕はソフィアを殺した…」
救護員「いいや…君は会社の覇権をかけて7人の行政と戦った」
回想。 会議の場面とデイヴィットが来たのに職員が拍手する場面 |
救護員「君の父親の友人であり、君のおかげでクビを免れた弁護士のトミー・ディップが会社を君の手に戻した」
デイヴィッド「トミーが…でも…誰かが…死んだ」
救護員「君はソフィアを思い続け何カ月も家にこもっていた。孤独だった。生えがたい子供、頭痛、人間として機能出来ない日々」
デイヴィッド「そんな時、ネットでLEを受け、契約書にサインをして…思い出した…死んだのはこの僕だ…」
救護員「そして12月のあの日、君の死体は我々に託され、今も低温で保存されている」
回想。 デイヴィッドの遺体は冷凍コンテナに収納される |
救護員「ブライアンは3日間に渡り、君のお別れ会を開いた、彼は真の友達だ」
救護員「みんなが君を悼んだ。君を一番理解していたのは彼女だ。君と同じく彼女も決して真の愛に触れたあの夜の事を忘れなかった。何事にも結果がある。小さなことに」
デイヴィッド「その小さな事って…?何より大切なんだ…?」
エレベーターが屋上へ到着し、デイヴィッドは屋上の外へ出る。
救護員「君の潜在意識が問題を作り上げ、夢は悪夢に変わった。だが故障は既に治っている」
デイヴィッド「じゃあ今、僕が願うことは何でも叶うわけだ。例えばマッケイブに来てほしいとか…」
デイヴィッドがそういうとマッケイブがやってくる。
マッケイブ「デイヴィット!よく聞け…こいつらを信じちゃいかん!危険だ早くここを降りて外を出ろ」
救護員「今は一時停止中だ。今すぐリアルな夢に戻れば…」
マッケイブ「一時停止?」
救護員「元通りだ。今が君の決断の時なんだ。リアルな夢の世界に戻り、スフィアとバラ色の人生を送るか…それとも現実の世界に戻るか…」
デイヴィッド「現実の世界…?元に戻れるのか?犬のベニーのように」
救護員「そうだ。犬のベニーのように。今の技術ならその傷も治せる。だが状況は昔と全く違ってるぞ。財産はそう続かないだろう。モニター室の連中が決断を迫ってる。何の保証はできない。ただ一つ、たとえ未来でも酸っぱさがなければ甘さは感じられない。それを忘れるんだ」
するとマッケイブのほかに友人のブライアンもおり、デイヴィッドの決断を見守っていた。
救護員「すべては君次第だ」
デイヴィッド「僕がこのシナリオを描いたわけか」
救護員「そうだ。高所恐怖症との最後の対決としてね。」
マッケイブ「デイヴィット、耳を貸すんじゃない。君の言うとおりすべては7人の行政の策略だ。やつを信じちゃいかん!」
救護員「同乗する必要はない。彼も君が想像したんだから。君が自分の存在を信じたがっているが人間じゃない」
マッケイブ「私は本物だ。娘だって2人いる。知ってるだろ?」
救護員「2人の名前は?」
マッケイブはそれを口にしない。
マッケイブ「さよなら…」
救護員「君にとっての幸せは何だ?」
デイヴィット「本物の人生を生きたい。もう夢は見たくない」
救護員「最後に望むことは?」
デイヴィット「モニター室で心を読んでくれ」
救護員「幸運を祈ってる」
デイヴィットはそれを言う中、目の前にいたソフィアにキスをする。
デイヴィット「僕は冷凍。君はもう死んでるけど、愛してるよ」
ソフィア「困った人」
デイヴィット「彼女の車に乗らなければ、ごめんよ…君はこう言ったね、人は思い立ったらいつでも人生をやり直すことのできると」
ソフィアはデイヴィットに再びキスをする。
ソフィア「また見つけるわ」
デイヴィット「別の世界で会おう、猫に生まれ変わっても…」
その後、デイヴィットはビルから飛び降りると同時に今までの記憶が映り、最後に地面に衝突間際に真っ白となる。
ソフィア「もう大丈夫よデイヴィット、目を覚まして」
最後は現実と思われるソフィアに呼び掛けられデイヴィットが眼を開けた所で終わる。
(終)
最終更新:2017年07月07日 23:13