ジャックはブラック・パール号の船長として13年前に血の契約した深海の悪霊・デイヴィ・ジョーンズによる契約期限が迫ったのを機にその心臓の争奪戦の末に陸となる砂と共に瓶に入れ奪うが、その力を狙っていたノリントンに奪われた末に、失敗したジャックはその仲間らがデイヴィの手下の巨大タコであるクラーケンの囮としてブラック・パール号の帆の柱に縛られる中でジャックは枷を命懸けで外し、やって来たクラーケンに剣を持って立ち向かうがブラック・パール号の沈没と共に食べられてしまい、その仲間は唖然する。
デイヴィ・ジョーンズは望遠鏡でブラック・パール号が沈没する様子を見ていた。
デイヴィ「ジャック・スパロウ。これで付けは清算された」
パリフィコ「船と沈んでいく船長」
マッカス「ジャック・スパロウですら、勝てねえって事だ」
デイヴィ「箱を開けろ。箱を開けて中を見せろ」
宝箱であるデッドマンズ・チェストが開くと、中身は空っぽであった。
デイヴィ「おのれ!ジャック・スパロウ!」
変わって東インド貿易会社本部。
マーサーがベケット卿と話す
マーサー「船がすべて戻りました。」
ベケット卿「箱について何かわかったか?」
マーサー「いいえ。ですが、海を漂流中の男を1人見つけました。そいつがこれを」
マーサーが手帳らしきものをベケット卿に渡すと、ベケット卿は開く。
ノリントン「私の名を書き入れさせてもらいました。」
ベケット卿「名を書き入れたなら、それ相応のものを持ってきたろうな。コンパスか?」
部下「もっといい。ディヴィ・ジョーンズの心臓です」
部下がベケットにディヴィの心臓が入った袋を渡す。
変わってティア・ダルマの家。
そこではジャックの仲間らがジャックの死に不安になっていた。
ティア「寒さが和らぐよ、悲しみも」
ティアがジャックの仲間に慰めようとする中、ウィルに話す。
ティア「残念だったね。ブラック・パール号がありゃ、悪霊をやっつけ、父親の魂を救えたのにって思ってんだろ?」
ウィル「いいんだよ、もう。あの船は消えた、船長と共に」
ギブス「ああ、あいつが消えて、世界はちょいっと寂しくなった。最後まで振り回されたが、律義な男だったからこそ、船に残ったんだ。ジャック・スパロウに…」
ラゲッティ「あんな船長、他にいないよ…」
ピンテル「金に目のない紳士だった」
エリザベス「いい人だった」
ジャックの仲間らはジャックの死を悼みジュースを飲む。
ウィル「もし彼が生き返らせる方法があるなら…エリザベス…」
ティア「試してみたい?うん?。あんたは?どうする?ん?。あんたたちはやって見る気があるかい?ん?世界の果てのその先まで旅をして、ジャックとあいつの大事な船を取り戻す気はあるかい?」
一同「ああ」
エリザベス「ええ」
ウィル「ああ」
ティア「わかった。でも世界の果ては不気味な呪われし海に挑むとなったら、誰があの海をよく知ってる船長が必要だね」
ティアがそれを言うと、階段から足音がなり、階段から降りてきたのはジャックに倒され死んだはずのベクター・バルボッサであった。
バルボッサ「さあ聞こうか。俺の船はどうなったんだ?」
バルボッサがそれを言った後に持っていた青リンゴを齧った所で終わる。
(終)
最終更新:2017年11月09日 20:23