臨海学校にやってきました。
真耶「今日はこちらに泊まります!」
モブ生徒「おおーっ!!和風旅館だ~~!!」
モブ生徒「女将さんだ!仲居さんだ~!!」
モブ生徒「日本庭園だ!!ししおどしだ~!!」
セシリア「そしてこれがユカタ・・・ですわね!!」
モブ生徒「セシリアそれ合わせが逆!」
「気が早いなあ!!」
今日は自由行動です。
モブ生徒「夏だ!海だ!水着だ―――――!!」
セシリア。
モブ生徒「セシリアのおっぱいはセレブおっぱい!!」
セシリア「な、なんですの!?」
箒。
モブ生徒「じゃあ篠ノ之さんは?」
「武士パイ・・・かな」
そして真耶。
モブ生徒「そしてあれは山盛りの山田オッパイ・・・名付けてやまパイ!!」
「なるほど!!」
モブ生徒「わあ!鈴音さん空気入れるの速いね!」
鈴「そう?」
モブ生徒「やっぱり候補生ともなると肺活量も段違いなのかしら」
「ねえこれ、これもお願い!」
鈴「悪いけどあたし今急いで・・・」
モブ生徒「「おねがい・・・・」」
鈴「しょ、しょうがないなー。わかったわよ!」
モブ生徒「次これとこれも」
「いやーほんと助かるわー!」
鈴「ちょっとお!!」
ラジオ体操第一~♪
一夏「よし!泳ぐ前に準備体操しないとな」
一夏「腕と足の運動~~~」
一夏「横曲げの運動~~~」
一夏「ってアレ!?いつの間に!?」
一夏の後ろでクラスメイトたちが体操を始めていた。
モブ生徒「千冬様スタイルいい~!」
「その水着お似合いですぅ~!!」
一夏「千冬姉、ほんとナンパとか気を付けろよ・・・・」
千冬「フッ・・・現在このビーチは貸し切りだぞ?男はお前一人だが、どうだ、ナンパするか?」
一夏「えっ!?オレが千冬姉を・・・女の人をナンパ・・・!?う―――――ん・・・?」
一夏「想像できない・・・」
千冬(この健全さを姉として嬉しく思うべきか、不安に思うべきか・・・・)
ビーチバレーをする真耶の胸が揺れる。
真耶の胸が揺れる。
胸が揺れる。
理子「先生の胸に目がいって集中できません!!なにそのおっぱい!!」
真耶「ひどい!言いがかりです!!」
モブ生徒(同性も釘付けにするとは・・・恐るべしやまパイ・・・!)
夜、静寐がシャルロットたちの着付けをした。
静寐「はい、できたよ」
シャルロット「ありがとう鷹月さん。これで全員着られたかな・・・」
理子「ふっふっふー、浴衣の醍醐味はここからだよ諸君!」
ナギ「そうそう、浴衣や着物を着たら絶対やらなきゃいけない事があってね・・・」
理子「秘儀・良いではないか!!!」
ナギ「あ~れ~!!」
理子がナギの帯を引っ張り、ナギを回転させる。
シャルロット「あっ、これテレビで見たよ!アクダイカンってやつだよね・・・!」
静寐「ちょっと!変な知識教えないの!」
理子orナギ?「静寐は真面目だなぁ~~~~」
一夏「みんなテンション上がってんなぁ~」
セシリアは温泉に入った。
セシリア「そういえば一夏さんは私達の後に入浴なさるとか・・・」
千冬「男風呂女風呂、二つとも女生徒で埋まるからな、お前は後で入れ」
セシリア「今何をなさっているのかしら・・・旅館の中を探索なさったり?それとも織斑」先生とお話とか・・・・」
ラウラ「頭を冷やせセシリア!!」
セシリア「冷た!?水!?」
ラウラがセシリアに水をかけた。
ラウラ「風呂場での考え事は危険だ!!」
経験者は語る。
シャルロット「これが露天風呂かあ・・・風情があっていいね」
鈴「大きな湯船でやる事はたった一つ・・・」
シャルロット「泳ぐのはダメだよ?」
鈴「・・・・・」
シャルロット「ダメだよ?」
鈴「とりゃ!」
鈴が風呂に飛び込んだ。
シャルロット「こらー!!」
シャルロット「ふぅ・・・少しのぼせたかも。扇風機の風が気持ちいい・・・」
鈴「ふふふ・・・脱衣場の扇風機といえばやる事は一つ・・・」
シャルロット「えっ?」
鈴「とりゃ」
鈴がタオルをはだけて、直接扇風機の風を浴びた。
シャルロット「!!」
シャルロット「こらー!!女の子がそんあ事しちゃダメ!!!」
鈴「気持ちいいから試してみなさいって」
シャルロット「やりません!!」
ラウラ「すまない、一枚写真を撮ってもらえないか?」
のほほん「いいよー、普通に撮ればいいの?」
ラウラ「温泉を堪能している写真をせがまれたのだが・・・」
のほほん「そういうことならー」
モブ生徒「これ持って・・・左手は添えるだけ」
ラウラ「ふむふむ」
ラウラ「こうだな!!」
ラウラが得意げに牛乳を飲むところが撮影された。
後日の黒ウサギ隊。
隊員「ふぎゃあああ、隊長のドヤ顔頂きましたあああああ」
一夏「俺は千冬姉と同じ部屋だけど・・・この部屋も風情があっていい感じだな~~~」
一夏「なるほど、トイレの電気スイッチはここだな」
「すごい!冷蔵庫の中の飲み物に飽き足らず、常温水にお湯、氷水まで用意されてる!」
一夏「貴重品は金庫の中に入れないとな!千冬姉、貴重品入れたか~!?」
一夏「お、お菓子まで置いてある!うめぇ!!」
千冬(こいつも大概テンション上がってるな・・・・)
モブ生徒「わー卓球台がある!みんなでやらない?」
「いいね!」
シャルロット「僕卓球って初めてやるよ・・・できるかなぁ」
ラウラ「私も初めてだ」
鈴「あたしは強いわよ-」
セシリア「皆さんご存知かしら?卓球・・・テーブルテニスの発祥は我が祖国イギリスだと言われていますわ」
セシリア「ですからこのわたくしが負けるはずはないのです!」
セシリアが構えたが・・・
鈴orモブ生徒?(めっちゃテニスの構えですけどー!?)
シャルロット「なかなか難しいね・・・えいっ!!」
モブ生徒「今のはまさか・・・噂の高速切替!?」
シャルロット「何が!?ただのバックハンドだよ!!」
鈴「それなこっちは龍砲よ!!」
モブ生徒(でた―――――!!)
シャルロット「ばっちり見えてるけど!?」
モブ生徒「代表候補生同士の戦いがなかなか終わらない・・・・」
「もうそろそろ部屋に戻りたいかも・・・」
一夏「お?なんだ?みんなで卓球してたのか」
鈴「一夏!」
セシリア「一夏さん!」
シャルロット・ラウラ「「一夏!」」
一夏が来るなり、卓球は中断された。
モブ生徒「膠着していた試合を一瞬でノーゲームにするとは・・・」
「織斑くんすごいわ・・・」
箒『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)を倒した私達は早朝旅館へ戻ってきた・・・学園に帰るのは明日の朝だ。専用機持ちには作戦の成功と引き替えに半日の休養が与えられた・・・のだが』
箒「いち・・・」
鈴「起きろ一夏~~~~っ!!」
箒の横をすり抜け、鈴が寐ている一夏の上に飛び込んだ。
一夏「ぐうぇっ!!何するんだよ鈴!!」
鈴「何って・・・誘いに来たに決まってんでしょ!」
一夏「誘い?」
鈴「そ!折角の半日休暇なんだし海を堪能しないとね。という訳でとっとと行くわよ!一夏」
一夏「まあいいけど・・・タフだな鈴・・・」
箒(先を越された・・・!!一夏の怪我の具合とか・・・貰ったリボンの事とか・・・謝りたい事・・・それ以外にも色々話したかったんだが・・・いや!まだだ!諦めないぞ!!)
セシリア「あの・・・一夏さん。できれば昨日のように日焼け止めを・・・」
鈴「却下!!あんたは一回塗って貰ったからダメよ!」
シャルロット「そうだよずるいよ」
ラウラ「おまけにマッサージも受けていたしな!」
一夏とセシリア達4人は浜辺にいた。箒も離れて見ていた。
箒(やっぱりいる・・・)
シャルロット「い、一夏さえ良ければ今日は僕にも日焼け止め塗ってほしいな・・・ダメ、かな・・・?」
ラウラ「わ、私も日焼け止めを所望する・・・」
鈴「なに抜け駆けしてんのよ!あたしも!」
箒(あ、あいつら・・・・!!私だって・・・!!)
箒が胸をはだけた所に生徒たちが寄ってきた。
モブ生徒「うっわー!篠ノ之さんのおっぱいおっきーい!!!」
「水着も大胆~!!」
箒「~~~っ!?」
一夏「あれ、みんな今まで何処にいたんだ?」
モブ生徒「私達は当初の予定通りずっと実地試験してんだよー」
「おかげでもうクタクタ~」
「でも遊びは別!一緒に遊びたいな」
シャルロット「みんなで・・・」
ラウラ「という事は日焼け止めは・・・」
一夏「まあまあ、折角だし皆でできる遊びしようぜ!日焼け止め以外でできる事あればやるし」
シャルロット「ほんと!?」
ラウラ「何でもか!?」
一夏「お、おう・・・何でもは無理だけど・・・」
箒(全く・・・いつもこうだ。謝罪や感謝だけじゃない。一夏には言いたい事が山程あるのに、こっちの気も知らずに女に囲まれて・・・タラシめ・・・)
一夏「箒!お前もそんなとこいないでこっちに来いよ!」
箒「・・・・う、うむ・・・」
皆が海の一日を楽しく過ごしていく。
一夏「箒、良かったよな。こうやってまた皆で過ごせてさ」
箒「・・・・・」(まあ)
「そうだな・・・」(今はこれでいいか。チャンスはこの先もあるだろうしな)
(そしてその夜、浜辺で偶然出会った私と一夏が命がけの逃亡劇を繰り広げるのは、また別の話)
(おわり)
最終更新:2017年12月24日 22:50