仮面ライダー000 WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのオープニング


800年前、人の欲望から生まれた「コアメダル」。

その強大なメダルの力の全てを手に入れ、

無限を超えた存在──

それこそが「オーズ」!



ドイツ・テューリンゲン州
2011年 6月


鴻上(こうがみ)ファウンデーションの調査団が、森の中で遺跡の発掘作業を行っている。

作業員「そっちの地層はどうだ?」「オーケー」「よーし、ゆっくり上げるぞ」

鴻上ファウンデーション会長・鴻上光生(こうせい)とその秘書・里中(さとなか)エリカが、作業を見守る。

鴻上「貴重な遺跡だ。慎重にやりたまえ」

鴻上の言葉を通訳して現場監督に伝えるエリカ。

鴻上「里中君、ここに800年前メダルを作り出した科学者の一人が眠っている! 失われたメダルと言われる、伝説のメダルを抱えて……。期待に胸が膨らまんかね?」
里中「明日までに日本に帰れれば、それで」

エリカ、いかにも面倒くさそうな答え方。

作業員「ゆっくり! ゆっくり……」

クレーンがメダル状の石碑を持ち上げる。
期待に目を輝かせる鴻上。
すると、どこからか怪しげなオルゴールの音が鳴り始め、石碑が砕ける。
そして、石碑がはまっていた穴から無数のセルメダルが噴き出した。

鴻上「おおっ! これは……!」

その地点を中心にして、森をメダル状の紋章が包む──。


日本、東京。
そこにあのオルゴールの音が聞こえ始めたかと思うと、ビル街の一角が円状の光で囲まれ、地面から切り取られて宙に浮き上がった。
浮いたビル街は、そのままゆっくりと裏返っていく。
ライドベンダーでレインボーブリッジを走る火野(ひの)映司(えいじ)とアンクもその様子を見ていた。

映司「あっ……なんだ、アレ……!?」

現場に急行する映司とアンク。


やがてビル街が完全にひっくり返った。
その裏側には、鴻上たちがいるテューリンゲンの森が。
そのまま森は地上に戻ったが、今度は森のあちこちから大量のセルメダルが噴き出した。
噴き出したセルメダルが触手となり、少年・若葉(わかば)駿(しゅん)の見ている前で一人の女性を捕らえ──。


鴻上「オウハハハ……フハハハハハハハ!!!」

森の中心では、噴き出すセルメダルが一つの巨大な塔になっていた。
塔の扉が開き、セルメダルの触手が鴻上と里中を捕らえ、中に引き込む。
さらにその扉から、ナイト兵の大群が出てきた。
ナイト兵が次々と作業員に襲い掛かる。
そこに映司たちが駆け付けた。

映司「皆さん逃げて! 早く!」
アンク「何なんだよ、コイツらは……」

バースバスターを撃ちながら、伊達(だて)(あきら)も現場に到着。

伊達「これ、どういうこと?」
映司「分かりません。とにかく何とかしないと!」
伊達「了解!」

映司はオーズドライバー、伊達はバースドライバーを腰に装着。
無数のナイト兵が城の中から這い出し続ける。

アンク「映司ィ!」

アンクが木の上から、タカ・トラ・バッタのコアメダルを映司に投げ渡した。
映司はその三枚を受け取り、オーズドライバーにセット。
伊達も一枚のセルメダルをバースドライバーにセットする。

映司・伊達「変身!」

『タカ! トラ! バッタ!』『♪タ・ト・バ! タ・ト・バ、タ・ト・バ!』

映司が仮面ライダーオーズ、伊達が仮面ライダーバースに変身した。
ダブルライダーが、ナイト兵の群れに突撃していく──!



劇場版 仮面ライダーオーズ(OOO) WONDERFUL

将軍21コアメダル

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最終更新:2019年11月27日 22:41