大地震で住処を失った知性を持った熊であるパディントンはルーシー叔母さんの言い付けでロンドンに行きブラウン一家と出会って家族の一員になる中、その熊を剥製にするのを拒否したモンゴメリー・クライドの娘であるミリセントは資金の為に剥製にしようと誘拐するがブラウン一家らの活躍で一命は取り留めた。
雪が降っている住宅街。
仕事を終えたヘンリーが家に帰る。
ヘンリー「ただいま」
ブラウン一家ら「おかえり」「おかえりなさい」
メアリー「あら」
ヘンリー「にぎやかだな」
メアリー「びっくりしたわ」
ヘンリーはメアリーにキスをする。
メアリー「今日は帰りが速いのね。とっても素敵な事が起きてるの」
ヘンリー「お?」
メアリーの案内でヘンリーはキッチンに行くと、パディントン含む一家らがマーマレードを作っていた。
パディントン「お砂糖」
ヘンリー「これはすごい」
ジュディ「お帰り」
ヘンリー「料理かい?何、作ってる?」
パディントン「マーマレードですよ」
ヘンリー「ほう」
パディントン「味見してみて」
ヘンリーはマーマレードの味見をする。
ヘンリー「うん、上手い!」
パディントン「サンドイッチ一個で熊に1日分、必要な栄養がとれるんです」
ジョナサン「本当?…じゃあ野菜は食べなくていいの?」
バード「熊の場合って言ったでしょ」
ヘンリー「残念でした」
メアリー「ありがとう、ジュディ」
パディントン「あの、どなたか…ありがとうバードさん」
メアリー「マーマレードの日、最高ね」
ジュディ「そうね」
変わって老グマホーム。
そこではルーシーがパディントンから届いた手紙を読んでいた。
パディントン(ルーシーおばさん。手紙が遅くなってすみません。いろいろあって…探検家の娘に会いました。剥製にされかけたけど、バードさんがやっつけてくれました。刑務所に行っても反省にしそうにないので地域奉仕の罰となりました。動物園でね)
パディントンが手紙の内容をナレーションとして語る中、ミリセントの裁判の場面となり連行され、変わってミリセントは動物園で労働される。
従業員「サボるな!息が臭いぞ!」
ミリセント「ふん!私の息じゃないわよ!」
ミリセントはブルドーザーのバケットにたまった土に埋もれる、動かしていたのはチンパンジーであった。
パディントン(ウィンザーガーデンでの暮らしは里替わりしました)
ミニチュアのハウスが開く形でブラウン一家の中が映される。
パディントン(バードさん曰くやっと嵐が去った。ひざの調子もよさそうです。ジョディはキモイ病が治り、トニーを家に連れてきます)
バード夫人は元気よく掃除する。
ジョディ「ママ。黙っててよ」
メアリー「わかってる」
ジョディ「ベタベタしない」
メアリー「ベタベタしないわ」
ジョディ「泣くのもダメ」
メアリー「泣かない…あ…何だか胸がいっぱい…ママあなたと違ってどきどきしてるの」
ジョディ「だね…」
メアリー「さあ…」
ジョディ「ママ、トニーよ」
ジョディはメアリーを自分の部屋に案内しトニーを紹介する。
メアリー「家へようこそ」
トニー「あ…」
トニーはメアリーに抱き着かれる。
ジョディ「ママ…」
メアリー「ごめんなさい。泣いてないわよ。あなた!」
ジョディ「ごめん…あんなママで…変なのまあ家族みんな変」
メアリー「お茶飲む?どう?いらない?」
パディントン(ブラウンさんとジョナサンは巨大ロケットを作っています)
ジョナサンの部屋でヘルメットをかぶったヘンリーと息子・ジョナサンは完成した巨大ロケットに燃料を入れる。
ジョナサン「本当にいいの?パパ?」
ヘンリー「当然だろ、こいつを宇宙に飛ばすにはニトログリセリンがいる」
パディントン(ジョナサンは安全そっちのけのパパが心配です)
ヘンリー「ヒューストン、問題発生だ伏せろ!」
ロケットはジョナサンの部屋内を暴れ回ると同時に爆発音が鳴り、変わって屋根裏であるパディントンの部屋。
パディントンはその出来事を日記としてかノートに書いていた。
パディントン(奥様が言っていましたロンドンは変り者だらけ、でもそれは誰でも溶け込めるということ。その通りですね。僕は見ためは人とは違うけどここは居心地がいいです。みんなと同じにはならない。でも大丈夫、僕は熊なんだ。熊のパディントン)
ジョナサン「おいで、パディントン!」
パディントンがノートを書く中、ジョナサンに呼び掛けられ、外に出てブラウン一家と共に雪玉を投げる遊びをする中で、雪玉がこの映画の鑑賞する視線にぶつかる形で終わる。
最終更新:2018年10月01日 22:49