PAN ネバーランド、夢のはじまりのエンディング (吹替版)

ピーター・パンは妖精の力を借りてネバーランドの妖精の国を支配しようとする黒ひげの死闘の末にその海賊船諸共崩壊すると同時に黒ひげ海賊団は倒された。

リリーを抱えたピーターはフック船長の元へ行き、リリーはピーターを抱きつく中で何かに気付く。

リリー「ピーター…」

妖精の群れがメアリーの虚像を映し出す。

メアリー『ピーター』
ピーター「ママ…」
メアリー『ようやく会えた』
ピーター「あっ…僕と同じ目だ…」
メアリー『愛してるわ、ピーター』
ピーター「この時が来るのをずっと待ってたんだ。ママ大好きだ、すごく愛してる。会ったこともないのに不思議けど、毎日ママを思ってた」
メアリー『毎日?』
ピーター「ママがいなきゃ、迷子になっちゃうよ。どうすればいいの?」
メアリー『迷子にはならない。ここが家よ』

メアリーの虚像はピーターの顔に触れる。

メアリー『ここの島が、ここのみんながあなたの仲間、家族の仲間よ。みんなを忘れないで、ママを忘れなかったように』
ピーター「でも、ママ…もう離れたくないよ!」
メアリー『離れたりしないわ。私はいつもネバーランドの中にいるの。あなたの中の…愛してるわピーター。私のピーター・パン』

メアリーの虚像がそう言った後、それを構成してた妖精の群れは離れ分散する。
変わって空を跳んでるピーターは妖精とともに平和が戻ったことに歓喜した住民を下から見る。

住民「俺も飛びたいよ」「おーい!」

ネバーランドで平和が戻った象徴となる花火が打ち上がる中でピーターはその島辺りを見回す。

変わってランベス孤児院。
孤児らが静かに眠っている中でニブスが寝言を言う。

ニブス「ピーター」

ニブスがそう言い、目が覚めると目の前にはピーターがいた。

ニブス「ピーター!」
ピーター「僕が放っておくと思った?」
ニブス「ううん、全然」
ピーター「楽しいことやりたい?」
ニブス「うん、やりたい!」

ニブスがそれを言った後、真上に光が差し、同時に寝ていた孤児院長・バーナバスは何かに気付き部屋へ行き扉を開けようとするが開かない。
寝室内では孤児らがロープを掴む。

ピーター「それじゃあ、君たち。しっかり掴まって。」
ニブス「ピーター、君のロープは何処?」
ピーター「後で話すことがいっぱいあるんだ」

ピーターがそう言うと、孤児がつかんでいたロープが引き上げられ、バーナバスは強硬的に扉を開けその光景を見る。
変わって飛行船ではリリーとフック船長が乗っていた。

リリー「帰るんじゃなかった?」
フック「気が変わったんだ。ちょっと、ここを代わってくれないか?」

リリーが操縦担当に代わる。

リリー「家はあきらめたの?」
フック「もう帰ってる」

2人は笑顔になった後、船に乗り込んだ孤児院の子供らがはしゃぐ中、ピーターとニブスは操縦室に行く。

ニブス「あの人も海賊?」
ピーター「違うよ、今のとこはね」
リリー「どっちに向かうの」
フック「針路を決める!」
ピーター「針路を決める。ちょっとリーダーは誰なの?」
フック「話し合おうぜ」
ピーター「じゃあ、譲るよ。船長」
フック「針路を決める!二つ目を右へ!朝までまっすぐ進め!」
子供「ネバーランドだ!イェーイ!」
ピーター「ネバーランドに行こう!」
ニブス「ネバーランドだ!」

ニブス含む子供たちが大きな声を出す。

ピーター「ずっ~と。友達だよねフック」
フック「ああ、上手くいかないわけがない」

フックがそれを言った後、最後はピーターらが乗っている飛行船となる「ジョリー・ロジャー」が夜空真上を飛んだ所で終わる。


(終)

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最終更新:2018年10月18日 20:33