魔法少女リリカルなのはvividLIFEの最終回

インターミドル地区予選会場。
ヴィヴィオ「いよいよ本番だね・・・」
リオ「ドキドキするよ―」

ノーヴェ「ほら、肩の力ぬきな。今日までの特訓を思い出せ!今のお前たちなら十分戦えるさ」
ヴィヴィオ「ノーヴェ・・・」

そこへミカヤが来た。
ノーヴェ「ミカヤちゃん!」
ミカヤ「おや、全員集合だね」
「今日は誰の試合を観にきたんだい?」
ヴィヴィオ・アインハルト「「へ?」」
ノーヴェ「いやいや、今日はこいつら自身の試合だよ」
ミカヤ「なんだって!?まさかこの漫画できみたちの戦う姿が観られるとは・・・修行を手伝った甲斐があるというものだ・・・!」
リオ「漫画って?」
コロナ「さあ・・・」

ノーヴェ「どうにか緊張をほぐしてやりたいんだけど・・・」
ミカヤ「ふむ任せてくれ。ここはショック療法で―――」
ヴィヴィオ「遠慮します!!」

メモリー11 試合開始!

ヴィヴィオ・アインハルト・リオの3人はカチコチに緊張していた。

ノーヴェ「これじゃ筋肉まで強張っちまうよ」
ミカヤ「そうだねぇ・・・」

ミカヤ「みんな少し散歩でもしてきたらどうだい?」
ヴィヴィオ「散歩ですか?」

ミカヤ「見知った顔を尋ねれば気もまぎれると思うよ」


シード選手控え室。
ヴィクターがメイドにしたジークの淹れたお茶を飲んでいた。
ヴィクター「ジークの淹れるお茶は最高ね・・・出来はともかく」
ジーク「ハーブティーなんよー」

扉がノックされた。
ヴィクター「あらお客様?」
ジーク「私が出るよ」

ジーク「お帰りなさいませ、お嬢さま~」

来たのはヴィヴィオとアインハルトだった。
ヴィヴィオ・アインハルト「・・・・・・・」
ジーク「ハッ」


ジーク「ち、違うんよ!これはお仕事なんよ!・・・・ついいつもの癖で」

ヴィヴィオ「すごいですジークさん!」
ジーク「・・・・へ?」

ヴィヴィオ「試合当日でもユーモアを忘れないこの胆力・・・」
アインハルト「これがチャンピオンたる所以でしょうか」

ヴィヴィオ「わたしたちも見習います!!」
ジーク「もうやめて・・・・」


ヴィクター「緊張を和らげる秘訣ねぇ・・・」

ヴィクター「まあ本番当日は誰でも緊張するものよ。わたくしだってそう」

ヴィクター「強いていえば・・・気張らず普段どおりすごすことを心がけてますわ」

ヴィクター「自分が一番リラックスできる場面を考えてみなさいな」
ヴィヴィオ「・・・はい!」


ヴィヴィオ「ちなみにジークさんは?」
ジーク「せやなぁ・・・」

ジーク「軽いストレッチで身体をほぐしてー」

ジーク「あとはイメトレかなー」

ヴィヴィオ「・・・その格好で?」
ジーク「ま・・・まあ試合中はBJやし・・・」


コロナ「ハリーさんのとこ行ってみようよ」
リオ「肝がすわってそうだしね」

舎弟「リーダー、お客さんッスよー」

ハリー「あぁ・・・?なんだお前らか・・・」

リオ「ご、ご機嫌斜めかな・・・」
ハリー「いや、集中してただけだよ」


ハリー「緊張しない方法?」

ハリー「まぁオレはあんま意識したことねーけど・・・強いて
いえば・・・」

ハリー「気合いだ―――ッ!!」
リオ「ひぃ!!」

舎弟「逆に緊張させてどうすんスか」
ハリー「ご、ごめんな・・・・」


エルス「あいかわらず粗暴な人ですね・・・・」
コロナ「エルスさん!」

エルス「もっと前向きに考えるといいですよ」
リオ「前向き?」

エルス「ドキドキするのは血液が増えてる証拠。武者震いは交感神経の昂ぶり」

エルス「試合前にはむしろ有益です!」
リオ「ほへ―――」
コロナ「なるほど・・・」


ハリー「ったく理屈っぽいやつだな・・・」

ハリー「だからあめーはアホなんだ!」
エルス「なんでそうなるんですか!」

ハリーとエルスがケンカし始めた。
リオ「あわわ、止めないと!」
舎弟「あーいいッス、いいッス」

舎弟「ああやって気を紛らわせてるんスよ」
リオ「はぁ・・・・」


リオ「結局人それぞれか・・・」
コロナ「もっと気楽にいこうよ」

ヴィヴィオはぎくしゃくと歩いてるミウラを見付けた。
ヴィヴィオ「ちょうどいい相談相手が」
リオ「同じ初出場選手だしね」

ヴィヴィオ「ミウラさーん!」

ミウラ「ばばば、抜剣―――ッ!!」
ヴィヴィオ「ひゃ―――ッ!?」
ミウラが奥義を放ち、ヴィヴィオは間一髪でかわした。

ミウラ「ご、ごめんなさい、大丈夫ですか!?」
ヴィヴィオ「か、間一髪・・・」

ミウラ「ボク・・・すごいあがり症なんです。もうわけわかんなくなっちゃて・・・」

ヴィヴィオ(これは参考にならなそう・・・)
ミウラ「―――でも」

ミウラ「応援席を見ると少し落ち着くんですよね」
ヴィヴィオ「応援席・・・?」


応援席には、ウェンディ、チンク、ディエチ。
シグナム、シャマル、はやて。
そして、なのはとフェイト達がいた。
ヴィヴィオ「・・・・!」


ヴィヴィオ「そっか・・・みんな応援してくれるんだ」
リオ「なんだか力が沸いてきたよ!」

アインハルト「全力で応えましょう」
コロナ「それが恩返しだよね!」

ヴィヴィオ「よーし!チームナカジマ――――」

アナウンス「DSAAインターミドル地区予選―――まもなく次の試合がスタートです!!」


ノーヴェ「―――さて覚悟は決まったか?」
ヴィヴィオ「うんもう大丈夫!高町ヴィヴィオ、全力全開頑張ります!!」

ノーヴェ「・・・・まあ、もうページないんだけどな」
ヴィヴィオ「え――――――ッ!!!」
ミカヤ「結局戦わずしまいだったね・・・・・」


魔法少女リリカルなのは Vivid LIFE
インターミドル編
To be continued・・・?



(おわり)

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最終更新:2019年01月28日 11:15