マヤ文明の予言による2012年の大崩壊が迫った中で、各国の政府や富豪らなどが中国で建造された数多くのノアの箱舟に避難し、カーティス一家も密航する形で乗っていた箱舟は一旦トラブルが起きて岩山に衝突しようとするもののジャクソンとテンジンの活躍で解消され衝突の大破は免れた。
水中に潜り込んていだノアは母のケイトと合流する。
ノア「やったよ!×2」
ケイト「パパはどこ?」
ノア「すぐ後ろにいたよ!」
変わってコックピット内。
オペレーター「油圧チェンバーから応答は?彼はどこだ?」
ケイト「後ろにいたんじゃないの?」
ノア「いるよ!」
ケイト「絶対に?」
ノア「いたもん!すぐ後ろにいた!」
ケイトとノアは再び水中に潜り込こみチェンバーに通じる通路見るもジャクソンは戻って気配がなかった。
ノア「パパ…パパ!」
ケイト「お願いジャクソン!出てきて!。お願い神様...助けて!」
船に乗っていた乗組員ら監視モニターを通じてその様子を見守っていた。
ケイト「お願い…ジャクソン」
ケイトがお願いを言い続ける中、チェンバーの通路に光に気づきジャクソンが戻ってきて、ノアとケイトに抱き着く。
その様子を見ていたエイドリアンらと乗組員は彼の存命に一斉に歓喜し抱きつく。
ジャクソンが無事であることにテンジンはサムズアップを見せる。
変わってジャクソンとエイドリアンらが乗っているノアの方舟は海原を進む。
エイドリアンがパソコンで地球滅亡の中を歩んできたと思われる内容を打ち込むと同時に辺りのベッドではローラが小説を読んでいた。
ローラ「シャトル・アトランティス最後の日。聞こえるのは我々の呼吸音だけ。しかし、これは我々がまだ思い出と希望と理想を分かち合えるということだ。ところで今朝、面白いことが分かった。我々全員ミスコン市に親戚がいるらしい。終わり」
ローラがそれを読み終えるとエイドリアンは笑顔になる。
ローラ「素敵ね」
エイドリアン「気にいると思った。ねえ、ウィルソン博士。本と美術の他に僕ら一緒に楽しめることないかな?この先」
ローラ「私をデートに誘ってるの?ヘルムズリー博士。私のスケジュール帳は真っ黒よ」
エイドリアン「実はそのつもりだった…」
エイドリアンとローラはキスをする。
アナウンス『ヘルムズリー博士ブリッジへお越しください。ヘルムズリー博士。ブリッジへ』
エイドリアンが行こうとする中、ローラが止める。
ローラ「待って」
エイドリアンとローラは再びキスし合う中、マイケルズ船長が映る。
マイケルズ『皆さんこちらマイケルズ船長です。あと数分で甲板の封鎖を解除します』
エイドリアン「行こう」
エイドリアンとローラは船内を歩き、個室にいた人々は一斉に出る。
マイケルズ(アナウンス)『昨夜23時45分。姉妹船の6号と7号が当船の航路に合流しました。このたびにおいて初めて空が晴れ、まずまずの空気が吸えるででしょう。ご存知の通り、乗客数は定員を大幅に超えていますので甲板に出る時はくれぐれも気をつけて新鮮な空気をお楽しみください』
リリー「抱っこしていい?」
アレク「いいよ。好きな時に遊んでやって」
リリー「ありがとう」
リリーはアレクから子犬を受け取る。
ケイト「今までどこにいたの?」
ジャクソン「イーストショップ」
船のハッチが開き、乗客らが甲板の外に出る。
外の景色は朝日が昇った夕焼け色に輝いていた。
変わってブリッジではフレデリック教授が地質などを調査していた中、エイドリアンが来るのに気づき話す。
フレデリック「おお、エイドリアン。喜べ。衛星から初めてのデータが来たぞ。心配していた海底の均一化だが、見てくれ、予想していたほど極端じゃなかった。思ったよりずっと早く水が引いている、よかったよ。そして…信じがたい事に世界の最高峰はヒマラヤじゃなくなった。南アフリカのレソトのドラケンハーグ山脈だ」
エイドリアン「アフリカ全体が隆起したのか」
フレデリック「1000メートル以上ね。洪水も免れていた」
マイケルズ「さすが喜望峰だ。針路をそっちへ向けました」
変わって乗客らが朝日を眺めていた中でリリーがジャクソンに話しかける。
リリー「パパ、いつお家に帰れるの?」
ジャクソン「そのことは話したろ?。どこかへ新しい家を見つけようって。だって家族が一緒にいればそこが家なんだ。だろ?怖い?」
リリー「怖くない。オムツもやめたし」
ジャクソン「偉いぞ」
最後はノアの方舟3隻が南アフリカへ向かい、宇宙から見た地球が映ったところで終わる。
最終更新:2019年04月25日 20:52