テロップが流れると共に世界情勢を報道しているリポーターの声が流れる。
リポーターら「シアトルは包囲されて1000日になります」
「イスラム社会は軍によるモスク占拠の中止を求めています」
「国家治安法が成立しました。8年を経てイギリス国境の閉鎖と不法移民の強制送還の継続が決定されました。おはようございますこのニュースから…」
「国内最年少のディエゴ・リカルドさんが死亡の報せに大きな衝撃が走っています」
変わってロンドンのとある喫茶店では客がその報道を聞いていた。
女性リポーター(テレビ)『ディエゴさんはブエノスアイレスのバーの前でサインを拒んで刺し殺された模様です』
男性リポーター(テレビ)『目撃者によるとディエゴはサインが求めたファンの顔に唾を吐きかけたため喧嘩となり殺害されたということです』
セオ「失礼」
客がその報道をテレビを通じて聞き続ける中で男性であるセオ・ファロンが客の間を割り込んで入ってくる。
男性リポーター(テレビ)『刺したファンは怒った大勢の人に殴り殺されました』
セオ「コーヒーを一つ、ブラックを」
セオはそういったあと銭をカウンターに置く。
男性リポーター(テレビ)『ベイビー・ディエゴことディエゴ・リカルドさんは労働者階級の両親のもとで9年に生まれましたがこれまで世界最年少の重圧に耐えながらわたってきました。』
セオはコーヒーを受け取り店を出ようとする。
女性リポーター(テレビ)『世界一若かった。ディエゴ・リカルドさんは18年4ヶ月20日16時間8分で人生を終え、この世を去りました』
セオは喫茶店を出て歩き、バッテリーコンテナをテーブル代わりにコーヒー紙カップを置き飲料を注ぐ中、爆発が起きてその弾みでセオのコーヒーカップは吹き飛ぶ。
爆発した建物の外からテロリストらしき男性が出てくる。
テロリスト「おい。伏せろ×2!」
最終更新:2019年04月25日 21:43