きみに読む物語のオープニング (吹替版)

デュークは部屋の中で体の身だしなみを整えていた。

デューク(私はどこにでもいるごく普通の男だ。平凡な人生を歩み歴史に名を残すこともなく何れ、忘れ去られる。)

デュークは身だしなみを整えた後老人ホームの個室を出て本を持ちながら受付周辺を歩く。

デューク(だが一つだけ他の誰にも負けなかったことがある)

デュークはピースのサインを受付にいた医師に見せる。

受付の医師「元気そうだね」
デューク「快調だよ。」
デューク(一人の女性を全身全霊で愛した。私にはそれで十分だ)

デュークが語り手としてそういった後、体調の検査のため列を並ぶ中で並んでいた老人に話しかける。

デューク「調子はどうだ?」
老人「死にたいと思ってるのになかなか死ねん」
デューク「それが人生ってもんさ」

デュークは体調検査の受付のカウンターで液体の薬を飲む。

デューク「今日こそ行ける」
受付の女性「毎日そう言ってる」

変わって老人ホーム内の別の個室では老夫人が窓の外を見ていた中、看護師であるエスターがやってくる。

エスター「とってもいい天気よ。お散歩に行かない?」
老夫人「いいえ、結構」
エスター「部屋にこもってばかりじゃダメ。ほら行きましょう。新鮮な空気を吸わなくちゃ」

エスターがそう言うと、その二人がいる個室にデュークがやってくる。

デューク「お邪魔するよ」
エスター「悪いけど今日はあきらめて。調子が悪いみたいだから…」
老夫人「どなた?」
エスター「彼はデューク。お話を呼んでくれるの」
老夫人「物語?」
エスター「うん」
老夫人「今日は…やめとくわ…」
エスター「そんなこと言わないで…いい人よすごく面白いよ」

変わってデュークはその老夫人を椅子に座らせる、自身も椅子に座る。

デューク「じゃあ、はじめようか?どっからだったっけ?あーそうだったカーニバルの夜からだ。ノアは友達のフィンと一緒だ」
老夫人「ノア…」
デューク「そう…出会った…1940年…6月6日…アリーは17歳」

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最終更新:2019年09月06日 04:52