グラディエーター (映画)のエンディング (吹替版)

マルクスを殺害しローマ帝国を乗っ取ったルキウス・アウレリウス・コモドゥスと奴隷から抜け出し剣闘士としての誇りを取り戻したマキシマス・デシマス・メレディウスの宿命の最終決戦がコロシアムで始まろうとしていた。

試合場となる床から防衛部隊が離れて、ルキウスは剣を持って笑顔を民衆である観客に見せ、マキシマスはルキウスの部下・クインタスが地面に置いた剣を持つと、合図もなく試合が始まり、観客は歓声を上げ、お互いの剣がぶつかり合う音が鳴る中でマキシマスは隙を狙ったキックを浴びせルキウスを転倒させる。
ルキウスは再び立ち上がり、一騎打ちの中でマキシマスは脚にルキウスの斬撃を受けるも、痛みを持ちこたえてルキウスに斬撃を浴びせる。

ルキウス「クインタス!剣を!剣をよこせ!。剣だ!早く剣を!」
クインタス「剣を収めろ!」

盾を持っていた部隊は剣を収め、マキシマスは持っていた剣を手放すと同時にかつての妻子の住処のビジョンが頭の中に映る中でルキウスが腕に隠し持っていたナイフでマキシマスを刺そうとするが、マキシはそれを避け、返り討ちとしてルキウスを何度か殴り返し、ナイフが持ってあるルキウスの腕を押さえ込んだ末に首下を突き刺し倒れた。
マキシマスは狼狽えて歩く中で自身の我が家のビジョンが再び映り、その玄関の扉を開ける中でクインタスに呼びかけられる。

クインタス「マキシマス!マキシマス!」
マキシマス「クインタス…仲間を自由に…グラックスを復職させろ。ローマを理想の姿に再び戻すのだ。マルクス家のご意志だ」
クインタス「囚人をの解き放て!行け!」

盾を持っていた部隊が牢獄に閉じ込めていた囚人を解放しようとする中で、回想としてマキシマスが故郷周辺の草むらを歩く場面となるとマキシマスは倒れ、ルシッラは彼のもとへ行く。

ルシッラ「マキシマス…」
マキシマス「ルキウス・ウェルスを…」
ルシッラ「家族の元へ…」

ルシッラがそう言うとマキシマスは息を引き取り、ビジョンとしてマキシマスが妻子と再会する場面となる。

ルシッラ「安らかに…」

ルシッラがそういうと囚人・剣闘士らが集まってくる。

ルシッラ「命を捧げるに値する蝋をそのようなローマに…取り戻すんです。彼はローマの戦士、称えなさい!」
グラックス「さあ、皆の手で運ぶぞ」

コロシアムの試合場にいた一同はマキシマスの遺体を運ぶ。
変わって剣闘士の戦友であったジュバは袋の中にあった人形を土の中に埋める。

ジュバ「自由になれたな。いつか会える…でもまだだ…まだだ」

最後はジュバがコロシアムの試合場を立ち去り、街中の空に朝日が登ったところで終わる。


(終)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2019年09月06日 04:52