ナレーター「デーボス軍との大戦から時が経ち、キョウリュウジャーによって守られた地球が今また窮地に陥ろうとしていた!」
スピリットとなっていた賢神トリンが、何かを感じていた。
トリン「この邪悪なエネルギーは・・・一体なんだ!」
新たなる敵、ネオデーボス軍の宇宙船が飛来してきた。
水の魔王ウェイハブ「デイザルス閣下、ついに地球ですぞ」
総帥デイザルス「俺の求めている竜の王の力、それがあの星にはある」
氷の魔王ツライラ「その竜の力があれば、全宇宙をも支配できると。そういうことだな」
雷の魔王ライメイン「持ち主を探してその力を奪えばいいんだな!退屈してたんだ!」
ライメインが広げた手が横にいた炎の魔王ホムラスに当たった。
ホムラス「っててーなこら!」
風の魔王アラッシュ「たーだ地球には、1億年も前に屈辱を受けた獣電竜ってのがいるんだったったね。どーするつもりだい」
ウェイハブ「心配ない、ぬかりは無い。ホムラス、ジナリック、行くのだ」
ホムラスと地の魔王ジナリックが獣電竜、ギガブラギガスの元に来た。
ホムラス「あれが最強の獣電竜、ギガブラギガス。竜の力を得るのに最も邪魔な存在だ」
ジナリック「俺、アイツ、封印する」
ジナリックがギガブラギガスの真上に作った魔法陣が、ギガブラギガスを地中へ引きずり込んでいき、ギガブラギガス内のスピリットベースに衝撃が来た。
ラッキューロ「何スか!?どうしましょう!?」
キャンデリラ「どうしようって言ってもどーにも出来ないわよ~」
そこへトリンが来た。
トリン「キャンデリラ、ラッキューロ、大丈夫か!」
ラッキューロ「トリン様お久しぶりっす!お元気っスか~?」
ジナリックがギガブラギガスの目の前まで飛んだ。
トリン「やむを得ん、スピリットベースを分離するぞ!はあ!」
ギガブラギガスの体内からスピリットベースが飛び出し、上空に開いた光の穴に入った。
キャンデリラ「一体何が起きてるっていうのよ~」
トリン「解らない、しかし邪悪な力が動き始めているのは確かだ」
ラッキューロ「僕たちで何とか出来るんすか~?」
トリン「いや、スピリット状態の今の私には限界がある。必要だな、新たな強き竜の者たちが!」
韓国。
アイドルのキム・セチャンにファンの女性たちが群がってきた。
セチャン「やあ、ボクのベイビーたち、会いたかったよ」
警察官のチェン・ヒョンジュンが来て、女性たちを引き離した。
ヒョンジュン「君達、公道で危ないじゃないか、駄目だ駄目!もう行きなさい!」
セチャン「ちょっと待ってくれよ。ボクのベイビーたちが悲しむだろ」
ヒョンジュン「危険なことから市民を守るのが、自分の仕事だ!」
セチャン「全く何言ってるんだ。それより、ベイビーのハートがボクに盗まれないか、
見張ったらどう?分かったか?」
ヒョンジュン「こいつ言わせておけば!」
ヒョンジュンがセチャンに掴みかかった所で、
ホムラスがゾーリ魔たちを引き連れて、やって来た。
ホムラス「いいか、ゾーリ魔たち。竜の王の力は極限まで痛めつけると発動する。
人間どもをいたぶって、竜の王の力の持ち主をあぶり出せ!」
ゾーリ魔が周りの人たちに襲い掛かる。
セチャン「何だいコイツらは!?」
ヒョンジュン「よく分からん奴らだな。だが市民を守るのが自分の仕事なんだ!」
ヒョンジュンがゾーリ魔と戦い出した。
セチャンもゾーリ魔を蹴り飛ばした。
ヒョンジュン「やるな。アンタのことただの軽い男だと、思ってたぞ」
セチャン「ベイビーたちのドリームを壊されたくない」
しかし、二人はゾーリ魔に追い詰められる。
そこへやって来たのは、獣電竜ガンティラを連れた青年、クォン・ジュヨンだった。
ガンティラはゾーリ魔を攻撃していく。
更にジュヨンは交通標識を引き抜き、ゾーリ魔をなぎ倒していく。
トリン達もやって来た。
ラッキューロ「見て下さいトリン様!」
キャンデリラ「すごいわ~あの子」
トリン「あの青年は何者だ・・・」
セチャン「うわスゴイな、何者なんだ・・・」
ヒョンジュン「もの凄く強いぞ・・・」
ジュヨン「俺は、竜の子だ!」
ホムラス「おのれ、人間の分際で。我らネオデーボスの力を見よ!ボージン魔!発進!」
ネオデーボス軍の宇宙船の前部の突起の一つが射出され、
町に突き刺さった所で変形して、巨大ロボットボージン魔となった。
セチャン「おいおい冗談だろ・・・あんなのにはみんなときめかないでしょ・・・」
ヒョンジュン「あんなの相手にどうやって市民を守れって言うんだ・・・」
ジュヨン「俺に任せろ!行けガンティラ!」
ガンティラが本来の巨大な姿となり、ボージン魔と戦う。
キャンデリラ「カブティラまで出てきちゃったわ~」
ラッキューロ「カブリボルバーと獣電池も無しですか!?」
トリン「・・・よし!」
トリンがカブリボルバーの形をした石版をジュヨンに渡すと、
石版はカブカブリボルバーとなった。
ジュヨン「何だこれは・・・」
トリン「奇跡だ・・・まさにダイゴの再来!青年、君のブレイブを獣電池に込めるんだ!」
ジュヨン「ブレイブイン!」
ジュヨンが獣電池を起動させ、ガブガブリボルバーにセットした。
ジュヨン「キョウリュウチェンジ!」
ガブガブリボルバーからメロディが流れ、ジュヨンが踊り出した。
ジュヨン「何だ、このメロディは・・・体が勝手に踊りだす・・・!ファイヤ!」
ジュヨンがブレイブキョウリュウレッドに変身した。
レッド「おおっ・・・すげーっ!」
トリン「行けぇ、キョウリュウレッド!」
レッド「ようし・・・ブレイブ全開で、ぶっ放すぜ!」
ブレイブキョウリュウレッドはゾーリ魔達をなぎ倒していく。
ホムラスが剣を抜き、ブレイブキョウリュウレッドに向かう。
ホムラス「俺が相手だ!」
レッド「行くぞ!とりゃ—っ!」
ブレイブキョウリュウレッドは長剣、ガブカブリカリバーを抜き、
ホムラスと戦う。
ホムラス「この星にまだキョウリュウジャーがいたのか!」
ホムラス「はあっ!」
ホムラスはブレイブキョウリュウレッドに火炎を放つも、
ブレイブキョウリュウレッドは火炎を耐えて、
ガブガブリカリバーでホムラスを切り裂いた。
ホムラス「まさかこの俺が!キョウリュウレッド!貴様のことは忘れんぞ!覚えとけ!」
ホムラスが炎と共に姿を消した。
レッド「おっしゃあ!見たか俺のブレイブを!」
ラッキューロ「スゴイっスよ~」
キャンデリラ「あなた一体何者?」
レッド「俺は竜の子、ずっと山にこもり、強さを極めるために修行してきたんだ。
ああそうだ。ちょっと借りるぜ」
ラッキューロ「ああ止めてよもう・・・」
ブレイブキョウリュウレッドはラッキューロのポーチから、
2つのガブガブリボルバーの石版と獣電池を取り出し、
セチュウとヒョンジュンに渡した。
レッド「お前たちもブレイブを見せつけてやろうぜ」
セチャン「ブレイブか、いいね、ボクにピッタリだ!」
ヒョンジュン「溢れるブレイブなら俺はだれにも負けない!」
2人がガブガブリボルバーと獣電池を受け取ると、
ガブガブリボルバーと獣電池が起動し、
獣電竜ステゴンゾーと獣電竜ショベケラがやって来た。
トリン「ブレイブだ!獣電竜に認められたということは君達もキョウリュウジャーだ!」
セチュン・ヒュンジュン「「ブレイブ、イン!キョウリュウチェンジ!ファイア!」」
セチュンがブレイブキョウリュウブルーに、ヒョンジュンがブレイブキョウリュウブラックに変身した。
トリン「行け、強き竜の者たちよ!」
レッド「よし、どんな壁があろうともブレイブさえあれば必ずぶち破れるんだ!」
ブレイブキョウリュウレッド達が獣電池を投げ、それぞれの獣電竜に獣電池がセットされ、
ブレイブキョウリュウレッド達は獣電竜に乗り込んだ。
レッド・ブラック・ブルー「「「カミツキ合体!」」」
ガブティラが変形した所に、ステゴンゾーが右側に、ショベケラが左側に合体し、
獣電巨人、ブレイブキョウリュウジンが完成した。
レッド・ブラック・ブルー「「「完成!ブレイブキョウリュウジン!!」」」
ブレイブキョウリュウジンとボージン魔が戦う。
ブレイブキョウリュウジンの、左腕のショベルの突きがボージン魔に炸裂した。
更に、額と右肩のカブティラの頭からのガトリングの連射でボージン魔を撃った。
レッド「よしこのまま一気に行くぞ!」
ブレイブキョウリュウジンが右腕に獣電剣を持った。
レッド・ブラック・ブルー「「「獣電剣ブレイブフィニッシュ!!」」」
ブレイブキョウリュウジンの獣電剣の一撃がボージン魔に炸裂し、
ボージン魔は大爆発した。
その戦いを、イ・プルンとユン・ドヒが見ていた。
プルン「うわ~ワクワクするなぁ~」
ドビ「何なのよ、あれは・・・」
最終更新:2019年10月27日 09:16