ロックマンエグゼ (アニメ)の最終回

どこかの研究施設。
そこでは光祐一朗が何かの実験をしようとしていた。

アナウンス『ディメンションコア安定。正常に作動中』
祐一朗「よし!」

祐一朗はコントロールパネルを操作する。

祐一朗「実験開始!」

祐一朗が実験を開始すると4つのパネルがある場所の上にディメンションコアらしきものが展開し周辺が森林になる。

祐一朗「成功だ!」

光家の自宅。
熱斗は工具などを使い何かをしていた中、キッチンで食器を洗っているはる香に声をかける。

熱斗「今朝はご機嫌だねママ」
はるか「そう?」
熱斗「何かあったの?
はるか「ただ祐一朗さんが帰ってくるような気がして…
熱斗「パパが?連絡があったの?」
はるか「そんな気がしただけよ熱斗の方こそ熱心に何作ってるの?」
熱斗「ワイヤレスプラグだよ。よしこれでオッケーだ。プラグイン!」

熱斗は完成したワイヤレスプラグをPETのケーブルに接続すると2階のパソコンのモニター画面にロックマンが表示される。

ロックマン「熱斗くん!成功だよ!」

成功したことにロックマンは大声で熱斗を呼ぶ。

熱斗「これでチップ転送が楽になるぞ…」

熱斗がそういう中、固定電話から着信音が鳴り受話器を手にするとモニターにビーフ司令(マサ)の姿が映る。

熱斗「ビーフ司令」
ビーフ司令『大変だ。熱斗君。君のお父さんが…』

ウイルスバスターズ!

熱斗は桜井メイル、ラッシュ、大山デカオ、綾小路やいと、氷川透、日暮闇太郎、大園まりこ、マサと共に飛行機でどこかへ向かおうとしていた。

メイル「熱斗のお父さんに一体何があったのかしら…」
まりこ「心配ねえ…ビーフ司令は他には何も?」
熱斗「ジャワイ島で実験中のパパが連絡を取ったらしいとだけ」
デカオ「中途半端な情報だな…」
マサ「ビーフ指令もさすが慌ててたんだろう。なぁ、熱斗?心配するなっつっても無理かもしれねぇがお父さんの無事を信じるんだい」
闇太郎「そうでます。ナマズ顔のビーフ指令の情報なんてガセネタでます」
マサ「何だとてめえ!」

マサは闇太郎のネクタイを引っ張る。

まりこ「2人とも喧嘩なら飛行機の外でやってちょうだい!」

闇太郎、マサ「「はい…」」

熱斗はPETから着信がなったのに気づくと画面に伊集院炎山が映る。

熱斗「炎山…」
炎山『熱斗、お前のお父さんの情報を掴んだぞ」
熱斗「え?パパの?でもなんでお前が?」
炎山『黙って聞け、光博士はな電脳世界を実体化するプログラムを研究していたんだ。」
熱斗「電脳世界を実体化?」
炎山『そうだ。コンピューター上でデータ化したものを疑似物質として実体化させ将来的には不毛の砂漠も緑の大地に変えることが可能な革命的な研究だ」
透「そんな夢みたいなことができるの?」
メイル「そうね、ラッシュは元は電脳世界のウイルスよね…」
炎山『実験の第1段階はジャワイ島の西地区にある世界最大のショッピングモールで行われたはずだ』
やいと「そこならよく知ってる。うちのカブコン社のホビーショップが入ってるんだもん」
熱斗「ありがとう、火山」
火山『礼には及ばんビジネスだ。博士に伝えてくれ研究が成功した暁には是非我がIPCが提携したいとね』
やいと「相変わらず素直じゃないわね…ド気障火山。本当は熱斗のことが心配なくせに…」

ジャワイ島のショッピングモール。
建物外部が謎の巨大植物のツルに出ており、警察が封鎖していた中、再び出てくる中、建物の上に巨大な樹木が出現する。
熱斗らはヘリコプターでその様子を見ていた。

マサ「ななな、なんで!?あの木の化け物!?」
ロックマン「熱斗くん、あれは木の植物じゃない。本物そっくりに作られた電脳世界のものだよ。驚いたことにちゃんと空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を合成している。光合成とは全く別の方法でね」
熱斗「パパの実験は成功していたのか…」
まりこ「でも買い物するにはちょっと不便よねー」
やいと「着陸できるところを探して」
桜子「了解お任せください!」
一同「桜子!」
桜子「すみません!×2」

熱斗らの乗ったヘリコプターはショッピングモールの内部にそのまま突っ込む。

MaHa弐番。
マハ、エレキ伯爵、火野ケンイチ、色綾まどいが店の準備をしていた。

マハ「ここジャワイ島に念願のマハ弐番を開店できたのを皆さんのおかげです」
エレキ伯爵「礼を言うのはこっちだみんな調合したエレキカレーを採用してくれて」
ケンイチ「出前は任せてくれよな、この辺りの地図を頭に叩き込んでやる」
まどり「みんなすっかりカレー屋に至りついちゃって…」
マハ「ハンマハニバン」

ショッピングモール内。
熱斗らは植物が再現されたデータに浸食されていることに気づく。

デカオ「不気味なところだな…おい」
透「何だか別の惑星に不時着したみたいだね」
?「熱斗くん…×2」

誰かの声に気づいた熱斗らはスクリーンにバーチャルアイドル・AKIが映っていた。

熱斗「AKIちゃん」
デカオ「ジャワイ島の電脳アイドル!」
AKI「熱斗くん光博士を探しに来たんですね」
熱斗「パパを知ってるの?」
AKI「光博士は企業の依頼を受けてこのショッピングモールの地下駐車場に緑地公園を作る実験を行っていたんです。
けど…モール内のサーバーに潜んでいたウイルスがディメンションコアの強力なエネルギーに引かれて実験装置に侵入したんです」
透「そのディメンションコアっていうのは…?」
AKI「疑似物質を作り出すための重要な元素です。気をつけてくださいディメンションコアが不安定なためこの建物は電脳空間と現実が交錯する危険…」
熱斗「聞こえないよAKIちゃん!」

AKIが映っていたスクリーンは消える。

メイル「消えちゃった…」
まりこ「熱斗くん地下駐車場へ行きましょうお父様がいらっしゃるかも」
熱斗「うん」
やいと「鬼龍院桜子」
桜子「はい」
やいと「あんたはここで待機。一緒だとろくなことないから」
桜子「すみません!すみません!」

熱斗らの乗っていたヘリは蔓に絡まっていた。
次に一同はモール内を歩く。

闇太郎「危険ですよまりこ先生やっぱり警察の救援を待った方が…」
マサ「ピクピクしてやがんな桃太郎。秋葉原町の一心太助この男マサさんが」
闇太郎「何度言えばわかるんですか私の名前は闇太郎でます」

闇太郎はウイルスの声に気付き振り向く。

マサ「どした?」
闇太郎「今、後ろで何か…」
マサ「何もいねえじゃねえか。行くぞ金太郎」
闇太郎「闇太郎でまーす!」

ウイルスらが2人に気づいた中で熱斗はエレベーターのボタンを押す。
そんな中、ラッシュは目の前にラッシュに似たウイルス(以下、偽ラッシュ)を見つけると、偽ラッシュは怖い顔を見せてラッシュは怯える。

メイル「何よラッシュ…熱斗!」

熱斗らが振り向くと無数のウイルスがたくさんいた。

熱斗「ウイルスの大群だ!」
デカオ「こいつは俺たちを狙ってきてるぞ」

ウイルスの群れが襲って来る中でエレベータードアが開いて熱斗らは即座に入るも、ウイルス・メガリアに足止めされてしまう。

マサ「くそぉ…でけぇ面しやがって!」
熱斗とマサはメガリアを力ずくで追い出す。

デカオ「どうなって熱斗!?何だってウイルス達がうようよしてんだ」
熱斗「俺に聞くなよ!」
透「多分、熱斗君のお父さんの実験が電脳世界のウイルスたちを実体化させてしまったんだ」

透がそういう中、メットールがエレベーターの天井を突き破って襲ってくる。

透「メットールだ!」

熱斗らは即座にエレベーターから逃げ出すもラビリーとメットールに挟み撃ちにされるも一同は天井にあった蔦を掴んで攻撃を回避しウイルス同士を相討ちにした後やり過ごす。
その中で闇太郎はゴースラーと目が合うと驚いて全速力で逃げ出す。

やいと「日暮さんゴースラーに気に入られたみたい」

一方で熱斗らはプラグイン端末がある公衆電話がある場所へと到着する。

熱斗「頼むロックマンパパの実験装置を停止してくれ」
ロックマン「わかった!」
熱斗「プラグインロックマンエグゼトランスミッション」
メイル、デカオ、やいと、透「「「「トランスミッション!」」」」

ロックマンらはプラグインするもディメンションコアの影響で電脳空間が不安定なのか、奈落の底らしき場所にに落ちる。

熱斗「ロックマーン!。ロックマン!ロックマン!」

PETの画面には「NotFound」が表示される。

マサ「ロックマンたちが行方不明だ?」
メイル「AKIちゃんも言ってたけど今、このショッピングモールは正常じゃないよ」
熱斗「そうだ!」

熱斗はワイヤレスプラグを取り出す。

メイル「それは?」
熱斗「俺の作ったワイヤレスプラグだよ。ロックマンが通信エリアにいればこのランプがつくんだけど…ダメか…」
透「装置の影響で電脳空間も迷路みたいにねじ曲がっているんだ…」
熱斗「こうなったら俺の手でパパの装置を停止してやる!」
デカオ「無駄だ熱斗。どうやってウイルス多少突破して地下駐車場まで行くんだ?」

デカオがそういうなか、やいとはハンディースが現れたのに気づく。

やいと「爆弾よ!」
マサ「走れ!」

一同は全速力で退避する。

透「危機一髪…」

透がそう言った後、まりこの悲鳴が聞こえる。
まりこはマグマドラゴンに捕らわれていた。

マサ「まりこ先生!」

マサはまりこを連れ去ったマグマドラゴンを追いかけ、残りの一同も後を追うものの床下から現れたポワルドに阻まれる。

熱斗「今度はポワルドだ!」

熱斗らはひたすらと逃げ続ける中でメイルが転んでしまう。

熱斗「メイルちゃん!」

2人の前にポワルドが襲いかかり、2人は回避し、噴水を破壊した拍子で水にかかったポワルドが消滅する。

デカオ「ウイルスが消えちまったぞ」
熱斗「わかった!水だ!水がウイルスの弱点なんだ!」

一方で不安定な電脳空間内をロックマンを中心とするネットナビ一同*1が歩いていた。

クライド「いくら歩いても出口が見つかりませんね…」
アイスマン「アイスマン…もう歩けないです…」
ガッツマン「このまま一生デカオと会えないっすか…」
ロックマン「諦めちゃダメだ!きっとどこかに出口があるはずだ…」
ロール「ロックマン!」

ロールが指さした先に光が光ってるのに気づき、AKIが現れる。

ロックマン「AKIちゃん!」
ガッツマン、アイスマン「「AKIちゃん」」

ロックマンらはAKIの元へ向かう。

ガッツマン、アイスマン「「サインしてください!」」
AKI「ここにいたんですね皆さん。よかった…探しましたよ」
ロール「あなたはこの空間の中で装置の影響は受けないの?」
AKI「私は皆さんと異なる電脳空間の存在ですから平気です!でも私には装置を停止することもできません」
ロックマン「AKIちゃん熱斗君たちが心配なんだ。」
AKI「私が出口まで誘導します。さあ、急いで!」
ロックマン「行こう!」

一方で熱斗らは店にあった水鉄砲を装着する。

熱斗「番号!1!」
透「2!」
メイル「3!」
やいと「4!」
デカオ「5!」
熱斗「戦闘開始!」

熱斗らは水鉄砲などでウイルスを次々を倒す。

デカオ「どんなもんだい!」

ラッシュも倒す中で再び襲いかかってきた偽ラッシュも倒す。

やいと「やるわねメイルちゃん!私だって発射!」

一方でマサは試着室があるのに気づき、マスクをかぶってビーフ司令になる。

マサ「ひらりっ、とぉ!」

ビーフ司令(マサ)はまりこを連れ去ったマグマドラゴンと向き合う。

ビーフ司令(マサ)「ビーフ司令、ただいま参上!マグマドラゴンこの私がいる限り、指一本触れ…」

マグマドラゴンの火炎放射攻撃を受けたビーフ司令(マサ)は黒焦げになり倒れる。

まりこ「ビーフ司令!」
ビーフ司令(マサ)「ま…まりこ先生…」

マグマドラゴンから解放されたまりこにマグマドラゴンが迫る。

熱斗「待て!」

熱斗、デカオ、透が放った水鉄砲でマグマドラゴンに水を浴びせるも消滅しない。

メイル、やいと「「先生!」」
まりこ「みんな…」

水を浴び続けたマグマドラゴンはデリートされる。

まりこ「ありがとう、みんな怪我はない?」
闇太郎「助けてくれてます!」
熱斗「大丈夫です」

一方でロックマンらはAKIの案内に従って熱斗たちと合流しようとしていた。

ロックマン「あの光は!」

青い光の付近にAKIが現れる。

AKI「あそこが出口です!早く早く!」

地下駐車場内を歩く熱斗ら。

メイル「ここが駐車場だったなんて信じられないわね」

熱斗らは大木付近に到着するとディメンションコアがあるのに気づく。

まりこ「これがディメンションコアなのね…」

まりこがそう言った後、物陰に隠れていたドリームウイルスが現れる。

熱斗「ドリームウイルス!」
透「こいつのせいでディメンションコアが不安定だったんだ」

ドリームウイルスが降りてくると一同は即座に水鉄砲で水を浴びせるも。

デカオ「だめだ…まるで効いてない…」

ドリームウイルスに水を浴びせ続ける中で熱斗らの背中にあったタンクの水が切れてしまう。

熱斗「タンクの水が空だ!」

ドリームウイルスが迫ってくる中でワイヤレスプラグのから通信音が鳴ると同時にロックマンが現れる。

熱斗「ロックマン!」
ロックマン「熱斗くん!」
メイル「ロール!」
デカオ「ガッツマン!」
やいと「グライド!」
透「アイスマン!」
熱斗「ロックマン!敵はドリームウイルスだ!」
ロックマン「うん!。ロックバスター!」
ロール「ハートスラッシュ!」
アイスマン「ブリザード!」
グライド「グライドキャノン!」
ガッツマン「ガッツハンマー!」

ロックマンらドリームウイルスに向けて攻撃を一斉に放つも攻撃は通じない。
熱斗はPETの端子をワイヤレスプラグに差し込む。

熱斗「行くぞ!ロックマン!。攻撃用バトルチップ、アクアソード!スロットイン!」

ロックマンはアクアソードでドリームウイルスの右腕を切り裂く。

熱斗「攻撃用バトルチップ、バブルショット!スロットイン!」

次にバブルショットでドリームウイルスの左手を攻撃する。

熱斗「攻撃用バトルチップ、間欠泉!スロットイン!」

ドリームウィルスをバブルショットと間欠泉で動きを封じ込める。

熱斗「ロックマンスタイルチェンジ!」
ロックマン「アクアカスタム!」
熱斗「メガデスバースト!」
ロックマン「メガデスバースト!」

アクアカスタムのロックマンが放ったメガデスバーストによってドリームウイルスは完全に消滅した。

透「ディメンションコアが安定したぞ!」

ショッピングモール内にあった一部の植物が消失し、ネットナビらも消える。

熱斗「ロックマン!」
デカオ「消えちゃった…」
ロックマン「熱斗くん×2。心配しないで熱斗くん、無事PETに戻ってこれたよ」
熱斗「ロックマン…」
デカオ「ガッツマン!」
透「アイスマン…」
まりこ「何か聞こえない?」
メイル「あっちだわ」

一同は聞こえた方へ向かうとそこには寝ている祐一朗がいた。

熱斗「パパ…」
まりこ「なんだかよお休みのようね…」
熱斗「パパ!パパ!」

熱斗が呼ぶと祐一朗は目を覚ます。

祐一朗「何だ?熱斗じゃないか…パパ徹夜続きで眠いんだ…もう少し寝かせてくれ…」
熱斗「パパ…パパ!」

熱斗は祐一朗の耳を引っ張った。

祐一朗「おや…これはまりこ先生…いつも熱斗がお世話になっています」
まりこ「いいえ」

祐一朗「何がともあれ…君たちのおかげで私の実験は成功に終わったわけだ」
熱斗「呆れた…寝てて何も気がついてなかったなんて…」
祐一朗「おっといけない。もう、こんな時間だ。じゃあな熱斗」
熱斗「どこ行くの!?パパ?」
祐一朗「帰るんだよママのところへ」

祐一朗の乗ったトラックからプロペラが展開し空を飛んで去っていく。

熱斗「パパ…」
闇太郎「ひどい目にあった出ます」
ビーフ司令「ご無事でしたか…まりこ先生…」

着信音に気づいたビーフ司令が携帯電話を耳にする。

ビーフ司令「どうした?」
みゆみゆ(みゆき)「大変ですビーフ司令。東地区のショッピングモールでも同様のウィルス事件が発生しました」

現場にいた黒ばら仮面(サロマ)とみゆみゆ(みゆき)の目線の先にはマハ、エレキ伯爵、ケンイチ、まどいがMaha弐番と共に電脳植物に巻き込まれていた。

黒ばら仮面(サロマ)「博士の実験は2箇所で行われていたんです」
熱斗、メイル、デカオ、やいと、透「「「「「ええーっ!?」」」」」

ANDTHE
ADVENTURE
CONTINUES…

(終)

(そして『ロックマンエグゼAXEES』へと続く…。)

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最終更新:2023年05月31日 15:02

*1 ロール、ガッツマン、アイスマン、グライド