ドラえもんたちやピリカ星のクーデターによってギルモアたちの野望は打ち砕かれた。
人々は歓声をあげる。
のび太「終わったね……」
ドラえもん「うん……」
スネ夫「あっ、同盟の戦闘機だ!」
しずか「綺麗……」
ジャイアン「もう少し早けりゃ俺のかっこいいところを見せられたのにな」
人々がパピやのび太たちのもとに集まる。
パピ「ありがとう…… 本当にありがとう……」
パピが目にしたのはピイナだった。
パピ「大臣、あとはお願い……」
ゲンブ「お任せを!」
のび太「あっ、ドラえもん! パピくんとピイナさんが……」
しずかがのび太の腕を引っ張る。
のび太「しずかちゃん……」
しずか「兄弟2人だけにしてあげましょうよ……」
のび太「あっ、そうだね……」
しずか「よかったわね、パピさん」
ピイナ「ありがとう…… パピを守ってくれて……」
パピ「ピイナ姉さん」
ピイナ「だ、ダメじゃない。主役がこんなところに……」
パピ「僕にはわかっていたんだ。たとえギルモアを倒すことができたとしても、そのためには誰かの犠牲は避けられないって……」
ピイナ「パピ……」
パピ「なのに、それがわかっていながら僕は姉さんを…… もう少しで姉さんまで……」
ピイナがパピに抱きつく。
ピイナ「あなたほど立派な大統領はいないわ…… パピ。あなたが私の弟だなんてこんなに誇らしいことはないわ。ありがとう、パピ……」
パピ「うわああーん!」
翌日。
スネ夫「僕が海から近づいて行ったら『大男だ、大男だ』って大騒ぎ!」
ジャイアン「いつもはチビ、チビって言われてるのにな……」
スネ夫「もう……」
ドラえもん「じゃあ、スモールライトも取り返したし、そろそろ……」
パピ「そうですか…… 行ってしまうんですね?」
ジャイアン「大暴れできてスッキリしたぜ!」
のび太「ねぇ、パピくんもまた地球に来てよ!」
しずか「今度はピイナさんも一緒に……」
スネ夫「そしたら、僕の作った飛行船でいろんな名所を案内するよ。ウフ!」
ピイナ「ありがとう。是非!」
ロコロコ「あれあれ?」
ドラえもん「どうしたの? ロコロコ……」
ロコロコ「今気づいたのですが、こうしてみると2人はなんだかとても良く似て……」
パピ「ほら、ロコロコ!」
パピが骨を投げる。
ロコロコはそれをキャッチ。
一同「あははは‼︎」
ゲンブ「たとえ遠く離れてもピリカの人々はあなた方の勇気を決してはしません!」
ピイナ「そして、その思いやりの心を……」
一同「みんな、元気でね‼︎」
パピ「ありがとう、地球の皆さん! きっとまた会いましょう‼︎」
地球。
「宇宙大戦争」の試写会が行なわれていた。
出木杉はそれを見て驚いていた。
出木杉「すごいよこれ…… 一体どうやって撮ったの?」
一同「聞きたい?」
最終更新:2024年09月16日 17:19