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2112年ドラえもん誕生のエンディング

西暦2112年。
ドラえもんは耳を失っての大騒動の挙句、犯罪者ドルマンスタイン一味に人質にされたセワシを無事に救い出し、一味はタイムパトロールに逮捕される。


クリスマスの夜。
セワシがドラえもんに、手製の人形を贈る。

セワシ「はい、ドラえもん。僕の手作りだぞ」
ドラえもん「わぁ~! ありがとう、セワシくん。でも…… 僕はプレゼント、無いんだよ」
セワシ「バッカだなぁ! そんなもの、いらないよ。ドラえもんがずっと友達でいてくれるのが、一番のプレゼントだよ」
ドラえもん「うん! じゃあ、ずっとずっと友達!」

ドラえもんの妹ドラミ、ガールフレンドのノラミャーコが顔を出す。

ノラミャーコ「ドラえもん!」
ドラミ「セワシさん!」
ドラミたち「ケーキできたわよ!」
ドラえもんたち「待ってましたぁ!!」

ドラ焼きをデコレーションした特製特大のクリスマスケーキ。
後にドラえもんズとなるメンバーを始め、ロボット学校の一同も集っている。

セワシ「すっごぉい!」
ドラえもん「しかも、ドラ焼きたくさん入ってる!」

頭上から小型のドラえもん型ロボット、ミニドラが降りてくる。

ドラえもん「あぁ!?」
ミニドラ「ドララ! ドララ!」

さらに何十体ものミニドラが降りてきて、周囲はミニドラたちで埋め尽くされる。

ドラえもん「わぁ~!?」
ミニドラ「ドララ! ドララ!」

ロボット学校の寺尾台校長が、サンタクロース姿で登場する。

ドラえもん「校長先生!?」
寺尾台「ドラえもん、お手柄だったなぁ。タイムパトロールも大喜びだったぞ! そこで特別記念版として、君と同タイプのミニドラを生産することになったんだ」
ドラえもん「へぇ~、ミニドラ?」
ミニドラ「ドララ!」
寺尾台「それとな、お礼のクリスマスプレゼントだ!」

寺尾台が、ドラえもんが騒動の中で失った四次元ポケットに代わって、新たなポケットを贈る。

ノラミャーコ「新しい四次元ポケット!」
ドラえもん「わぁ~! ありがとうございます、先生!」
寺尾台「早速だが、そのポケットから乾杯の道具を出しておくれ」
ドラえもん「は~い」

ドラえもんが新たなポケットを腹に取りつけ、ひみつ道具を取り出す。

ドラえもん「乾杯の種!」

ドラえもんが撒いた種が、一同の手の中で、乾杯のグラスに代わる。

ドラミ「わぁ~!」
ノラミャーコ「これって、お酒?」
ドラえもん「ただのジュースです」
セワシ「じゃあ、僕も飲めるね」
寺尾台「よ──し、乾杯じゃあ!!」

一同「メリークリスマ──ス!!


そして僕は、セワシくんが幸せに暮らせるように
もっとも出来の悪いご先祖様の歴史を
修正する旅に出ました。

野比のび太くん。
君を幸せにすることが、セワシくんへの僕からの
クリスマスプレゼントなんだ!

タイムマシンで現代へやってきたドラえもんが、机の引き出しから飛び出す。


藤子「わあぁっ!?」

オープニングでの藤子・F・不二雄の書斎。
机の引き出しから何かが飛び出したかと思いきや、引き出しの中には何もない。

藤子「あれ…… はて?」

すっかり夜が明けている。
窓の外で、野良ネコが鳴いている。

藤子「夢か……」

足元にある起き上がりこぼしの人形に、危うくつまづきそうになる。

藤子「結局うたた寝して、何もできなかった…… 弱ったな…… ん?」

その人形に、新たなキャラクターの姿がだぶる。

藤子「これだ!」

机に向かい、原稿にペンを走らせ始める。

藤子「未来のロボットネコが、ぐうたらな漫画家…… じゃなくて、ぐうたらな男の子を助けに来るってのはどうだ? うん。こりゃ、いけそうだ!」

藤子は目を輝かせ、無我夢中でペンを走らせる。

藤子「そのロボットは、いろんな未来の道具をポケットの中に持ってるんだ。そう、題して── 『ドラえもん』!」

原稿の中から、藤子の生み出した新たなキャラクター「ドラえもん」が飛び出す。

ドラえもん「僕、ドラえもんです!


(終)

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最終更新:2025年12月25日 18:59