北朝鮮 2年前。 とある兵士寮で北朝鮮の兵士に拘束され下着姿となっていたソルトことイヴリン・ソルトが尋問されていた。 ソルト「家に帰して…お願い…、私はそんな人間じゃない!貴方達が思ってるような人間じゃない!お願い×2、私はスパイなんかじゃない…」 兵士「貴様はスパイだ!」 ソルト「スパイなんかじゃない…家に帰して…」 兵士「観念して白状しろ!」 ソルト「お願い、スパイなんかじゃない…、ただの会社員よ…嘘じゃない会社に問い合わせて…、あそこの社員なのよ…」 兵士「貴様は我が国の核開発を妨害しに来たんだ!」 「スパイなんかじゃない」といい続けるソルトが頑固に口を割らないことに兵士らは強要のため、ソルトにパイプを加えた上に水を入れ込ませさらにエスカレートさせる。 ソルト「私はスパイじゃない…×2」 |
変わって北朝鮮・韓国の国境ゲート間。
北朝鮮兵士のアナウンス「偉大なる我が解放指導者は恩情のある決断が下された、すなわち朝鮮民主主義共和国はアメリカ外交主義者を解放したのである!我が社会主義を冒涜する行為に及んだ女である!」
尋問に耐え続けた姿のソルトが他の捕虜と交換するのを条件にアメリカ兵士・政府関係者を率いて上司であるテッド・ウィンターに引き取られる。
テッド「顔を上げるな、交換が終わるまで何も言うな、総書記の気が変わると困る」
北朝鮮兵士A「捕虜交換」
北朝鮮兵士B「迎え!前へー進め!」
捕虜が交換されると、ソルトは一言を言う。
ソルト「私はどうして…」
テッド「どうしてって?何が?」
ソルト「秘密の保持が最優先でしょ?普通なら工作員を見捨てるはずよ」
テッド「その通りだ大義のためなら死んでもらう、俺もそうだ」
ソルト「じゃあ、なんで助けたの?」
テッド「いや、私じゃないよ、彼だよ」
目の前には蜘蛛の研究を担当している男性の学者マイケル・クラウスがいた。
テッド「君を助けるため、必死に動いた、上院や国務省に申し立てまでして、マスコミの目がある、だから手を打った。で、北朝鮮に乗り込みかねないようにし」
尋問で傷付いたソルトはマイケルを見て笑顔になる。
テッド「大丈夫か?」
ソルト「ええ」
最終更新:2016年12月21日 16:29