マジンカイザーの第1話

第一話 激闘!ダブルマジンガー!


闇夜を一瞬ミサイルの炎が照らすと巨大な影が映った。
そして、火の海と化した町を巨大ロボットの軍団が行進していた。
その先頭の小型円盤に乗っているのは男女一体の怪人、あしゅら男爵。

あしゅら「「ふはは!はははは!聞け!愚かなる人間ども!」」
あしゅら(男)「不死身の破壊者にして、無敵の殺戮兵器」
あしゅら(女)「天才化学者Drヘルが作りたもうた芸術品」
あしゅら「「我が機械獣たちが間もなく、この日本を征服する!」」


機械獣バラマスY1がビルを飛び越え触手を伸ばし、
機械獣バジンB9がそのビルを破壊し、出てきた。

機械獣ゴーストファイヤーV9の鉄球がビルを貫通、破砕し
続いて放射した火炎が辺りを包む。
機械獣グロッサムX2が頭のハサミでビルに突撃し、
機械獣ゴロンゴS2も飛び回っていた。

戦車隊が機械獣ダブラスM2を砲撃するも全く効かず、
ダブラスM2が目から撃つ光線で破壊されてしまう。
ダブラスM2は光線でビルを破壊し、
その向こうでは機械獣ガラダK7が戦車を持ち上げ、
別の戦車に投げつける。
戦闘機隊の機銃掃射が壊れた戦車を炎上させるも、
ガラダK7のブーメランで4機の戦闘機が両断され、爆発した。

あしゅら「「ふはは、ははははは!見たか、我が機械獣達の圧倒的な強さを」」
?「ロケットパンチ!」
あしゅら(女)「なに?」
空飛ぶ鉄拳がグロッサムX2を貫き、破壊した。
ターンしてきた鉄拳にバジンB9が電磁波を浴びせるも、そのまま貫かれ破壊された。

あしゅら(女)「我が機械獣が!」
あしゅら(男)「くそっ、ついに現れたか」
鉄拳が戻った先には一体のロボットがいた。
あしゅら「「鉄の城、マジンガーZ!」」

マジンガーZの頭部のホバーパイルターからパイロットの兜甲児が出てきた。
甲児「やい!あしゅら男爵!お前らの勝手にはさせないぜ!」
あしゅら(女)「おのれ・・・」
あしゅら(男)「兜甲児め・・・」
甲児「行くぞー!機械獣共!」
甲児がヘルメットをかぶり、パイルターの中に戻る。
マジンガーZが胸を張る。

あしゅら(男)「行け!我が機械獣達!」
機械獣ダイアンN4、機械獣チグルF3、機械獣ガイアQ5の3体がマジンガーZに向かう。

甲児「光子力ビーム!」
マジンガーZが目から撃つ光子力ビームが3体の機械獣を溶解させた。

今度は機械獣ダンチェルG8が空から飛びかかってきた。
甲児「ルストハリケーン!」
マジンガーZの口から出したルストハリケーンがダンチェルG8をボロボロに腐食させ、霧散させる。
甲児「見たかぁ!マジンガーの力を!」
しかしバラマスY1の触手がマジンガーZの足に巻き付き、転倒させる。
甲児「しまった!」
そこにバランガM2とゴロンゴS2がマジンガーZに体当たりをしてくる。
甲児「うわぁ!」

鉄也「サンダーブレーク!」
落雷がバランガM2とゴロンゴS2を捉え、黒コゲにして倒した。
上空に雷雲が蠢いており、その中に剣鉄也の乗るグレートマジンガーがいた。
あしゅら「「グレートマジンガー!」」
鉄也「そう!偉大な勇者だ!」

マジンガーZもバラマスY1を投げ飛ばした。
グレートマジンガーがスクランブルダッシュを格納し、マジンガーZの近くに着地した。
鉄也「大丈夫か?」
甲児「サンキュー、鉄也さん。助かったぜ」
鉄也「ダブル攻撃だ、兜!」
甲児「おう!容赦はしないぜ!」

あしゅら(女)(今だ、攻撃せよ、鉄仮面部隊)
鉄仮面部隊の戦車がダブルマジンガーを死角から狙っていた。
鉄仮面「目標、マジンガーZ・・・」
ボス「ちょっと待った!ジャンジャジャ~ン!」
鉄仮面の頭上のビルにボロ布を纏ったロボットがいた。

ボス「ふほほほほ・・・正義の味方!ボスボロット参上!」
鉄仮面「えぇい!雑魚は構うな!撃て!」
ボス「こらー!無視すんな!」
ボロットがボロ布を脱ぎ捨て降りてきたが、鉄仮面戦車の砲撃が尻に当たった。
ボス「あちゃちゃ!燃える燃える燃える~!」
ボロットが池に飛び込んだ。
鉄仮面「Zだ!マジンガーZを狙え・・・ぎゃあ!」
鉄仮面戦車がミサイルで破壊され、鉄仮面がふっ飛ぶ。
あしゅら「アフロダイA!」
弓さやかの乗る女性型ロボットアフロダイAが現れた。
さやか「あしゅら男爵!あなた達の勝手にはさせないわ!」

ボス「助けて!溺れるよ~」
アフロダイAがボロットを池から拾い上げる。
さやか「もう、しっかりしてよ、ボス」
甲児「さやかさんもボスも俺達の邪魔ばかりしないでくれよ」
マジンガーZはゴーストファイヤーV9を殴り倒し、踏みつけている。
さやか「失礼ね!邪魔とは何よ!」
ボス「そうだぞ、兜!俺達はお前らの助っ人に・・・」
そこへ、機械獣ストロンガーT4がアフロダイAとボロットに両手の鞭を巻きつけ、電撃を流してきた。
さやか「きゃあ!」
ボス「あばばば!」
あしゅら(女)「ふはは・・・」
甲児「アイアンカッター!」
カッター付きのロケットパンチがストロンガーT4の両手を切断する。
解放されたアフロダイAが膝を付き、ボロットはまた池に落ちた。
甲児「ブレストファイヤー!」
鉄也「ブレストバーン!」
マジンガーZのブレストファイヤーとグレートマジンガーのブレストバーンがストロンガーT4をドロドロに溶解させた。

あしゅら「「ぐうぅ、ダブルマジンガーめ・・・このままではDrヘルに合わせる顔がない・・・」」
マジンガーZがアフロダイAを起こし、グレートマジンガーがボロットを拾う。

バードス島・地獄城
Drヘル「グレートマジンガー・・・そしてマジンガーZ」
「奴らの打倒なくして世界征服はありえん・・・出撃せよ!我が下僕、機械獣軍団よ!」

甲児「おい・・・!?」
マジンガーZが地中から飛び出してきた3体の機械獣の奇襲を受け転倒した。
アフロダイとボロットも地中から奇襲を受け、
ボロットは胴体を真っ二つにされ、アフロダイは両手と片足を切断され倒れた。
甲児「さやかさん!」
機械獣トリプルL5が腕でマジンガーZの腕をつかみ、
他の2体の機械獣のドリルがマジンガーZの脚をドリルで貫き、動きを封じる。

鉄也「いかん!うぉー!」
地上に降りようとしたグレートマジンガーが空飛ぶ機械獣のミサイルを受け、
吹き飛ばされる。
鉄也「空と陸の両面攻撃か!」

トリプルL5の三本目の腕がマジンガーZの頭のホバーパイルターをつかむ。
甲児「おい!てめえ、何しやがんだ!」
「離しやがれ!動け、マジンガーZ!」
弓「甲児くん」「私だ、聞こえるか」
甲児「弓教授!?」
パイルターに光子力研究所からの通信が来た。
弓「一時退却だ、残念だがマジンガーZを放棄するんだ」

甲児「Zを放棄!?嫌です!」
さやか「甲児君、お父様の言う通りにして!このままじゃ甲児君までやられてしまうわ」
ボス「そうだぞ!兜、無理すんな!」
甲児「そうはいくか!俺とマジンガーZは一心同体なんだ。Zを見殺しなんて出来るもんか!」
シロー「兄貴!」
甲児「くそう、動け!動けZ、動いてくれマジンガーZ!動いてくれ・・・うわあ!」
パイルターの風防が砕け、研究所のモニターも映像が途切れる。
ボス「兜!」
さやか「甲児君!」
甲児「Z!ゼット―!!」
弓「いかん!」
鉄也「兜ぉ!」
トリプルL5にホバーパイルターがもぎ取られてしまう。
甲児「俺の!俺の・・・」
シロー「兄貴ィ!」
甲児「マジンガー、Z!!」
ホバーパイルターは空の彼方に投げ飛ばされた。
鉄也「兜――!」
助けようとしたグレートマジンガーが至近距離から機械獣バードンB7の電撃を受ける。
鉄也「うわぁ!」
そこを機械獣バラスK9と機械獣デモンガーJ5にスクランブルダッシュの両翼を折られてしまい、墜落した。
鉄也「あぁぁぁ・・・」

ヘル「今だ!マジンガーZを捕獲するのだ!」
あしゅら「「お任せ下さい、Drヘル。機械獣よ、マジンガーZを基地に運べ!」」
バードンB7がマジンガーZを回収し、上空へ飛び去っていった。

鉄也「くぅぅ・・・・うぉ!」
グレートマジンガーはバラマスY1に触手で首と両腕を絞められ、
両目が点滅しだす。
鉄也「うおぉぉぉ!!」
更にデモンガーJ5とバラスK9に両腕を切り落とされてしまう。
あしゅら「止めだ!グレートマジンガー!」
トリプルL5がグレートマジンガーに迫る。
鉄也「くそお!」
弓「鉄也くん!グレートの頭を下げろ!」
鉄也「え?」

巨大な飛行物体―グレートブースターがバラマスY1らを両断した。
鉄也「グレートブースター・・・」
グレートブースターはトリプルL5も鋭角で貫き粉砕した。
あしゅら「「うおぉぉ!」」
あしゅらの円盤もグレートブースターの飛行の衝撃で飛ばされていった。

ジュン「弓教授、成功です。鉄也達の救助に入ります」
シロー「やったぁ!」
弓「頼むぞ、ジュン君」

ボス「助かった~」
さやか「お父様、マジンガーZがあしゅら男爵の手に・・・」
弓「それは後だ、早くグレートブースターに乗りなさい」
鉄也「・・・・・」


光子力研究所。外に真っ二つにされたボロットが置かれ、
中では、アフロダイAとグレートマジンガーの修理が行われていた。
弓「どうですか、状況は」
せわし「スタッフ総動員でやってはおるが・・・思った以上に破損が酷くてのう」
のっそり「完全復旧までには相当時間がかかりそうですわい」
もりもり「それまで敵さんが攻めてこないよう、祈るしかありませんな」
鉄也「無様だ・・・」
弓「ん?」
鉄也「何て無様な戦いをしちまったんだ、俺は・・・」
弓「敵も必死なのだ、君一人のせいではない。こんな時、甲児君がいてくれたら心強いのだが・・・」

ホバーパイルターは無人の洞窟に不時着していたが、甲児はいなかった。
ジュン「こちら光子力研究所、パイルダー号応答せよ。パイルダー号応答せよ!」
「甲児君?甲児君!」

バードス島の地獄城にあしゅらは戻っていた。
あしゅら(女)「申し訳ありません、Drヘル。この次こそ、この次こそはグレートの息の根を!」
ヘル「ええい、言い訳など聞きとうないわ!」
あしゅら「「お待ちください、Drヘル。Drヘル!」」

ヘル「はるか昔、ギリシャ人の先祖ミケーネ人は胸から火を吹く巨人を使い、バードス島を侵略から守ったという。古代エーゲ海に伝わるバードス島の巨人伝説だ。わしは!」
「わしはその巨人戦士をロボットを考え、遺跡を発掘した・・・」
「そして、発見したのだ!この機械獣達を!」
機械獣達がライトアップされる。
ヘル「機械獣軍団を率いて、全世界を征服する。それがわしの夢じゃ!野望じゃ!」
「しかし、それを邪魔する奴が現れた。兜甲児の操縦するマジンガーZ。そしてグレートマジンガー。だが、今やその様な者など恐れるに足らん!あしゅらめ、光子力研究所を破壊するのだ」
あしゅら(女)「お任せ下さい、Drヘル」
シャッターが開き、マジンガーZのシルエットが映し出される。
あしゅら(男)「吉報を持って参ります」


夜。さやかがシローを後ろに乗せてバイクで外に出ていた。
シロー「あの兄貴が、くだばる訳ないんだ!」
さやか「必ず見つけ出す、必ず助け出す!甲児君を」
シロー「もっと飛ばして、さやかさん!
さやか「しっかりつかまっていてね」
シロー「うん!」
ボスのバイクも合流してきた。
ボス「お~いさやか、シロー!俺も付き合うぜ!兜の野郎、草の根分けてでも、とっ捕まえてやる!」

そこにミサイルが飛んできて、爆風でさやか達が吹き飛ばされる。
空を見上げると機械獣が飛んでいた。
シロー「機械獣だ!」
さやか「研究所に向かってるんだわ!」

ジュン「機械獣接近中!ただちに緊急警戒態勢に入れ!繰り返す、機械獣接近中!ただちに緊急警戒態勢に入れ!」
光子力研究所のバリアーが展開される。

鉄也が出撃しようとするも、三博士に止められる。
せわし「鉄也君!」
もりもり「いかん!今のグレートでは奴らに勝てん!」
のっそり「もう少し、もう少し待つんじゃ!鉄也君」
鉄也「・・・・!」
鉄也は静止を振り切り、走り出した。
せわし「なっ鉄也君!待ちなさい・・・うわぁぁ!」
三博士の所に振動が来た。
機械獣バードンB7と機械獣リバーF9が研究所のバリアーをミサイルで攻撃しており、その余波が来たのだ。

ジュン「弓教授、このままではバリアーが持ちません!」
弓「・・・・・」
あしゅら「「光子力ビーム!」」
どこからか放たれた光子力ビームがバリアーを貫き、研究所のコントロールタワーにダメージを与える。
弓「光子力ビーム・・?」
ジュン「弓教授、あれを!」
闇夜に浮かぶシルエットはマジンガーZのものであった。
弓「なに!?ジュン君、ライトを」
研究所のライトで照らされたその姿は、マジンガーZに機械獣の様なデコレショーンを施したものだった。
ジュン「マジンガーZ・・・?」
弓「違う!あの頭部の人影はあしゅら男爵・・・」
そのマジンガーの頭部にはあしゅら男爵の円盤がドッキングしていた。
あしゅら「「人類の希望、光子力研究所は人類の守り神マジンガーに葬られるのだ。行け、あしゅらマジンガー!」」

弓「ジュン君、バリアーだ!」
ジュン「はい!」

あしゅらマジンガーが両腕を光子力研究所に向ける。

ジュン「・・バリアー装置破損!バリアーがかかりません!」
弓「そ、そうか・・・」
あしゅら「ロケットパンチ!」
あしゅらマジンガーが研究所へロケットパンチを放つ。
鉄也「アトミックパンチ!」
しかし、その横から飛んできたアトミックパンチがロケットパンチを弾いた。
あしゅら「「なに?」」
鉄也「人類の守り神はここにもいるぞ!」
グレートマジンガーが現れたが、両腕や放熱板に傷が残っていた。

あしゅら(男)「おのれ剣鉄也!」
あしゅら(女)「このくたばり損ないめ!」

さやか達は光子力研究所に連絡を取ろうとしていたが、繋がらなかった。
さやか「お父様、お父様、お父様!」
ボス「ええい、俺に貸してみろ!あーあ、こちらボス。こちらボス。本日は晴天なり・・・」
さやかがボスから無線を取り返した。
さやか「馬鹿!何やってんのよ!」
シロー「研究所はきっと、機械獣にやられだんだ・・・」
さやか「とにかく、戻りましょう・・・!?」
さやか達の前に謎のロボットが姿を見せた。

バリアーの破壊された研究所に機械獣の攻撃が直撃している。

鉄也「サンダーブレーク!」
グレートマジンガーがガラダK7にサンダーブレークを当てるも、耐えられてしまう。
鉄也「何!?」
ガラダK7が投げたブーメランにグレートマジンガーの腹部が切られる。
さらにダブラスM2の光線も受けてしまう。
鉄也「うおおお!」
ジュン「鉄也!」
弓「駄目だ、グレートのパワーはまだ完全ではない・・・」

鉄也「負けて・・・たまるか・・・」
グレートマジンガーは膝を付き、口からオイルを吐いてしまう。
あしゅら「「ふはは、はははは!」」

あしゅらマジンガーがグレートマジンガーの首を掴み、持ち上げる。
あしゅら(男)「どうした、グレート」
あしゅら(女)「もう力尽きたのか?」

鉄也「く、くそお・・・」
あしゅら「「ロケットパンチ!」」
グレートマジンガーがあしゅらマジンガーのロケットパンチで光子力研究所に叩きつけられる。
腕を戻したあしゅらマジンガーが更にグレートマジンガーを殴りつける。
グレートマジンガーが動きを止めると、あしゅらマジンガーは一旦離れる。

あしゅら「「ふははははは!」」
あしゅら(男)「どうやら、そこまでのようだな」
あしゅら(女)「マジンガーはマジンガーに葬られるのが相応しい」
あしゅら「「死ね、ブレストファイヤー・・・」」
あしゅらマジンガーがブレストファイヤーを放とうとしたが、
その直前にそれよりも遥かに強い熱線が放たれ、
周囲にいたバードンB7、リバーF9、マンテスK9、ゴーストファイヤーV9、ガラダK7、ダブラスM2らを全て粉砕、溶解した。

あしゅら「「な、なんだ・・・?」」
弓・ジュン「ああ!!」
鉄也「ああ・・・」
炎の中にあの謎のロボットがそびえ立っていた。

鉄也「あ、あれは・・・」

弓「マジンカイザー・・・!」
あしゅら(女)「な、なんだ!?」
あしゅら(男)「何者かは知らんが、邪魔はさせん!」

ジュン「マジンカイザー・・・」
弓「一体誰が作ったのだ・・・、もしかして・・・いやそんな筈はない、そんな筈は・・・」

あしゅら「「ロケットパンチ!」」
あしゅらマジンガーの2つのロケットパンチはマジンカイザーに弾かれた。
あしゅら「「光子力ビーム!」」
あしゅらマジンガーの光子力ビームはマジンカイザーの顔面に当たるも全く効いていない。
あしゅら「「ブレストファイ・・・」」
あしゅらマジンガーはブレストファイヤーを放とうとした所に
近づいたマジンカイザーに殴り飛ばされた。

あしゅら「マジンガーZの武器が効かない!」
鉄仮面「どあああ!」
マジンカイザーは倒れたあしゅらマジンガーを殴り続け、放熱板をむしり取った。
あしゅら「信じられん!超合金Zのこのボディを叩き壊すとは!」」

あしゅら(男)「やむを得ん!脱出だ!」
あしゅらマジンガーの頭部からあしゅらの円盤が分離し上空へ飛び去っていった。
あしゅら「「この敵は必ず打つ!覚えておくがいい!」」

マジンカイザーがあしゅらマジンガーを研究所の方へ無造作に投げ捨てた。
弓「危ない!」
あしゅらマジンガーは研究所にぶつけられ、滑り落ちていった。

マジンカイザーは両腕を光子力研究所へ向け、回転させだした。
所員「弓教授!」
弓「いかん!全員退避しろ!」
所員「あ!はい!」
グレートマジンガーがよろけながらも研究所の前に立つ。
マジンカイザーの放ったターボスマッシャーパンチがグレートマジンガーの右腕をもぎ取り、左の側頭部を抉り、研究所も掠めていった。
鉄也「うあぁ!」

ジュン「鉄也!」
鉄也「や、やめろ・・・」
さやか「やめて―!」
さやか達が戻ってきた。
さやか「やめて!やめるのよ!」

弓「さやか!」
ジュン「危ないわ!下がるのよ!」
鉄也「何・・・?」

シロー「バカヤロー!何やってんだよ!」
ボス「お前!ここがどこか分かってるのかよ!?」
さやか「お願い、やめて!攻撃をやめて・・・甲児君!」

朝日が昇り、周囲を照らし出す。
ジュン「え!?」
弓「甲児君!?」
鉄也「兜・・・?」

マジンカイザーの頭部のパイルダーに乗っているのは甲児だった。


(続く)

~予告~
甲児『やあみんな、元気かい?俺、兜甲児。一話は出番が少なかったけど、次からはばっちり活躍するから、よろしくな!』
さやか『ちょっと何言ってんの甲児君!そんな事よりカイザーを何とかしてよ!』
甲児『ごめんさやかさん!カイザーが言う事聞かないんだ!このままじゃ研究所を壊しちまう!鉄也さん何とかしてくれ~!』
さやか『も―、困った甲児くん!』
甲児『次回、マジンカイザー第2話「魔神降臨」』
『必ず見てくれよな!

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年05月06日 19:43