ラブライブ!(第2期)の最終回

 穂乃果の家 和菓子屋“穂むら”
 階段を駆け下りる穂乃果。

穂乃果「出来た! 出来た出来た出来た出来た! 出来たー!」

 居間に駆け込む穂乃果。その居間には雪穂と亜里沙がいて2人とも音ノ木坂の制服を着てる。(ブレザーは持ってる)

穂乃果「出来た~!!」

雪穂&亜里沙「!!?」

穂乃果「出来たよ!」

雪穂「……何が?」

穂乃果「送辞だよ! 卒業式の送辞!
    ああ……やっと出来た。ずっと悩んでたんだ~」



 靴を履いて出る穂乃果。

穂乃果「いってきまーす!」

 母は花壇に水撒きしている。

穂乃果「あ、お母さんおっはよー!」

穂乃果の母「おはよう」

穂乃果「今日も~良い天気~♪」



亜里沙「……穂乃果さん、私達の服」

雪穂「完全に気付いてなかったよね……」

 ドタドタという音がする。

雪穂&亜里沙「?」

 穂乃果が戻ってきた。

穂乃果「ごめん! 言いそびれた!
    2人ともすっごく似合ってる! ファイトだよ!」

 そう、雪穂と亜里沙はμ'sをきっかけに音ノ木坂に入学することになったのだ。



 桜道を駆け抜ける穂乃果。
(「ススメ→トゥモロウ」が流れる)

#13「叶え!みんなの夢──」

穂乃果(ナレーション)『私、高坂穂乃果。音ノ木坂学院の生徒会長!
            今日は私にとって、とても大切な日! ……何故なら』

この日は音ノ木坂学院の卒業式である。


凛「お~い!」

花陽「穂乃果ちゃんおはよう」

穂乃果「おっはよー。みんなは?」

真姫「私達も今来たところよ」

花陽「あっちにはにこちゃんも」

 と、穂乃果が視線を流す。

矢澤こころ(以下こころ)「あっ、穂乃果さん」

矢澤ここあ(以下ここあ)「ひさしぶりー」

矢澤虎太郎(以下虎太郎)「みゅーずぅ」

穂乃果「みんなー、久しぶり」

凛「にこちゃんおはよ」

 一番背の高い女性に声をかけた凛。(しかしどうみても髪型がツインテールではないのでにこではないのだが……)
 振り向く女性。どうみてもにこではなかった。

女性「あら」

 驚く4人。

凛「にこ……ちゃんじゃないにゃ~!」

女性「初めまして」

花陽「私達の事、知ってるんですか!?」

女性「もちろん!
   にっこにっこに~♪ ……の母ですから」

穂乃果「うええぇぇ!!」

にこの母「うふふふふふ」
 微笑むにこの母。

花陽「……初めまして」

にこ「ママ~!」

 突然現れて母に抱きつくにこ。

にこ「何してるのよ~! 早く来てよ~! 見せたいものがあるんだから~!!
   ねぇママ~! 早くぅ~!!」

穂乃果「……にこ……ちゃん?」

にこ「!!」

 唖然とする穂乃果達。

にこ「……ゴホン! おはよう……」



 廊下を歩く凛。
凛「にこちゃんの意外な一面、発見にゃー」



 アイドル研究部部室。ドアを開け。

にこ「じゃあ、いくわよ」

 明かりをつける。

にこ「ジャーン! 見て! これが……」

 と見せ付けたのは

矢澤三姉弟「おおっ!」

にこ「優勝の証よ!」

 そう! μ’s(ミューズ)は見事第2回ラブライブで優勝し、優勝旗とトロフィーを手にしたのだ。

こころ「すごいですぅ!」

ここあ「きれ~!」

虎太郎「ういな~」

花陽「私達、勝ったんだよねー!」

凛「優勝にゃ~~!!」

真姫「もう、まだ言ってるの?」

にこ「ねぇ!? ねぇ!? 本当だったでしょ!?」

にこの母「……おめでとう!」

にこ「えへへ!」

にこの母「でも……」

にこ「?」

にこの母「これ……全部あなたの私物!?」

にこ「!! ……いや…………」

にこの母「発つ鳥跡を濁さず! ……みなさんの為にも全部片付けていきなさい!」

にこ「……は、はい……」

穂乃果「うふふふ」

真姫「ところで穂乃果、行かなくていいの?」

穂乃果「うぇ?」

真姫「生徒会役員は式の前2時間前に生徒会室集合って、海未に言われてなかったっけ?」

穂乃果「ああああああっ!!」



 怒り顔の海未。

海未「…………」

 生徒会室に入ってくる穂乃果。

穂乃果「ごめ~ん!」

海未「卒業式に遅刻ですか!!?」

穂乃果「……ち、違うよ! 学校には来てたの! ……ちょっと色々あって……」

海未「……色々!!?」

ことり「海未ちゃん、卒業式の日にあんまり怒っちゃだめだよ」

海未「ですが……」



 荷運び

海未「……それで、送辞の方はちゃんと完成したのですか?」

穂乃果「うん! それはバッチリ!」

ことり「本当!?」

 一旦荷を降ろす穂乃果。
穂乃果「うんしょ。
    ポケットに入ってるから、2人に見てよ」

 ことりは穂乃果のブレザーのポケットに入っている一枚の紙を取り出し読む。

海未「?」

 海未も読むと2人してにこやかになる。

ことり「穂乃果ちゃんらしいね!」

穂乃果「えへへ……みんなも協力してね」



 式の会場である体育館では準備が進んでいる。

穂乃果「おおおっ! 良いカンジ!」

ヒデコ「任せてよ!
    あっ! そうだ穂乃果、去年の卒業式の記録ってある?」

穂乃果「……多分」

ミカ「照明がどうも上手くいかないの」

海未「生徒会室に行けばあるかと……」

ことり「去年どうだったか分かればいいってことだよね?」

穂乃果「分かってた! ちょっと見てくるよ」



 体育館を出ると

穂乃果「?」

 渡り廊下外の花畑に佇む髪を一本に結わいた希がいた。

穂乃果「希ちゃん」

 希に駆け寄る穂乃果。

希「?
  あっ、穂乃果ちゃん。……どう?」

穂乃果「すっごい似合う! 希ちゃん髪綺麗だよねー」

希「そんなに言われたら照れるやん!」

穂乃果「でも、ホントにそう思うよ」

希「……ありがとう」

穂乃果「じゃあまた後で」

希「あっ、えりち知らない?」

穂乃果「? ……知らないよ」

希「てっきり、穂乃果ちゃん達と一緒やと思ってたんやけど……」

穂乃果「そっか、見つけたら言っとくね」



 そのえりちこと絵里は生徒会室に佇んでいた。
 ドアの空く音がする。

絵里「?」

穂乃果「絵里ちゃん。……どうしたの? 希ちゃん探してたよ」

絵里「別に用があったわけじゃないんだけど……なんとなく足が向いて……
   式の準備は万全?」

穂乃果「う~ん、万全って程じゃないけど……大丈夫! 素敵な式にするから! 楽しみにしててね!」

絵里「……ありがとう」

穂乃果「……心配事?」

絵里「ううん……ただ、ちょっとだけ……
   昨日アルバムを整理してたら、生徒会長だった頃の事を思い出してね。
   私、あの頃何かに追われてる様な感じで、全然余裕が無くて、意地ばかり張って……」

穂乃果「……絵里ちゃん」

絵里「振り返ってみると私、みんなに助けられてばっかりだったなぁって」

 感慨深い顔する絵里。
 そんな絵里を穂乃果はいきなり抱きしめる。

絵里「!? ほほ……穂乃果!?」

穂乃果「絵里ちゃん、私達がラブライブに間に合わない時こうやって受け止めてくれたよね? 私達も同じだよ。
    生徒会長になって、ここにいて絵里ちゃんが残していったものを沢山見た。
    ……絵里ちゃんがこの学校を愛していること……そして、みんなを大事に想っていること」

 顔を赤くする絵里。しばらくして絵里から離れる穂乃果。

穂乃果「絵里ちゃんの想いがこの部屋に沢山詰まっていたから、私は生徒会長を続けてこられたんだと思う」

 右手を差し出す穂乃果。

穂乃果「……本当にありがとう」

 思わず涙目になる絵里。

絵里「……もう! 式の前に泣かせないでよ」

穂乃果「えへへ。……じゃあ行くね」

 生徒会室から去る穂乃果。



 資料を手に出ると

穂乃果「? 希ちゃん!」

希「やっぱりここやったんやね」

絵里「希!」

穂乃果「またあとでー!」

 今度こそ本当に去る穂乃果。そんな彼女を笑顔で見届ける2人。

絵里「……大きくなったわね」

希「……そうやね。
  もう、立派な……生徒会長やね」



 そして始まった卒業式。
 絵里、希、にこを始めとした卒業生が会場に入ってくる。


理事長「音ノ木坂学院は、皆さんのおかげで来年度も新入生を向かい入れることが出来ます。
    心よりお礼と感謝を述べると共に、卒業生の皆さんが、輝かしい未来に向けて羽ばたくことを祝福し
    挨拶とさせていただきます。……おめでとう」

 在校生と親族達から拍手が響く。

フミコ「続きまして、送辞。在校生代表、高坂穂乃果」

穂乃果「はい!」

 立ち上がり教壇へ向かう。

穂乃果「送辞、在校生代表、高坂穂乃果。
    先輩方、ご卒業おめでとうございます!
    ……実は昨日まで、ここで何を話そうかずっと悩んでいました。
    どうしても、今想っている気持ちや、届けたい感謝の気持ちが言葉にならなくて
    ……何度書き直しても上手く書けなくて…………それで気付きました!
    私、そういうのが苦手だったんだって!」

 一部の生徒からクスクスと笑い声がする。

絵里「穂乃果?」

穂乃果「子供の頃から、言葉より先に行動しちゃう方で、時々周りに迷惑もかけたりして、自分を上手く表現することが
    本当に苦手で……不器用で…………でもそんな時、私は歌と出会いました!
    歌は気持ちを素直に伝えられます! 歌うことで、みんなと同じ気持ちになれます!
    歌うことで、心が通じ合えます! 私は……そんな歌が好きです! 歌うことが大好きです!!
    ……先輩、皆様方への感謝とこれからのご活躍を心からお祈りし、これを送ります」

 教壇の袖に置かれているピアノにスタンバる真姫。それから流れる曲は……

 挿入歌「愛してるばんざーい!」を歌い始める穂乃果。すると……

 真姫、ことり、海未、凛、花陽が……そして全生徒が歌に加わる。

穂乃果「ねえ! みんな一緒に!」

 輪唱する生徒達。穂乃果のバックのスクリーンには学校の教室や施設などの背景が映し出される。
 絵里、希、にこの目から涙が流れる。

 アイキャッチ



 アイドル研究部部室。後片付け中。
凛「すごいにゃー! ほとんどからっぽ!」

真姫「じゃあここにあったのって、本当ににこちゃんの私物だったってこと!?」

にこ「違うわよ! 私が特別に貸し出していたの!」

真姫「貸し出し……」

凛「モノは言いようにゃー……」

花陽「でも、ここに何もなくなっちゃったら、ちょっと寂しくなるね」

にこ「アイドル研究部なんだから、次の部長が家にあるものを資料として持ってくれば良いでしょ!?」

凛「……次の……部長?」

真姫「そういえば、決めてなかったわね」

にこ「…………花陽!」

花陽「!?」

にこ「頼んだわよ!」

花陽「あっ……えっ!? ……ええええええっ!!?」

 ……で、何故かマントと王冠を無理やり(?)つけられた花陽。

花陽「無理無理無理!! ダレカタスケテ~~!!」

にこ「まさか生徒会長を兼任させるわけにはいかないでしょ!?
   貴方以上に、アイドルに詳しい人は他にはいないんだし!」

花陽「で、でも……部長だなんて……」

凛「凛だってμ'sのリーダーやったんだよ! かよちんなら出来る!」

真姫「そうよ! 一番適任でしょ?」

花陽「で……でも……」

にこ「出来るわよ! 貴方なら。
   ……こんなに沢山、助けてくれる仲間がいるんだから」


花陽「……にこちゃん」

にこ「……もっともっと賑やかな部にしといてよね! また遊びに来るから!!」

花陽「…………」

真姫「花陽!」

凛「かよちん!」

穂乃果「花陽ちゃん!」

花陽「……………………」

 泣きそうな目を拭って

花陽「うん!」

 喜ぶ他のメンバー。

凛「やったにゃー!」

花陽「えへへ。じゃあ、真姫ちゃんが副部長ね」

真姫「ええっ!? なんで私!?」

花陽「私が部長だったら凛ちゃんがリーダー。だから真姫ちゃんが副部長だよ!」

凛「そりゃいいにゃー!」

真姫「……」

 他のメンバーからの拍手が響く。

絵里「みんな、頼んだわよ」

真姫「ま、待って! 私はまだ……
   …………もう! 別に良いけど!!」

穂乃果「えへへ」

希「さ、これでもう必要なことは全部終わったね。……じゃあウチらはそろそろ行こっか」

穂乃果「えっ!? もう行っちゃうの?」

絵里「せっかくだし、校舎を見て回ろうと思って」

穂乃果「じゃあ、私達も行くよ! だってほら……この9人でってのは、これが『最後』だし」

 何故かしばらく沈黙。

穂乃果「…………あれ?」

凛「言ったにゃー!」

穂乃果「え? ……あああっ!!」

 穂乃果に抱きつく凛。

凛「にゃーーーーーーー!」

ことり「『最後』って言ったらジュース1本って約束だよ!」

穂乃果「ええーーーーーー!!」



 中庭。財布開けて涙目の穂乃果。

穂乃果「うう………………」

絵里「穂乃果のおごりのジュースはお~いし~いな~♪」

凛「ふふ♪」

希「穂乃果ちゃんありがと」

穂乃果「……どういたしまして…………」

真姫「そういえば最近あんまりパン食べてないわね」

穂乃果「うん。ラブライブもあったし、我慢してたんだ」

海未「それでも結局ダイエットしましたもんね」

穂乃果「いえあれはその…………」



 学校で飼ってるアルパカの内の白アルパカにモフモフしていることり。

ことり「久しぶり~~! モフモフ~!」

白アルパカ「メェー」

 何故か顔芸の絵里。

絵里「ひゃ~~~~~~!!」

 茶色い毛のアルパカが絵里を睨んでいる。(絵里は以前茶色いアルパカに◯◯をかけられたのがトラウマになってる(詳しくは第1期第8話参照))

茶アルパカ「ガルルルル……グルルルル……」

海未「どうしたんです?」

絵里「!! いや……」

凛「でも随分太ったにゃー」

海未「言われてみれば……」

凛「?」

真姫「待って!」

 茶色いアルパカのお腹周りを見ると確かに膨らんでいた。それを見る真姫。

真姫「……これってもしかして、赤ちゃんじゃ……」

穂乃果達「ええーーーーーーっ!?」

白アルパカ「ヘッヘーン!」
 と、ドヤ顔の白アルパカ。

花陽「うわーーーっ! これでまた賑やかになるね!」

白&茶アルパカ「メーェ」


 次に訪れたのは講堂。

穂乃果「うわーーーー! 久しぶりに立つとやっぱ広……くない?」

海未「そう感じるのは、私達が少しだけ成長出来たということかもしれません」

花陽「……まだ信じられないもんね」

ことり「……うん。
    …………ラブライブのステージで歌ったなんて……」

 ラブライブのステージで歌った彼女達にとって講堂は今狭く小さく感じた。



 桜舞い散る中。芝生に寝転ぶ9人。


希「最初に9人で歌ったときも、こんな青空だった。……そう思ってたんやろ?」

絵里「………………ええ」

希「……ウチもや」



 そして次に訪れたのは……屋上。

絵里「最後はやっぱり、ここね!」

穂乃果「うん!」

 彼女達にとっては思い出深い場所だ。

海未「考えてみれば、練習場所がなくてここで始めたんですよね」

ことり「毎日ここに集まって……」

真姫「毎日練習した」

穂乃果「出来ないことをみんなで克服して」

絵里「ふざけたり……笑ったり……」

にこ「……全部ここだった」


穂乃果「! そうだ!」

 とバケツに水を汲みそれをモップに漬け込んだ。

凛&花陽「!?」

花陽「穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「見てて! えーーーーーい!」

 と描き出したのは……

穂乃果「ふぅ。出来た」

 『μ's』の文字

花陽「μ's(ミューズ)……」

真姫「でも、この天気だからすぐ消えちゃうわよ?」

穂乃果「それで良いんだよ」

真姫「えっ?」

穂乃果「……それで」


 文字に向かってお辞儀する9人。
9人「ありがとうございました!!」

 そして黙祷。

 屋上から去るメンバー達。

 穂乃果も去ろうとするがモップとバケツに気付きそれを持って去ろうとすると……

ことり『穂乃果ちゃ~ん、待って~!』
 屋上での練習の思い出が蘇って来た。

海未『穂乃果! いつも言ってるでしょ!?』

穂乃果『えへへ、ごめんごめん』

海未『いつも同じところでタイミングがズレてますよ!』

穂乃果『うへへ……ダンスって難しいね』

いがみ合う真姫とにことそれを笑う凛

にこ『寒いってどういうことよ!?』

真姫『正直に言っただけでしょ!?』

凛『にこちゃんは相変わらずにゃー』

片足立ちをやっている花陽と時間を計る希と絵里。

希『あと30秒!』

絵里『もう少しよ! 頑張って!』

花陽『は……はいぃ!』

絵里『さ、休憩終わったらステップの確認を始めますよ』

8人『はーい!』

穂乃果『もう海未ちゃん! 無理だよ!』

にこ&真姫『むううぅぅぅ、フン!』

絵里『ハラショー!』

花陽『ハァ……ハァ……』

 辛いときも、楽しい時も、すべてはこの屋上で行われていた。
 それらがあったからこそ、μ'sがあった。そう感じざるを得なかった。

 感慨深げになる穂乃果。今度こそモップとバケツを手に屋上から階段に戻る。

海未『ここしか無いようですね……』

ことり『日陰もないし、雨が降ったら使えないけど、贅沢は言ってられないよね』

穂乃果『うん。……でも、ここなら音も気にしなくて済みそうだね。
    よーし! 頑張って練習しなくちゃ!
    ……ねえことりちゃん、海未ちゃん』

ことり&海未『?』

穂乃果『……やり遂げようね! 最後まで!』

穂乃果「やり遂げたよ! 最後まで!」

 彼女達はやり遂げた! 学校を廃校から救い、ラブライブで優勝という大きな功績を果たしたのだ!

(挿入歌「OH,Love&Peace!」が流れる。(どんな曲か知りたい人は収録されてるCDを買う等で確認してください))
 キャスト&スタッフロール。

 校舎内を歩く穂乃果。途中の掲示板に「School Idol!! メンバー募集中!!」の張り紙が一枚。次に入ってくる1年生の新たなスクールアイドルメンバーの募集である。



桜舞い散る校舎前。
ヒデコ達と別れる穂乃果達。



(挿入歌が終わった後)
 校門

絵里「じゃあ、行くね」

 突然着信音が鳴る。

花陽「!」

真姫「何よ? こんな時に」

 スマホを取り出す花陽。

花陽「ご、ごめん!」

 操作すると……

花陽「う……うえぇぇぇぇぇ!!」

穂乃果達「?」

絵里「花陽?」

にこ「どうしたのよ?」

花陽「ああああああ、大変ですぅ!!」

穂乃果「どうしたの?」

花陽「ここでは言えません! 部室へ戻らなきゃ!!」

 と穂乃果の腕を掴み走り出す花陽。

穂乃果「ええええっ!?」

にこ「ちょ……」

絵里「何なのよいきなり!?」

希「えへっ。何々? 教えて~」

 花陽を追う希。

絵里「希!?」

花陽「大変ですぅ~!!」

(挿入歌「Happy maker!」が流れる(どんな曲か……以下略))

 走り出している他のメンバー
海未「今度は何ですか!?」

凛「うひゃ~~~~!」

ことり「まだ終わってないってこと!?」

真姫「何それ!? 意味分かんない!」

にこ「行って確認してみるしかなさそうね!」

真姫「ええっ!?」

絵里「ちょっと~! 今日卒業式なのよ~!」

穂乃果「あわわわわわわ!!」

 最初大露わだった穂乃果だったが

穂乃果「よ~し! みんな続け~!!」

 ノリノリになった。


ラブライブ!

 最初は穂乃果だけだがことり、海未、花陽、真姫、凛、にこ、希、絵里の順にμ'sのメンバーが現れ
 舞台はほぼライブ会場と化した。


(歌が終わった後)
穂乃果「さあ行こう! 私達と一緒に見たことのない場所へ! 見たことのないステージへ!
    叶え! 私たちの夢! 叶え! あなたの夢! 叶え! みんなの夢!!」

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最終更新:2021年02月23日 17:27