ドキドキ!プリキュアの最終回

ベール「ふはははははは!ついに、ついにナンバー1だ!く、く、く、苦しい。や、や、や、やば、やば」
マーモ「ジャネジーを取り込もうとして、自分が取り込まれちゃうなんて世話ないじゃない」
ベール「マーモ!イーラ!助けてくれ!」
イーラ「無理だ!もう遅いよ!」
国王「間違いない、奴だ!嘗て、宇宙を支配していた巨大な力。キュアエンプレス達でさえ、消し去る事が叶わなかった闇の存在」
プロトジコチュー「いかにも。我が名はプロトジコチュー、一万年の時を経て今蘇った!世界は再び闇で覆い尽くし、全ての命を思うがままに支配してくれるわ!」
マナ「そんな事、絶対に許さない!」
六花「私達が居る限り!」
ありす「あなたの好き勝手にはさせません!」
亜久里「この命の炎が燃え尽きるまで!」
真琴「全力で戦い抜いて見せる!」
「マナ!」
「会長!」
セバスチャン「行けません。逃げてください」
マナの父「しかし…」
マナ「…」
マナの母「大丈夫。あの子達を信じましょう」
レジーナ「あたしも戦う!」
マナ「レジーナ?」
レジーナ「あいつとの決着はこの手で付けたいの!」
マナ「行こう、皆。これがあたし達の最後の戦いだよ!」
マナ・六花・ありす・真琴「プリキュア・ラブリンク!」
妖精達「L、O、V、E。」
亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」
アイ「キュピラッパー!」
ハート「漲る愛、キュアハート!」
ダイヤモンド「英知の光、キュアダイヤモンド!」
ロゼッタ「陽だまりポカポカ、キュアロゼッタ!」
ソード「勇気の刃、キュアソード!」
エース「愛の切り札、キュアエース!」
一同「響け、愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」


あなたに届け!
マイスイートハート!


ビルを投げ飛ばすプロトジコチュー
ハート「!」

ビルが襲う
ハート「うわああああっ!!」
光線を放つプロトジコチュー
ロゼッタ「ロゼッタ・リフレクション!皆さん、続いてください!」
ソード「任せて!ホーリー・ソード!」
ビルを斬るソード
ハート「ありがとう、ソード!」
レジーナ「させないわー!」
光線がレジーナを襲う
レジーナ「うわああっ!」
ハート「レジーナ!」
受け止める二人
レジーナ「ロゼッタ!ソード!」
ダイヤモンド「トゥインクル・ダイヤモンド!」
エース「エース・ショット!バキューン!」
ハート「はああっ!」
プロトジコチュー「ジャネジー!」
オーラで吹き飛ばされる
エース「皆、大丈夫ですか?」
ハート「大した事ないよ。」
ロゼッタ「掠り傷ですわ。」
レジーナ「うっそー!もう無理!」
ダイヤモンド「折れるの早!」
ソード「さっきの威勢は?」
レジーナ「馬鹿ね、冗談よ。マナが一緒なんだから最後まで諦めたりしない!」
ハート「レジーナ。行くよ、皆!」
5人「プリキュア・ロイヤル・ラブリー・ストレートフラッシュ!」
プロトジコチュー「効かんな!」
一同「…。」
瞬間移動し攻撃するPジコチュー
ハート「うわああっ!」
ダイヤモンド「きゃあああ!」
ロゼッタ「くうっ!」
ソード「ううっ!」
エース「うわあああっ!」
プロトジコチュー「消えろー!」
光線を繰り出すプロトジコチュー
ハート「…!」
「ここも危険です、逃げましょう!」
「逃げるってどこへ?」
「兄貴?」
「マナ達が倒れたら、この世界は闇に閉ざされてしまうんだ。だったら、俺は最後まであいつらの戦いを見守る!」
「じゃあ、オイラも!」
「マナ、死ぬんじゃねえぞ!」
ラケル「六花、しっかりするケル!」
ランス「ありす、負けちゃ駄目でランス!」
ダビィ「真琴、立ち上がって!」
アイ「亜久里、レジーナ、しっかりするきゅぴ!」
シャルル「マナ、頑張るシャル。あなたは皆の希望シャル。あなたが諦めたら、この世界はお終いシャルよ!」
プロトジコチュー「心配するな、お前達の家族も仲間も直ぐに消し去ってやる。世界は…いや、この宇宙は全て私の物だ!」
ハート「もう何、言っちゃってるのかなあ。」
プロトジコチュー「?」
ハート「世界を独り占めしたら、確かに我儘勝手し放題。けどね、たった一人の世界だったら、あなたは横入りも信号無視もできなくなるんだよ。」
プロトジコチュー「何?」
ハート「そう、ジコチューって言うのは結局誰かの迷惑をかけて振舞う事。誰もいない世界では、あなたはジコチューでいられなくなる。」
プロトジコチュー「黙れ!黙れ黙れ!この私に説教をするとは!」
一同「キュアハート!」
プロトジコチュー「貴様こそジコチューだー!」
吹き飛ばされるハート
プロトジコチュー「その生意気なプシュケー!この手で抜き取ってくれる!」
ハート「あああ!」
プロトジコチュー「食らえ!最強のジャネジー!」
ダイヤモンド「駄目よマナ!心を強く持って!」
レジーナ「プシュケーを渡しちゃだめー!」
ソード「マナ!」
ロゼッタ「マナちゃん!」
エース「やめてええええっ!!」
ハート「うわあああああっ!!」
プシュケーが闇に染まる
一同「…!」
プロトジコチュー「遂に奪ったぞ、プリキュアのプシュケー!これで世界は全て私の物だ!」
ロゼッタ「マナちゃん!」
レジーナ・エース「マナ!」
ソード・ダイヤモンド「マナー!」
プロトジコチュー「ふふふふふ、はははははは!はーっはははははは!」
プシュケーが元の色に戻る
プロトジコチュー「ん?」
再び黒に染めようとするが、状況は変わらず
一同「…!」
プロトジコチュー「やめろ!」
ソード「マナ!」
目覚めるハート
一同「マナ!」
ハート「皆、心配かけちゃったね。」
ダイヤモンド「どうやら、無駄な努力だったみたいね!」
プロトジコチュー「…。」
エース「たとえ肉体が滅びようとも、私達の魂は思いの力は不滅です!」
ハート「お願い皆、あたしに力を貸して!」
4人「うん!私達の力をキュアハートの元へ!」
レジーナ「マナ!」
三種の神器がハートに集まる
ハート「キュアハート、パルテノンモード!」
プロトジコチュー「瞞しがー!」
パンチを受け止めるハート
投げ飛ばすハート
攻撃をかわすハート
分身するハート
光線をかわすハート
プロトジコチュー「速い!」
蹴りを放つハート
プロトジコチュー「うおおおおおおお!!」
躱すハート
宇宙に吹き飛ばされるプロトジコチュー
プロトジコチュー「さっきまでのキュアハートとは、まるで違う!?」
ジョー「思いの力が人を強くする!」
光線を溜めるプロトジコチュー
ジョー「誰かを守りたいと言う、思いの力を持つ女の子は誰でもプリキュアになれる。そしてその力は、この宇宙を生み出したビッグバンにも匹敵するんだ!」
光線を放つプロトジコチュー
ハート「はああああああああああああっ!!」
踵落としで光線を裂く
プロトジコチュー「うおおおおおおおっ!!確か、1万年前にも私に刃向かう者がいた…倒れても倒れても、何度でも立ち上がって来る少女達が…まさか…。時代は繰り返すと言うのか…。」
ハート「あなたに届け、マイスイートハート!」
プロトジコチュー「そうとも、時代は繰り返す。人間に我儘で自分勝手な心がある限り、私は何度でも蘇る。そう何度でもだ!」
ハート「分かるよ。あたしの中にも我儘な心はあるもの。」
プロトジコチュー「何…だと…。」
ハート「誰かを妬んだり、何もかも嫌になって投げ出したくなったりする事もある。けれどそうやって悩むから、苦しむから人は強くなれるんだと思う。」
プロトジコチュー「ラー…」
ハート「それに、たとえあたしが愛を見失ったとしても、あたしには仲間がいる。」
プロトジコチュー「ラー。」
ハート「支えてくれる仲間がいるから、あたしは絶対に何度でも立ち向かって見せる!」
プロトジコチュー「ラーブ!ラーブ!ラーーーブ!」
浄化されるプロトジコチュー

街が修復される
トランプ王国が修復される
「どうなったんだ、俺達は?」
「確か、怪物が現れて…」
「助かったのよ、私達!」
シャルル「綺麗さっぱり片付いたシャルね。」
真琴「けど、王女様は戻らない…。王女様は平和になったトランプ王国をその目で確かめる事ができないのよ…。」
ダビィ「真琴…。」
六花「あれは?」
真琴「王女様!」
国王「アンジュ!」
ジョー「アン!」
マリー「ごめんなさい、お父様、ジョナサン…私はもう元の体には戻れません。レジーナも阿久里も多くの愛を知り、二つの命として成長したのです。」
レジーナ「心配しないで、パパの傍にはずっとあたしがついてるから。」
亜久里「私はあなたの思いを受け継いで、生きて行きたいと思います。」
マリー「ありがとう。ジョナサン…。」
ジョー「アン…。」
マリー「私は幸せです。あなたのたくさんの愛を分けて貰いましたから。」
ジョー「僕もだよ、アン。」
マリー「キュアソード。」
真琴「王女様!」
マリー「あなたには本当に辛い思いをさせてしまいましたね。けれど、あなたが仲間を見つけてくれたお陰で全ての問題が解決しました。心から感謝しています。」
真琴「そんな言葉はいいのです!私はずっと王女様と… 王女様のお傍に居たかった!」
マリー「あなたに涙は似合いません。笑って!そしていつまでもこの世界に、あなたの歌声を届けてください。」
真琴「無理です。王女様のいない世界で、もう私は笑う事なんて…できない。」
マナ「まこぴー!」
マリー「悲しまないで、ソード。」
真琴「王女様…。」
マリー「アンと呼んでって言ったでしょ?私の命と絆はアイちゃんに引き継がれているわ。私はいつもあなたの事を見守っているのよ。」
真琴「王女様…。」
マリー「ありがとう、皆さん。本当にありがとう。」

アイ「真琴。」
真琴「アイちゃん… 大好きだよ!」

ベール「おうおうおう何をする、放せ!」
マーモ「こんなになっちゃって。」
イーラ「情けねえな、ベール。」
ベール「まあいい。また1万年程眠りについて力を蓄えるさ。」
イーラ「ええ!?また1万年眠るのかよ!?まあ…あいつらがいたんじゃな…。」
マーモ「何してるの?行くわよ。」
イーラ「分かってるよ。」
ベール「腹減った。」
イーラ「残飯でも食ってろよ。」
ベール「ええ?」
立ち去る三人

それからしばらくして、皆それぞれ新しい生活が始まりました。

「おはようごぜえやーす!」

六花「おはよう!」
マナ「おはよう純君。生徒会の仕事はもう慣れた?」
「会長に比べたらまだまだです。」
六花「こらこら、今の会長はあなたでしょ?」
「すいません…。あっ!そのリボンは校則違反ですよ!」
レジーナ「校則?何それ?」
「校則とは…。」
レジーナ「おはようマナ。宿題分からない所があるの、ちょっと教えて。」
マナ「ちょっと、レジーナ!」
シャルル「お手伝いする事ないシャルか?」
マナの父「シャルルちゃん!」
マナの母「それじゃあ。」
国王「王手!」
マナの祖父「なぬ!ぬう!?」

レジーナのお父さんは王様を引退しました。

シャルル「お茶が入ったシャル。」
マナの祖父「シャルルちゃん!」
国王「済まないね。」

六花は、受験勉強に励んでいます。

六花「悔いが残らないように頑張らないとね。」
ラケル「これは何ケル?」
六花「ちょっと!駄目!」


亜久里ちゃんは、最近はクラスの皆とうまくやっているようです。

「おいしい!」
「お店で作ったみたい!」
「亜久里ちゃん、パティシエになれるんじゃない!」
亜久里「いえいえ、それ程でもありません…」
「今度、家に来て教えてよ!」
「私も!」


トランプ王国とはキングジコチューが開けた時空の穴で繋がっています。

ジョー「皆、元気そうだね。」
マナ「ジョーさんも忙しそうですね。」
ジョー「どう言う訳か、トランプ共和国の初代大統領に選ばれちゃったからね。」
アイ「アイ。」
ジョー「時代は変わって行く。アンが遺してくれたこの国と人間界の文化も交じり合って新しい国が生まれるんだ。」
「こうすれば。」
ありす「これが真琴さんが言っていた王国式全自動クリーナーですね。素晴らしいですわ!100万個程買い取らせていただけますか?」
「ひゃ、100万!?」
セバスチャン「宜しければ、契約書にサインを。」
「は、はい!」

まこぴーはトランプ王国からやって来た歌姫として、世界中で大ブレイク!

真琴「ずっと不思議だったの。こっちの世界の人達って、どうして一緒に歌おうとするんだろうって。歌は静かに耳を傾けるものでしょう?でも、あなたに出会ってその意味が分かった。一緒に何かをするってとても素敵な事なのね!」
マナ「歌って!思いっ切り… 皆の心に届くように。」
真琴「ええ!ありがとう、皆!最後の曲です!」
マナ「もしもし、キュアハートです!」
「実はまた君に頼みがあるんだ。超大型の人工衛星が軌道を外れ、大貝町に墜落する虞がある!」
レジーナ「遅いぞ!」
真琴「ごめん!」
六花「結局、皆から頼りにされちゃうのよね、マナってば。」
ありす「仕方がありませんわ。」
亜久里「幸せの王子ですものね。」
アイ「アイ。」
マナ「皆、行くよ!」
シャルル「シャルル!」
一同「うん!」
4人「プリキュア・ラブリンク!」
亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」

一同「響け、愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」



Thank you

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最終更新:2024年03月22日 00:34