プロローグ


第1場

(ピレネー山脈上方の岸壁の牧草地。左は簡素な牧舎。その前に井戸と桶がひとつ。右側は斜面が崩れている。丘の後ろに深い窪地があるように見える。窪地の向こうに異様なものすごい形をした、雪に覆われたピレネー山脈の山頂が聳えている。その中央に巨大な氷河があり、その横にとてつもない巨石がある。朝3時頃。星空)




ナンド
(舞台裏で)
おーい!

ペドロ
(舞台裏で、答える)
おーい!

(ナンドが姿を見せ、ペドロは牧舎の傍に現れる)

イエス・キリストを讃えよ!

ナンド
永遠に!

ペドロ
羊を東に連れて行くのか?

ナンド
上に行くつもりだ。

ペドロ
狼たちに気をつけろ!

ナンド
俺には投擲器があるし犬もいる。

ペドロ
それに俺は神様を信じている!

(彼らは今、丘の中央で出会う。群れのベルの音が聞こえる)


いい天気になる。

ナンド
霧が晴れたらな!

ペドロ
上の羊飼いたちによろしく!

ナンド
会ってないのか?

ペドロ
最後に会ってから、
もう三ヶ月になる。
半年前に一人と話したのが最後だ、
そして今お前が山の向こうに姿を消すと、
俺はまた何週間も、何か月も、一年も、
また口を開いて話すことはなくなる。

ナンド
お前は独りが怖くないのか?

ペドロ
あぁ、俺には素晴らしい!
俺は夜に夢を見、昼に夢を見て
幸せな気持ちになる。
他に幸せがあるか?
寝る前に俺は主の祈りを二つするんだ、
一つ目は両親のため、両親を知らないけど、
でも天上の神様の右と左で
二人は俺を見守っていてくれる。
二つ目の祈りは、
神様自身に関わることだ。
俺は毎晩お願いするんだ、
このペドロに女房をくださいと。

ナンド
女房だって!ハハ!お前は女を知ってるのか?
女を見たことがあるのか?話をしたことがあるのか?

ペドロ
まだない。女がこんな所に来るものか?
谷を下って教会に行く時に、
一年に一度遠くから見るだけだ。
だけど思うんだ、神様にその気があれば、
俺だってある日ひとりの女にめぐり合う。

ナンド
ハハハ!

ペドロ
笑うんじゃない。俺は本気だ。

(彼は仰向けに寝ころぶ)

昨日の晩、小屋の中で
俺が一つ目の祈りが終わって、
二つ目を始めた時のことだ。
祈りが終わっていないうちに、
俺は最初の一言で眠り込んでしまった。
夢の中で、急に
群れが下に逃げ出す。
俺は追いかけ石をひとつ取って
群れを止まらせようと、
投擲器で前に投げる。
その石はロッカブルーナ湖に落ちて、
水が沸き立ち煮えたぎる、
さながら海が沸騰しているみたいに。
水蒸気と波が一塊になって、
まるで湖から雲が湧きたつみたいに。
輝く衣装、白い腕、
長い金髪の髪の頭-
魔女だ、と俺は叫ぶ、岩山の魔女だ!
いや違う!魔女があんなに美しいものか。

突然、荒れた湖は鏡のように静かになる、
そしてそのお姿は海を渡って
俺の方に向かって来る。
とても美しかった、お前にうまく説明できない。
そのお姿が歩くと、樹々が身を傾げ、
花の香りが強くなり、鳥たちは、
今まで聞いたこともないような歌い方をする。
それは、山々がどよめくような歓声で、
世界中を満たすみたいだった。
そしてその幻影は微笑みながら
俺のすぐ近くまでやって来た。

それで俺はその前に跪いて
二つ目の祈りを最後まで言った。
今俺には分かる、その幻影が誰だったか:
聖母様が俺の夢に現れたんだ、
神様が俺に女と幸せを授けてくださると、
俺に言いに来たんだ。

ナンド
お前はつまり思ってるんだ、女と幸せはひとつだと?
しかし言っておくよ、その二つの間には
ほんのちょっとの天国と大きな地獄がある。
お前も分かるようになるだろう!それは確かだ。

ペドロ
どこから彼女がやって来るのか、
知っていたらなぁ?

いいか、俺が投擲器に石を置いて
輪の中でそれを振り回す!
俺は目を閉じる。その石が飛んで落ちる所、
そこから、彼女はやって来るんだ。

(彼は石を投げる)

セバスティアノの声
あんちきしょうめ、人が来るのが、
お前ら見えないのか?
小石が私に当たるところだった。

ナンド
誰か来る!

ペドロ
俺には関係ない!ここには誰も来ない。

ナンド
(下の方を窺いながら)
ご主人だ!ご主人のセバスティアノだ!
お前はご主人を知らないのか?
お前が見るもの全部があの方のものだ。
この牧場、草原、野原、
この群れ、小屋、森も川も、
下の村も水車小屋も、
お前が思い浮かべるもの全部、あの方のものだ。
俺らは皆、皆、あの方の下で働いているんだ、
上の羊飼いも下の羊飼いもだ。
あの方と一緒にいるのが、俺らの村の長老様だ。
トマソはもう
90歳にもなる。

ペドロ
(不機嫌そうに立ち上がり)
小屋に行ってくる。
奴らが何か俺に用があったら、呼びに来てくれ。

(彼はゆっくりと上に向かい、小屋に姿を消す)


ナンド
(一心に下を見ながら)
あの二人と一緒に、女性がやって来る、
間違いない。
どういうことだ?
つまり神様は約束を守って
ペドロにひとりの女を遣わされるってことか。

第2場

(セバスティアノ、マルタ、トマソが登場する)

セバスティアノ
ペドロはいるか?

ナンド
上の小屋にいる。

セバスティアノ
トマソ、行って連れて来い。

(ナンドに)

お前はミルクとパンとチーズを持ってきてくれ。
遠い道のりで、腹がへった。

(トマソとナンドは小屋の方に行き、トマソは中に入る)


マルタ
どうしてあんたは私をここに連れて来たの?

セバスティアノ
楽しいからだ!それに、お前、
計画があるんだ。

マルタ
言って、旦那様、後生だから、
考えていることを。

セバスティアノ
何も怖がることはない!お前は私にずっと従順だった。
私がしてやったことは、分かってるね!
お前は乞食の子供で
お前の父だという、年老いた浮浪者と一緒にこの土地にやって来た。私はお前が気に入った。
お前の父を私は水車屋にしてやった
お前の美しい瞳のせいだ。
今はお前が水車屋だ。
そしてお前はその賃借料を愛で支払う。
それはしごく当然のことだ。

マルタ
ひどい話よ:
毎日私はあんたの顔に向かって叫んでる。
でも仕方ない、あんたはご主人だもの。

セバスティアノ
そう、私は主人だ!
そして主人として私は今お前に命じるのだ:

(上方にペドロが現れる)

あの若造を見ろ!
いい男だ、だろう、それに若くて力がある。
あいつをお前の夫にする。

マルタ
(吃驚して後ずさりしながら)
谷底に飛び込むほうがましよ!

セバスティアノ
無鉄砲!強情者!ちょっと待て!
待つんだ、説明してやる!
私の気まぐれじゃない。
起こるべくして、起こるんだ。

マルタ
どうかご慈悲を!

セバスティアノ
だからこそだ、私はそれを誠実でいいことだと思うので、
ペドロをお前の夫にするのだ。

マルタ
(彼女の手を握っているセバスティアノを振り払う)

放して、旦那様、いやよ、いやよ!

セバスティアノ
マルタ、あいつをよく見るんだ!

マルタ
(台詞で)
いや!

(身を振りきって走って行く)

ペドロ
(すぐ近くに来ていて、口をポカンと開けて彼女を目で追う)

聖母様!きれいな女だ!

第3場

セバスティアノ
おい、ペドロ、言ってみろ、お前はここで満足か?

ペドロ
へぇ勿論、旦那様!

セバスティアノ
もっといい暮らしをしたくないか?

ペドロ
よく分かりません!

セバスティアノ
羊飼いも、悪くはない、しかし思わないか、
もっといい暮らしはないかと!
見ろ、私は下の谷間に水車小屋を持っている。
お前は水車屋になりたくないか?

ペドロ
粉に挽く穀物があるというなら、いやなものですか?

セバスティアノ
その水車小屋に加えて私はお前に
水車屋の女房もやろう。

ペドロ
その娘が俺の気に入って、俺がその娘の気に入ってくれれば、
俺はイヤとは言いません。

セバスティアノ
見てみろ!どうだ、美人だろ?

ペドロ
俺をからかってるんですか、それともまだ夢を見ているのか?

セバスティアノ
ここに座って私の言うことをよく聞くんだ。
私の水車小屋は空き家だ、水車屋が死んだからだ、
そこで私はお前のことを考えた。気に入ったら、降りて来て、
このマルタを女房にしろ
そしたらお前を水車屋にしてやる。

ペドロ
あんたの言葉はまるでミツバチの群が
俺の耳の周りで飛び交っているみたいだ。
俺は喜んでいいのか、歓声をあげていいのか?
すべての聖人様に感謝したらいいのか?
俺の夢が現実になるのか?

トマソ
わしはこの山の向こうの何マイルも離れた所に住んでおる。
わしに主人が助言を求められた。
わしはお前の名前をあげた。
何年もわしはここに来ておらんが、
お前のことは知っておる:お前はしっかりした若造だ!
さあ手を打とう、息子よ、神の摂理と受け止めなさい。
お前に一番いいことを主人は望んでおられる。この幸運を主人に感謝しなさい。そして全てを見守り全てを導いてくれる神様が、お前の家も見守り、
お前の歩みを平和に導いてくれますように。

セバスティアノ
さあ手を打とう、若造。

ペドロ
そうすべきか?そうしていいのか?彼女は俺を望んでくれるだろうか?彼女は俺を、醜男だと思わないだろうか?
彼女がいやだと言ったら?彼女が俺をはねつけたら?

セバスティアノ
そのことは私に任せてくれ!
それは私が引き受ける。

ペドロ
俺を見た時、彼女は逃げ出した。

セバスティアノ
女とはそういうもんだ。
支度して、谷に下りて来い、
そして明日は結婚式だ。
もう全部私が手配した。

ペドロ
明日もう?
こんな幸福が明日もう?

トマソ
幸福が来るのに速すぎるということはない!
今ここにある、しっかり掴むんだ。

セバスティアノ
よし決まった:私は水車小屋で待つ
お前にお前の女房を連れて来よう。

ペドロ
行きます!

トマソ
神様がお前の行く道を祝福してくれますように!

(セバスティアノとトマソは去る)

第4場

ペドロ
聞いたか?女房を貰うんだ、
天が俺に贈ってくれる。俺は谷に下りる。

ナンド
お前は低地に行くのか?
そこでは家々は湿っぽく、山々は遠く、
人々は密集して住んでいる。
太陽までくすんで、全てが灰色だ。
そこには毎日諍いや争いや喧嘩がある。
お前は低地に行くのか?

ペドロ
我が幸運に向かって!

ご主人が俺の代わりに新しい羊飼いを
送ってくれるまで、羊を引き受けてくれ。
俺はもう一度山々に挨拶する。
俺はお前たち皆よく知っている、どの頂上も、
どの渓谷もどの緑の草原も知っている。
ここで俺はお前の輝きの中で自由だった、おぉ太陽よ、
今度は幸運への我が道を照らしてくれ。

(彼は道を下る)

羊の群れを引き受けてくれ、用心深く、
ナンド、狼に気を付けて!
うわぁ、あいつらがこっちに来る、俺の周りに押し寄せる!
さらば、そう、俺は谷に下りるんだ、
低地に行ってもお前らのことは忘れない!
お前のことも忘れないよ、俺の勇敢な犬。
さらば、俺のことも忘れるな!

(彼の姿がすっかり見えなくなる。声だけが下から聞こえ、だんだん遠くなる)

太陽は谷への我が道を照らす、
俺は低地に行く!
VORSPIEL


Erste Szene

(Eine felsige Halde hoch oben in den Pyrenäen. Links eine primitive Sennhütte. Davor ein Brunnen und ein Trog. Rechts verliert sich der Abhang in Geröll. Hinter dem Hügel scheint eine tiefe Mulde zu liegen. Jenseits der Mulde erheben sich in bizarren, phantastischen Formen die schneebedeckten Spitzen der Pyrenäen. In der Mitte ein kolossaler Gletscher, an dessen Seite ein gewaltiger Steinkoloss. Etwa drei Uhr morgens. Sternenhimmel)

NANDO
(hinter der Szene)
Ohe!

PEDRO
(hinter der Szene, antwortet)
Ohe!

(Nando taucht auf und Pedro erscheint bei der Hütte)

Gelobt sei Jesus Christus!

NANDO
In Ewigkeit!

PEDRO
Gehst du mit deinen Tieren gegen Osten?

NANDO
Ich will zur Höhe.

PEDRO
Hüte dich vor den Wölfen!

NANDO
Ich habe meine Schleuder und den Hund.

PEDRO
Und ich vertrau auf Gott!

(Sie begegnen sich jetzt auf der Mitte der Anhöhe. Man hört das Geläut der Herdenglocken)

Ein schöner Tag wird kommen.

NANDO
Wenn erst die Nebel fallen!

PEDRO
Grüss mir die Hirten oben!

NANDO
Sahst du sie nicht?

PEDRO
Drei Monate sind's her,
daß ich den letzten Menschen sah.
Vor einem halben Jahr sprach ich zuletzt mit einem
und wenn du jetzt dort hinterm Berg verschwindest,
dann mag es wieder Wochen dauern, Monate, ein Jahr,
bis ich den Mund zum Reden wieder öffne.

NANDO
Ist dir die Einsamkeit nicht schrecklich?

PEDRO
Ach, herrlich ist sie mir!
Ich träum des Nachts und träum
des Tags und fühl mich glücklich.
Gibt's ein andres Glück?
Zwei Vaterunser bet ich vor dem Schlafengehn,
das erste bet ich für die Eltern, ich kannt sie nie.
Doch oben rechts und links von Gottes Thron,
da stehen beide wachend über mich.
Das zweite Vaterunser aber,
das geht den lieben Herrgott selber an.
Ich bitt ihn jede Nacht,
daß er ein Weib dem Pedro schenke .

NANDO
Ein Weib! Haha! Kennst du die Weiber ?
Hast du schon mal ein Weib gesehn? Gesprochen?

PEDRO
Noch nicht. Wie käme hier herauf ein Weib?
Von ferne seh ich sie einmal im Jahre nur,
wenn ich ins Tal hinab zur Kirche geh.
Ich denk mir aber, daß wenn Gott nur will,
ich auch einmal zu einem Weibe kommen werde.

NANDO
Hahaha!

PEDRO
Darüber lacht man nicht. Ich mein es ernst.

(Er hat sich auf den Rücken gelegt)

Wie ich nun gestern abend in der Hütte liege
und mit dem ersten Vaterunser fertig bin,
fang ich das zweite an.
Doch nach dem ersten Worte schlaf ich ein,
und das Gebet bleibt mir im Munde liegen.
Im Traume seh ich, wie mit einem Mal
die Herde in die Tiefe flüchtet.
Ich lauf ihr nach und nehm einen Stein
auf meine Schleuder,
werf ihn nach vorn, damit die Tiere stehen bleiben.
Der Stein fällt in den See von Roccabruna,
das Wasser siedet auf und wallt,
als wär der See ein Kochtopf.
Aus Dampf und Wellen ballt es sich zusammen,
wie eine Wolke steigt es aus dem See empor.
Ein leuchtendes Gewand, ein weißer Arm,
ein Kopf mit langem blonden Haar -
die Hexe, schrei ich auf, die Felsenhexe!
Doch nein! So schön kann eine Hexe doch nicht sein.

Und plötzlich wird der wilde See ein Spiegel,
und die Gestalt kommt übers Wasser her
und auf mich zu.
Sie war so schön, ich kann dir's nicht beschreiben.
Und wie sie ging, da neigten sich die Bäume,
da dufteten die Blumen stärker, und die Vögel sangen,
wie ich's nie gehört.
Es war ein Jubeln, daß die Berge dröhnten,
und das die ganze Welt zu füllen schien.
Und die Erscheinung lächelte
und kam zu mir ganz nah heran.

Da kniet ich vor ihr nieder
und sprach mein zweites Vaterunser nun zu Ende.
Nun weiß ich auch, wer die Erscheinung war:
die Mutter Gottes kam zu mir im Traum,
um mir zu sagen,
daß der liebe Gott mir Weib und Glück bescheren will.

NANDO
Du glaubst am Ende, Weib und Glück sind eins?
Ich aber sage dir, daß zwischen beiden
ein Stückchen Himmel und die ganze Hölle liegt.
Das wirst du auch noch lernen! Dessen sei gewiß.

PEDRO
Wenn ich nur wüßte,
aus welcher Gegend sie wohl kommen wird?

Paß auf: da leg ich einen Stein auf meine Schleuder
und schwinge sie im Kreis!
Die Augen hab ich zu. Wohin der Stein jetzt fällt,
das ist der Weg, den sie wohl kommen wird.

(Er wirft den Stein)

SEBASTIANOS STIMME
Verfluchte Kerle, seht ihr nicht,
daß Menschen kommen?
Beinah hätt mich der Kieselstein getroffen.

NANDO
Es kommt Besuch!

PEDRO
Was kümmert's mich! Zu mir kommt niemand.

NANDO
(in die Tiefe spähend)
Der Herr ist es! Herr Sebastiano!
Kennst du den Herren nicht?
So weit du schaust ist alles sein.
Die Wiesen, Matten, Felder,
die Herden, Hütten, Wald und Fluß,
das Dorf da unten und die Mühle,
alles was du dir denken kannst, ist sein.
In seinem Dienste stehn wir alle, alle,
die Hirten oben und die Hirten unten.
Der mit ihm geht, das ist der Älteste aus unserm Dorfe.
Neunzig Jahre trägt Tommaso schon
auf seinem Buckel.

PEDRO
(unwillig aufstehend)
Zu meiner Hütte geh ich.
Wollen die etwas von mir, so sollen sie mich holen.

(Er geht langsam aufwärts und verschwindet in der Hütte)

NANDO
(gespannt zur Tiefe blickend)
Und mit den beiden geht, ich irre nicht,
ein Frauenzimmer.
Was soll das bedeuten?
Am Ende hält der Herrgott Wort
und schickt ein Weibchen für den Pedro.

Zweite Szene

(Sebastiano, Marta und Tommaso treten auf)

SEBASTIANO
Ist Pedro nicht hier?

NANDO
Er ist in seiner Hütte oben.

SEBASTIANO
Tommaso, geh und schaff ihn her.

(zu Nando)

Du aber bring uns Milch und Brot und Käse.
Der Weg war weit, und ich hab Hunger.

(Tommaso und Nando gehen zur Hütte, in die Tommaso eintritt)

MARTA
Warum schleppt Ihr mich hierher?

SEBASTIANO
Weil es mich freut! Und dann, mein Kind,
hab ich einen Plan mit dir.

MARTA
Sagt mir, Herr, um Christi willen,
was Ihr vorhabt.

SEBASTIANO
Fürchte nichts! Warst mir immer treu ergeben.
Und du weißt, ich lohnte gut!
Kamst als Bettelkind ins Land
mit dem alten Vagabunden, deinem Vater.
Du gefielst mir.
Deinen Vater macht ich zum Müller,
deiner schönen Augen willen.
Jetzt bist du die Müllerin.
Und den Pacht zahlst du in Liebe.
Das ist doch nur recht und billig.

MARTA
Schrecklich ist es:
Jeden Tag schrei ich's Euch ins Angesicht.
Doch was hilft's, Ihr seid der Herr.

SEBASTIANO
Wohl, das bin ich!
Und als Herr werd ich dir jetzt befehlen:

(Oben erscheint Pedro)

Schau dir mal den Burschen an!
Hübsch, nicht wahr, und jung und kräftig.
Den bestimm ich dir zum Gatten.

MARTA
(entsetzt zurückweichend)
Lieber spring ich in die Tiefe!

SEBASTIANO
Tollkopf! Trotzkopf! Bleib doch nur!
Warte, bis ich's dir erkläre!
Keine Laune ist's von mir.
Was geschieht, das muss geschehn.

MARTA
Habt Erbarmen!

SEBASTIANO
Darum eben, weil ich's gut und ehrlich meine,
geb ich Pedro dir zum Manne.

MARTA
(reißt sich von Sebastiano, der ihr die Hand gehalten, los)
Laßt mich, Herr, ich will nicht, will nicht!

SEBASTIANO
Marta, schau ihn dir doch an!

MARTA
(gesprochen)
Nein!

(Sie reißt sich los und läuft weg)

PEDRO
(Er ist ganz nahe herangekommen, schaut ihr mit offenem Mund nach)
Mutter Gottes! War die schön!

Dritte Szene

SEBASTIANO
Na, mein Pedro, sag mir mal, bist du hier zufrieden?

PEDRO
Ei gewiß, mein gnäd'ger Herr!

SEBASTIANO
Möchtest du's nicht besser haben?

PEDRO
Wüsst nicht wie!

SEBASTIANO
Hirte sein, ist ja ganz schön, aber meinst du,
daß es nicht doch noch etwas Bessres gibt!
Schau, ich hab im Tale unten eine Mühle stehn.
Willst du nicht der Müller sein?

PEDRO
Wenn es Korn zum Mahlen gibt, warum nicht?

SEBASTIANO
Und zur Mühle geb ich dir noch
die Müllerin als Frau.

PEDRO
Wenn das Mädel mir gefällt und ich ihr,
ich sag nicht nein.

SEBASTIANO
Sahst sie doch! Gelt, die ist schön?

PEDRO
Treibt Ihr euren Spaß mit mir, oder träum ich noch?

SEBASTIANO
Setz dich her und hör mich an.
Meine Mühle ist verwaist, denn der Müller starb,
da hab ich an dich gedacht. Paßt es dir, so komm herab,
nimm die Marta dir zum Weibe
und ich nehme dich zum Müller.

PEDRO
Wie ein Bienenschwarm fliegen Eure Worte
mir ums Ohr.
Darf ich jubeln, darf ich jauchzen?
Darf ich allen Heil'gen danken?
Wird mein Traum zur Wirklichkeit?

TOMMASO
Ich wohne viele Meilen weit dort über dem Gebirge.
Mich frug der Herr um Rat.
Ich nannt ihm deinen Namen.
Kam ich auch viele Jahre nicht hierher,
ich kenn dich doch: Du bist ein wackrer Junge!
Schlag ein, mein Sohn, und nimm's als Gottes Fügung.
Dein Bestes will der Herr. Dank ihm dein Glück.
Und Gott, der über Allem wacht und alles lenkt,
wach über deinem Hause,
lenke deinen Schritt zum Frieden.

SEBASTIANO
Schlag ein, mein Junge.

PEDRO
Soll ich? Darf ich? Wird sie mich denn wollen?
Wird sie nicht finden, daß ich häßlich bin?
Und wenn sie nein sagt? Wenn sie mich verschmäht?

SEBASTIANO
Laß das nur meine Sorge sein!
Ich nehm's auf mich.

PEDRO
Sie floh, als sie mich sah.

SEBASTIANO
So sind die Weiber.
Mach dich nur fertig, komm herab ins Tal,
und morgen wird die Hochzeit.
Für alles hab ich schon gesorgt.

PEDRO
Schon morgen?
So viel Glück schon morgen?

TOMMASO
Das Glück kommt nie zu schnell!
Nun ist es da, nun halt es fest.

SEBASTIANO
Es bleibt dabei: ich warte in der Mühle
und führ dein Weib dir zu.

PEDRO
Ich komme!

TOMMASO
Gott segne deinen Weg!

(Sebastiano und Tommaso gehen ab)

Vierte Szene

PEDRO
Hast du's gehört? Ich krieg ein Weib,
der Himmel schenkt es mir. Ich geh ins Tal.

NANDO
Ins Tiefland gehst du?
Dort sind die Häuser dumpf, die Berge weit,
die Menschen wohnen eng beisammen.
Die Sonne selbst ist trüb, und grau ist alles.
Dort gibt's Zank und Streit und Hader alle Tage.
Ins Tiefland gehst du?

PEDRO
Meinem Glücke nach!

Nimm dich der Herde an, bis unser Herr
statt meiner einen neuen Hirten schickt
Ich grüss noch einmal meine Berge.
Ich kenn euch alle, kenne jeden Gipfel,
kenn jeden Schlund und jede grüne Wiese.
Hier war ich frei in deinem Strahle, o Sonne,
nun leuchte mir auf meinem Weg zum Glück.

(Er geht den Weg hinab)

Nimm dich der Herde an, sei wachsam,
Nando, nimm vor dem Wolf dich in acht!
Hei, wie sie kommen und sich um mich drängen!
Lebt wohl, gewiß, ich will im Tal,
im Tiefland eurer nicht vergessen!
Auch deiner nicht, mein braver Hund.
Lebt wohl, vergeßt auch meiner nicht!

(Er verschwindet ganz. Seine Stimme klingt von unten, sich immer weiter entfernend)

Die Sonne leuchtet meinem Weg ins Tal,
ins Tiefland geh ich!


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@ Aiko Oshio
最終更新:2025年01月17日 00:14