オリスタ @ wiki

クァルテート・エン・シー

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orisuta

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~イタリア某所~

??? 「(クソッ!あのカップル、イチャイチャしやがってえ!)」

とある街の噴水公園。休日のせいかカップルや家族連れでにぎわっている。噴水を浴びている子供までいる始末だ

そんな場所に機嫌の悪そうな女が一人

??? 「(クソッ!クソッ!リーダーからの連絡はまだかッ!)」ポチポチッ

何を焦っているのか、彼女はイライラしている。携帯電話をしきりに気にしているようだ

ピロリロリーン♪

??? 「―…!。了解…」パタン

彼女は一人で公園を立ち去る
子供たちは、はしゃぎながら噴水の水を浴び、そして、息絶えた―――


mission1 敵対組織に潜入せよ!


~ある組織の会議室~

私は、とても臆病だ。この前だって犬に吠えられて泣いちゃったし、夜一人でトイレいけないし…。本当はこんな組織には入りたくなかった
『スタンド』さえ発現していなければ、もっと平穏な生活が送れたのかなぁ…

上司 「おい聞いてんのかパカーディ!ボケッとしてんじゃねェェ!」バンッ

パカーディ 「ひぃ!スミマセン…」
上司に怒鳴られてしまった…

私、パカーディは重要な任務を任されようとしている。最近多発する「奇妙」な事件に関わっているとされる組織への偵察だ

重役が呆れた表情で私を見ながら口を開く

重役 「単刀直入に言う。先日起きた噴水公園での大量殺人…。我々は『スタンド使い』の仕業じゃあないかと睨んでいる」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

会議室に緊張が走る
私はもう本当に泣きたい気分だ。相手が『スタンド使い』だったら私は…

重役 「そこで君に相手組織への偵察を頼みたい。引き受けてくれるね?」

パカーディ 「はい…分かりました。できる限り頑張ります…」
しょうがない…。重役たちに挨拶しつつ私は会議室の外にでた

~テロ組織のアジト近辺~

パカーディ 「敵のアジトがわかってるなら、すぐに攻め込めばいいのに…」
車中でそんなことを考えながら、組織からもらった資料に目を通していた。水浴びをしていた子供まで殺されたらしい…怖すぎるゥ…

資料をみて涙目になっている最中、私を乗せた車は組織のアジト近辺で止まった
やっと私の『スタンド』の御披露目だ

「『クァルテート・エン・シー』ッ!」

サイバーなデザインのスーツが私の体を包み込む。これが私の『スタンド』だ
『スタンド使い』ではない運転手にはさぞかし奇怪な光景にみえるだろう

そんなことはさて置き、私は懐から携帯電話を取り出す

パカーディ 「――それでは、行ってきます。」

ザバァァァァ!
パカーディの体は携帯電話の画面に吸い込まれ、後には携帯電話だけが残った――
 
 
 




私のスタンド『クァルテート・エン・シー』の能力は『電子機器』の中に『潜行』する能力――
さらに、射程内の電子機器へ自在に移動することができるため、非常に偵察向きの能力と言える…


mission2 敵を抹殺せよ


~敵対組織のアジト 誰かの部屋~

パカーディ 「潜入成功っと…。ここは、寝室…?」

今、私がいるのは誰かの部屋のテレビの中――
女が一人、ベッドでこっちを見つめている。どこかでみたことのある顔だ…

パカーディ 「ハッ!?アイツは資料の現場写真に写ってた――」
パチンッ!
バシュウゥゥ!

??? 「…!?テメーどこからアタシの部屋に入りやがった!?」

女が不意に、テレビの電源を消した。これはまったくの予想外だった

パカーディ 「ちょっと、なんで電源消すのよォォー!」

電源を消されたことにより、私はテレビから弾き出されてしまった――
マズイッ!本当にマズイッ!

??? 「クソォ、侵入者か!『エッジ・オブ・サニティ』ッ!」

そう女が叫ぶと、背後にメタリックな人型スタンドが現れた。見るからに強そうな装甲を纏っている

パカーディ 「ヤバいヤバいヤバいッ!早くテレビに『潜行』しないとヤバいッ!」

パカーディはテレビのスイッチを押そうとするが――

??? 「くたばれクソ女ァァァ!!」

女が私に肉薄し、スタンドが拳を振り上げる!防御は、間に合わない…

パカーディ 「終わった…ってアレ?」

…あまりにも遅かった。『エッジ・オブ・サニティ』の拳は、全くスピードが乗っていない

パカーディ 「何だ、動きはトロいのねッ!これならかわせる!」
パカーディは間一髪で拳をかわした、だが…

ズシャァ!

「………!?なんで、かわしたのに…」ボタボタ

頬がザックリ裂けている。私はあまりの痛みに跪く。周りが私の血で染まっていく。ああ…これが女の…

??? 「私の『エッジ・オブ・サニティ』の能力は『流体』に『切れ味』を持たせる…。アンタはアタシのスタンドが生み出した『カマイタチ』に切り裂かれたのさッ!」

「…!」ボタボタ
なんて危険な能力…。噴水公園の人達も、この能力で殺したのか…

体の奥から怒りが沸き上がる。私は臆病だ。だけど、この女を許すわけにはいかない

ピッ!
ザバァァァ!
一瞬の隙をついてパカーディはテレビの中に『潜行』する!

「あッ!テレビの中に潜りやがったッ!」

女は先ほどのように電源を消そうと、私の潜っているテレビの前まで来る

バチンッ!
………

??? 「…………。飛び出してこない。しっぽ巻いて逃げやがったか」

女は、勝ち誇った表情でベッドに「戻れない」

??? 「なんで!?どうして…」

ベッドの上には時限爆弾が設置されていた。先ほどまでは何もなかったはずなのに…

パカーディ 「冥土の土産に教えてあげる…」

ベッドの周辺から声が響く。パカーディの声だ

パカーディ 「アンタ、盗撮されてるわよ…」ボソッ

??? 「ええええええええええええ!?」

パカーディ 「ベッドの近くに盗撮カメラが設置されていた…。私はテレビから盗撮カメラに移動し、爆弾を仕掛けたのよ…」

??? 「そんな…誰がこんなことッ!」

パカーディ 「知らないわよ…。そろそろ時間ね、それじゃバイバイ」バシュウ

??? 「ちょっと待ちなさ――!」
ズドォォーン!!


 本体名:不明
 スタンド名:エッジ・オブ・サニティ
 時限爆弾で部屋ごとぶっ飛ばされ再起不能  







~組織のビル~

上司 「パカーディイ!お前何やってんだァ!」

偵察が任務だったのに、ろくな情報は得られず、敵を車に積んであった時限爆弾を使って殺してしまったためパカーディは上司から大目玉を食らっていた

パカーディ 「ひぃぃ…。本当にスミマセン…」

結局、犯人の女の名前も分からなかった。私はなんて無能なんだろうか…
~敵対組織のアジト ???の部屋~

??? 「セシリーは殺されたか…。こんなことなら、カメラ仕掛けなければよかった…」

ゼルマル 「ボス…あの女どうしましょう?」

??? 「近いうちに大規模なテロを起こす。その時また、あの女はくるだろう…」

~組織のビル~

上司 「上層部は今回の件で話があるそうだ。会議室へ今すぐいけ!」

パカーディ 「はい…スミマセン…」
自分はこれからどうなるのだろうか…




To Be Continued...?


使用させていただいたスタンド


No.1336
【スタンド名】 クァルテート・エン・シー
【本体】 パカーディ
【能力】 電子機器の中に潜行できる

No.227
【スタンド名】 エッジ・オブ・サニティ
【本体】 不明
【能力】 範囲内の流体に「切れ味」を持たせる









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