アンダーダウンエリア。ここはこの聖杯戦争の舞台「パラディウム・シティ」において刹那的な快楽――犯罪が多数発生している地区として名高い特殊な地域だ。
賭博、麻薬、売春、盗品故買、銃器のロック解除、様々な裏情報取引。ありとあらゆる裏の娯楽が集結している。
その中に、一風変わった建物がある。ぼろぼろに朽ちた主が掲げられている廃教会。
そこにマスターである間桐桜はいた。
賭博、麻薬、売春、盗品故買、銃器のロック解除、様々な裏情報取引。ありとあらゆる裏の娯楽が集結している。
その中に、一風変わった建物がある。ぼろぼろに朽ちた主が掲げられている廃教会。
そこにマスターである間桐桜はいた。
間桐桜は膝を抱えて座り、思い悩む。
誰よりも大切な人である衛宮士郎に、弾みで殺してしまった義兄の間桐信二に、実の姉である遠坂凛に。
あの時、十一年間、一度も思わなかった事を、思ってしまい、今までの自分が壊れて中身が剝き出しになった時。
間桐家に養子に迎えられる前、凛からリボンと一緒にもらった三つの綺麗な石が、慎二が倒れた衝撃で机の上に瓶に入れていたそれが落ちて割れた瞬間、桜は全く未知の空間に召喚されていた。
既知の神父――最も本人を再現した人物らしいが――の説明により、新たな聖杯戦争に呼ばれたのだと知った。
だが、最早戻っても衛宮士郎を苦しませるだけだと思い、かといって殺して回る気ではいれないでいる。
この世界に来た時点で既に『この世、全ての悪』との繋がりは切れているからだ。だが、その呪いだけは焼き付いて残り未だに桜を苛ませる。
あの時思った壊れそうなほどの可笑しさ。正気の顔をかぶった狂気。自分を脅かす者たちを想像で殺す楽しさ。
誰よりも大切な人である衛宮士郎に、弾みで殺してしまった義兄の間桐信二に、実の姉である遠坂凛に。
あの時、十一年間、一度も思わなかった事を、思ってしまい、今までの自分が壊れて中身が剝き出しになった時。
間桐家に養子に迎えられる前、凛からリボンと一緒にもらった三つの綺麗な石が、慎二が倒れた衝撃で机の上に瓶に入れていたそれが落ちて割れた瞬間、桜は全く未知の空間に召喚されていた。
既知の神父――最も本人を再現した人物らしいが――の説明により、新たな聖杯戦争に呼ばれたのだと知った。
だが、最早戻っても衛宮士郎を苦しませるだけだと思い、かといって殺して回る気ではいれないでいる。
この世界に来た時点で既に『この世、全ての悪』との繋がりは切れているからだ。だが、その呪いだけは焼き付いて残り未だに桜を苛ませる。
あの時思った壊れそうなほどの可笑しさ。正気の顔をかぶった狂気。自分を脅かす者たちを想像で殺す楽しさ。
『桜。君はもっと言いたいこと、やりたいことをやった方がいいよ。君がやること全てを僕は祝福するよ」
桜が召喚したキャスター、真名を黄川人という少年は、桜の心を見通したように、否、実際に見通したのだろう、まるで誕生日の贈り物を心持にするような、あこがれの顔で言った。
その言葉がさらに桜の心を苦しませる。
その言葉がさらに桜の心を苦しませる。
雲に隠されていた月が、僅かにその身をのぞかせ桜の周りを照らす。
そこにあるのは魑魅魍魎の集まりだった。
牛ほどもある巨大な狗、ねじくれた腕に己の首を抱える者、腐れた体のまま這いずり回る悪鬼、獣面人身の鬼、道具の化生、その他諸々の異形の者たち。
そこに吹く風は亡者の叫び。怨念、無念。人を、天を、己を憎む鬼哭が漂う、
鬼達が蠢く中に、また新たな鬼がやってきた。巨大な鉈を持った鬼が二匹。
それらを連れて歩くのは薄紅色の狩衣を纏い、赤い髪をなびかせた少年だ。
「や、こんばんわ! 新しい鬼を連れてきたよ」
鬼気魍魎が渦巻くこの場には不釣り合いな済んだ童の声が、桜の頭を上げさせた。
「見てよ、この二人は親子でね。『父さん、どうして俺からもヤクを売るんだよ! タダで分けてくれたっていいだろ!』って言い合いになって、最後は刃物で互いを刺し殺したんだ」
両手を挙げて少年、キャスターは二体の鬼を見比べる。
「それをボクが鬼にしたら急に仲良くなったよ。さっきも二人で一人を殺してきたところさ」
桜が見つめると確かに鉈に血の跡がある。
どうして私はこんな狂ったところにいるのだろう。そう桜は思い、神父とあった時を思い返していた。
そこにあるのは魑魅魍魎の集まりだった。
牛ほどもある巨大な狗、ねじくれた腕に己の首を抱える者、腐れた体のまま這いずり回る悪鬼、獣面人身の鬼、道具の化生、その他諸々の異形の者たち。
そこに吹く風は亡者の叫び。怨念、無念。人を、天を、己を憎む鬼哭が漂う、
鬼達が蠢く中に、また新たな鬼がやってきた。巨大な鉈を持った鬼が二匹。
それらを連れて歩くのは薄紅色の狩衣を纏い、赤い髪をなびかせた少年だ。
「や、こんばんわ! 新しい鬼を連れてきたよ」
鬼気魍魎が渦巻くこの場には不釣り合いな済んだ童の声が、桜の頭を上げさせた。
「見てよ、この二人は親子でね。『父さん、どうして俺からもヤクを売るんだよ! タダで分けてくれたっていいだろ!』って言い合いになって、最後は刃物で互いを刺し殺したんだ」
両手を挙げて少年、キャスターは二体の鬼を見比べる。
「それをボクが鬼にしたら急に仲良くなったよ。さっきも二人で一人を殺してきたところさ」
桜が見つめると確かに鉈に血の跡がある。
どうして私はこんな狂ったところにいるのだろう。そう桜は思い、神父とあった時を思い返していた。
▼ ▼ ▼
『間桐桜。お前は私が知っている間桐桜のようだが、ここでは聖杯との繋がりは途切れている。このままこの場にある『天の聖杯』を手に入れれば聖杯を壊す事も全てをやり直す事も思い通りの世界を造ることもできる。
このまま元の世界に戻ることも可能だ。どんな選択をしようと私はお前の意思を尊重しよう』
このまま元の世界に戻ることも可能だ。どんな選択をしようと私はお前の意思を尊重しよう』
全てをやり直す……?
例えば兄さんが優しいままで、先輩と一緒に食事を作って、そこに藤村先生が来て……。
それともあの時……。
もしくは例えばごく普通の日常を造って、お爺様がいなくて兄さんが昔の優しい兄さんで、先輩や姉さんが私のそばにいてくれて。そこには魔術とか聖杯とかの非日常的なものは何も無くて……。
例えば兄さんが優しいままで、先輩と一緒に食事を作って、そこに藤村先生が来て……。
それともあの時……。
もしくは例えばごく普通の日常を造って、お爺様がいなくて兄さんが昔の優しい兄さんで、先輩や姉さんが私のそばにいてくれて。そこには魔術とか聖杯とかの非日常的なものは何も無くて……。
だけどそうしたところで、私は殺しを楽しんだその事をずっと覚えているだろう。壊れた自分をずっと覚えているだろう。
本当の意味でやり直しなんてできない。
本当の意味でやり直しなんてできない。
『叶わぬ願いを全て可能にするのが聖杯だ。お前の願いを叶えた後、記憶を消し去ることなどもな』
まるで私の思考を見透かしたかのように神父は言った。
『いささか誘惑のようになってしまったが、結論を出すのはお前だ。猶予期間中に決めるがいい』
私は呆然としたまま教会を出ることしかできなかった。
まるで私の思考を見透かしたかのように神父は言った。
『いささか誘惑のようになってしまったが、結論を出すのはお前だ。猶予期間中に決めるがいい』
私は呆然としたまま教会を出ることしかできなかった。
▼ ▼ ▼
そうして桜はロールである学生を務めることもできず、何もかも放り出せる場所としてキャスターに勧められたこの廃教会にいる。
「さて、陣地も大分整ったし、君はボクの髪があれば大抵のサーヴァントはここには近づけないから安全だ。僕は他に陣地を造りに少し離れるけど、君はどうする? たまには外に出ない?」
桜はうなずき、立ち上がった。
「まだ聞いてなかったけど、あなたは……聖杯に何を望んでいるの?」
桜の問いに、黄川人は初めて言葉を交わした時のように桜の底の底まで見透かすような目で近づく。
「……ボクの望みはね、復讐だよ。僕は君に復讐をしてもらいたい」
妖しい流し目で、昏い声で桜を見つめていった。
「ボクはね、桜。君が気に入ったんだ。必死に自分の心に蓋をして、そうして育て上げた全てに対する憎しみ。そしてそれに気づいても尚自分であろうとする君の想いがね」
黄川人は顔を桜に近づけた。
「憎んでいたんだろう? 誰も君を助けてくれなかった世界を。恨んでいたんだろう? 君に冷たかった周りの世界を」
「そんな……事は……」
「側にいながら君を助けてくれなかった衛宮士郎も、ずっと妬んでいた姉さんも、全てまとめて造り変えてしまえばいいんだ。聖杯ならそれができる」
姉さん、と黄川人が口にした時、一瞬笑みが止まった。
「さあ、教えておくれ。君が今の気持ちをありのままに、この世で一番思い知らせてやりたい相手はどこの誰だい?」
誰もいない、とは言えなかった。慎二を殺した時、自覚した思いがある。それは――
「私は……あなたの言う通り、私を嫌う世界が嫌い。でも先輩だけは別。どんな私でも先輩は受け入れてしまう」
この桜に残酷な世界の中で、唯一大切なものは衛宮士郎との思い出だけ。それだけは決して穢してはならない。
「だから……私は先輩と共にいられる世界を造りたい」
桜は初めて、黄川人の目をまっすぐに見据えていった。
黄川人はその桜の反応に、初めて穏やかな笑みを浮かべた。
「いいねぇ。ちょっと僕の想いとは違うけど、いいよ。たった一人のために天を落として地をなだらかにし海を埋めて世界を造り直してやろうじゃないか」
「さて、陣地も大分整ったし、君はボクの髪があれば大抵のサーヴァントはここには近づけないから安全だ。僕は他に陣地を造りに少し離れるけど、君はどうする? たまには外に出ない?」
桜はうなずき、立ち上がった。
「まだ聞いてなかったけど、あなたは……聖杯に何を望んでいるの?」
桜の問いに、黄川人は初めて言葉を交わした時のように桜の底の底まで見透かすような目で近づく。
「……ボクの望みはね、復讐だよ。僕は君に復讐をしてもらいたい」
妖しい流し目で、昏い声で桜を見つめていった。
「ボクはね、桜。君が気に入ったんだ。必死に自分の心に蓋をして、そうして育て上げた全てに対する憎しみ。そしてそれに気づいても尚自分であろうとする君の想いがね」
黄川人は顔を桜に近づけた。
「憎んでいたんだろう? 誰も君を助けてくれなかった世界を。恨んでいたんだろう? 君に冷たかった周りの世界を」
「そんな……事は……」
「側にいながら君を助けてくれなかった衛宮士郎も、ずっと妬んでいた姉さんも、全てまとめて造り変えてしまえばいいんだ。聖杯ならそれができる」
姉さん、と黄川人が口にした時、一瞬笑みが止まった。
「さあ、教えておくれ。君が今の気持ちをありのままに、この世で一番思い知らせてやりたい相手はどこの誰だい?」
誰もいない、とは言えなかった。慎二を殺した時、自覚した思いがある。それは――
「私は……あなたの言う通り、私を嫌う世界が嫌い。でも先輩だけは別。どんな私でも先輩は受け入れてしまう」
この桜に残酷な世界の中で、唯一大切なものは衛宮士郎との思い出だけ。それだけは決して穢してはならない。
「だから……私は先輩と共にいられる世界を造りたい」
桜は初めて、黄川人の目をまっすぐに見据えていった。
黄川人はその桜の反応に、初めて穏やかな笑みを浮かべた。
「いいねぇ。ちょっと僕の想いとは違うけど、いいよ。たった一人のために天を落として地をなだらかにし海を埋めて世界を造り直してやろうじゃないか」
そんなことを望んでいない。その為に人を皆殺しにしようなんて考えていない。
そう言おうとした桜の口は閉ざされ、代わりに唇の端が歪む。
そう言おうとした桜の口は閉ざされ、代わりに唇の端が歪む。
腐臭が漂う闇の中、桜は笑った。胸の底から湧き上がる黒い感情が桜の顔を笑みに染めた。
【サーヴァント】
【CLASS】
キャスター
【真名】
黄川人
【出展】
俺の屍を越えてゆけ
【性別】
男性
【パラメーター】
筋力B 耐久C+ 敏捷B 魔力A+ 幸運B+ 宝具A
【属性】
混沌・悪
【クラス別能力】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神殿”を複数形成することが可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
恨みの念から、鬼を形成できる。元になった人間の怨念が強ければ強い程、サーヴァントにも匹敵する怪物となる。
【保有スキル】
呪歌:A++
黄川人の世界の神々が編み出した魔術体系。
攻撃、防御、属性付与は重ね掛けが可能で、攻撃の術は併せることで、人数×2倍の威力を発揮する。
キャスターとして召喚された影響で全ての術、さらに短命種絶の呪いや空間移動等を使用できる。
千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
さらに遠隔透視、過去視を可能とする。
自己改造:A+
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
他人の身体に潜り込み、相手の意識はそのままに身体を操る。
また、この状態だと同ランクの気配遮断の効果を持つ。
神性:E-(A)
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
本来は最高の神性適性を持つが、本人が神を嫌っている上、鬼に貶められている。
鬼種の魔:A
鬼の異能、魔性を現すスキル。鬼やその混血以外は取得することは出来ない。天性の魔スキル、怪力スキル、カリスマスキル、魔力放出スキル、等との混合スキルでもある。
魔力放出の形態は「炎」にまつわることが多い。
【宝具】
『八つ髪(やつがみ)』
ランク:B 種別:召喚宝具 レンジ:― 最大補足:―
黄川人の八本の髪の毛から生み出される、竜種を模した鬼。
各々の髪は自己の意志で動き、術を行使し、倒されても魔力を注げば復活する。
陣地作成と合わせれば、召喚、運用、復活に本人の魔力を必要としなくなる。
【CLASS】
キャスター
【真名】
黄川人
【出展】
俺の屍を越えてゆけ
【性別】
男性
【パラメーター】
筋力B 耐久C+ 敏捷B 魔力A+ 幸運B+ 宝具A
【属性】
混沌・悪
【クラス別能力】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神殿”を複数形成することが可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
恨みの念から、鬼を形成できる。元になった人間の怨念が強ければ強い程、サーヴァントにも匹敵する怪物となる。
【保有スキル】
呪歌:A++
黄川人の世界の神々が編み出した魔術体系。
攻撃、防御、属性付与は重ね掛けが可能で、攻撃の術は併せることで、人数×2倍の威力を発揮する。
キャスターとして召喚された影響で全ての術、さらに短命種絶の呪いや空間移動等を使用できる。
千里眼:A
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
さらに遠隔透視、過去視を可能とする。
自己改造:A+
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。
このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
他人の身体に潜り込み、相手の意識はそのままに身体を操る。
また、この状態だと同ランクの気配遮断の効果を持つ。
神性:E-(A)
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
本来は最高の神性適性を持つが、本人が神を嫌っている上、鬼に貶められている。
鬼種の魔:A
鬼の異能、魔性を現すスキル。鬼やその混血以外は取得することは出来ない。天性の魔スキル、怪力スキル、カリスマスキル、魔力放出スキル、等との混合スキルでもある。
魔力放出の形態は「炎」にまつわることが多い。
【宝具】
『八つ髪(やつがみ)』
ランク:B 種別:召喚宝具 レンジ:― 最大補足:―
黄川人の八本の髪の毛から生み出される、竜種を模した鬼。
各々の髪は自己の意志で動き、術を行使し、倒されても魔力を注げば復活する。
陣地作成と合わせれば、召喚、運用、復活に本人の魔力を必要としなくなる。
『朱ノ首輪(しゅのくびわ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:― 最大捕捉:1柱
神、もしくは神性スキルを持つ相手にのみ通用する宝具。
枷をはめられた敵の能力と理性を封印し、獣に貶める(イメージとしてはプリズマイリヤの黒化英霊を参考に)。
この宝具は術として唱える型と、首輪を実体化させる型の二種類がある。
術の場合、以下の呪文を唱える。
「風祭り、火祭り、水祭り、土祭り、滄溟を探りたもうた天の瓊矛の滴よ、ここに集いて禍事を為せ」
首輪の場合、道具作成スキルで製造する。こちらは填めることさえできれば誰にでも使用でき、黄川人本人にも通用する。
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:― 最大捕捉:1柱
神、もしくは神性スキルを持つ相手にのみ通用する宝具。
枷をはめられた敵の能力と理性を封印し、獣に貶める(イメージとしてはプリズマイリヤの黒化英霊を参考に)。
この宝具は術として唱える型と、首輪を実体化させる型の二種類がある。
術の場合、以下の呪文を唱える。
「風祭り、火祭り、水祭り、土祭り、滄溟を探りたもうた天の瓊矛の滴よ、ここに集いて禍事を為せ」
首輪の場合、道具作成スキルで製造する。こちらは填めることさえできれば誰にでも使用でき、黄川人本人にも通用する。
筋力A++ 耐久A++ 敏捷A+ 魔力A+ 幸運D 宝具A
無論この状態でも、全スキル、宝具は使用可能。だが、常時莫大な魔力を消費し続ける。
もし魔術回路を持つ者と一体化できたなら、自力で魔力を生成し、生前の力を完全に発揮できるだろう。
もし魔術回路を持つ者と一体化できたなら、自力で魔力を生成し、生前の力を完全に発揮できるだろう。
【weapon】
小刀
爪
小刀
爪
【人物背景】
打倒朱点童子を目指す主人公一族の前に現れる水先案内人。
天真爛漫な性格で様々な情報を知らせてくれるが、セリフの端々に皮肉が混ざっている。
打倒朱点童子を目指す主人公一族の前に現れる水先案内人。
天真爛漫な性格で様々な情報を知らせてくれるが、セリフの端々に皮肉が混ざっている。
正体は主人公に呪いをかけた朱点童子本人。
下天した神、片羽ノお業と人間の間に生まれる。これを機に神は下界に介入し、黄川人を皇子として従うように下知する。
神の起こす奇跡により信仰は広まり、都が造られるまでに至るが、時の帝の命により、黄川人のいる都は焼き討ちされ、皆殺しの目に合う。
赤子だった黄川人は殺戮から逃れ、お紺という女性に拾われるが、黄川人が能力で富籤を連続で当てさせた結果、お紺の家庭は崩壊し、無理心中を図られる。
その後は氷ノ皇子の元に辿り着き、彼の血を啜り生き延び、術を教わる。
ある時、流れ着いた敦賀ノ真名姫の死によって身の内に溜まった復讐心が爆発し、怨念は地上天界を揺るがした。
それを鎮める為討伐に来た神々諸共、神へと転生した姉の昼子に鬼の身体へ封じ込められる。
それでも尚黄川人の意識は残り、鬼の自我はそのままに意志を操り京を荒らし続けた。
これに対し自分を倒すため、もう一人の神との混血『朱点童子』を作る計画を聞きつけた事で、封印を解く計画を思いつく。
鬼の身体を倒しにきたお輪を人質にして、まだ赤子の主人公に短命種絶の呪いをかけた。
自分を封印から解き放つ動機を持たせ、封印を解く程度で実力を抑えるように。
そしてその赤子が神の力を借り、朱点童子討伐に乗り出すところから物語は始まる。
【サーヴァントとしての願い】
桜に『復讐』の思いを自覚させ聖杯を使い世界をやり直す。
【方針】
戦闘やトラウマを抉り出す言葉責めで桜に自分が元に戻れないことを自覚させ、桜の心の闇を解き放つ。
それまでは陣地を作成し、魔力を補充し複数の神殿を作りマスターを誘い込む。
【参考文献】
ゲームは2まで販売されていますが、ここでは第1作目のみとします。
動画サイトでプレイ動画が上がっている他、攻略wikiで全台詞が収録されています。ムービーは動画サイトでUPされています。
ノベライズ版では台詞で想像できる過去が具体的に書かれています。
下天した神、片羽ノお業と人間の間に生まれる。これを機に神は下界に介入し、黄川人を皇子として従うように下知する。
神の起こす奇跡により信仰は広まり、都が造られるまでに至るが、時の帝の命により、黄川人のいる都は焼き討ちされ、皆殺しの目に合う。
赤子だった黄川人は殺戮から逃れ、お紺という女性に拾われるが、黄川人が能力で富籤を連続で当てさせた結果、お紺の家庭は崩壊し、無理心中を図られる。
その後は氷ノ皇子の元に辿り着き、彼の血を啜り生き延び、術を教わる。
ある時、流れ着いた敦賀ノ真名姫の死によって身の内に溜まった復讐心が爆発し、怨念は地上天界を揺るがした。
それを鎮める為討伐に来た神々諸共、神へと転生した姉の昼子に鬼の身体へ封じ込められる。
それでも尚黄川人の意識は残り、鬼の自我はそのままに意志を操り京を荒らし続けた。
これに対し自分を倒すため、もう一人の神との混血『朱点童子』を作る計画を聞きつけた事で、封印を解く計画を思いつく。
鬼の身体を倒しにきたお輪を人質にして、まだ赤子の主人公に短命種絶の呪いをかけた。
自分を封印から解き放つ動機を持たせ、封印を解く程度で実力を抑えるように。
そしてその赤子が神の力を借り、朱点童子討伐に乗り出すところから物語は始まる。
【サーヴァントとしての願い】
桜に『復讐』の思いを自覚させ聖杯を使い世界をやり直す。
【方針】
戦闘やトラウマを抉り出す言葉責めで桜に自分が元に戻れないことを自覚させ、桜の心の闇を解き放つ。
それまでは陣地を作成し、魔力を補充し複数の神殿を作りマスターを誘い込む。
【参考文献】
ゲームは2まで販売されていますが、ここでは第1作目のみとします。
動画サイトでプレイ動画が上がっている他、攻略wikiで全台詞が収録されています。ムービーは動画サイトでUPされています。
ノベライズ版では台詞で想像できる過去が具体的に書かれています。
【マスター】
間桐桜
【出典】
Fate/stay night
【性別】
女性
【能力・技能】
魔術(架空元素・虚数)
魔術師として極めてまれな属性。戦闘時は影を纏い、敵に影の斬撃を加える。
この世、全ての悪(アンリ・マユ)
人類60億全てに悪であれと望まれた呪い。
桜が元居る世界の聖杯の中で、誕生する時を待っている。
本来ならばこの世界で桜の聖杯としての機能は覚醒しないが、天の聖杯に至れば繋がる可能性はある。
【weapon】
無し。
【マスターとしての願い】
慎二を殺してしまった自分はもう衛宮士郎と共に歩めない。だからその許されざる世界を変える。
【人物背景】
遠坂凛の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。
表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、間桐臓硯にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、魔術の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。
また遠坂時臣にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。
間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。
しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、桜の素質に合わない魔術修行や体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。
だがある頃に、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。
この桜は全ての事情を知られた上で、士郎が『桜だけの正義の味方になる』選択肢を選んだ世界から来た。慎二を殺してしまった時からの召喚である。
【方針】
黄川人は信用できないが、それでも頼るしかない。
【ロール】
月海原学園の生徒だが、それを放棄し暗黒街に潜んでいる。
【参考文献】
ゲーム『Fate/stay night』(HFルート)およびアニメ映画『Fate stay night [Heaven's Feel]』などをご参照ください。
ゲームは動画サイトなどでプレイ動画が上がっているかと思います。
間桐桜
【出典】
Fate/stay night
【性別】
女性
【能力・技能】
魔術(架空元素・虚数)
魔術師として極めてまれな属性。戦闘時は影を纏い、敵に影の斬撃を加える。
この世、全ての悪(アンリ・マユ)
人類60億全てに悪であれと望まれた呪い。
桜が元居る世界の聖杯の中で、誕生する時を待っている。
本来ならばこの世界で桜の聖杯としての機能は覚醒しないが、天の聖杯に至れば繋がる可能性はある。
【weapon】
無し。
【マスターとしての願い】
慎二を殺してしまった自分はもう衛宮士郎と共に歩めない。だからその許されざる世界を変える。
【人物背景】
遠坂凛の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。
表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、間桐臓硯にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、魔術の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。
また遠坂時臣にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。
間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。
しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、桜の素質に合わない魔術修行や体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。
だがある頃に、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。
この桜は全ての事情を知られた上で、士郎が『桜だけの正義の味方になる』選択肢を選んだ世界から来た。慎二を殺してしまった時からの召喚である。
【方針】
黄川人は信用できないが、それでも頼るしかない。
【ロール】
月海原学園の生徒だが、それを放棄し暗黒街に潜んでいる。
【参考文献】
ゲーム『Fate/stay night』(HFルート)およびアニメ映画『Fate stay night [Heaven's Feel]』などをご参照ください。
ゲームは動画サイトなどでプレイ動画が上がっているかと思います。