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もしも六道さんがいろんな意味で開き直ったら

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匿名ユーザー

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……ちゅっ…くちゃ…っん……ちゅっ…ぅ…じゅるっ…ずず…ぴちゃ…ず…っ……

「ぅ……ぅぅ…あっ…ぁ…っ」
「ふふ…気持ちいいだろう芦谷。もっと、だな…もっとしてやる…」
バルカンズ所属の女性捕手・六道聖の為に設けられた専用ロッカールームの隅…、
そこで聖は、同じくバルカンズの新人投手・芦谷に口で奉仕していた。

秋季キャンプを控え、球場の選手達の数がまばらなこの時期だからこそ、このような行為も隠れて行える。
それが二人にとっていいことなのかは、本当のところ、激しく微妙なのだが…。

……ちゅぱ…ずっ…ずずっ…ちゅ…ちゅぅ…っん…ちゅ…んん…じゅっ…ぷぅ……

「先…輩、僕、もう…無理…です!」
「……分かった。ならこっちの口に出すといい」
聖は芦谷を押し倒し、問答無用で馬乗りになり、いきり勃った肉棒目掛けて腰を下ろす。
「さあ、芦谷。私の膣に存分にぶち撒けるんだっ…!」
「六道…先…輩…! ぅっ…あああっ!!」
「……んっ!」
言われるまま成すがまま、芦谷は聖の中へと精液を吐き出した。
同時に、聖の膣は搾るようにうねり、残精の放出を促すように蠢く。
「はあ……はあ……はあ……」
「…………」
(駄目だ。足りないっ……! この程度では、私は……わたしは…!)
芦谷に馬乗りになったまま、聖は淀んだ目で何処か遠くを見つめていた…。



事の始まりは数週間前、聖がみんなのアイドル鈴本氏ねに意を決して告白しようとしたのがきっかけである。
しかし結果は周知のとおり(?)無惨な玉砕。そして、聖は少しずつ壊れ始めた。
(私は、馬鹿だ……何年も想い続けて……信じて……その結末がこれ、か……ふふ…はは…)
心の渇きと深い悲しみ、喪失感は、自覚はあってもどうすることも出来ず……、
ある日後輩の芦谷を飲みに誘い、ヤケ酒をあおり、挙げ句、
「芦谷……おまえよく見ると可愛いな」
「……えっ?」
で、そのまま連れ込み宿に連れ込んで、勢いで最後までいたしてしまったのである。
芦谷には「度胸を付けるための秘密特訓だ」と嘘をついてまで事に及んだ。
……以来、聖は芦谷を呼び出しては肉欲の時を楽しむようになった。
奇しくも筆おろしの相手をしてもらった芦谷は、聖が傷ついているのはある程度察することが出来たが、
元が極度のアガリ症のヘタレ故に、流されっぱなしの翻弄されっぱなしのまま、現在に至る。

「駄目、だな……芦谷は優しすぎる。私に必要なものは、恥辱なんだ…」
事が済み、聖はうつろな視線で天井を見つめていた。
快楽に身を委ね、絶頂に達した時、ほんの一瞬訪れる心の安らぎだけが、今の聖にとって唯一の拠り所だった。
しかしそれは聖の心と同じ、穴が空いたバケツも同然であり、どれだけ求めてもすぐに消えてしまう儚い快感に過ぎない。
「そうだな……輪姦だ。輪姦がいい。複数の男達に体を蹂躙される……うん、私に相応しい末路だな。
 芦谷、バルカンズの皆を呼んでくれ。六道聖は股を開いて待っている、と……」
「ええっ!? そ、そんなの駄目ですよ! 幾ら何でもそこまで…」
「……芦谷、私は呼んで来いと言ったんだぞ。早く行くんだ」
「六道……先輩……」



(このままじゃ六道先輩が完全に壊れちゃう…。何とか、何とかしないと…)
芦谷は球場の通路を深刻な面持ちで歩いていた。
聖を必死に説得し、いきなり複数は辛いから慣らす意味で3Pから…と、説得になってない説得をして。
とりあえず手頃な相手を見つけないと、一人で暴走しかねない。
(ああ、どうすればいいか分からないや。本当に僕って、肝心な時に役に立たない男なんだな…)
こんなんだから試合の時でも……と、自己嫌悪する芦谷。だが、自分はともかく、聖は何とかしてあげたかった。

自分の球を受け、おまえは将来立派な投手になれる、と微笑みながら勇気付けてくれた憧れの先輩……、
流されるままに聖と体を重ね続けた芦谷だったが、今は聖を救いたい、という想いの方が強かった。
「……どうしたんだ芦谷? なんだか死にそうな顔して」
「えっ……あ、南波先輩。お疲れ様です」
男子用ロッカールームから出てきた先輩と、芦谷は鉢合わせした。
この男、南波といい、有象無象のバルカンズ2軍から今年に入って1軍レギュラーまで躍進した成長株である。
下積み生活が長かったせいか、後輩の面倒見もよく、芦谷もよくしてもらっているのだが…。
「ちょうど良かった。……南波先輩、相談にのってほしい事があるんですけど…」
「ん~、なんだ? アガリ症克服のメンタルトレーニングとかだったら上野さんに…」
「違いますよ。その……あー……、いわゆる、こ、コレ…です」そう言いながら、芦谷は小指を立ててみせる。
「……それはいくら俺でも手に余るぞ」
「いや、大丈夫です。実は言うと、色々面倒になってるんです」
芦谷は語る。好きな人がいるけどこのアガリ症じゃどうにもならず、とりあえず女性ということで六道先輩に相談してみたが、
話をした途端、六道さんは暴れだしたらしい。男って奴はどいつもこいつも…! などと叫びながら。
冷静に話を聞いてみると、六道先輩は数日前に振られたばかりらしい。しかも相手はあのバスターズの鈴本氏ねだとか。
それで秘密を知った罰としてヤケ酒に付き合ってほしいと頼まれ、悪い言い方をすれば巻き添え役を捜していた、云々。

「まさか六道さんが、あの鈴本をねぇ……いや、信じられないサプライズだな」
勿論、芦谷の言った事情は殆ど嘘である。しかし内容が内容なだけに、人を信じ込ませるには充分効果があったようで、
南波は二つ返事で承諾した。
「六道さんには可哀想だが、これはある意味チャンスかもな。六道さんを、そっと慰めて……」
「……先輩、あ、あの、そ、その、下心は、程々にお、お願いしますよ」
「はっはっは、心配するな。俺が大人の包容力で優しく包み込んであげるから」
(……。先輩、すみません。嘘ついて…。でも、このままじゃ六道先輩が……)



「おお、相手は南波か。待ちわびたぞ」
裸の六道様は前も隠さず堂々と二人を出迎えた。
「……………………芦谷君、先輩として男として、ちょっと分かりやすい説明を願いたいんだが」
「……話してもややこしくなるだけなので嫌です」
「じゃあ三行で」
「六道さん失恋。精神的にズンボロ。慰め役求む」
「把握……してたまるか!」
「してください!」

「何を二人で言い合っているんだ? さあ、早く脱ぐんだ!」
剥ぎ取り御免、聖は南波の服を問答無用で剥ぐ。ウホッ、意外といい肢体…。
「んんっ……」
聖は間髪要れずに南波の前に跪き、半勃ちの男根を咥え、舌を使ってころころと舐めあげる。
「んっ……んちゅ……ずっ……っ…ん…ちゅぅ……っん、ちゅ…~ん……」
(うわわ……!? 何だよコレ、六道さん上手すぎなんだけどマジ!)
「ずず……っん……ぅ…ぅずゅ……んっ…んん~…………ぷは…ぁ…」
快感に震え上がる南波の男根が限界に近いと察したか、聖は口を離す。
「女と違い、男はイク回数に制限があるからな……」
聖は立ち上がり、南波の前で淫門を指で開いてみせる。充血した聖の貝の隙間から、蜜がとろりと零れ落ちた…。
「さあ……、お楽しみの時間だ。芦谷も来い」

「っ…あああっ……くぅ…ぅ…!!」
聖は立った状態で前の穴に芦谷の物を挿入させ、更に後ろの穴に南波の物を挿れさせる。
「っ…す、凄い……お腹の中が……二本挿しで…はちきれそうで、気持ち…ぃぃっ…!」
(六道……先輩……)
(マジかよ…、こんなサンドイッチファック気持ちいいなんて、正気の沙汰じゃないぞ!)
「……どうした、お前たち。早く動くんだ。動かないなら…私が動く…ぞ…!」
聖はこの不利な体制から快感を得ようと強引に腰を振る。
「うわ…せ、先輩、そんなに動かないで…!」
「うっ…くぅ…! はぁ……ぁ…ん…っ! あっ…いぃ…っ…!」
「ぐぅ……くっそ…ぉ…!」
もはや場末のAV級でも見られない淫らな光景の中、三人は夢中で腰を振った。
芦谷と南波は多少手加減していたが、聖はそれを不服と言わんばかりに激しく動き、自分と二人を責めたてる。
繋がった部分からは泡立った愛液が溢れ、床を濡らす。肉をぶつけ合う音は脳まで響き、理性を崩壊させていく…。
「はぁ…ぁぁ……っ、だめ…だめぇ……っくぅ……イク…イク…! ぁぁっ…ひゃ…ぁぁああああっ!!」
散々に腹部を奥までかき姦された聖は、痛みと快感の中絶頂に達した。
前後から白濁液を受け止めながら…。



「おまえたちは……優しいな」
「え……」
「抱かれて分かるんだ。おまえたちはこんな私にまで気を使って…優しくて……」
聖はポロポロと涙をこぼす。男の優しさがまるで心に響かないと自覚した自分が、どうしようもなく嫌になって。
こんな風にならない道もあった筈だ。だが、今ここにいる自分こそが現実…。
一晩布団を被って泣いて寝て、全てを忘れられたら…どれだけ良かったか…。
(もう、戻れないんだろうな……無心で白球を追いかけていた日々も、淡い想いを胸に秘めていた日々も、もう…)
「……あの、六道先輩。僕、思ったんですが…」
「なんだ?」
「先輩は、その、鈴本さんの事が今でも好きなんですよね?」
「……そうだ。私は、こんなボロボロに汚れても男一人忘れられない女なんだ…」
「それなら、僕達を相手しないで、鈴本さんを押し倒して自分のモノにすればいいのでは?」
「……えっ……?」

(間)

「それだっっっっっっっっっ!!!!」
「……え?」
「そうだ……力で奪い取ればいいんだ…! みずきだって言っていた。究極の愛は「殺してでも奪い取る」ものだと…」
「ろ、六道先…輩?」
「どうして…どうしてこんな簡単な事に気付かなかったんだ……。ふふ……ははは…やはり私は馬鹿だなっ…!」
「あ、あの~……」
「二人とも、済まない! 今宵はここまでにいたしとうございまする……じゃない!
 私は鈴本の所に行く! 行って、奪い取ってくる! さらばだ!!」

______
←鈴本
. ̄.|| ̄    マッテロー┗(^o^ )┓三
  ||           ┏┗   三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「…………先輩」
「…………ん?」
「…………僕、地雷踏んじゃったんでしょうか…?」
「…………多分、な」



「鈴本ー!」
「聖…、一体どうしたんだい!? いきなり押しかけてきて…」
「鈴本、おまえが好きだ!」
「えっ……」
「好きだ! 大好きだ!!」
「聖。前にも言った筈だよ。僕には彼女がいて……」
「でもそんなの関係ないっ!でもそんなの関係ないっ!」
「ひ、聖…(なんで二回言うんだろ……)って、うわっ……!」
聖は鈴本を押し倒す。そのまま抑え込み、衣服を剥ぎ取った。鈴本のたくましい肢体が露わになる。
慌てて手足をばたばたと動かす鈴本に、聖は瞬時に衣服を脱いで馬乗りになる。
「……待て…待って! 落ち着くんだ聖。駄目だ、こんな事…!」

「私は……わたしは……周りから売女呼ばわりされても、尻軽女呼ばわりされても、一途におまえを慕ってきたっ!」
「……う……」
「なのに……おまえは私をフった!! あんな酷いやり方で!」
「いや、それは、僕なりのやり方で聖に野球に専念してもらおうと……」
「いつだってそうだ! 私がどんなに不器用なアプローチをしても、おまえはやんわりと受け流す!
 あのプレーオフの時もなっ!」
「……あ……」
「私があの夜、どれだけ悲しみ、苦しんだか…おまえにっ……おまえなんかに……分かられてたまるかっ!」
「……い……」
「だが、今宵の私は今までの私ではないっ…! 今こそ! おまえを私の物にしっ!
 ただ想い続けるだけだった過去の自分に決別してやるっ!!」

キュピーン!! 聖は超集中モードに移行する。

「ベッドでわたしに詫び続けろ鈴本ォーーーーーッ!!!!」
「ちょ、ま、待…………アッーーーーーー!!!」

真夜中の住宅街に、鈴本の嬌声が響き渡った……。




翌日、聖はそれはもう顔をつやつやにして芦谷達の前に現れた。
生気も性気も吸収して、身も心も満たされたというか、とにかく満面の笑みを浮かべて。
「六道先輩……上手くいったみたい…ですね」
「ああ。こんなに簡単にいくとは思わなかったぞ。鈴本の奴、私の下で何度も射精してな。
 最後は泣いて許しを請うてきたぞ。無論許さなかったがな……でも」
「…でも?」
「あいつ、おちんちんが短くてな…。それに数回しごくだけであっさりイクような堪え性のないやつだった」
(……鈴本って、短小で早漏だったんだ。いい事聞いたな)
(球界のプリンスにも意外な弱点があったんですね)
「有難う、南波、芦谷。二人のアドバイスのおかげで、夢が叶った。感謝するぞ」
「は、はあ……」
「褒美はうんとはずむから、期待していてくれ」
そう言うと、聖は足取り軽やかに球場の方へと駆けていった。

「……先輩、これで良かったんでしょうか?」
「……六道さんがいいなら、これでいいんじゃね?」
「……」
「……」

「……先輩、僕達はこれからも六道先輩を抱き続けるんでしょうか?」
「……開き直ってクソ度胸がついたからなぁ。多分そうだろ」
「……」
「……」

「……先輩、とりあえず練習しましょうか…」
「……そうだな」
本人が幸せならそれでいいかも、でもなんの解決にもなってない気がする、等とブツブツ言いつつ、
南波と芦谷は、足取り重く球場の方へと歩いていった。

「みんな、気合入れていくぞー! 我ら無敵のバルカンズだっ!」
その日、チームメイトは語る。あんな笑顔の六道さん見たことないでヤンス、と……。


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