実況パワフルプロ野球シリーズ@2chエロパロ板まとめwiki

1(いちぶんのに)

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匿名ユーザー

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 波羽歩太、竹ノ子高校、背番号1を背負う投手である。
 彼と矢部のたった二人で始まった野球部は、マネージャーである川星ほむらと共に他の部から勧誘し数ヶ月かけて人数を揃え、その後は何だかんだで高校生活を楽しんでいる。
 彼自身は当初こそ目立つ存在ではなかったが、月日が経つごとに成長を続け、今や140前半の切れのある速球を放り変化球の精度も高い。
 いまやプロのスカウト陣が本格的に目を光らせるまでになった本格派投手である。

 そんな順風満帆な彼には、一つ悩みを持っている。
 学校生活には不満は無い。むしろ野球部に関しては寄せ集めのチームながらも健闘している。
 公式戦ベスト8まで勝ち、次こそはと意気込んで練習するチームの雰囲気も良い。
 ではその悩み……水分補給のドリンクを持ってきたマネージャー……彼女の事。
「お疲れ様ッス、波羽くん!」
「ん、ありがとうほむらちゃん」
 波羽がドリンクに口をつけ水分を補給しはじめる間、ほむらはずっとPoTaCaの事を喋っていた。

 帰り道、波羽とほむらの会話が弾んでいた。
 いつも彼らが会話するのは野球関連。互いの知識をぶつけ合い突っ込みあい談笑する。
 しかし結局、今日も「野球博士」と他のチームメートから呼ばれるほむらの野球話に飲み込まれてしまった。
 別れ際、ほむらは笑顔で彼に言う。
「今日も楽しかったッス!じゃあまた明日ッス」
「うん、また明日」
 ピンク色の髪の毛が闇夜に消えると同時に、波羽は溜め息を漏らした。
 今まで幾度と無く彼女の野球話に付き合わされている事やら。
 公園でのデートでは、彼女がマナーの悪いファンを思い出し不機嫌になる事もしばしば。
 スポーツバーで贔屓のチームが負けた時は、耳が痛くなるまで愚痴を聞かされた。
 思い返すだけで野球の事でいっぱいだ。野球バカとはこの事だろうか。

 もう一度波羽は溜め息を漏らした。そして彼は悩む。

(ほむらちゃんって、俺と野球…本当にどっちが好きなんだろう……)


2/1(いちぶんのに)



 告白はバレンタインデーを過ぎたある快晴の日に訪れた。
 突然ほむらから呼び出しを喰らった波羽は駆け足で屋上へ向かう。
 屋上の扉を開けると、顔なじみのマネージャーが波羽の姿を見つけ手招きをしていた。
「待ってたッス、波羽くん」
「どうしたのほむらちゃん?いきなり呼び出したりして」
「……っ」
「?」
 波羽がほむらの様子が明らかにおかしいことに気づいたのは、すぐの事であった。
 いつもならほむらは、五月蝿いほど野球に熱心な娘だ。
 それなのに今日はその活発な動き……何というか、覇気が見えない。
 ほむらは口をもごもごしていたが、数十秒後、その小さく唇を動かし始める。
「最近ッス……痛いんッス」
「胃が?」
「そうなんッスよー、昨日お酒を飲みすぎちゃって……
って違うッス!ほむらはまだ未成年ッス!」
「あはは、分かっているよ」
 盛大なノリツッコミにより波羽の頬が緩んだが、彼女は再び真剣な表情だ。
 笑みはそこまで。彼も真剣な表情に変わる。
「それで…本当はどうしたの?」
「……からかわないでくださいッスよ」
「うん」
 ほむらはあまり膨らんでいない胸に手を置く。
「最近ッスよ……波羽くんを見ていると胸がキューンと痛くなるんッス……」
「……それって」
 ほむらは頷き、頬を赤く染め彼の手を握る。
「もう言うッス、波羽くん好きッス!付き合ってほしいッス!」
「………」
「駄目ッスか……?」
 しょぼんとするほむらに、波羽は微笑する。
「俺がほむらちゃんの言った事を一度でも断った事あるかい?」
「あっ…」
 その一言で二人の恋人関係が始まった。

 よく晴れた某日、二人の初デートはプロ野球のオープン戦だった。
 二人はチケットを片手に休みの日にパワ川球場へ。
 客は少なかったものの、試合が始まると熱狂的なパワフルズファンが応援を始める。
 そのファンに囲まれながらほむらが応援。その隣で波羽がジュースを飲んでいると、ほむらに腕を掴まれた。
「ほら、波羽くんも応援するッス!かっとばせーッス!」
「でもほむらちゃん、野球場のデートでいいの?」
「ほむらは野球が好きッス!波羽くんも好きッス!だから最高ッス!」
(そっか……)
 その時、波羽は彼女の事を理解することを決めた。
 今のほむらはマネージャーでは無く彼女。野球好きな少女として、自分の隣で応援している。
「オラー!かっとばせーッス!」
「あ、オラーが付いた」
 だから彼女を理解することで、もっと彼女を好きになれる。
 満面の笑みを浮かべる彼女を見て。


 そう思った日から、月日は流れ現在へ。


「………」
 帰宅後、自宅の風呂場から出てくると、彼はベッドに倒れこんだ。
 目を瞑ると睡魔がどんどん彼を蝕んでいく中、彼はほむらのことを思い浮かべる。

 一体どれが本物のほむらなのだろうか。

 もしかしたら、自分に心は向いていないのかもしれない。
 ただ野球の話が通じ合うだけで、本当は彼女はなにも感じてないのかもしれない。
 そう思うと急に眠気が覚め、彼は起き上がった。
 後頭部を掻く。何で自分はこんな事を考えているのだろうか。
 気分を静める為に窓を開け夜空を眺めると、綺麗な星達が静かに光っている。
 夜風が湯上りだった彼の頬を冷やしていった。
「………」
 自分はどうするべきなのだろうか。波羽の悩みは更に深くなっていった。

 その夜は眠れなかった。一睡もしていない酷い顔のまま登校し席に座った時には、矢部に驚かれた。
「凄い隈でやんすね……」
「うん…ただ眠れなかっただけ」
 そう言うと「ふーん」と呟く矢部の眼鏡が鋭く光った気がした。
「ほむらちゃんの事でやんすか?」
「!?」
 波羽は矢部から目を逸らしたが、矢部はニヤニヤと笑う。
「図星でやんすね。最近の波羽くんの悩みといったらズバリ、ほむらちゃんしかないでやんす」
「………」
 無言で返事を返す波羽に、流石に心配になってきた矢部。
「随分病んでいるでやんすね、何かあったでやんすか?」
「いや……」
 個人的な悩みを吐き出すわけにはいかない。口を塞ぎそっぽ向く。
 しかし矢部は引き下がらない。執拗に食い下がる。
「オイラは波羽くんの親友でやんす!何か解決できるアドバイスくらいできるでやんす!」
 教室中に響いた声は、クラスの視線を一点に集めてしまった。

 結局折れた方は波羽の方。
 場所を階段の踊り場に変え今の悩みを矢部に語る。
 全てを言い終えると、矢部は思わず唸ってしまった。
「つまりほむらちゃんが野球と波羽くん、どちらが好きか知りたいでやんすね」
「うん……」
「これは難しい問題でやんす」
 いい答えはあんまり期待していない。と言うか早く席に戻って眠りたかった、眠い。
 踊り場の窓から外を眺めていると、隣から矢部の声が返ってくる。
「もしでやんすよ、ほむらちゃんが野球の方が好きって言われたら波羽くんはどうするでやんすか?」
「それは……」
 思わず口篭る波羽を余所に矢部は続ける。
「怖いと思うでやんすが、聞き出したほうが手っ取り早いと思うでやんす」
「………」
「どっちにしても、オイラは波羽くん次第だと思っているでやんす」
 何ともいえない矢部の答え。だけど悩みを聞いてくれた親友に変な事は言えない。
「そうだ……な。ありがとう矢部くん、ちゃんとほむらちゃんに聞いてみるよ」
 彼に礼を言うと波羽は階段を駆け足で走っていく。
 このままでは生活に支障が付く。ちゃんとほむらから聞き出そう。そう決めた。

 そして矢部は波羽の後姿を眺めながら「彼女なんて……」呟く。矢部の調子がブルーになった。


 その日の練習は全く身に入らなかった。
 時間の経つ流れが遅く感じ、ランニングをするも体が重い。
 ブルペンでの投げ込みも、ボール自体には力はあったものの波羽自身は手ごたえを掴めなかった。
「お疲れ様ッス、波羽くん」
 いつものようにほむらがドリンクを渡しに来る。
 彼女からドリンクを貰った波羽は、「ありがとう」と共に次の言葉を言った。
「この後、ほむらちゃんに来てほしいところがあるんだ」

「お、おじゃましまーッス」
「ただいまー」
 家の中に二人の声が吸い込まれるが、返事は返ってこない。
 どうやら両親は留守のようだ。どうやらよくあるご都合主義である。
「まあいいや。とりあえず俺の部屋に行こう」

「わー、色々なものがあるッスー」
「こらこら、あまり物色しない」
 物珍しそうに部屋を眺めるほむらに波羽が注意をする。
 それに対する彼女は「だって、波羽くんの部屋って始めてだから」と返した。
「それで、今日は何をするんッスか?」
「………」
 いきなり無言でなる波羽に思わず笑みを消してしまったほむら。
 無音が部屋を包み、それを破ったのは波羽の真剣な一言。
「ほむらちゃんは、俺と野球……どっちが好き」
 思わず「えっ?」と声を漏らすほむら。表情は依然硬いまま。
「何言っているんッスか。ほむらは波羽くんも野球、どっちも好きッス!」
「違う。どっちが好きかって聞いているんだ」
「……どうして、そんな事言うんッスか?」
「………」
 一度無言を入れる。これを言えばどうなるかは分からない。
 だが言わないと呼んだ意味がない。決心して波羽は口を動かす。
「ほむらちゃんが野球の事が好きなのは知っている。でもそれは俺と対等なの?」
「………」
「いつもいつも野球の話ばかりで、別に俺の事なんてどうでもいいんじゃないのか?」
「……ッ」
「だから俺は――
 それまで動いていた口が止まる。
「ほむらはぁ……、ほむらは……」
 握っていた手は震え、頬から雫が伝わって床に落ちる。
「波羽くんだから……野球の話ができるんッス……」
「……!」
「波羽くんが……波羽くんが好きだから…大好きだから――
 気づいた時には遅かった。
 波羽が好き、野球が好き。両方あって今のほむらである。

 そして波羽は彼女の事を理解すると決めていた。
 しかしいつから「ほむらは自分と野球、どっちが好きなのか?」と考えるようになってしまったのだろうか。
 文頭の出来事により彼女に対する不満が考えを変えてしまったのか。
 どちらにしろ『どっちが好きなのか?』は、ほむらに問いても答えられない質問である。
 床に崩れ落ちたほむらを見て、波羽は自分を悔やみながらほむらを抱きしめていた。
「ほむらちゃん……」
「…ひっ…く、ぐすっ…」
 彼女の鳴き声が耳に入ってくる間、彼はずっと「ごめん」と呪文のように呟いていた。


 幾分経ち、泣き止んだほむらの髪を撫でていた。随分落ち着いたようで、少しだけほっとした波羽。
 ベッドの上に座らせると、頬を膨らませたほむらがそこにあった。
「まさか波羽くんがそんな事を思ってるとは考えてもなかったッス」
「…ごめん」
「確かにほむらにも悪い点があったッス。そこは反論できないッス」
「うん…」
「だから今日はほむらが波羽くんの事を本気で好きな事を証明するッス!」
「えっ…うわっ!」
 倒されたかと思った次には、ベルトを外され下半身を露出させられていた。
 ほむらは露出した彼の息子を手に取りゆっくりと上下に扱き始める。
「ちょ、ほ、ほむらちゃん!」
「男の人はこうすると喜ぶくらいほむらも知っているッス」
「そ、そうじゃなくて……うぁ…」
 唾液を亀頭に垂らし馴染ませていくと、スムーズに上下に擦られる波羽の息子。
 ほむらの指先はぎこちないものだったが、波羽の得る快感は未知のもの。
 波羽の息が荒くなっていくのをほむらは微笑んで眺めている。
「今日の波羽くん、すごくかわいいッス」
「くっ、ほ、ほむらちゃん……俺……」
「もう少し我慢してほしいッス。これからもっと気持ちよくなるッス……」
 頬を染め彼の下半身に顔をうずめる。同時に舌先でちろちろと亀頭を刺激し始めた。
「う……っ!」
 また新しい快感が波羽を刺激し、我慢すると逸物の先から腺液が分泌される。
 ほむらは勃起しきった塊を口の中に含み吸い付く。
 何とか耐える事に専念する波羽。必死に刺激を逃がそうとほむらの髪の毛を撫でる。

 だが押し寄せる快感は徐々に波羽が保っていた理性を奪っていく。
 ちゅうちゅう彼の塊を吸うほむら。上目遣い。
(かわいい…、……っ!)
 艶めいた彼女の表情により、理性が崩壊し一気に快楽が押し上がってくる。


「ほむらちゃん…俺、もう限界だ…」
「ぷはっ…分かったッス。出していいッスよ」
 口から放したほむらは再び彼の逸物を掴む。
 分泌液や唾液により滑らかになっており、扱く強さも当初より強い。
 容赦ないほむらの攻めが行われる。彼女の手が動く、扱く、擦る。
 そして遂に彼の逸物は耐えられず、大量の精液をほむらの顔に放たれた。
「っぁ…!」
「わっ!」
 結果、ほむらの顔を白濁の液で汚す事になった。だがほむらは「あったかいッス……」と満足げのよう。
 息を整えつつ、ほむらの顔にかかった白濁液を拭き取る波羽。
 拭き取りが終えると共に、二つの唇が重なりあう。
 彼女の唇に吸い付きながら、セーラー服の上から胸を揉み始めた。
「ん、んんーっ!……ぷはっ、……波羽くん…」
「次は俺の番かな。ほむらちゃん、痛くない?」
 ほむらが頷くと、何と自ら服を脱ぎ逆に波羽を誘う。
「胸はないけど波羽くんぐらい誘惑できるッス」と言わんばかりのようだ。
 その胸を包んでいるブラの上から擦るように愛撫する。
「な、波羽くん…くすぐったいッス」
「それも取っちゃおうか」
 何とも恥ずかしい台詞をさらりと。ほむらが羞恥を感じながらブラを外すと、小さく膨らんだ乳房がそこにはあった。
 まじまじとソレ見つめていると赤く染めた頬を膨らませたほむらが言う。
「ど、どうせほむらはそこまで大きくないッス!」
「俺は小さいのも好きだよ」
 その言葉の次には、波羽の口が乳首に吸い付いていた。
 吸いつつ、舌で突起を転がす。まるでおもちゃを扱うように。
 あまっている手は、片方の乳首を刺激したり小さく膨らんだ胸を絞り上げるように揉む。
「ひゃん!だ、駄目ッス…そこ……なんか切ないッス……!」
 ほむらの表情が徐々に甘ったるくなっていく。刺激は止まらない。波羽はわざと音を立てるように吸う。
 乳首から口を放したかと思えば、人差し指を乳首からへそへ、そして下着の上へ肌を指が這っていく。
 くりくりと下着から湿りができている所をなぞる。どうやらほむらは限界のよう。
「ん…っ!はぅ……」
 下着を捲り大事な場所に遂に触れる。
 最初は周りを弄っていたが、少しずつ刺激を加えていき彼女の反応を楽しむ。
 するとほむらは切なげな表情をしながらせがんでくる。
「じ、焦らさないでほしいッス…はやく波羽くんの指が欲しいッス……」
 その言葉を待っていた、と言わんばかりに指がずぶずぶと膣に侵入を始める。
「っ!んふっ…あっ……な、波羽……くん…!」
 指が第二関節程まで挿入されると否や、ゆっくりと出し入れが繰り返す。
 次第に動きが早くなると共に、指がもう一本増やされほむらの膣を捏ね繰り回す。
「や、やぁ…っ!ほむら…ほむら……ぁ!」
「………」
 波羽は無言で行動を繰り返す。無言なのはそれは彼がほむらに夢中だから。
 今まで見たことの無いほむらの淫らな姿に、興奮しきっているのだ。
 キスをして、乳首を弄くり倒し、秘所をもてあそぶ。
「だ、だめっ……ほむら…もう……っ!」
「気持ちよくなってよ、ほむらちゃん」
 ようやく波羽が口を開いたかと思えば、彼女の羞恥を煽るような台詞。
 じゅくじゅくと淫音を響かせる。早くほむらの絶頂が見たい。そして彼女と……。
 そう思うと興奮が高まり、それが行動に姿を変える。波羽の指が執拗に膣を苛める。
「も、もう駄目ッス!あっ、ふあっ…!」
「ほむらちゃん、イッちゃっていいよ・…!」
「っ!あっ…!あぁっ、あぁぁっ!!」


 遂に絶頂を迎えたほむらは力尽きたかのように横たわる。波羽はほむらを撫でて、軽く口付けを交わす。
「それじゃぁ波羽くん、来ていいッスよ……。さっき出したばかりなのにもう限界っぽいッスから……」
 波羽は頷き、勃起しきった逸物をならすように秘所にこすり付ける。
 挿入はゆっくりと。ゆっくりと。
「んっ!」
 硬直するほむら。徐々に膣の中に侵食していく。もう止まらない。
「んぁ…!っ!っぁ…!!」
 ほむらの顔が歪むと共に、ブチブチという感覚。
「だ、大丈夫!?」
 大丈夫なわけがない。突き破ったのだから。
 そして根元まで入ってしまった。
「だ…大丈夫ッス……。この程度の痛み……我慢できるッス」
「でも…」
「だって、何度も言うッス……大好きッス。大好きだから我慢できるッス……」
「………」
「だから動いてほしいッス。気持ちよくなってほしいッス……」
 頷く。ほむらの髪の毛を撫でてもう一度思う。
(ほむらちゃんのこと……理解しよう。もう一度……そして今度こそ)

 予想をはるかに超えた快楽を得ていた。
 ほむらが苦痛に耐えているのは分かっているが、腰が勝手に動く。
 膣のきつい締め付けにより、すぐに射精しそうだった。
 その射精感を煽るかのごとく、ほむらの次の台詞。
「我慢しなくっていいッスよ……波羽くん……っ!」
 次にはほむらが腰を動かしていた。
「ちょ、ちょっとほむらちゃん!?」
「っ!あっ!くぅっ!!」
 断続的に行われる締め付け。その力は圧倒的で、性感が波羽の体中を支配していく。
 ほんの僅か残された理性は一気に失われ身体は本能で動いてしまう。
 限界はあっという間に訪れるものだった。

 蜜と血が混ざり合った膣の中を引き抜き、また突き刺す。
 ほむらを見る。確かに彼女は処女を失った痛みに耐えている。
 しかしその瞳の奥は幸福感で満ち溢れているように感じた。
 もう何にも考えられなかった。頭の中が真っ白になり、腰を打ち付ける。
「ほむらちゃ…ん!で、出る……!」
「っ!ぁ!っあああぁっ!!」


「……ほむらちゃん」
「何ッスか……?」
 手をつないでいる二人、どこからどうみても幸せの絶頂である。
「俺……絶対にほむらちゃんの事を幸せにするよ」
「ふっ、ほむらの心を開かせるなんて10万光年早いッス!」
「それは時間じゃなくて距離だっ!」

 そんな事を言っているほむらだが、本当は波羽の事でいっぱいなのだろう。
 波羽が吹き出すと、釣られてほむらも笑い出す。いつの間にか心の中にあったしこりは消え去っていた。

 おしまい。 

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