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届かない想い

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届かない想い(777氏)


「こ、小波君!た、大変でやんす~!」

ただでさえ喧しい矢部が一層喧しく捲くし立てて俺に駆け寄ってくる。
精神統一していた俺にとってはいい迷惑だ。せっかくいい投球モーションが浮かんでいたのに。
目を開いてチラリと矢部の方に振り向く。
……なぜか矢部は見るも無残な姿になっていた。
ユニフォームはボロボロになり、メガネのレンズが片方、ひび割れている。

「……矢部君、随分と酷い面だな。どうしたんだ?」
「酷い面は余計でやんす!と、とにかく酷い目にあったでやんす!聞くでやんす!」

矢部はボロボロの体とは思えない身振り手振りで今起こったことを説明してきた。


-矢部の回想-

「それにしても小波君が生徒会から貰ってきたこの機械はすこぶる調子いいでヤンスね!」
という風に矢部が調子よく練習していた所に

ひゅううう~ という効果音と共に何かが落っこちてきた。

「ん?何かが振ってきたでやん……ぎゃああああぁぁぁ!でやんす~!!」

落下してきたのはピッチング用のボール。
ボールは矢部が使っていた機械に直撃。機械はすさまじい爆音と共に大破した。
おまけに機械の近くにいた矢部はその巻添えになったという。
矢部は意識の遠のく中で”あーあ、今日は調子悪いからもう帰ろっ”という声を聞いたという。

-矢部の回想、終わり-

「……よく生きてたね」
「原君がすぐに駆け寄って助けてくれたでやんす。もし来てくれてなかったら危なかったでやんす」

今の話を聞いて矢部が不憫な奴と思ったと同時に、ある人物像が浮かんできた。
機械を破壊したのは間違いなくあのわがまま高飛車女、元生徒会長であった橘みずきだ。
俺は一年の時からあの女に振り回され続けている。

あいつが生徒会長だった頃はまだ部員の数が乏しく、部員を集めるためにご要望会議に向かった。
しかし、人が気合を入れて説得しているにも関わらず、あいつのからはなかなか許可を得ることはできなかった。
何十回とご要望会議に向かったにも関わらず、あいつの口から許可という言葉を聞いたのは数える程しかない。
しかも、その”数える程”の半分はあいつの姉やじいさんの助言によって許可を得たようなものだ。

あいつが野球部に入ってからも、その傍若無人ぶりはことごとく発揮される。
あいつのじいさんの前では婚約者を役を演じることになるし、
機嫌が悪い時は俺と矢部で映画やドラマのワンシーンを演じることを要求し、
時には買い物に強制的に付き合わされたり(もちろん荷物持ち)、
時には今回のようにただでさえ金欠気味である野球部の備品を破壊されたり……。
正直言って迷惑極まりない。文句を言ったら言ったで逆ギレするし……。
それだけじゃない。初めて出来た彼女とも強制的に別れさせられた。
その日の夜は涙で枕を濡らしたっけ……。


「……やっぱ少し強く言ったほうがいいかな」
「そうでやんす!今回なんかおいらが死に掛けたのにほったらかしでやんす!ガツンと言ってほしいでやんす!」

思わず”結局お前は他人任せかい!”と突っ込みそうになる。
まあ、俺がこの野球部のキャプテンなわけだし、部員の面倒を見るのは俺の役目だ。
このままでは野球部の士気にも関わるし、明日あいつに注意しておかなければ。
そんな風に思いながら俺は練習を再開した。


そして翌日。
昨日にも増して不機嫌気味な表情を浮かべるみずきが投球練習をしていた。
普段なら絶対に近寄らないのだが、今回は引くわけにはいかない。

「みずきちゃん、ちょっといい?」
「……何?」

投球練習を邪魔されて余計苛立ちが増したのか、みずきの鋭い眼光が俺を突き刺す。
やばい。思わず謝ってしまいそうだ。しかし今回のことについては100%あっちが悪い。
なんで俺が謝らなければいけない。気合、気合だ!
俺は奴の眼光に負けないよう、己に気合を入れて説教をすることにした。

「昨日、あの機械を壊したのはみずきちゃんだよね?」

そういって俺は大破した状態のままである機械に指を刺す。

「……そういえば壊したような気もするけど、それが?」

いや、”それが?”じゃねえだろオイ。

「あの機械は俺がこの前、生徒会から貰ってきたばっかりなんだけど……」
「あーもう、はいはい、悪かったってば!今忙しいんだから説教なら後にしてよ」

……さすがの俺も今の一言にはカチンときた。なんでこんな投げやりな態度なんだ?
そもそもこいつは俺が苦労して貰ってきた機械をなんだと思ってるんだろう?
皆が共同で使っている機械を壊しておいて反省のはの字もないのは絶対におかしい。
俺は思わず声を荒げてしまいそうになるがなんとか抑制すると、冷静な口調で話を続けた。

「ちょっと待ってよ!皆が共同で使っている備品を壊しておいてその態度はないんじゃないか?」
「うるさいなあ!しょうがないじゃん、私だってわざとやったわけじゃないんだしさ」
「そういう問題じゃないだろ!少しは反省しろって言ってるんだよ。そもそもみずきちゃんは……」
「あーやだやだ。何かあるとすぐその台詞じゃん。もっと気の利いた台詞を言ったらどう?」

……もう我慢の限界。俺の頭の中で何かがプツリと切れた。
気の利いた台詞だと?ああ、言ってやる。言ってやるとも。


「……じゃあハッキリと言ってやる!お前のその態度がムカつくんだよ!毎回、毎回、迷惑掛けやがって!」
「なっ……」
「備品は破壊するわ、すぐ人を引っ掻き回すわ、俺や皆がどれほど苦労してんのか解ってんのか!?」
「な、何よっ!何もそんな言い方しなくたって……っ」
「そうやっていつもの逆ギレか?何で素直に”ごめんなさい”と言えないだ?悪いのはお前だろ?」
「……っ」

俺が半ギレ状態で捲くし立ててると今度は顔を俯いて小刻みに体を振るわせ始めた。
よく見ると目から涙が滴り落ちている。……なんてことはない。どうせお得意の泣きマネに決まってる。
ここで騙されて俺が引いたらまた調子に乗るに違いない。その手に乗るか。

「今度は泣きマネかよ?いい加減にしろよ、このわがまま女!泣けば済む問題じゃないんだよ!」
「……さい……」
「……はぁ?今なんて言った!?」
「うるさい、うるさい、うるさい……っ!この馬鹿男!わからず屋!大っ嫌い!」
「なんだと!……って、オイ待て!」

言い終わる前にみずきは凄い速さでグラウンドから走り去る。
引き止める間もなく一瞬で走り去ってしまった。
……わからず屋はお前だろ。

「くそっ……」
「……行ってしまったでやんすね。追いかけなくていいでやんすか?」
「ほっとけ、どうせ明日には顔を出すだろ。今日は逃したけど明日は絶対に逃がさねえよ」
「……小波君、なんだか怖いでやんす」
「……」

俺が無言でギロリ矢部を睨みつける。
矢部はひいっという悲鳴と共に凄い速さで俺から離れた。
どいつもこいつも……。



また翌日。
案の定、みずきは野球部のグラウンドに姿を現した。
昨日の怒りはすっかり収まってしまったがあのまま話を終わらせるわけにもいかない。

「みずきちゃん、昨日の話の続きをしたいんだけど」

俺はいつもの落ち着いた口調でみずきに話しかける……が。

「……」

無視。まるで俺など居ないかのような素振り。

「みずきちゃんってば!」

俺はみずきの手を掴む―が。
強引に引き離されるとそのまま原達がいるところへ行ってしまった。
今まで、喧嘩をした後にお互いそっぽを向くということは良くあった。
が、しかし……今回のように完全に無視をされるというケースはなかった。
大抵は一言、”ふん!”だとか、”けっ”だとかいう台詞をはいて原たちのところに行く。
普段なら俺もあいつの顔なんて見たくもないと思いながら聖や矢部と練習をするのだが
今回は勝手が違う。今回は説教とはいえ俺があいつに話しかけようとしている。
つまり嫌でもあいつを追ってなんとか話ができるようにしなければならない。
かと言ってこっちが下手に出たら何の意味もない。こうなりゃ長期戦だ。


―さらに翌日―

「なあ、無視するなよ」
「……」

…今日も無視。


―さらにさらに翌日―

「オイってば!」
「……」

……無視。


―さらに3日後―

「おーい、いい加減、俺の話を聞けよぉ」
「……」

……ことごとく無視。
上等じゃねえか。こうなったら意地でも説教してやる。


そんなやりとりが続いてから2週間が過ぎた。
俺は未だに無視され続けている。こんな時に限ってあのじいさんがグラウンドを見に来ない。
いつもはあの爺さんがきっかけで仲直りするのに……。否、今回は説教目的だった……。
そろそろ俺の脳みそも沸騰しそうだ。なんで毎回俺がこんな風に苦労しなければならないんだろう?
一言、心から謝ってくれれば良いだけなのに。そんな想いが俺の頭を駆け巡る。


そしてその日の夜。
俺は練習を終え、着替えようと部室に戻った。
ガチャリとドアを開けると中には既に着替え終わり、何かの雑誌を読んでいるみずきの姿があった。

「あ」

我ながらなんとも間抜けな反応だと思う。
しかし、こんなチャンスはない。さっさと帰ろうとするみずきであったがそうはさせない。
俺はみずきの腕を掴んで引き止める。

「待てよ。もう気が済んだろ?」
「……」

……まだ無視するつもりか?
しかし、今回は完全に腕を掴んでいる。奴が話を聞くまで絶対に離さん。

「いい加減にしろよ。いつまで俺をシカトし続けるつもりだ?」
「……離して」
「やっと口を聞いたと思ったらそれかよ。嫌だね、離すもんか」
「ふん、どうせ前の説教の続きをするつもりなんでしょ!?」
「当然だろ。あの話はまだ終わってないんだ」

正直、こんな形でもみずきと会話ができてホッとしてしまっている自分がいる。
いやいやいや、これでホッとしちゃいかんだろ俺。本題にも入ってないというのに。
俺は改めてあの時の話をしようとする。が……


「……迷惑なんでしょ?」
「は?」
「私が迷惑なんでしょ!?じゃあ話掛けてこないでよ!」
「おい、ちょっと……」
「どうせ私は迷惑な女よっ!どうせ私のこと嫌いなんでしょ!?だったらもう話しかけてこなければいいじゃん!」

……違う。
確かに俺はあの日、罵倒を浴びせたかもしれないが俺はこいつが嫌いだから言ってるわけじゃない。
一人が身勝手な行動を取るとチームワークが乱れるし、何よりこいつのためにならない。
むしろ俺はこいつのためになると思って説教をしてるくらいなのに……。
やっぱりわかってない。わかってくれない。俺の気持ちなんて。

「とにかく、私と一緒にいなければ迷惑も掛からないでしょ?だからもう話しかけてこないでよ!」

みずきが俺を引き離そうとするが俺はそれをさせない。
ここでまた逃げられてしまったら、やっかいなことになる。
……それ以上に今の一言が頭に来たっていうのもあるが。

「待てって言ってんだろ!お前、何か勘違いして―」
「しつこい、離してっ!」

みずきが思いっきり手を振り払った反動で、俺は後ろにあったロッカーに思いっきり体を打ちつけた。
一瞬、戸惑いを見せたみずきであったが俺の手の力が抜けた隙に手を引き離して部屋を出ようとする。
今の衝撃により、再び俺の中の何かがプツっと切れた。

前よりも、強烈に。


俺はドアに向かって歩いていたみずきを後ろから羽交い絞めにし、そのまま地面に押し倒した。

「ちょ、ちょっと……っ」
「……もううるせーよ。テメエの都合だけベラベラ喋りやがって……」
「は、離し……っ」
「俺の気持ちなんて全然わかってないくせに、知った風な口聞くんじゃねえよ……」

おそらく、俺は今まで見せたことのないような表情をしてるんだろう。
あのみずきが本気で震えて怯えた表情を見せている。

「嫌だよ……やめてよ……」
「うるさい、黙れ」
「んんっ……!」

俺はみずきの唇に自分の唇を強く押し付けた。
みずきはジタバタと暴れ抜け出そうとするが、俺は強く押さえつけているためビクともしない。
しばらく口付けを交わした後、一旦唇を離す。

「人が真面目に、真剣にやってるのに……馬鹿にしやがって」
「別に…馬鹿に…なんか……」
「じゃあ何で俺の話を真面目に聞かない。俺の気持ちをわかってくれない」
「そ、それは……」
「……もういい。やっぱり聞きたくなんかない」


そう言って再びみずきの唇を奪う。
……我ながら凄いことをしていると思う。いくら頭に血が上ってるからといっても、みずきを強姦してるのだから。
だが、目の前にいるこいつに対してこうしてやらなきゃ気が済まなかった。

「んーっ!んっ…!んんっ……!」

さっきとは違い、舌を入れた濃厚なキスを交わす。
最初は抵抗していたみずきだったが、段々と抵抗力が弱くなっていく。

「んんっ…!はぁっ…… んぅっ」

舌を絡ませ、時には唾液を絡ませあう。みずきはもう完全に抵抗しなくなった。
いくらあいつにこういう経験がないからと言って、こうも簡単に抵抗しなくなるものだろうか?
俺は一度、唇を離す。

「……なんで抵抗しねえんだよ」
「わかんない……」
「……なんだよそれ。もしかしてこういうのを望んでたのか?」
「……」

みずきの返事はなかった。まあ、どっちでもいいさ。
抵抗しようがしまいが、こいつを……みずきを抱けるなら。



俺は、みずきが着ていた制服のボタンを外す。
タチバナ学園特色である、オレンジ色の制服がハラリと地面に垂れる。
そして、きっちりと締まっていたネクタイを広げ、力任せにボタンを外す。
ボタンを外すたびにみずきの胸元が露になっていき、俺の欲望をどんどん掻き立てていく。

「案外、地味なブラジャーを付けてるんだな」
「……」
「下の方はどうなんだ?」

以前、みずきの下着がちらりと見えたことがあったっけ。
その時はシマシマ模様だった気がする。
今となってはどうでもいい。今回は下着だけじゃなく、全てが見れるのだから。

俺はみずきのスカートに手を掛ける。
さすがにこの時はみずきも多少の抵抗をみせた。が……。

「ここまで自由にやらせといて今更抵抗すんじゃねえよ……」
「だ、だって……っ!んむぅ……っ!」

再び唇を奪い、みずきの神経を麻痺させる。
舌と唾液をぴちゃぴちゃと絡ませればすぐに抵抗は止んだ。
俺ってキスの才能があるかもなと苦笑しながら再びスカートに手を掛ける。



「ん…ぁ…っ や…っ!らめ…っ んくぅ……っ!!」

こんなに乱れてる癖に、駄目なんて言わせねえよ。
スカートのボタンを外し、するりとスカートを外す。
俺は視線を下ろし、みずきの下着を確認する。

「なんだ、あの時の下着か。よっぽどお気に入りなんだな」
「……っ! や、やぁ……っ!」

みずきは、体をもじもじと動かす。
下着を見られまいと体を動かしているんだろうが、ハッキリ言って逆効果。
この動作が余計に俺の興奮を沸き立たせ、余計に虐めたくなる。

「なんだよ、そんなにここが疼くのか?」

そう言って俺はみずきの下着に手を入れて、割れ目に沿って指を這わす。

「ひゃうぅっ!」

みずきの体がびくりと弓反り、ぞくりと体を震わせる。
指にぬるりと蜜が絡まる。既にトロトロの状態だった。



「キスだけでこんなになるなんてな」
「や……っ ち、違うの……」
「何が違うんだ、こんなに濡らしておいてよ」

俺は意地悪く笑みをこぼし、再び割れ目を沿ってみる。
みずきは再び、体をビクリと震わせ甘い声を出す。
こんな色っぽいみずきは初めて見た。思わず無茶苦茶にしてやりたい衝動に駆られる。
しかし、もっと楽しんでからでないと勿体無い。
俺は指を割れ目に沈ませ、膣内でクチュクチュと音を立てて動かす。

「ひゃん…っ あぅん…っ や、やぁ…っ んん…っ! あ…っ ふぁ…っ!」

みずきの甘い吐息が、俺の顔にかかる。
頬を真っ赤に染め、目はトロンとさせている。
俺はたまらなくなり、みずきの唇をまた奪う。

「ん…っ! んぅんん……っ ん…っ ん…っ」

今度は、みずきの方からも積極的に舌を絡ませてきた。
俺の頭に手を回して、存分にキスを味わっている様子で。
しばらく乱れた後に一連の動作をやめ、一呼吸置いた。


「…っ 随分と積極的だな?」
「そ、それは……」
「やっぱこういうことを望んでたのか?それともただ淫乱なだけなのか?」

ま、この際どっちでもいいがな。
今まで散々、こいつに煮え湯を飲まされてきたんだ。
これくらい乱れてくれないと俺の気が済まない。

「……あんまり、下の方ばっかり虐めるのもあれだよな」

そう言って、ブラジャーのホックに手を掛ける。
みずきは黙ってその様子を見守っていた。
少し抵抗してくれたほうが面白かったが、どうでもいいか。
ホックを外しブラジャーを取ると、一緒にパッドも外れる。

「なんだよ、お前ってこんなに胸小さかったわけ?」
「な……っ うぅ……っ」

みずきの胸は小さいとは思っていたが、ここまでとはね。
俺はたっぷりと、意地悪く笑う。一方、みずきは悔しそうな表情を浮かべている。
この優越感がたまらない。



「ま、別に俺は小さくても大きくてもどっちでもいいけどね」

そう言ってみずきの胸を軽く揉み、先端部分を指でキュッと弄ったりする。

「あ… んんっ! ひゃ…っ つ、強く弄っちゃ…っ きゃぅうっ!」

下を弄った時とは、また違った反応が返ってくる。
吸ったり、舌で弄ったりしたらどんな反応が返ってくるんだろうか。
俺は笑みを浮かべると、さっそく先端部分を口に含み、軽く吸ってみた。

「あ…ひっ! す、吸っちゃ…… ひぁ…っ!」

更に舌で先端を転がしたり、突いたりする。
その度に、みずきはビクビクと体を小刻みに震わせる。

「うぅ…っ ひゃふ…っ! ひぅ…っ ふぇ…っ あ…っ!」

口からはだらしなく涎をたらし、甘い声を出しながら喘ぐ。
普段、わがままで、おてんばで、高飛車なみずきからは想像もつかない様な声。

「……なあ、そんなに気持ちいいか?」

と質問すると、奴は小さくこくりと頷く。
こんな時にだけ、素直になりやがって。


「じゃあ、もっとしてやるよ」

そう言って、俺は再び行為を再開する。
片方の手で下着を脱がし、割れ目に指を這わせる。

「ふぁぁ……っ ぁあん……っ!」

すっかり出来上がっていた。
入り口を広げ、膣内をかき回す。
いやらしい水音を立て、さっきよりも多量の蜜が俺の指に絡みつく。

「はぁん…っ ひゃぅ…っ おかしく……っ なっちゃう……っ」
「……なっちまえ」

そう言い放ち、胸への吸いつきを強め、膣内の膨らみを指を這わす。

「ひゃああぁんっ!」

みずきがビクリと大きく体を仰け反らせる。そろそろ限界のようだ。
俺は膣内の指の動きを激しくしていく。

「ぁふ… ふぁ… ら、らめ……っ もう、イっちゃ……っ!」
「イっちゃえよ。気持ちよくなりたいんだろ?」

そう言って、膨らみをキュっと摘み、止めを刺す。

「ふぁぁぁ、あああああんっ!!」

みずきはビクビクと体を何度も大きく震わせ、そして力尽きる。
イった後も余韻を味わっているのか、体を小刻みに震わせている。


「ふぁ…っ はぁ…っはぁ…っ ぁ…っ」

うっとりとした表情で、呼吸を整えている。
俺は我慢出来なくなり、ズボンに手を掛ける。

「もう、充分楽しんだよな?今度は俺が楽しませてもらうぜ」

そういってズボンを脱ぎ、下着から自分のモノを取り出す。
しばらく俺のモノをボーっと見ていたみずきだったが、ハッとして視線を逸らす。

「なんだ、そんなに欲しいのかよ?」
「ふぇ…っ ち、ちが……っ」

必死に否定しようとしていたが、チラチラと俺のを見ていると興味はあるようだ。

「嘘付け、ここをこんな風にしてる癖に」

割れ目に指を入れてクチュっと音をならす。
みずきはビクッと体を反応させ、再び息を荒くしていく。

「ん…っ それは… あんたが… あ、あんなこと……」
「言い訳すんなよ」

入り口を広げ、わざと汁が滴るように弄くる。
ビクビクと体を震わせ、イったばかりとは思えない反応を見せる。


「ひゃ… はぁあ…っ や…ぁ…っ」
「あんなもんじゃ物足りないだろ?」
「ふぇ……」

聞こえてるのか、聞こえてないのか。
みずきはただ体をブルブルと震わせ、快楽へと身を投じている。
俺はとうとう我慢できなくなり、自分のモノをみずきの膣に当てる。

「一気に貫いてやるから安心しろ」

とだけ言って、みずきの膣内を一気に貫く。何かが弾ける感触と共に。

「い…っ ぁぁああああああっ!」

みずきは涙を浮かべながら、必死に痛みに耐えているようだった。
俺はそのまま腰を動かし、みずきの膣内を犯す。
グチュグチュという、何かが混ざり合う音を立てながら
血と蜜が、ポタポタと地面に滴る。血と、蜜―?

「お前、処女だったんだな」
「い…っ あ…っ え…?」

みずきは、下半身の痛みと快楽で俺が何を言ってるか解らない様子だった。
みずきの処女を奪ったことが、俺の心をさらに燃え上がらせる。
腰を振り、みずきの唇を奪い、舌を絡ませ合う。


「ん…っ ふ…っ んん…っ! んーっ!! ぷはぁ…っ んふ…っ!」

何度も、何度もその動作を繰り返し、みずきの全てを犯す。
俺の中から熱いものが立ち込めてくる。俺も、もう限界だ。

「…っ。 く…っ 出す…ぞ…っ」
「あんっ、ふぁん…っ らめ…っ 中…はぁ…っ あ、ふぁぁあああん―――!!」

ビクビクと大きく体を震わせ、俺は熱いものを全て吐き出した。
――みずきの、外に。
みずきの体に俺の精液が降り注ぐ。

「はぁ…はぁ…」
「はぁん…っ あ…っ ふ…ぅ… んん……」

自分でも、なぜ外に出したのかわからなかった。
おそらく、俺の最後の良心が……働いたのかもしれない。
みずきは、ぐったりと力を落としてただ只管、天井を見上げていた。


そして翌日。
俺は目を覚ましてからいの一番に昨日のことを思い出した。
興奮、そして怒りが完全に収まった俺にとっては地獄の朝だった。

「やっちまった……」

あんだけ好き放題やっておいて、やっちまったもクソもない。
時々、自分のこの性格が憎らしくなってくる。
みずきは、昨日のことをなんと思っているだろうか?
あいつと会ったら、なんて言われるだろうか?
色々な妄想が頭の中を駆け巡るが、とにかく学校に行かなきゃ始まらない。

「行きたくねえけど、行かなくちゃな……」

俺は部室で着替えながら一生懸命、会った時どうするか考えていた。

「ていうか、昨日ここで……やったんだよな」

今思えば、ものすごい所でやってしまったものだ。
皆が共同で使っているこの場所を汚してしまうなんて。
俺は、ユニフォームに着替えるとグローブを持って、グラウンドに出る。


そこにはストレッチ運動をする、みずきの姿があった。
予想外だった。まさかこんなに早く来てるなんて……。
俺はどんな罵倒も浴びる覚悟でみずきに近づく。

「あの、昨日……の事なんだけど」
「……」

みずきは無言で俺の方に振り向く。
俺は地面に手をついて、土下座をする。

「ごめんっ…!最低のことをしたと思ってる。何でもする……。気の済むように……」

と、言いかけたところでみずきが口を開く。

「……それじゃあ、帰りにプリンを奢って」

「わかった……って、それだけ!?」

あれだけのことをしたのにプリン!?
プリンで済んでしまうのか!?わけわかんね!
半ば混乱状態であたふたする俺を尻目にみずきは話を続ける。

「……今まで、小波君に酷いことをしてきたから。だから、あいこ」


この言葉で、俺は初めて心から後悔した。
みずきは、ずっと謝ろうと思ってたんではないか。
でも、素直じゃない性格でなかなか俺に謝れなかったんではないか。
なのに俺は、その心も悟らずにあんなことを―。
自分の都合だけ吐き出してるのは俺のほうだ……。

「ご、ごめん…本当に……」
「もう良いってば。小波君だったら、別に平気だもん」

……!?

「え!?そ、それって……」
「外に出してくれたのは、なんだかんだで気を使ってくれたんでしょ?ちょっと嬉しかったかな~」

どういうこと!?何言っちゃってるの!?

「え、ちょ、ちょっともう一か……」
「だ~め、この話はここまで。とにかく、ちゃんとプリン奢ってね。じゃないと今度こそ口聞いてあげないから」

そう言って、みずきはストレッチ運動に戻ってしまった。

……あああああ!一体何が何なのか誰か教えてくれ―――!!
俺は今後もこの女に振り回されそうな悪寒を感じながら天を仰いだ。

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