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『あの頃に似た、キミに』

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匿名ユーザー

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「わわ、スタンプが15個、MAXたまったよ!」
「なななんと! オレ頑張りすぎちゃいました! で、どんなご褒美が!?」
「実は、まさかここまで行くとは考えてなくて……何も用意してないの」
「えーっ?! マジっすかー」
「どうしよう……」
 はた、と考え込むあおいの横顔はやっぱり綺麗だ。
 小波藤次(こなみ とうじ)は如何な返答が
 待構えているのか、わくわくした気持ちで待っていた。
 綺麗なあおいの横顔。思いに耽ったその表情は、
 まだ幼さの残る顔つきと相まってひどく妖艶に見えた。
 そんなあおいを見て小波が悪い考えをよぎらせてしまったのは——仕方のないことだった。
「オレ、あおい先生に癒して欲しいです!!」



『あの頃に似た、キミに』




「い、いやすっ?!」
 素っ頓狂な声を上げたあおいが呆然と小波を見つめる。
 しかし小波の言葉の真意を掴むまで、そう時間は要さなかった。
 大きく開いた瞳は次第に閉まり、それと同時に頬が熱を帯びて赤く映えてくる。
「それって……その……」
 顔を真っ赤にしたあおいが言葉を詰まらせる。それを見た瞬間、小波は確信した。
 悪い感触じゃない。ここは押すべきところだ。
「オレ本当に頑張ったんですよ! 雨の日も風の日も照る日も降る日も
 あおい先生のためだと思って必死に練習してきたんっすよ!
 だからそれくらいしてくれればいいなあって」
「うーん……」
 あおいの表情が若干曇る。しかし、悪くない。
 本気で拒絶していれば返事すらもらえないはずだ。 小波はしばらく待った。あおいの返事を、とても。
「——わかった。いいよ」
 その返事を聞いた瞬間、小波は天にも昇る気持ちに達したという。


 部室に戻り、あおいがかちゃりと鍵を閉める。
 小波が振り返って見たあおいは、先ほどと比べ少しだけ落ち着いているようだった。
 流し目気味に小波を見つめ、口角を上げて笑って見せた。
「さ、はじめよっか」
「は、はいっ!」
 小波が慌ててズボンを下ろす。上はユニフォーム下は全裸だ。
「わ、すご……」
 あおいがそんな声を上げるのは無理もない。
 小波のものはもうすでにいきり立ち、反り返るほど天を仰いでいたのだ。
 あおいが小波に近づき、ひざまづく。
 そして、小波のそれをその小さな手で握って見せた。
「わ、わぁっ!」
「すごいね。もうこんなになっちゃってるよ」
「うう。思春期の期待感を甘く見ていた……」
「あはは。恥ずかしがらなくてもいいって。じゃ、いくよ」
「ちょ、ちょっと待ったー!」
「へ?」
 もうすでに咥えそうな近さまで来ていた所だったので、あおいは不審そうに小波を見上げた。
「なに?」
「あ、いや、先にシャワーでも浴びたいなって」
「大丈夫だよ。ボクは気にしないし」
「気にしないって……」
 あおい先生、慣れてるのかな?
 一瞬だけそんな考えがよぎり、小波は頭を振った。
 ——違う。
 いや、そんなことはどうでもいい。今は唯、目の前のこの人のことを思わなくては。
 小波が返事をしないのを確認してから、あおいは舌先でぺろりと小波のそれを舐めあげた。
「わわわっ」
「ふふふ。気持ちいい?」
 下を這わせながら上目遣いに自分を見つめてくるあおいを見て、小波は赤面する。
「は、はい」
「じゃ、もっと気持ちよくさせてあげるね……はむっ」
「うわっ!」
 慣れた手つきで手と口を動かすあおい。
 小波の先走り汁とあおいの唾液が混ざり合い、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が部室に響いてゆく。
 時には頬の肉でこすり、時には口内に収めたま舌を這わせ、時には素早く手で擦りあげる。
「んむ……ぅ……ん……」
「おおおおおおお」
「ひほひいい? ほはひふん、ひほひいい?」
「は、はいい」
 段々あおいの動きが素早くなっていく。
 根元をしっかりと掴み、先端は口でしっかりと愛撫したまま激しく上下に動かす。
 その手の絶妙なタイミングは小波の意識を彼方へと放り出しそうなほどだった。
「はむっ……んふぅ……ぅん……」
「あ、あおい先生……オレ、もう」
「へひゃいそう?」
「は、はい」
 一瞬あおいは動きを止め、小波のそれから口を離すと、様子を窺った。
 自分のものを握りながら見上げるあおいを見て、小波は再び震えそうな感覚を覚えた。
「もういい? そろそろラストスパートかな?」
 そう言うや否や、あおいは再び小波のそれを咥えた。
「ふ、ふわあっっ!」
 それは先ほどとはまるで違う感触だった。
 自分の性器だけが四次元世界に突っ込んだみたいだ。
 一体どんな舌の動きをすればこんな感触になるんだ?


 ああ——
 彼女は——
 自分が憧れていた、あおいなんだ——

 そんな考えが頭に浮かんだ直後、小波は全身が緊張し、そしてなにかが走っていった——


 小波の精液を顔で受け止めた直後、あおいの脳裏に何かが横切っていった。
 狭くて汚い部室。
 その狭さに似合わない大人数の人間。
 その中で一際目立つ、細身の男。
 これは——。

「出場停止処分?」

「あおいちゃんは、何か勘違いしてるんじゃないかな」

「甲子園には行きたいけどさ、それは絶対じゃないさ」

「オレは野球が出来ればいい。出場停止処分なんてオレにとっちゃなんの苦でもないんだぜ」

「さて、そんじゃ草野球でも始めよっかなあ。ま、オッサンくさいけど仕方ないね」

「ん? どうしたんだい?」

「えっ、うわ、ちょ、えー」

「どどど、どうしようかな」

「と、とりあえず泣き止めって。なんか勘違いされちゃうだろ」

「…………え?」

「——本当にいいのかい?」


 彼だ——九条だ。もう数年も思い出さなかったこの光景を、何故今頃になって——。
 恋恋高校野球部の設立者であり、初代キャプテンである九条が事故死したのは、その一ヵ月後のことであった。
 あおいがマネージャーとして九条たちを支えると決めたのに。
 九条はどうあってもあおいに戻ってきて欲しいと思っていたから。
 街頭で一人ビラ配りなどの活動に精を出していたから。
 練習終わり、彼の体力は限界に達していたんだろう。
 すぐ近くまで来ていた乗用車に気がつかなかったのだ。

 九条が事故死したあと、恋恋高校野球部は事実上廃部となった。
 その後は大会側もルール改正を施し、女性選手も出場できるようになったが、
 もう何もかもが手遅れだった。人数が足りなかったわけではない。
 ただ、誰も動けなかっただけ。
 九条なきあと、恋恋高校野球部は見るからに衰えていった——。


「ふーっ、すごかったですよ。あおい先生……ってうわぁ!」
 小波のあげた大声に気がつき、あおいはふと目を上げる。なにやら小波の顔が曇って見える。
「ななななな、なんで泣いてんですか?!」
 ——泣いてる?
 ——自分が?
 つ、と指で目をなぞってみた。
 思いのほか、指が濡れた。
「ややや、やっぱりイヤだったんですか?!」
 慌てる小波をたしなめるようにあおいは小波の肩を触った。
「本当によく頑張ったね、小波君」
「へ?」
「スタンプ15個集めるなんて、びっくりしたよ」
「え、あ、あぁ、それは——」
「これからも頑張ってね」
 振り返り帰ろうとするあおいを、小波は何故だか呼び止めてしまった。
「あ、あのー」
「どうしたの?」
「あ……いや…」
「もうっ。なに?」
「その、これで終わりかなーって」
 恥ずかしそうに俯く小波を見て、あおいはなんだか笑ってしまった。
「わ、笑わないでくださいよっ!
 もう一回言いますけど、思春期の期待感はスゴイんですから!」
「わかったわかった」
 そう言って、あおいは小波に一枚の紙を手渡した。
 それは、スタンプシートだった。
「続きは、また15個集まったらね」

 ——小波のやる気があがった!

 ——か、どうかは定かではない。
 そして、今は六月の四週目なので、あと一ヶ月足らずで
 小波がスタンプを15個集められたかどうかも定かではなかった。

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