『放送席、放送席……今日のヒーローインタビューは、決勝タイムリーを放った、友沢選手です!』
『ども』
『チャンスを見事ものにしたわけですが、友沢選手、どんな気持ちで打席に立ちましたか?』
『流れは来ていたので、自分の所でそれが途絶えないように、チームに貢献できるように、という気持ちでした』
『一昨日の第一戦でも同じような場面が有りましたが、その時は橘投手に打ち取られてしまいましたね。そういった点ではどうでしょう?』
『……そうですね、やっぱり悔しかったので、今日は名誉挽回、って思っていた部分はあったと思います』
『リトルリーグからのライバル関係は有名ですが、それに違わぬ熱い勝負でしたね。粘りの7球目、打った瞬間はどんな気持ちでしたか?』
『抜けてくれ、その一心でした』
『これで今シーズンの橘投手との対戦成績は、5勝3敗、ということになりました。そこら辺はどうでしょうか?』
『そうなんですか?もっと負けてると思ってました。まぁ、橘……選手は良いピッチャーなので、勝っている、っていうのは素直に嬉しいですね』
『成程。それでは、最後に球場のファンの皆さんに一言お願いします』
『えーっと……皆さんの声援にはいつも力を貰っています。次の試合でもチーム一丸で頑張って行くので、よろしくお願いします!』
『今日のヒーロー、友沢亮選手でした、ありがとうございました……』
「……というインタビューでしたが、ゲスト解説の早川さん。教え子達の大活躍、今日のゲームはそれに尽きますね」
「私も鼻が高いです!橘選手も負け投手にはなっちゃいましたけど、慣れないロングリリーフで良く頑張ったと思います。
それに今日の友沢選手との対戦は、非常に内容の濃いものでした。彼女にとっても彼にとっても、良い収穫があったんじゃないでしょうか」
「お互いに切磋琢磨して、今後の野球界を牽引していく力になって欲しいものですね……おっと、今日はここら辺でお時間です。実況は私……」
(……でも二人とも、対戦する時、昔よりやたらと気合が入ってるような気がするのは、どうしてだろう?)
――
試合後 とあるホテル
「ふやぁっ!?あっ!あっ!……ちょ、ちょっと、シャワー強すぎ!」
「今日は俺が勝ったんだ。ルールは守ろうぜ」
「そんなっ、こと、言われても……」
まだ口ごたえしやがるか。ならば、と俺は橘を押さえつけている方の腕で器用にシャワーを固定し、片手を自由に動かせるようにする。
「ほれ、ちゃんと言うこと聞かねーとこうだ」
「ひあぁ!?」
親指でクリトリスを刺激しつつ、中指と人差し指を橘の中に突っ込んで掻きまわす。お湯とは別の液体が、絶えず奥から溢れ出る。
シャワーの音に混じり、ぐちゅぐちゅ、ぐぽぐぽと卑猥な音が耳に響く。鏡に手をつけた橘の顔が、みるみる紅く染まっていく。
「だめ!だめぇぇ!?」
「何がダメだ。こんなに感じてるくせして」
「それと、これとはっ……ひん?!」
奥の前の辺り、とでも言おうか。所謂Gスポットらしい橘の弱点を強く押すと、びくりと橘の体が震え、固まった。
口をぱくぱく動かして声にならない声をあげて、体を反らせて必死に俺から逃れようとするも、後ろからがっちり押さえてやっているから、
逃れようがない。ちゅぽん、と音がなるくらい勢い良く指を引き抜いた俺は、その手で再びシャワーを持ち、ヘッドを橘のあそこに強く押し付ける。
「やあああああああ?!」
ぷしゃ、とシャワーの水流に逆らうように、橘が潮を吹く。イってしまったのか、くたり、と橘の体から力が抜けた。
――
紆余曲折あったものの、俺と橘は男女の関係というのを続けている。一応財団からも認めて貰った。勿論、将来的な部分も含めて、である。
命がいくらあっても足りないような体験の連続だったような気もするが、まぁ今となっては良い思い出か。
こっちの家族にももう伝えてある。父さんは卒倒した一方、案外母さんはけろりとしていた。失礼の無いように、というのはきつく言われたけれど。
朋恵と翔太は大喜び。むしろ橘の方がメロメロなので、色々と甘やかさないように俺が注意していないといけないほどだ。
さて、自分たちの身の回りの了解を取ったとはいえ、外に一歩出ると、俺たちはプロ野球の選手であり、同時に敵同士だ。
当然試合に出ていれば対戦する時がやって来るわけだが、情が移って手を抜くなんていうのは、万に一つもあってはならない。
そこで俺と橘は、ある約束事を決めた。1打席1勝負とみなし、その都度勝った方が負けた方に命令する権利を得る、というものだ。
お互い負けず嫌いだし、効果はてき面だった。おかげでそれぞれのパフォーマンス自体が向上している節もあり、思わぬ役得である。
そして、今日は俺の勝ちだったので、念願のお風呂プレイを満喫したというわけだ。
「もうお風呂でなんて絶対にしてやんないんだから……」
「俺が勝ったらその内また頼むと思うぞ」
「同じお願い禁止!」
「この前2連続で買い物に付き合わせといてなに言ってんだ。しかも一昨日の分も次のオフの買い物だし」
「だって、適当なお願い思い付かないんだもん。そういうあんたこそ……」
「俺は毎回変えてるじゃねーか。前はフェラして貰って、その前はずっと騎乗位で……」
「だああああ!?言わなくていいわよもう!私が言いたいのは、毎回エッチなお願いしか無いの?ってことで」
「いやだってお前、それ以外何を頼めばいいんだよ」
「……て、手料理食べさせろー、とか?」
「……何だ、手料理作りたいのか。いやー、俺って本当に幸せ者だわ」
「ちーがーうー?!」
『ども』
『チャンスを見事ものにしたわけですが、友沢選手、どんな気持ちで打席に立ちましたか?』
『流れは来ていたので、自分の所でそれが途絶えないように、チームに貢献できるように、という気持ちでした』
『一昨日の第一戦でも同じような場面が有りましたが、その時は橘投手に打ち取られてしまいましたね。そういった点ではどうでしょう?』
『……そうですね、やっぱり悔しかったので、今日は名誉挽回、って思っていた部分はあったと思います』
『リトルリーグからのライバル関係は有名ですが、それに違わぬ熱い勝負でしたね。粘りの7球目、打った瞬間はどんな気持ちでしたか?』
『抜けてくれ、その一心でした』
『これで今シーズンの橘投手との対戦成績は、5勝3敗、ということになりました。そこら辺はどうでしょうか?』
『そうなんですか?もっと負けてると思ってました。まぁ、橘……選手は良いピッチャーなので、勝っている、っていうのは素直に嬉しいですね』
『成程。それでは、最後に球場のファンの皆さんに一言お願いします』
『えーっと……皆さんの声援にはいつも力を貰っています。次の試合でもチーム一丸で頑張って行くので、よろしくお願いします!』
『今日のヒーロー、友沢亮選手でした、ありがとうございました……』
「……というインタビューでしたが、ゲスト解説の早川さん。教え子達の大活躍、今日のゲームはそれに尽きますね」
「私も鼻が高いです!橘選手も負け投手にはなっちゃいましたけど、慣れないロングリリーフで良く頑張ったと思います。
それに今日の友沢選手との対戦は、非常に内容の濃いものでした。彼女にとっても彼にとっても、良い収穫があったんじゃないでしょうか」
「お互いに切磋琢磨して、今後の野球界を牽引していく力になって欲しいものですね……おっと、今日はここら辺でお時間です。実況は私……」
(……でも二人とも、対戦する時、昔よりやたらと気合が入ってるような気がするのは、どうしてだろう?)
――
試合後 とあるホテル
「ふやぁっ!?あっ!あっ!……ちょ、ちょっと、シャワー強すぎ!」
「今日は俺が勝ったんだ。ルールは守ろうぜ」
「そんなっ、こと、言われても……」
まだ口ごたえしやがるか。ならば、と俺は橘を押さえつけている方の腕で器用にシャワーを固定し、片手を自由に動かせるようにする。
「ほれ、ちゃんと言うこと聞かねーとこうだ」
「ひあぁ!?」
親指でクリトリスを刺激しつつ、中指と人差し指を橘の中に突っ込んで掻きまわす。お湯とは別の液体が、絶えず奥から溢れ出る。
シャワーの音に混じり、ぐちゅぐちゅ、ぐぽぐぽと卑猥な音が耳に響く。鏡に手をつけた橘の顔が、みるみる紅く染まっていく。
「だめ!だめぇぇ!?」
「何がダメだ。こんなに感じてるくせして」
「それと、これとはっ……ひん?!」
奥の前の辺り、とでも言おうか。所謂Gスポットらしい橘の弱点を強く押すと、びくりと橘の体が震え、固まった。
口をぱくぱく動かして声にならない声をあげて、体を反らせて必死に俺から逃れようとするも、後ろからがっちり押さえてやっているから、
逃れようがない。ちゅぽん、と音がなるくらい勢い良く指を引き抜いた俺は、その手で再びシャワーを持ち、ヘッドを橘のあそこに強く押し付ける。
「やあああああああ?!」
ぷしゃ、とシャワーの水流に逆らうように、橘が潮を吹く。イってしまったのか、くたり、と橘の体から力が抜けた。
――
紆余曲折あったものの、俺と橘は男女の関係というのを続けている。一応財団からも認めて貰った。勿論、将来的な部分も含めて、である。
命がいくらあっても足りないような体験の連続だったような気もするが、まぁ今となっては良い思い出か。
こっちの家族にももう伝えてある。父さんは卒倒した一方、案外母さんはけろりとしていた。失礼の無いように、というのはきつく言われたけれど。
朋恵と翔太は大喜び。むしろ橘の方がメロメロなので、色々と甘やかさないように俺が注意していないといけないほどだ。
さて、自分たちの身の回りの了解を取ったとはいえ、外に一歩出ると、俺たちはプロ野球の選手であり、同時に敵同士だ。
当然試合に出ていれば対戦する時がやって来るわけだが、情が移って手を抜くなんていうのは、万に一つもあってはならない。
そこで俺と橘は、ある約束事を決めた。1打席1勝負とみなし、その都度勝った方が負けた方に命令する権利を得る、というものだ。
お互い負けず嫌いだし、効果はてき面だった。おかげでそれぞれのパフォーマンス自体が向上している節もあり、思わぬ役得である。
そして、今日は俺の勝ちだったので、念願のお風呂プレイを満喫したというわけだ。
「もうお風呂でなんて絶対にしてやんないんだから……」
「俺が勝ったらその内また頼むと思うぞ」
「同じお願い禁止!」
「この前2連続で買い物に付き合わせといてなに言ってんだ。しかも一昨日の分も次のオフの買い物だし」
「だって、適当なお願い思い付かないんだもん。そういうあんたこそ……」
「俺は毎回変えてるじゃねーか。前はフェラして貰って、その前はずっと騎乗位で……」
「だああああ!?言わなくていいわよもう!私が言いたいのは、毎回エッチなお願いしか無いの?ってことで」
「いやだってお前、それ以外何を頼めばいいんだよ」
「……て、手料理食べさせろー、とか?」
「……何だ、手料理作りたいのか。いやー、俺って本当に幸せ者だわ」
「ちーがーうー?!」