実況パワフルプロ野球シリーズ@2chエロパロ板まとめwiki

無題(part13 969-973)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
行為の後のお風呂タイムは最早恒例になっていた。そして未だに、この男の図体をカバーするようなユニットバスには巡り合っていない。
多少少ないかなと思うくらいにお湯を張っても、友沢が入ってから私が入るとなると、まず間違いなく溢れる。
ざば、と浴槽から逃げて行くお湯の感じは、小さい頃に家族で入っていた時の事を何となく思い出させて。

「落ち着くわぁ……」
「おっさんかお前は」
「別に良いじゃない、二人きりなんだし」

頭のすぐ後ろから響く声にも大分慣れてしまった。最初の頃はお互いちょっとでも動けば緊張が走ったりしていたけれど、もうそんなことはない。

「~♪」
「御機嫌だな」
「まぁね。あれよ、慣れたなー、って」
「……そうだな。すっかり慣れちまった」
「ちょっと前まではすーぐおっ勃てちゃってさぁ……やっぱ男ってケダモノよね」
「そういうお前は臆面も無く色々平気で言うようになったな」
「あんたがベッドで野蛮過ぎるからでしょうが」
「ぬ……すまん」
「~♪」

別に私に恥じらいが無くなったわけじゃなく、大半はこのスケベ野郎のせいなのだ。何も言えなくて良い気味である。


「なぁ」
「んー?」
「俺さ」
「うん」
「カイザースやめるわ」
「ふーん……えっ!?」

何気なく飛び出たとんでもない発言に、思わず全力で振り返る。目と鼻の先に、濡れて憮然とした友沢の顔があった。

「……急に振り向くな馬鹿」
「ご、ごめん……でも、やめるって」
「あぁ」
「?!まさか、私を置いてアメリカにでも行こうってわけ?ふざけんじゃないわよ!?裏切り者!きちく!」
「話が飛び過ぎだ。それに、何があったってお前を置いて行ったりしねーよ。安心しろ」
「あっ、そ、そう?えへへ」
「ったく」

頭を撫でられる。普段の私なら「きもっ」とか言ってぶん殴るところだけれど、今は二人だけの超プライベートタイムだからセーフ。
しかし、こいつの手は本当に大きい。ごつごつしていて、ざらざらしていて、でも不思議と落ち着くのだ。


「トレードでどっか別のチームに行くんだ……そうだな、バルカンズ辺りか」
「理由は?」
「猪狩さんと真剣勝負したいから」
「は?それだけ?」
「あぁ」
「……よくそんなのでトレードなんて出来るわね……ていうか生え抜きのタイトルホルダー放出とかありえないでしょ普通」
「猪狩さんとの全力勝負は、今を逃すともうタイミング無いんだよ」
「そりゃあ、あの人もそろそろ年齢的にあれかもしれないけど……本人には言ってあるの?」
「むしろ猪狩さんの一声がなかったらトレードなんて成立しねーよ、さすがに」
「どんだけ球団経営に口出すのよあそこの一族は……」
「お前んとこの一貫しないフロントよりはよっぽどマシだと思うけどな」
「うちは仕方ないじゃない。そもそも入れ替わり激しいんだから」

少し間が空く。蛇口から落ちる水の音が、心なしか大きく聞こえた。友沢は黙っている。私の反応を待っているのだろう。

「……で?話したの、私が最初?」
「家族と球団を除けば、な」
「そっか」
「どう思う」
「……あんたと猪狩さんが決めたことなんでしょ?私がとやかく言える話じゃないわね」
「それもそう、か」
「そもそも何その……スポ根みたいなメンタルっていうか、男の子特有の思想?っていうのかしら。さっぱり理解不能だわ」
「女にゃわからんだろう」
「分かりたくも無いですよーだ」

そっぽを向いてやる。でも、本当は嬉しいのだ。そんな大事な話を、きっちり私に話してくれたのが、素直に嬉しかった。


「……私もバルカンズにいこーかなー」
「お前はほいほい動ける立場じゃねーだろ、人気的に」
「戦力的にはそうでも無いわよ」
「そうか?」
「そもそも実働の期間でいったら、あおいさんより投げてるのよ私。悔しいけど立派なトレード候補よ」
「嘘つけ」
「本当よ。そろそろ球団側からあれこれ言われそうだから、いっそ自分で行き先決めようかな、って」
「……本当なのか?」
「何よ、真剣になっちゃって」
「いや、そりゃなるだろ!その……恋人、だし」
「……あ、ありがと……」
「……まぁなんだ、実際の所どう考えてるんだ」
「戦力的にニーズが有りそうなのはそれこそバルカンズかな。あそこ今中継ぎ固定できなくてひいひい言ってるし」
「そもそもあそこは全体的に不安定だろ。だからトレード先としては丁度良いんだが」
「新規参入のサガって奴かしらね……ま、そういう部分以外にもバルカンズを選ぶ理由はあるのよ?」
「……まさか今俺が言ったからとか?」
「ぶぶー。聖がいるからでーす」
「……そういやそうだったな」
「何よ、がっかりした?」
「知らん」
「とぼけちゃって……まぁ、あんたのいるチームって考えると、確かに魅力的かな」
「……ほう」
「……だって、あんたが後ろにいると、こんなに安心出来るんだもの。投げやすいに決まってるじゃない」

我ながら恥ずかしい台詞だと思う。でも心の底からそう思っているのだから、しょうがない。
体を預けるように重心を後ろに傾けると、何も言わずに支えてくれた。ぶっきらぼうのくせに、こういう時は案外しっかりしているのだ。
おそらく私しか知り得ない、友沢の評価に値する部分である。


「ふっふふー……別に良いのよー?感動したなら、肩くらい揉んでくれちゃっても」
「……」
「……え?」

むんず、と思いっきり後ろから胸を掴まれた。私の一番好きな力加減と触り方で、そのまま揉みしだかれる。
完全に虚をつかれた形になってしまったので、振りほどくことが出来ない。前言撤回だ。このエロ沢め。

「ちょっ……も、揉むのはそっちじゃないでしょーが……ぁっ……ふぅっ……!」
「……お前は本当にいやらしくなったなぁ……」
「そ、そんなことない……ぅぁ……も、もしそうだとしたら、殆どあんたの責に……ひゃ?!」

胸を揉む手は全く緩まず、脚を使って器用に持ち上げられる。お風呂場の空気は、弄られたせいで敏感になっている素肌にとっては、存外に冷たい。

「何するつもりよ!?」
「ナニに決まってるだろうが」

再び湯船に沈められると、お湯よりも温度が高くて、固いような柔らかいような、独特の感触を持つ物体が、私の一際デリケートな部分に当たる。

「う、嘘、あんた、慣れたってさっき……」
「そりゃ誘われたらおっ勃てちまうさ」
「誘ってなんかないし!」
「だったら今度から気をつけろ。お前、二人きりの時は無防備過ぎるんだ」
「あー?!お、お風呂プレイは私嫌いなのー!?」

私達の夜は、まだまだ続くのだった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー