あおい×矢部(210氏)
232 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:24:35 ID:8LM8XiHG
「ふふふ、あおいちゃん、どうしたでやんすか?今日はさっぱり球が走ってないでやんすよ~?」
頭の上でバットをくるくる回しながら、矢部がにやにやと笑う。
その小憎たらしい笑顔がいつもの三倍増しだ。
「だまれ、メガネのくせにっ!さっさと三振しろっ!」
「だったらストライクゾーンに放って欲しいでやんすね~。
このままじゃまたまたフォアボールでやんすよ~?」
「あー、もうっ、ぐだぐだねちねちうっさいなっ!自分だってノーヒットのくせにっ!」
「ふふふ、あおいちゃん、どうしたでやんすか?今日はさっぱり球が走ってないでやんすよ~?」
頭の上でバットをくるくる回しながら、矢部がにやにやと笑う。
その小憎たらしい笑顔がいつもの三倍増しだ。
「だまれ、メガネのくせにっ!さっさと三振しろっ!」
「だったらストライクゾーンに放って欲しいでやんすね~。
このままじゃまたまたフォアボールでやんすよ~?」
「あー、もうっ、ぐだぐだねちねちうっさいなっ!自分だってノーヒットのくせにっ!」
肩で息をしつつ、あおいも悪態をつき返す。
ただでさえ機嫌が悪いのに、眼鏡小僧にいいように言われては我慢ならないが、
上手い皮肉を返せないくらいに今日のあおいは追い詰められていた。
「オイラはこれから鮮やかに打つでやんすよ。この軟弱球をでやんす!」
「ふん!無様に空振りさせてやるんだからっ!」
ロージンバッグをマウンドに叩き付け、あおいはボールを握り込んだ。
ただでさえ機嫌が悪いのに、眼鏡小僧にいいように言われては我慢ならないが、
上手い皮肉を返せないくらいに今日のあおいは追い詰められていた。
「オイラはこれから鮮やかに打つでやんすよ。この軟弱球をでやんす!」
「ふん!無様に空振りさせてやるんだからっ!」
ロージンバッグをマウンドに叩き付け、あおいはボールを握り込んだ。
カウント0―3。この日、あおいの調子は最悪だった。
自慢のシンカーは指がかからず、生命線のコントロールも今ひとつ定まらない。
普段なら滅多に出さない四球でランナーもたまっていて、
状況的にも精神的にもピンチと言わざるを得ない展開だ。
自慢のシンカーは指がかからず、生命線のコントロールも今ひとつ定まらない。
普段なら滅多に出さない四球でランナーもたまっていて、
状況的にも精神的にもピンチと言わざるを得ない展開だ。
しかし、この眼鏡にだけは打たれるわけにはいかなかった。
好き放題こき下ろされてはたまったものではないし、何よりあおいのプライドが許さないのだ。
この際走者には構っていられない。走られても致し方なしだ。
あおいはセットを諦め、大きく振りかぶる。
狙いは思わずのけぞるような胸元を抉り取るストレート。
凡フライを打ち上げて悔しがる矢部の無様なさまを思い浮かべながら、
あおいは頭の天辺から足の爪先まで、ありったけの力を指先に込めた。
好き放題こき下ろされてはたまったものではないし、何よりあおいのプライドが許さないのだ。
この際走者には構っていられない。走られても致し方なしだ。
あおいはセットを諦め、大きく振りかぶる。
狙いは思わずのけぞるような胸元を抉り取るストレート。
凡フライを打ち上げて悔しがる矢部の無様なさまを思い浮かべながら、
あおいは頭の天辺から足の爪先まで、ありったけの力を指先に込めた。
これがいけなかった。頭に血が上るあまり、あおいは完全に我を失っていた。
ろくに制御できないのに、全力でインハイなど突くべきではなかったのだ。何故なら――
ゴーンッと嫌な音がグラウンドに響き渡る。
あおいが危ないと口走ったのは、硬球がヘルメットを直撃するのと同時だった。
ボールに弾かれ、マネキンのようにバタリと地面に突っ伏す矢部。
それまで和やかだったムードが、一瞬にして凍りついた。
ろくに制御できないのに、全力でインハイなど突くべきではなかったのだ。何故なら――
ゴーンッと嫌な音がグラウンドに響き渡る。
あおいが危ないと口走ったのは、硬球がヘルメットを直撃するのと同時だった。
ボールに弾かれ、マネキンのようにバタリと地面に突っ伏す矢部。
それまで和やかだったムードが、一瞬にして凍りついた。
「やっ、矢部クンっ!大丈夫っ!?」
グラブを投げ捨ててあおいはうずくまる矢部へと駆け寄る。
声をかけられても、矢部は頭を押さえたまま身動き一つ取らない。
「こ、これは結構ヤバいんじゃ……!こういう時どうすんだっけ!?」
「救急車だよ!救急車っ!」
「いや、まずは監督に知らせないとだろっ!」
「そっか!保健医だもんな!オレ、呼んでくるっ!」
矢部とあおいを囲い、練習を共にしていた部員たちが口々に騒ぎ立てる。
けれども、その声はあおいの耳にはまったく届いていなかった。
グラブを投げ捨ててあおいはうずくまる矢部へと駆け寄る。
声をかけられても、矢部は頭を押さえたまま身動き一つ取らない。
「こ、これは結構ヤバいんじゃ……!こういう時どうすんだっけ!?」
「救急車だよ!救急車っ!」
「いや、まずは監督に知らせないとだろっ!」
「そっか!保健医だもんな!オレ、呼んでくるっ!」
矢部とあおいを囲い、練習を共にしていた部員たちが口々に騒ぎ立てる。
けれども、その声はあおいの耳にはまったく届いていなかった。
233 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:25:37 ID:8LM8XiHG
「う~ん……やんす?」
「や、矢部クンっ!?気がついたの!?」
「何がでや……んすっ!?」
ようやくの目覚めに反射的に飛び付くあおい。
起き抜けにいきなりしがみつかれて、矢部は目を白黒させる。
「う~ん……やんす?」
「や、矢部クンっ!?気がついたの!?」
「何がでや……んすっ!?」
ようやくの目覚めに反射的に飛び付くあおい。
起き抜けにいきなりしがみつかれて、矢部は目を白黒させる。
「あ、あおいちゃん!寝込みを襲うなんてちょっと積極的過ぎやしないでやんすか!?
もっともそれならそれでオイラはバッチコーイでやんすがっ!」
「ぐすっ、矢部クンが意味のわかんないこと言ってる……。良かった、無事だったんだぁ……」
ずずっと鼻をすすりながら、あおいは袖で顔ををぐしぐしと擦る。
目の周りは赤く腫れていたが、それは今擦ったことによるものではない。
もっともそれならそれでオイラはバッチコーイでやんすがっ!」
「ぐすっ、矢部クンが意味のわかんないこと言ってる……。良かった、無事だったんだぁ……」
ずずっと鼻をすすりながら、あおいは袖で顔ををぐしぐしと擦る。
目の周りは赤く腫れていたが、それは今擦ったことによるものではない。
「そりゃどういう意味でやんすか!?それはそうと、なんでオイラはこんなところにいるでやんす?」
部活が部活だけに何度もお世話になっていたので、ここが保健室なのは矢部にもわかった。
しかし、外が真っ暗なのも変なら、ユニフォーム姿でベッドに寝ているのもおかしいし、
あおいが制服姿に戻っているのもこれまた得心がいかない。
矢部は頭部へのショックで断片的に記憶が飛んでいたのだ。
部活が部活だけに何度もお世話になっていたので、ここが保健室なのは矢部にもわかった。
しかし、外が真っ暗なのも変なら、ユニフォーム姿でベッドに寝ているのもおかしいし、
あおいが制服姿に戻っているのもこれまた得心がいかない。
矢部は頭部へのショックで断片的に記憶が飛んでいたのだ。
「……矢部クンもしかして何も覚えてないの?」
「いまいちはっきりしないでやんす」
「ボクの投げたボールで矢部クンが失神しちゃったから、
みんなで保健室まで運んで来て……今までずっと寝てたんだよ?」
「ふーむ、覚えてるような覚えてないような……。そのみんなはどうしたでやんす?」
「いまいちはっきりしないでやんす」
「ボクの投げたボールで矢部クンが失神しちゃったから、
みんなで保健室まで運んで来て……今までずっと寝てたんだよ?」
「ふーむ、覚えてるような覚えてないような……。そのみんなはどうしたでやんす?」
「矢部クンならゴキブリ並みの生命力だからって先に帰っちゃった。
監督も、意識失ってるだけだからその内起きるでしょうって何処か行っちゃったし」
「は、薄情にも程があるでやんす!オイラだって死ぬ時は死ぬでやんすよっ!?」
「死ぬとか言わないでよっ!人の気も知らないで……!」
仲間たちの心ない仕打ちに矢部はぷりぷりと憤る。
しかし、あおいの怒りはそれよりもずっと大きいものだった。
監督も、意識失ってるだけだからその内起きるでしょうって何処か行っちゃったし」
「は、薄情にも程があるでやんす!オイラだって死ぬ時は死ぬでやんすよっ!?」
「死ぬとか言わないでよっ!人の気も知らないで……!」
仲間たちの心ない仕打ちに矢部はぷりぷりと憤る。
しかし、あおいの怒りはそれよりもずっと大きいものだった。
「どうしたでやんすか?もしかして泣いてるでやんすか~?」
「う、うるさいな!口に出して言わないでよっ!」
思い出したように首を背けるあおいを見て、矢部はにやりと口角を上げた。
いつもしてやられているだけに、女々しいあおいがおかしくてしょうがないのだ。
「鬼の目にも涙とはまさにこのことでやんすね。意外や意外でやんす」
「う、うるさいな!口に出して言わないでよっ!」
思い出したように首を背けるあおいを見て、矢部はにやりと口角を上げた。
いつもしてやられているだけに、女々しいあおいがおかしくてしょうがないのだ。
「鬼の目にも涙とはまさにこのことでやんすね。意外や意外でやんす」
「バカっ!人がどれだけ心配したと思ってるのっ!
ボクのせいで矢部クンが還らぬ人になったらどうしようってずっと……」
「ぶ、物騒な物言いはよして欲しいでやんす」
「ホントにバカなんだから!バカメガネっ!後頭部に硬球喰らって死んじゃえっ!」
鼻声で罵るだけ罵って、あおいはシーツに突っ伏した。
いつもは元気よく跳ねているお下げが、今日に限っては力なく垂れ下がっている。
軽くからかうだけのつもりだったのが、予想外にあおいの口調が真剣で、
逆に矢部の方が困ってしまった。これではどちらが被害者か分かったものではない。
ボクのせいで矢部クンが還らぬ人になったらどうしようってずっと……」
「ぶ、物騒な物言いはよして欲しいでやんす」
「ホントにバカなんだから!バカメガネっ!後頭部に硬球喰らって死んじゃえっ!」
鼻声で罵るだけ罵って、あおいはシーツに突っ伏した。
いつもは元気よく跳ねているお下げが、今日に限っては力なく垂れ下がっている。
軽くからかうだけのつもりだったのが、予想外にあおいの口調が真剣で、
逆に矢部の方が困ってしまった。これではどちらが被害者か分かったものではない。
しかし、震えるあおいの背中を見ているうちに、矢部の中でいけない欲望が首をもたげ始めていた。
よくよく考えればまたとない好機。口実もある上、言い訳も可能なはず。
野球をやっていて失神するとはとんだ災難ではあったが、人生は禍福は糾える縄の如し。
ピンチの後には必ずチャンスが訪れるものだ。
矢部は密かに決心する。人間と言えど所詮は雄。煩悩には逆らえないのだと自らを弁護しつつ。
よくよく考えればまたとない好機。口実もある上、言い訳も可能なはず。
野球をやっていて失神するとはとんだ災難ではあったが、人生は禍福は糾える縄の如し。
ピンチの後には必ずチャンスが訪れるものだ。
矢部は密かに決心する。人間と言えど所詮は雄。煩悩には逆らえないのだと自らを弁護しつつ。
234 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:27:33 ID:8LM8XiHG
「あおいちゃん!折り入って話があるでやんす!」
「……何よぉ、メガネのくせにっ」
矢部の呼び掛けにあおいは頭を持ち上げる。涙で顔がぐずぐずになって、
髪の毛が化粧っ気のない赤い頬に張り付いているが、それもまた矢部の下賎な劣情を煽り立てる。
矢部はあおいの両肩に手を置いて力強く言った。
「あおいちゃん!折り入って話があるでやんす!」
「……何よぉ、メガネのくせにっ」
矢部の呼び掛けにあおいは頭を持ち上げる。涙で顔がぐずぐずになって、
髪の毛が化粧っ気のない赤い頬に張り付いているが、それもまた矢部の下賎な劣情を煽り立てる。
矢部はあおいの両肩に手を置いて力強く言った。
「今回、オイラはあおいちゃんのせいで死にかけたかも知れないでやんす!」
「それは……本当にごめんなさい……」
「けれど、オイラも鬼じゃないでやんす」
「……許してくれるの?」
「やんす!もし、あおいちゃんが誠意を見せてくれるなら、
その綺麗な涙に免じて全てを水に流そうと思うでやんす!」
「……誠意?」
「それは……本当にごめんなさい……」
「けれど、オイラも鬼じゃないでやんす」
「……許してくれるの?」
「やんす!もし、あおいちゃんが誠意を見せてくれるなら、
その綺麗な涙に免じて全てを水に流そうと思うでやんす!」
「……誠意?」
ごほんと一つ咳払いを挟み、矢部はずばり言い切った。
「あおいちゃん!一発ヤらせて欲しいでやんすっ!!」
「……はぁ?」
呆然とした表情で硬直するあおい。だが、これくらいは矢部の想定内だ。
「もちろん中出しなんかしないでやんすよ!あおいちゃんが望むならゴムだってつけるでやんす!」
「や、矢部クン……やっぱり打ち所が悪かったんじゃ……」
「そうでやんす!今のオイラは正気じゃないから何を言っても許されるはずでやんすっ!」
「け、軽蔑するよ……」
「あおいちゃん!一発ヤらせて欲しいでやんすっ!!」
「……はぁ?」
呆然とした表情で硬直するあおい。だが、これくらいは矢部の想定内だ。
「もちろん中出しなんかしないでやんすよ!あおいちゃんが望むならゴムだってつけるでやんす!」
「や、矢部クン……やっぱり打ち所が悪かったんじゃ……」
「そうでやんす!今のオイラは正気じゃないから何を言っても許されるはずでやんすっ!」
「け、軽蔑するよ……」
あおいの顔がみるみるシラけていく。
「本番がダメなら口だけでもオーケーでやんすが!?」
「……不潔」
「こ、この際、手コキでもいいでやんす!これでもまだ嫌でやんすか!?」
「イヤぁ……矢部クンがこんな変態だったなんて……」
「わ、分かったでやんす!ならばせめて足でお願いしますでやんす!この通りでやんす!」
ベッドから跳ね起き、矢部は額を擦り付けて土下座した。
もはや矢部に恥も外聞もない。あるのは抑えきれない哀れな性欲だけだ。
「本番がダメなら口だけでもオーケーでやんすが!?」
「……不潔」
「こ、この際、手コキでもいいでやんす!これでもまだ嫌でやんすか!?」
「イヤぁ……矢部クンがこんな変態だったなんて……」
「わ、分かったでやんす!ならばせめて足でお願いしますでやんす!この通りでやんす!」
ベッドから跳ね起き、矢部は額を擦り付けて土下座した。
もはや矢部に恥も外聞もない。あるのは抑えきれない哀れな性欲だけだ。
235 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:28:41 ID:8LM8XiHG
「一生のお願いでやんす!どうか!どうかこの仮性包茎に慈悲の手をでやんす!」
「もうやめてよっ!そんなセクハラして楽しいのっ!?
大体何なの、足って……。そんな変態じみたこと……」
矢部はあおいのこの発言を聞き逃さなかった。一縷の望みにかけて、
そして男としての誇りにかけて、矢部は全身全霊で口説き落としにかかる。
「一生のお願いでやんす!どうか!どうかこの仮性包茎に慈悲の手をでやんす!」
「もうやめてよっ!そんなセクハラして楽しいのっ!?
大体何なの、足って……。そんな変態じみたこと……」
矢部はあおいのこの発言を聞き逃さなかった。一縷の望みにかけて、
そして男としての誇りにかけて、矢部は全身全霊で口説き落としにかかる。
「説明しようでやんす!足コキとは、カワゆい女の子がペニスを踏んだり蹴ったり挟んだりして、
男を絶頂へと導く、時代の最先端をいく斬新な性戯のことでやんす!
SM界ではあまねく知られている恥辱プレイであり、
ことM男たちの間では絶対的な権威と人気を誇っている、
ファンには垂涎ものの究極超絶テクニックでやんすよっ!!」
「よ、よくわかんないけど、やっぱり変態じゃない……」
男を絶頂へと導く、時代の最先端をいく斬新な性戯のことでやんす!
SM界ではあまねく知られている恥辱プレイであり、
ことM男たちの間では絶対的な権威と人気を誇っている、
ファンには垂涎ものの究極超絶テクニックでやんすよっ!!」
「よ、よくわかんないけど、やっぱり変態じゃない……」
矢部の意味不明な勢いにあおいの語気がわずかに弱まる。ここぞとばかりに畳み掛ける矢部。
「元はと言えば、あおいちゃんが悪いでやんすよ!?あおいちゃんには罪悪感はないでやんすか!?」
「うぅっ、それを言われると弱いけど……」
「これはあおいちゃんの人間性が試されるでやんす!さあ、どうするでやんすか!?」
「……あう~」
普段は男勝りなあおいも、強烈な押しには弱いことを矢部は経験的に知っていた。
手段の汚さに頓着などしていられない。目的さえ果たせれば、それはすなわち勝ちなのだ。
「元はと言えば、あおいちゃんが悪いでやんすよ!?あおいちゃんには罪悪感はないでやんすか!?」
「うぅっ、それを言われると弱いけど……」
「これはあおいちゃんの人間性が試されるでやんす!さあ、どうするでやんすか!?」
「……あう~」
普段は男勝りなあおいも、強烈な押しには弱いことを矢部は経験的に知っていた。
手段の汚さに頓着などしていられない。目的さえ果たせれば、それはすなわち勝ちなのだ。
「……ふ、踏むだけでいいんだよね?他に変なことは……しないよね?」
「もちろんでやんす!あおいちゃんには指一本触れないでやんすよ!」
自分の足を眺めたり矢部の下半身を盗んだりと、あおいは所在なく目線を泳がせる。
しばらく頭を抱え込んで逡巡していたが、ようやく決心がついたようだった。
「もちろんでやんす!あおいちゃんには指一本触れないでやんすよ!」
自分の足を眺めたり矢部の下半身を盗んだりと、あおいは所在なく目線を泳がせる。
しばらく頭を抱え込んで逡巡していたが、ようやく決心がついたようだった。
「……わ、分かったよ!踏めばいいんでしょ、踏めばっ!」
「あ、あおいちゃん!流石でやんす!」
「そ、その代わり、今回でこの件は終わりだからね!後腐れなしだからねっ!」
「やんす!この逸物にかけて誓うでやんすっ!」
眼鏡を輝かせながら矢部は股間を突き出した。
一方のあおいは、半ば観念したかのようにがっくりとうなだれている。
矢部のなりふり構わない粘りが、ついに勝利をもたらした瞬間だった。
「あ、あおいちゃん!流石でやんす!」
「そ、その代わり、今回でこの件は終わりだからね!後腐れなしだからねっ!」
「やんす!この逸物にかけて誓うでやんすっ!」
眼鏡を輝かせながら矢部は股間を突き出した。
一方のあおいは、半ば観念したかのようにがっくりとうなだれている。
矢部のなりふり構わない粘りが、ついに勝利をもたらした瞬間だった。
236 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:29:40 ID:8LM8XiHG
「そうと決まれば話は早いでやんす!早速準備に取り掛かるでやんすよ!」
「ちょ、ちょっと待って!今からなんて聞いてないよ!?」
張り切って掛け布団をめくり返す矢部をあおいは咎める。
「監督がいつ帰ってくるかもわからないし、大体こんなところでその……するなんて……」
「それがいいんでやんす!誰かに見つかるかもという緊張感!
学校で禁断の行為を行なうという背徳感!これらがより気持ちを高ぶらせるでやんすよ!」
「そうと決まれば話は早いでやんす!早速準備に取り掛かるでやんすよ!」
「ちょ、ちょっと待って!今からなんて聞いてないよ!?」
張り切って掛け布団をめくり返す矢部をあおいは咎める。
「監督がいつ帰ってくるかもわからないし、大体こんなところでその……するなんて……」
「それがいいんでやんす!誰かに見つかるかもという緊張感!
学校で禁断の行為を行なうという背徳感!これらがより気持ちを高ぶらせるでやんすよ!」
唾を飛び散らしてまくし立てる矢部に、あおいは身を縮こめる。
「そ、そんな無茶苦茶なぁ……それにボクにだって心の準備というものが……」
「そういうことなら、このオイラにお任せでやんすよ!
あおいちゃん、靴下を脱いでベッドに腰掛けて欲しいでやんす」
「……え?だって……」
「さあ!でやんす!」
「……わかったから近寄らないでよね」
「そ、そんな無茶苦茶なぁ……それにボクにだって心の準備というものが……」
「そういうことなら、このオイラにお任せでやんすよ!
あおいちゃん、靴下を脱いでベッドに腰掛けて欲しいでやんす」
「……え?だって……」
「さあ!でやんす!」
「……わかったから近寄らないでよね」
鼻息を吹きかけられるのを嫌って、あおいは言われるままに腰を下ろした。
くるぶしソックスを手早く脱ぎ去り、素足をぽんと矢部の前に投げ出す。
「では僭越ながら、早速失礼するでやんす」
「え?……って、こらっ!」
矢部は床に膝まづき、何気なくあおいの爪先を一舐めした。
瞬ぐ間もなく、素早く繰り出されたトーキックが矢部の鼻っぱしらにクリーンヒットする。
くるぶしソックスを手早く脱ぎ去り、素足をぽんと矢部の前に投げ出す。
「では僭越ながら、早速失礼するでやんす」
「え?……って、こらっ!」
矢部は床に膝まづき、何気なくあおいの爪先を一舐めした。
瞬ぐ間もなく、素早く繰り出されたトーキックが矢部の鼻っぱしらにクリーンヒットする。
「な、何いきなり人の足舐めてるのっ?この変態メガネっ!」
「ち、違うでやんすよ!これは神聖なる儀式でやんす!」
とすかさず矢部。痛む鼻を撫でながらまことしやかにしゃべくる。
「今から裸足でナニを踏んでもらうわけでやんすが、何しろナニはデリケートでやんすからね。
ばい菌や雑菌が入ってかぶれでもしたらそれこそ一大事でやんす。
だから、まず前段階として足先を綺麗に舐め取っておく必要があるでやんすよ!」
「だったら水道で流せばいいじゃないっ」
あおいは唾液に濡れた親指をいまいましげに見下ろしている。
「ち、違うでやんすよ!これは神聖なる儀式でやんす!」
とすかさず矢部。痛む鼻を撫でながらまことしやかにしゃべくる。
「今から裸足でナニを踏んでもらうわけでやんすが、何しろナニはデリケートでやんすからね。
ばい菌や雑菌が入ってかぶれでもしたらそれこそ一大事でやんす。
だから、まず前段階として足先を綺麗に舐め取っておく必要があるでやんすよ!」
「だったら水道で流せばいいじゃないっ」
あおいは唾液に濡れた親指をいまいましげに見下ろしている。
「そ、それはマナー違反でやんす!こういったスキンシップにもちゃんと意味があるでやんすよ!
とにかく今は素直に従って欲しいでやんす!緊張をほぐす効果もあるでやんすから!」
「あーっ、もうめんどくさいな!だったら早く終わらせてよねっ!」
無駄に長引かせて監督に見つかるのだけは避けなければならない。
いい加減相手をするのもうっとうしくなって、あおいは裸足をぬっと突き出した。
とにかく今は素直に従って欲しいでやんす!緊張をほぐす効果もあるでやんすから!」
「あーっ、もうめんどくさいな!だったら早く終わらせてよねっ!」
無駄に長引かせて監督に見つかるのだけは避けなければならない。
いい加減相手をするのもうっとうしくなって、あおいは裸足をぬっと突き出した。
237 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:30:26 ID:8LM8XiHG
「ガッテンでやんすっ!」
威勢のいい掛け声と共に、矢部は仄かに薫るあおいの指先にかぶりついた。
生暖かい粘着質の舌が、ねっとりと絡み付くように爪の中を這いずる。
「いやぁ……何これぇ、死ぬほど気持ち悪いよぉ……」
まるでナメクジが足元を這いつくばっているかのようなおぞましい感覚に、
あおいは全身が総気立つのを感じずにはいられない。
「ガッテンでやんすっ!」
威勢のいい掛け声と共に、矢部は仄かに薫るあおいの指先にかぶりついた。
生暖かい粘着質の舌が、ねっとりと絡み付くように爪の中を這いずる。
「いやぁ……何これぇ、死ぬほど気持ち悪いよぉ……」
まるでナメクジが足元を這いつくばっているかのようなおぞましい感覚に、
あおいは全身が総気立つのを感じずにはいられない。
確かな意志を持って、ぐりゅりぐにゅりと不規則に動き回る醜悪な物体。
その有り得ない嫌悪感と言ったら、
素手でナメクジを捻り潰した方がまだましではないかとさえ思われた。
足元にむしゃぶりつく憎々しい眼鏡を踏み砕きたい衝動を抑えるため、
あおいは目に涙を貯めながら手の中のシーツをぐっと握りしめる。
生まれて初めての屈辱と羞恥に耐えるのでいっぱいいっぱいだ。
その有り得ない嫌悪感と言ったら、
素手でナメクジを捻り潰した方がまだましではないかとさえ思われた。
足元にむしゃぶりつく憎々しい眼鏡を踏み砕きたい衝動を抑えるため、
あおいは目に涙を貯めながら手の中のシーツをぐっと握りしめる。
生まれて初めての屈辱と羞恥に耐えるのでいっぱいいっぱいだ。
「うほっ!この汗臭さ!このしょっぱさ!紛れもなくあおいちゃんでやんす!」
「バカっ!こ、こんな下らないことで喜ばないでよっ!」
「うほほっ、こりゃ失敬でやんした!むっちゅう~」
あおいの罵声に興奮を高ぶらせつつ、矢部は親指から小指まで順番に、
舌の届く範囲全てを余すところなく浚っていく。
途中、小さなゴミや靴下の毛玉がついていようと何のその。
気にするどころか逆に鼻息を荒くし、指と指とのスペースにうねる舌を差し入れて、
ぴちゃりぴちゃりとかき混ぜる。五指が終われば今度は足の裏へと移動し、
べろんとひん剥いた舌でもって踵から爪先へと一気に舐め上げた。
「バカっ!こ、こんな下らないことで喜ばないでよっ!」
「うほほっ、こりゃ失敬でやんした!むっちゅう~」
あおいの罵声に興奮を高ぶらせつつ、矢部は親指から小指まで順番に、
舌の届く範囲全てを余すところなく浚っていく。
途中、小さなゴミや靴下の毛玉がついていようと何のその。
気にするどころか逆に鼻息を荒くし、指と指とのスペースにうねる舌を差し入れて、
ぴちゃりぴちゃりとかき混ぜる。五指が終われば今度は足の裏へと移動し、
べろんとひん剥いた舌でもって踵から爪先へと一気に舐め上げた。
「ひぁっ!く、くすぐったいからそれやめてよ……」
「ほほう、さてはあおいちゃん、感じてい……ふぐぉっ!?」
「だ・れ・が、感じるかーっ!」
軽口を叩こうとした矢部の口の中に、あおいの爪先がぐいっと突っ込まれた。
気道を封じられて、じたばたともがく矢部。ものの見事にぴったりフィットしている。
「ほほう、さてはあおいちゃん、感じてい……ふぐぉっ!?」
「だ・れ・が、感じるかーっ!」
軽口を叩こうとした矢部の口の中に、あおいの爪先がぐいっと突っ込まれた。
気道を封じられて、じたばたともがく矢部。ものの見事にぴったりフィットしている。
「ほごごご……あほいひゃん!くふひいへやんふっ!」
「ふんっ!次バカなこと言ったら窒息させるからねっ!」
「げほっげほっ……ここまでアドリブがきくなら、十分女王様の素質があると思……」
「もっかい食べたい?」
「……うわけないじゃないでやんすか!いやでやんすねぇ!」
唾液に光る足先をあおいは矢部の喉もとに散らつかせた。
ここまでべたべたにされたなら、今更躊躇うことなどない。
先程の弱々しさから一転、開き直りを見せるあおいである。
「ふんっ!次バカなこと言ったら窒息させるからねっ!」
「げほっげほっ……ここまでアドリブがきくなら、十分女王様の素質があると思……」
「もっかい食べたい?」
「……うわけないじゃないでやんすか!いやでやんすねぇ!」
唾液に光る足先をあおいは矢部の喉もとに散らつかせた。
ここまでべたべたにされたなら、今更躊躇うことなどない。
先程の弱々しさから一転、開き直りを見せるあおいである。
238 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:31:23 ID:8LM8XiHG
一通りおどけて気を取り直してから矢部は言った。
「さて、舌……じゃなくて下準備はこれくらいにして、そろそろ本番に移ろうと思うでやんす」
「……う、うん」
いよいよ目前まで迫ってきた未知との遭遇に、あおいはごくりと唾を呑んだ。
わざと強気に振る舞ったのも、実を言えばこの時の不安を紛らわすためだ。
もちろん、煩い口に蓋をしたかったというのもあったが。
一通りおどけて気を取り直してから矢部は言った。
「さて、舌……じゃなくて下準備はこれくらいにして、そろそろ本番に移ろうと思うでやんす」
「……う、うん」
いよいよ目前まで迫ってきた未知との遭遇に、あおいはごくりと唾を呑んだ。
わざと強気に振る舞ったのも、実を言えばこの時の不安を紛らわすためだ。
もちろん、煩い口に蓋をしたかったというのもあったが。
「つかぬことをお伺いするでやんすが、あおいちゃんはこういった経験は初めてでやんすか?」
「そ、そんなの当たり前じゃない!こんな変態なことするわけないでしょっ!」
「では、男のナニを見るのも初めてでやんすね?」
「……うっさいな」
「ほほう、それはそれは……」
不気味にうすら笑いながら、矢部はこくこくと相槌を打った。
小馬鹿にされているようなその笑みに、あおいは不快感を露にする。
「そ、そんなの当たり前じゃない!こんな変態なことするわけないでしょっ!」
「では、男のナニを見るのも初めてでやんすね?」
「……うっさいな」
「ほほう、それはそれは……」
不気味にうすら笑いながら、矢部はこくこくと相槌を打った。
小馬鹿にされているようなその笑みに、あおいは不快感を露にする。
「……も、文句あるっ!?」
「いえいえ、これはむしろ喜ばしいことでやんすよ。
汚れなき乙女の聖なる御々足で欲望を遂げる……こんな幸福が他にあろうかでやんす。
オイラは幸せ者でやんすね。なんせ、あおいちゃんの純潔を奪えるわけでやんすから」
「みょ、妙な言い方しないでよっ!気持ち悪いなっ!」
「きっちり照れてくれるのも高ポイントでやんすね~」
「いえいえ、これはむしろ喜ばしいことでやんすよ。
汚れなき乙女の聖なる御々足で欲望を遂げる……こんな幸福が他にあろうかでやんす。
オイラは幸せ者でやんすね。なんせ、あおいちゃんの純潔を奪えるわけでやんすから」
「みょ、妙な言い方しないでよっ!気持ち悪いなっ!」
「きっちり照れてくれるのも高ポイントでやんすね~」
矢部はズボンのジッパーに手を当てがい、尊大に言い放った。
「さあ、とくと見るがいいでやんす!この醜悪なる悪魔の化身をっ!」
チャックの中をまさぐると、赤黒い物体がぴょこんと飛び出す。
長さにして十センチ足らず。先に進むにつれてその太さはすぼまり、
先端に到っては包皮にくるまれている。
びくんびくんと呼吸に合わせて脈打つさまは確かにグロテスクではあったが、
同時に情けなさやふがいなさを合わせ持った、そこはかとなく滑稽なブツでもある。
「さあ、とくと見るがいいでやんす!この醜悪なる悪魔の化身をっ!」
チャックの中をまさぐると、赤黒い物体がぴょこんと飛び出す。
長さにして十センチ足らず。先に進むにつれてその太さはすぼまり、
先端に到っては包皮にくるまれている。
びくんびくんと呼吸に合わせて脈打つさまは確かにグロテスクではあったが、
同時に情けなさやふがいなさを合わせ持った、そこはかとなく滑稽なブツでもある。
初見のあおいでも、これが大物でないことは何となく察しがついてしまった。
驚きよりも違和感の方が先に立つのだ。
「何て言うか……変」
「へ、変とは何事でやんすか!?もっとキャーとかイヤーンとか、
そういう初々しい反応はないでやんすか!?」
「だって変なんだもん。何か違うと思う」
「ち、違わないでやんすよ!これは立派な兵器でやんす!」
反論する矢部の必死さが痛々しい。冷や汗をたらたらと流し、声が裏返っている。
驚きよりも違和感の方が先に立つのだ。
「何て言うか……変」
「へ、変とは何事でやんすか!?もっとキャーとかイヤーンとか、
そういう初々しい反応はないでやんすか!?」
「だって変なんだもん。何か違うと思う」
「ち、違わないでやんすよ!これは立派な兵器でやんす!」
反論する矢部の必死さが痛々しい。冷や汗をたらたらと流し、声が裏返っている。
思ったことをそのまま口にしてしまうのがあおいのよくないところだ。
到って真顔なまま、決して言ってはならないその一言を突き刺してしまった。
「やっぱり変だよ。もしかして、普通の人と違うんじゃないの?」
「ち、ちがが、ちがわわいでやすんよ?ごくごくのーまるでやすん。」
矢部の動きが急速にぎこちなくなっていく。呂律が上手く回っていないが、
根が鈍感なあおいが気付くべくもない。
到って真顔なまま、決して言ってはならないその一言を突き刺してしまった。
「やっぱり変だよ。もしかして、普通の人と違うんじゃないの?」
「ち、ちがが、ちがわわいでやすんよ?ごくごくのーまるでやすん。」
矢部の動きが急速にぎこちなくなっていく。呂律が上手く回っていないが、
根が鈍感なあおいが気付くべくもない。
「ふーん、そうなんだ。でも安心しちゃった。
てっきり、もっとすんごいのが出てくるのかなって思ってたからさー。
案外男の子のってカワいいんだね」
「おほ、おふぉめいただきこーえーでやすん。」
苦しそうにそう吐き出して、矢部はペタンと仰向けに寝そべってしまった。
天を突くべき一本柱は、へにゃりと小首を傾げている。
てっきり、もっとすんごいのが出てくるのかなって思ってたからさー。
案外男の子のってカワいいんだね」
「おほ、おふぉめいただきこーえーでやすん。」
苦しそうにそう吐き出して、矢部はペタンと仰向けに寝そべってしまった。
天を突くべき一本柱は、へにゃりと小首を傾げている。
239 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:32:14 ID:8LM8XiHG
「えーと、これを踏めばいいんだよね?もう時間がないからさっさと済ませちゃうからね」
あおいは返事を待たずして、生気のない矢部の息子に足を乗せた。
そのまま恐る恐る体重をかけてみる。
「おほっ、おほほぅっ!」
「うわっ、なんか気持ち悪っ!ぐにゃぐにゃしてて別の生き物みたい」
それなりの硬度はあるが中に芯があるわけでもなく、まさに肉の棒といった感想。
頭の部分と幹の部分とでは感触が異なることに感心しながら、
あおいは力の加減を計りながら貧弱な塊を踏み慣らしていく。
「えーと、これを踏めばいいんだよね?もう時間がないからさっさと済ませちゃうからね」
あおいは返事を待たずして、生気のない矢部の息子に足を乗せた。
そのまま恐る恐る体重をかけてみる。
「おほっ、おほほぅっ!」
「うわっ、なんか気持ち悪っ!ぐにゃぐにゃしてて別の生き物みたい」
それなりの硬度はあるが中に芯があるわけでもなく、まさに肉の棒といった感想。
頭の部分と幹の部分とでは感触が異なることに感心しながら、
あおいは力の加減を計りながら貧弱な塊を踏み慣らしていく。
「ここをこうかな?えいっ、えいっ、どうだっ」
口には出さなかったが、あおいは自分の中で徐々に火がつき始めるのを感じていた。
ぷるぷる震えたり、かと思えば次は力んだりして、ころころと変わるその反応が面白い。
気がついてみれば、足から直に伝わってくる脈拍がすごく暖かった。
この時点であおい自身は自覚していなかったが、長いこと内に秘められていた嗜虐性が、
男の象徴とも言える器官を蹂躙することによって、少しずつ花開き始めていたのだ。
口には出さなかったが、あおいは自分の中で徐々に火がつき始めるのを感じていた。
ぷるぷる震えたり、かと思えば次は力んだりして、ころころと変わるその反応が面白い。
気がついてみれば、足から直に伝わってくる脈拍がすごく暖かった。
この時点であおい自身は自覚していなかったが、長いこと内に秘められていた嗜虐性が、
男の象徴とも言える器官を蹂躙することによって、少しずつ花開き始めていたのだ。
「はぅあっ!あ、あおいちゃん、意外にアグレッシブでやんすっ!」
「か、勘違いしないでよね!ボクは早く終わらせようとしてるだけなんだからっ!」
矢部の指摘はきちんと否定しても、攻撃の手を、この場合は足を休めたりはしない。
頬に朱がさしていたのは、もはや矢部だけに限ったことではなかった。
「か、勘違いしないでよね!ボクは早く終わらせようとしてるだけなんだからっ!」
矢部の指摘はきちんと否定しても、攻撃の手を、この場合は足を休めたりはしない。
頬に朱がさしていたのは、もはや矢部だけに限ったことではなかった。
「……あれ?何か変なのが出てきた」
しばらく無言で行為を続けるあおいだったが、ここでとある異変を感じ取った。
「そ、それはカウパーでやんす……くぉっ!」
「それ、なぁに?」
「男の興奮度を示す……あひょっ……一種のバロメーターみたいなもんでやふん!」
「ふーん」
赤く充血した先っぽの裂け目部分から、無色透明な液体が染み出している。
あおいは足の指の腹でそれを掬い取ってみた。
しばらく無言で行為を続けるあおいだったが、ここでとある異変を感じ取った。
「そ、それはカウパーでやんす……くぉっ!」
「それ、なぁに?」
「男の興奮度を示す……あひょっ……一種のバロメーターみたいなもんでやふん!」
「ふーん」
赤く充血した先っぽの裂け目部分から、無色透明な液体が染み出している。
あおいは足の指の腹でそれを掬い取ってみた。
「いひゃっほぅ!そ、それは刺激的過ぎるでやんすっ!」
「な、何?痛かった?」
「イタ気持ち良いでやんす!すなわちこれ最強でやんす!」
「へー、じゃあもっとやってみよっか」
あおいは指の間にねとねととまとわりつく粘液をもてあそぶと、
今度は爪を立てて軽く先端をひっかいてみた。
「な、何?痛かった?」
「イタ気持ち良いでやんす!すなわちこれ最強でやんす!」
「へー、じゃあもっとやってみよっか」
あおいは指の間にねとねととまとわりつく粘液をもてあそぶと、
今度は爪を立てて軽く先端をひっかいてみた。
「んのうっ!……ぬふぉふぉふぉっ……!」
情けないあえぎを放って、芋虫のように身をくねらせる矢部。
しかし苦しそうに悶えこそしても、そのへんぺいな顔は快楽に歪んでいる。
分かりやすい反応にあおいは気を良くし、さらに鋭角に爪を剛直に突き立てて、
肉をえぐらんばかりにぎりぎりと深く食い込ませてみた。
情けないあえぎを放って、芋虫のように身をくねらせる矢部。
しかし苦しそうに悶えこそしても、そのへんぺいな顔は快楽に歪んでいる。
分かりやすい反応にあおいは気を良くし、さらに鋭角に爪を剛直に突き立てて、
肉をえぐらんばかりにぎりぎりと深く食い込ませてみた。
「にょがぁっ!?それはヤバいでやんすって!血が出るでやんすぅっ!」
「えー、でもこんなにぎんぎんにしちゃって、すっごく嬉しそうにしてるけど?
変質者な矢部クンのことだから、がりがりやられるのが好きなんじゃないの?」
「さ、サイコーでやんす!けど、出来ればもう少しお手柔らかにしてほぎょわーっ!」
意地悪く微笑みながら、あおいは先走りでぐちょぐちょになった尿道に爪を潜らせた。
鈴口が切れてしまいそうな激痛に矢部は悲鳴を上げるが、
あおいはアリをなぶり殺す幼児のように、何の容赦もなく痛めつけ続ける。
「えー、でもこんなにぎんぎんにしちゃって、すっごく嬉しそうにしてるけど?
変質者な矢部クンのことだから、がりがりやられるのが好きなんじゃないの?」
「さ、サイコーでやんす!けど、出来ればもう少しお手柔らかにしてほぎょわーっ!」
意地悪く微笑みながら、あおいは先走りでぐちょぐちょになった尿道に爪を潜らせた。
鈴口が切れてしまいそうな激痛に矢部は悲鳴を上げるが、
あおいはアリをなぶり殺す幼児のように、何の容赦もなく痛めつけ続ける。
240 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:32:53 ID:8LM8XiHG
「女の子に大事なとこ足蹴にされて興奮してるんなんて、救いようのないド変態だね。
こんなにぬるぬる出ししちゃって……この犯罪者予備群っ」
「うひょほっ……あの無垢なあおいちゃんがついに言葉責めまで……!
オイラ、快感と感動を抑え切れないでやんすぅ……にゅはぅ!」
「変態のクセにいちいちしゃべらないでよね。あへあへうるさいからお仕置きっ」
空いていたもう一方の足の踵で矢部の玉袋を踏みつけると、
逃げ場のない二つの睾丸がぐりゅっと中を移動する感触があおいに直に伝わった。
「いゃひぃっ!たま、玉責めまで使いこなすとはぁっ!」
「女の子に大事なとこ足蹴にされて興奮してるんなんて、救いようのないド変態だね。
こんなにぬるぬる出ししちゃって……この犯罪者予備群っ」
「うひょほっ……あの無垢なあおいちゃんがついに言葉責めまで……!
オイラ、快感と感動を抑え切れないでやんすぅ……にゅはぅ!」
「変態のクセにいちいちしゃべらないでよね。あへあへうるさいからお仕置きっ」
空いていたもう一方の足の踵で矢部の玉袋を踏みつけると、
逃げ場のない二つの睾丸がぐりゅっと中を移動する感触があおいに直に伝わった。
「いゃひぃっ!たま、玉責めまで使いこなすとはぁっ!」
ぐりぐりと陰嚢を踏みにじりながら、あおいはふと尋ねた。
「ねぇ、ここを潰されるとどんな感じになるの?」
「ふご……お腹の底から痛みが湧き上がって来るような……とにかくヤバいでやんすっ」
ぜいぜいと息を切らして矢部は質問に答える。
「ふーん。でもボクは女の子だからよくわかんないや。
そうだ。例えばこうやったりしたらどうなるのかな?」
そう言ったが早いか、あおいは腰を浮かせて矢部の急所にのしかかった。
一点に集約された体重が鍛えようのない急所に襲いかかる。
「ねぇ、ここを潰されるとどんな感じになるの?」
「ふご……お腹の底から痛みが湧き上がって来るような……とにかくヤバいでやんすっ」
ぜいぜいと息を切らして矢部は質問に答える。
「ふーん。でもボクは女の子だからよくわかんないや。
そうだ。例えばこうやったりしたらどうなるのかな?」
そう言ったが早いか、あおいは腰を浮かせて矢部の急所にのしかかった。
一点に集約された体重が鍛えようのない急所に襲いかかる。
「ぎにゃーっ!つ、潰れるでやんすーっ!!」
「うわー、そんなに痛いもんなんだ。男の子って大変だよね~。
そう言えば、股間にボールが当たった時とかもみんな辛そうにしてるし、
そういうところは女の子の方が得なのかな~」
「くゎ、感心してないでどいて欲しいでやんす!
このままじゃオイラ、男性機能を失ってしまうでやんすーっ!にょごぁーっ!」
「あーっ、ゴメンゴメン」
ぺろりと舌を出して謝るあおい。もちろん反省の色は微塵もない。
「うわー、そんなに痛いもんなんだ。男の子って大変だよね~。
そう言えば、股間にボールが当たった時とかもみんな辛そうにしてるし、
そういうところは女の子の方が得なのかな~」
「くゎ、感心してないでどいて欲しいでやんす!
このままじゃオイラ、男性機能を失ってしまうでやんすーっ!にょごぁーっ!」
「あーっ、ゴメンゴメン」
ぺろりと舌を出して謝るあおい。もちろん反省の色は微塵もない。
「なんかボク、面白くなってきちゃったな。醜い豚を虐めるのって楽しいね!」
「ほひょ……ヤバいでやんす……。あおいちゃんが修羅の道に目覚めてしまったでやんす……」
目に妖しい光を灯すあおいに対し、防戦一方の矢部はすでに疲労困憊だった。
下半身の一点を除いては完全にグロッキー状態。
顔面からは鼻水と涎とがだだ漏れ、腫れ上がった男根からは我慢汁が垂れ流しと、
上の穴も下の穴も、もはや収拾のつかないことになっている。
「ほひょ……ヤバいでやんす……。あおいちゃんが修羅の道に目覚めてしまったでやんす……」
目に妖しい光を灯すあおいに対し、防戦一方の矢部はすでに疲労困憊だった。
下半身の一点を除いては完全にグロッキー状態。
顔面からは鼻水と涎とがだだ漏れ、腫れ上がった男根からは我慢汁が垂れ流しと、
上の穴も下の穴も、もはや収拾のつかないことになっている。
このままでは廃人になってしまう。本能でそれを悟った矢部は、
残り少ない体力と崩壊寸前の理性を振り絞って、最後の願望を乞うた。
「は、はひぃ、あおいひゃん……オイラ、もう限界でやんひゅ……
どうか、どうかそのゴッドフットでもって一息に葬って欲しいでやんひゅ……」
「どーしよっかな~。どうせなら、このまま生殺しにしちゃった方が面白いんじゃな~い?」
「そんにゃ……このままじゃオイラ、成仏しきれないでやんひゃよ……」
ぴくぴく痙攣しながら白眼をむく矢部を見かねて、あおいはふっと嘲る。
残酷なその笑みは、一人の奴隷を調教することへの耽楽に支配されていた。
残り少ない体力と崩壊寸前の理性を振り絞って、最後の願望を乞うた。
「は、はひぃ、あおいひゃん……オイラ、もう限界でやんひゅ……
どうか、どうかそのゴッドフットでもって一息に葬って欲しいでやんひゅ……」
「どーしよっかな~。どうせなら、このまま生殺しにしちゃった方が面白いんじゃな~い?」
「そんにゃ……このままじゃオイラ、成仏しきれないでやんひゃよ……」
ぴくぴく痙攣しながら白眼をむく矢部を見かねて、あおいはふっと嘲る。
残酷なその笑みは、一人の奴隷を調教することへの耽楽に支配されていた。
241 名前:210[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 15:33:36 ID:8LM8XiHG
「ふふ、しょうがないなぁ、まったく。
こんなにぐちゃぐちゃにしちゃって、ホントだらしないんだから。
いい?ボクがしてあげるんだから、ありがたくよがりなさいよね」
そそり勃つモノをピンと弾き、あおいは再びベッドに座り込む。
自由になった両足をがばっと広げると、矢部の分身を足の裏で左右から挟みつけた。
「ちょわぉっ!?そ、その体勢はもしや奥義中の奥義……おひょおぉっ!!」
「ふふ、しょうがないなぁ、まったく。
こんなにぐちゃぐちゃにしちゃって、ホントだらしないんだから。
いい?ボクがしてあげるんだから、ありがたくよがりなさいよね」
そそり勃つモノをピンと弾き、あおいは再びベッドに座り込む。
自由になった両足をがばっと広げると、矢部の分身を足の裏で左右から挟みつけた。
「ちょわぉっ!?そ、その体勢はもしや奥義中の奥義……おひょおぉっ!!」
いくつものマメの出来たざらざらな足の裏は滑り止めを役目を担い、
日頃の鍛錬によって造り上げられた健康的な太股は万力の役割を果たす。
あおいはその強靭で清艶な下肢で、血管も裂けよとばかりにペニスを締め上げたまま、
怒張した矢部のそれをしゅこしゅこと上下にしごき始めた。
強引に血流をせき止められた肉の固まりはみるみるうちに膨張していき、
針で刺せば破裂してしまいそうなほどに緊張し尽くす。
日頃の鍛錬によって造り上げられた健康的な太股は万力の役割を果たす。
あおいはその強靭で清艶な下肢で、血管も裂けよとばかりにペニスを締め上げたまま、
怒張した矢部のそれをしゅこしゅこと上下にしごき始めた。
強引に血流をせき止められた肉の固まりはみるみるうちに膨張していき、
針で刺せば破裂してしまいそうなほどに緊張し尽くす。
「ほーら、どう!?これくらいしてあげたら満足っ!?」
「はぎゃぁー!!はっ、はっ、ぐぇやっ!あ、あぉい……ひょわんっ!」
「どうしたの!?返事も出来ないくらい気持ちいいのっ!?」
「んのぅ……っほーっ!!あ、あしこきぃっ!さいくうぉーっ!!」
「うりゃ、うりゃっ!早くイっちゃいなさいよ!このっ、これでもかっ!」
「はぎゃぁー!!はっ、はっ、ぐぇやっ!あ、あぉい……ひょわんっ!」
「どうしたの!?返事も出来ないくらい気持ちいいのっ!?」
「んのぅ……っほーっ!!あ、あしこきぃっ!さいくうぉーっ!!」
「うりゃ、うりゃっ!早くイっちゃいなさいよ!このっ、これでもかっ!」
ショーツが丸見えになっているのも忘れて、陰部の摩擦に専心するあおい。
体をくの字に折り、ありったけの力でとどめのラッシュをかけた。
張りつめた亀頭からは、カウパー液のみならず白濁までもが漏れ出し、
まるで石鹸を泡立てているかのように白く泡立つ始める。
無臭だった体液は塩素臭を放ち、臨海点が近いことを告げていた。
体をくの字に折り、ありったけの力でとどめのラッシュをかけた。
張りつめた亀頭からは、カウパー液のみならず白濁までもが漏れ出し、
まるで石鹸を泡立てているかのように白く泡立つ始める。
無臭だった体液は塩素臭を放ち、臨海点が近いことを告げていた。
しかしそれを察知するには、あおいはあまりに無知過ぎた。またあまりに熱中し過ぎていた。
男が絶頂を迎えた時に起こす生理反応への注意が、すっぽりと抜け落ちていたのだ。
「ふごっ……!ふごごごごご……!!」
ひと際大きな奇声と共に矢部は頭でブリッジする。
その体勢でほんの一瞬間停止したかと思うと、直後に貯まり貯まった欲望を爆発させた。
「ほわぁぁあっ!あっあっあっ……やんしゅぅうぅ――っ!!!」
男が絶頂を迎えた時に起こす生理反応への注意が、すっぽりと抜け落ちていたのだ。
「ふごっ……!ふごごごごご……!!」
ひと際大きな奇声と共に矢部は頭でブリッジする。
その体勢でほんの一瞬間停止したかと思うと、直後に貯まり貯まった欲望を爆発させた。
「ほわぁぁあっ!あっあっあっ……やんしゅぅうぅ――っ!!!」
天井めがけて発射されるおびただしい量の精液。
辛苦から解放された矢部の遺伝子たちが、無警戒のあおいに惜し気もなく降り注がれた。
あおいは髪の毛から鼻先、さらには唇まで真っ白に染め上げられる。
眉間にはべったりと生暖かいスペルマが張り付き、アゴからは粘っこい滴がぷらぷらとぶら下がった。
熱っていたあおいの顔が血を抜いたように蒼白になっていく。
辛苦から解放された矢部の遺伝子たちが、無警戒のあおいに惜し気もなく降り注がれた。
あおいは髪の毛から鼻先、さらには唇まで真っ白に染め上げられる。
眉間にはべったりと生暖かいスペルマが張り付き、アゴからは粘っこい滴がぷらぷらとぶら下がった。
熱っていたあおいの顔が血を抜いたように蒼白になっていく。
「……イヤ……何これ……」
「ほひょ~、極楽でやんした~。いやー、こんなに出るとはオイラも驚きでやんすよ!」
「イヤ……イヤイヤイヤ……」
「しかし、あおいちゃんも好きでやんすね~。自分から顔に浴びてくれるそのサービス精神!
オイラ、感動で涙がちょちょぎれ……」
「イヤ――っ!!!」
次の瞬間、絶妙の角度とタイミングで繰り出されたフットスタンプが、
弛み切っていた矢部の金的に突き刺さった。
「ほひょ~、極楽でやんした~。いやー、こんなに出るとはオイラも驚きでやんすよ!」
「イヤ……イヤイヤイヤ……」
「しかし、あおいちゃんも好きでやんすね~。自分から顔に浴びてくれるそのサービス精神!
オイラ、感動で涙がちょちょぎれ……」
「イヤ――っ!!!」
次の瞬間、絶妙の角度とタイミングで繰り出されたフットスタンプが、
弛み切っていた矢部の金的に突き刺さった。
翌日。
「あれ、あおいちゃん、今日は矢部クン来てないの?」
「う、うん。あの後病院行ったらしいんだけど、調子が良くないみたいで……」
「え、それってもしかして昨日のアレが……!?」
「えーと、そっちは大丈夫なんだけど……あー…タマの方が潰れちゃったとか……」
「あ、頭が潰れたっ!?そんなに酷い怪我だったの!?」
「なのかなぁ?あはは……はは……はぁ……」
「あれ、あおいちゃん、今日は矢部クン来てないの?」
「う、うん。あの後病院行ったらしいんだけど、調子が良くないみたいで……」
「え、それってもしかして昨日のアレが……!?」
「えーと、そっちは大丈夫なんだけど……あー…タマの方が潰れちゃったとか……」
「あ、頭が潰れたっ!?そんなに酷い怪我だったの!?」
「なのかなぁ?あはは……はは……はぁ……」
ちゃんちゃん♪