ひんやりとした場内、またたびスタジアムのブルペン。
比較的新しいブルペンに、影が一つ伸びている。
緑色の髪の毛に三つ編み。 ゆっくりと誰もいないブルペンから投げる。
アンダースローから投げたボールは、キュっと曲がり、地面に落ちた。
早川あおいは、息を切らしながらボールを拾った。
「………」
先ほど行われた、今季最終戦。 勝てば七位浮上。 三点差の状況で、あおいは三番手で登板した。
あおいは相手打線を二イニングを奪三振二つ、無失点で切り抜けた。
負けている中での早川あおいの登板に打線も奮起。 何とか一点差まで追いついていたのだ。
しかし結局、粘りも空しく敗北。 最下位に転落してしまったのだった。
「………ッ」
悔しかった。抑えたのに、負けた。
まだ……シーズン途中までなら良い。 最終戦で負けた。 七位に上がれたチャンスも、潰えた。
そして……チームメイトの表情。
負けたのにも拘らず。
最下位に転落したにも拘らず。
笑っていた。
悔しさの微塵も無いように。
悔しい表情をしていたのは、あおいだけだった。
「……センパイ?」
「……えっ」
キャットハンズには、セットアッパーがいた。
青い色の髪をして、少し釣り目ながらクリンとした大きな瞳。 可愛らしい仕種がファンを魅了する。
柔らかい身体を利用した、サイドトルネード。 制球力は天下一品。
入団当初は、早川あおいを避けていたが、矢部と言う眼鏡君に助けられた。
「……みずき?」
「なにやっているんですか、センパイ♪」
「ううん。 ちょっと投げ込みをね」
「捕手も居ないのに?」
「うっ……」
「分かりました、私が捕手してあげますよ」
キャットハンズのもう一人の看板選手、橘みずきがウィンクした。
「はぁ~、なるほど~。 確かにうちの男共、やる気無いもんですよね~」
「そうなの。 ボク、悔しくてね」
「確かにあおいセンパイ、甲子園優勝投手でしたもんね」
「うん。 あの熱く緊張したした頃を忘れちゃいそうだよ」
恋々高校の背番号1、エース投手として優勝し、マリーンズに二位指名。
キャットハンズに移って二年目。 守護神として緊張ある場面で登板はしているが……
「甲子園……あの頃は良かったなぁ」
あおいはあの頃を思い出すように耽っていた。
緊張する場面、大漁水産、帝王、アンドロメダ……。 並み居る強豪を抑えていたあの頃を。
その時だった。
グゥ~。
あおいのお腹が鳴った。
瞬時に顔が赤色に染まった。一気に恥ずかしさがあおいを包んだ。
みずきは苦笑した。とてつもなく可笑しかったのか、腹を抱えていた。
「も~、みずきぃ~!」
「す、すみません……、お腹が減っていたんですね。 じゃあ今日はこれくらいにしてご飯にしましょう」
「うん……」
二人はキャッチボールを切り上げ、帰路に着いた。
「ご馳走様、美味しかったよ」
「お粗末さまです~♪」
みずきは嬉しそうに皿をお盆に乗せていた。
料理は得意なのか、苦手なのか分からないが、彼女の得意料理だったわけで、あおいは美味しく頂けた様だ。
空腹だった腹が充たされた御蔭なのか、あおいは軽い眠気に襲われた。
疲れも+。 悔しさに任せた試合と、その後の投球の為。 一気に疲労が彼女の身体に駆け巡った。
「ふぁ……。 みずき、ゴメンね。 ボク、眠いよ……」
「あ、そうですねー。 夜も遅いし、もう終電もないし……どうしましょう」
ここはみずきのアパートである。
プロ野球に入る際、基本的に一年目の選手は寮に住むものだが、みずきは女性選手である。
男が囲まれる中に女一人。 限りなく危なっかしい。
そこで球団側は、アパートを用意。 橘家の財力もみずきを支援し、この地に住んでいる。
ちなみに高級アパートである。 かなり広く一人暮らしには広すぎるのである。
「では今日はここに泊まって行って下さい~」
「……良いの?」
「良いですよ~。 私とセンパイの仲じゃないですか~♪」
みずきはご機嫌である。 よっぽどあおいが美味しく食べたのが、嬉しかったのだろうか。
「じゃあ……ありがと。 今日はお世話になるね」
その一言を残し、あおいは眠気に身を委ねた。
睡魔が一気に襲う。 明日は一応休み。 もう一度みずきに礼を言わなくちゃ。
横になって目を瞑る。 意識が直ぐに途切れた。
―――
―――
「ん……」
少し意識が戻った。やはり枕が違うと寝られない。
もう一度寝ようとするけど、自棄に胸がくすぐったい。
何か……上手く表現できないけど、ころころして、ふわふわする。
何か……温かいの物に触られているような感触。
「って、みずき……?」
視界が良好になる。その瞬間、一気に眠気が覚めた。
目の前には橘みずき。 後輩が……みずきが……
あおいの顔が一気にヒートアップ。 真っ赤に燃え上がった。
このふわふわした正体は、目の前のこの娘。
自分の胸が、彼女の目の前に顕となっていた。
「あはっ、起きちゃいましたか」
「何やってんの、みずき!?」
「うーん、と。 あおいセンパイの寝顔が可愛くて、つい」
「……ついって……みずき、アンタねぇ。 ……って、離してよぉ!」
「……ごめんなさい。 でもセンパイ、可愛い♪」
ゆっくり胸を揉んでいた手の動きが早くなる。
それに比例し、あおいは少しずつ息が荒くなっていった。
そしてみずきは、あおいのピンク色の乳首をころころ指で転がす。
「センパイのここ、ピンク色で綺麗ですね……」
「いやっ、…言わないで……あっ…!」
「感じてくれているんですね、嬉しいです♪」
みずきは嬉しそうに、そして感触を確かめるように、今度は彼女の舌で触った。
ビクッとあおいの身体が飛び跳ねた。
「あぅ…! はぁ………あ……あっ…」
「感度良いんですね。 女の子の私が触ってこれなんですから」
「や…、やめっ………て……んんっ!!」
あおいの言葉は、みずきの行為によってふさがれた。
唇。 あおいの唇を奪ったのだ。
みずきの舌があおいの中に侵食。ちゅぱちゅぱといやらしい音を立てる。
最初は嫌がっていたあおいの瞳がとろけてきた。
「んっ…ちゅ…ぷは……。はぁ…はぁ…みずきぃ……」
「センパイ……」
みずきは再び胸を揉み始める。その度にあおいは喘ぐ。
「んっ……! い…いや……いやっ……ああっ…やめ……てぇ……!」
「嫌なら止めますよ…、最も、私はやめませんけど……」
「あっ…う…ああ……!」
ちゅ…くちゅ、れろっ…
「美味しいですよ……先輩のここ」
乳頭を何度も舐め回し、身体をゆっくりと舐める。
あおいのユニフォームは外され、ズボンだけになっていた。
耳、胸、脇……色んなところを嘗め回す。 執拗以上に全身を舐め回された。
あおいは既に足をもじもじさせていた。 彼女のあそこは、もう限界だ。
「……ぷはっ……あはっ、もう限界みたいですね」
「みずきぃ……」
「その眼……私、ゾクゾクしちゃいますよ。 分かりました」
求めている瞳を見せられたみずきは、ゆっくりとあおいのズボンを脱がしていく。
そこから現れたスパッツ。 そのスパッツから、トロトロに溶けた熱いものが迸っている。
みずきはスパッツも脱がす。 可愛らしいピンク色のパンティーがあらわになり、既にぐしょぐしょに濡らしていた。
「……センパイ、こんなに濡れていたんですね」
「……いや…見ないで……」
「そんなセンパイが大好きです♪」
ゆっくりと愛撫され、ビクッと身体を跳ね上がらせる。
先ほど、全身、胸を舐められ、快楽しか今は受け取れない。
「……あっ…気持ち……イイよぉ……」
くちゅくちゅ、と嫌らしい音を立てながら、みずきはあおいの秘部を舐める。
あおいは真っ赤に顔を染めて、喘ぐ。ちろちろと舌で刺激する。
今度はパンティーを外す。すると彼女の秘部があらわになる。
「……綺麗ですね、先輩のここ」
「いや……みずきぃ………」
みずきは彼女のクリトリスに爪がかすめる程度に引っかけ、股間に指を入れる。そのままゆっくりとピストン運動を開始。
「うぁっ…あっあっ…んん……ああ! イイよぉ……!!」
目を潤ませながら、あおいは甲高い声をあげる。
膣内に指を入れながらみずきは気付いた。
彼女の秘所に、処女膜があることを。
「……センパイ、センパイって処女だったんですね」
「……う…うん」
「じゃあ私がセンパイの初体験の人になるんですね。 超嬉しいです♪」
「…バカ。 ……みずきはどうなの……?」
「私も処女ですよ! センパイと同じっ♪」
あまりにも堂々としたみずきの宣告。
あおいは快楽の中で、一瞬呆れてしまった。…が、燃え滾る熱気の中、考えは一瞬で中断された。
「でもこれだけ感度良いって事は……、センパイ、オナニーの回数は?」
「……知らないわよ!」
知らないという事は、多いか限りなく少ないかどちらの事。
勿論限りなく少ない方が可能盛大。みずきは微笑んだ。
何より、あおいを最初にイかせること。 それがみずきにとって一番嬉しかった事だ。
憧れの先輩を苛めている。凄く自らを快感を覚えていた。
最初は、ただお遊びで胸を揉んでいたものの、自らが燃え上がってしまい……
みずきは指のピストン運動を高速にする。あおいから愛液が迸る。
ねっとりとしたあおいの愛液は、彼女を更に興奮させた。
くちゅ、くちゅ…ちゅ……くちゅくちゅ……
「…はぁ…はぁ…んんっ……いいっ………気持ち……いい!!」
「ちなみに、このマンションは防音壁でコーティニングされていますので、大声でイっちゃって下さい」
「…そ、そんなっ激しいの……!…あっ…だめぇ……だめぇっ…、イクぅ……イっちゃうぅ…!!」
「見せてください、イクところのセンパイを」
そろそろ限界と悟ったみずきはニコリと笑った。
フィニッシュを決めるためにみずきは、指を小刻みに動かし今までで一番高速で、集中的にクリトリスを擦り付けた。
あおいに一度に快楽の波が押し寄せる。もう限界だ
「ダメェ…! イクぅ、イクぅ……イっちゃう!!……っああぁぁああああっ――――――!!!」
ビクンッ…!……ビクッ…ビクッ…
快楽に身を委ねる。 もう自分ではコントロールできない。
あおいがイってしまった瞬間だった。
「……凄かったです、センパイ」
「……はぁ……はぁ……みずきぃ……」
「今日はもう休みましょう。 明日に響きますしね♪」
みずきは何時もの後輩の顔に戻っていた。
(「何で……こうなっちゃったんだろうなぁ………」)
津波のように押し寄せた眠気によって、あおいは今度こそ眠りに付いた。
比較的新しいブルペンに、影が一つ伸びている。
緑色の髪の毛に三つ編み。 ゆっくりと誰もいないブルペンから投げる。
アンダースローから投げたボールは、キュっと曲がり、地面に落ちた。
早川あおいは、息を切らしながらボールを拾った。
「………」
先ほど行われた、今季最終戦。 勝てば七位浮上。 三点差の状況で、あおいは三番手で登板した。
あおいは相手打線を二イニングを奪三振二つ、無失点で切り抜けた。
負けている中での早川あおいの登板に打線も奮起。 何とか一点差まで追いついていたのだ。
しかし結局、粘りも空しく敗北。 最下位に転落してしまったのだった。
「………ッ」
悔しかった。抑えたのに、負けた。
まだ……シーズン途中までなら良い。 最終戦で負けた。 七位に上がれたチャンスも、潰えた。
そして……チームメイトの表情。
負けたのにも拘らず。
最下位に転落したにも拘らず。
笑っていた。
悔しさの微塵も無いように。
悔しい表情をしていたのは、あおいだけだった。
「……センパイ?」
「……えっ」
キャットハンズには、セットアッパーがいた。
青い色の髪をして、少し釣り目ながらクリンとした大きな瞳。 可愛らしい仕種がファンを魅了する。
柔らかい身体を利用した、サイドトルネード。 制球力は天下一品。
入団当初は、早川あおいを避けていたが、矢部と言う眼鏡君に助けられた。
「……みずき?」
「なにやっているんですか、センパイ♪」
「ううん。 ちょっと投げ込みをね」
「捕手も居ないのに?」
「うっ……」
「分かりました、私が捕手してあげますよ」
キャットハンズのもう一人の看板選手、橘みずきがウィンクした。
「はぁ~、なるほど~。 確かにうちの男共、やる気無いもんですよね~」
「そうなの。 ボク、悔しくてね」
「確かにあおいセンパイ、甲子園優勝投手でしたもんね」
「うん。 あの熱く緊張したした頃を忘れちゃいそうだよ」
恋々高校の背番号1、エース投手として優勝し、マリーンズに二位指名。
キャットハンズに移って二年目。 守護神として緊張ある場面で登板はしているが……
「甲子園……あの頃は良かったなぁ」
あおいはあの頃を思い出すように耽っていた。
緊張する場面、大漁水産、帝王、アンドロメダ……。 並み居る強豪を抑えていたあの頃を。
その時だった。
グゥ~。
あおいのお腹が鳴った。
瞬時に顔が赤色に染まった。一気に恥ずかしさがあおいを包んだ。
みずきは苦笑した。とてつもなく可笑しかったのか、腹を抱えていた。
「も~、みずきぃ~!」
「す、すみません……、お腹が減っていたんですね。 じゃあ今日はこれくらいにしてご飯にしましょう」
「うん……」
二人はキャッチボールを切り上げ、帰路に着いた。
「ご馳走様、美味しかったよ」
「お粗末さまです~♪」
みずきは嬉しそうに皿をお盆に乗せていた。
料理は得意なのか、苦手なのか分からないが、彼女の得意料理だったわけで、あおいは美味しく頂けた様だ。
空腹だった腹が充たされた御蔭なのか、あおいは軽い眠気に襲われた。
疲れも+。 悔しさに任せた試合と、その後の投球の為。 一気に疲労が彼女の身体に駆け巡った。
「ふぁ……。 みずき、ゴメンね。 ボク、眠いよ……」
「あ、そうですねー。 夜も遅いし、もう終電もないし……どうしましょう」
ここはみずきのアパートである。
プロ野球に入る際、基本的に一年目の選手は寮に住むものだが、みずきは女性選手である。
男が囲まれる中に女一人。 限りなく危なっかしい。
そこで球団側は、アパートを用意。 橘家の財力もみずきを支援し、この地に住んでいる。
ちなみに高級アパートである。 かなり広く一人暮らしには広すぎるのである。
「では今日はここに泊まって行って下さい~」
「……良いの?」
「良いですよ~。 私とセンパイの仲じゃないですか~♪」
みずきはご機嫌である。 よっぽどあおいが美味しく食べたのが、嬉しかったのだろうか。
「じゃあ……ありがと。 今日はお世話になるね」
その一言を残し、あおいは眠気に身を委ねた。
睡魔が一気に襲う。 明日は一応休み。 もう一度みずきに礼を言わなくちゃ。
横になって目を瞑る。 意識が直ぐに途切れた。
―――
―――
「ん……」
少し意識が戻った。やはり枕が違うと寝られない。
もう一度寝ようとするけど、自棄に胸がくすぐったい。
何か……上手く表現できないけど、ころころして、ふわふわする。
何か……温かいの物に触られているような感触。
「って、みずき……?」
視界が良好になる。その瞬間、一気に眠気が覚めた。
目の前には橘みずき。 後輩が……みずきが……
あおいの顔が一気にヒートアップ。 真っ赤に燃え上がった。
このふわふわした正体は、目の前のこの娘。
自分の胸が、彼女の目の前に顕となっていた。
「あはっ、起きちゃいましたか」
「何やってんの、みずき!?」
「うーん、と。 あおいセンパイの寝顔が可愛くて、つい」
「……ついって……みずき、アンタねぇ。 ……って、離してよぉ!」
「……ごめんなさい。 でもセンパイ、可愛い♪」
ゆっくり胸を揉んでいた手の動きが早くなる。
それに比例し、あおいは少しずつ息が荒くなっていった。
そしてみずきは、あおいのピンク色の乳首をころころ指で転がす。
「センパイのここ、ピンク色で綺麗ですね……」
「いやっ、…言わないで……あっ…!」
「感じてくれているんですね、嬉しいです♪」
みずきは嬉しそうに、そして感触を確かめるように、今度は彼女の舌で触った。
ビクッとあおいの身体が飛び跳ねた。
「あぅ…! はぁ………あ……あっ…」
「感度良いんですね。 女の子の私が触ってこれなんですから」
「や…、やめっ………て……んんっ!!」
あおいの言葉は、みずきの行為によってふさがれた。
唇。 あおいの唇を奪ったのだ。
みずきの舌があおいの中に侵食。ちゅぱちゅぱといやらしい音を立てる。
最初は嫌がっていたあおいの瞳がとろけてきた。
「んっ…ちゅ…ぷは……。はぁ…はぁ…みずきぃ……」
「センパイ……」
みずきは再び胸を揉み始める。その度にあおいは喘ぐ。
「んっ……! い…いや……いやっ……ああっ…やめ……てぇ……!」
「嫌なら止めますよ…、最も、私はやめませんけど……」
「あっ…う…ああ……!」
ちゅ…くちゅ、れろっ…
「美味しいですよ……先輩のここ」
乳頭を何度も舐め回し、身体をゆっくりと舐める。
あおいのユニフォームは外され、ズボンだけになっていた。
耳、胸、脇……色んなところを嘗め回す。 執拗以上に全身を舐め回された。
あおいは既に足をもじもじさせていた。 彼女のあそこは、もう限界だ。
「……ぷはっ……あはっ、もう限界みたいですね」
「みずきぃ……」
「その眼……私、ゾクゾクしちゃいますよ。 分かりました」
求めている瞳を見せられたみずきは、ゆっくりとあおいのズボンを脱がしていく。
そこから現れたスパッツ。 そのスパッツから、トロトロに溶けた熱いものが迸っている。
みずきはスパッツも脱がす。 可愛らしいピンク色のパンティーがあらわになり、既にぐしょぐしょに濡らしていた。
「……センパイ、こんなに濡れていたんですね」
「……いや…見ないで……」
「そんなセンパイが大好きです♪」
ゆっくりと愛撫され、ビクッと身体を跳ね上がらせる。
先ほど、全身、胸を舐められ、快楽しか今は受け取れない。
「……あっ…気持ち……イイよぉ……」
くちゅくちゅ、と嫌らしい音を立てながら、みずきはあおいの秘部を舐める。
あおいは真っ赤に顔を染めて、喘ぐ。ちろちろと舌で刺激する。
今度はパンティーを外す。すると彼女の秘部があらわになる。
「……綺麗ですね、先輩のここ」
「いや……みずきぃ………」
みずきは彼女のクリトリスに爪がかすめる程度に引っかけ、股間に指を入れる。そのままゆっくりとピストン運動を開始。
「うぁっ…あっあっ…んん……ああ! イイよぉ……!!」
目を潤ませながら、あおいは甲高い声をあげる。
膣内に指を入れながらみずきは気付いた。
彼女の秘所に、処女膜があることを。
「……センパイ、センパイって処女だったんですね」
「……う…うん」
「じゃあ私がセンパイの初体験の人になるんですね。 超嬉しいです♪」
「…バカ。 ……みずきはどうなの……?」
「私も処女ですよ! センパイと同じっ♪」
あまりにも堂々としたみずきの宣告。
あおいは快楽の中で、一瞬呆れてしまった。…が、燃え滾る熱気の中、考えは一瞬で中断された。
「でもこれだけ感度良いって事は……、センパイ、オナニーの回数は?」
「……知らないわよ!」
知らないという事は、多いか限りなく少ないかどちらの事。
勿論限りなく少ない方が可能盛大。みずきは微笑んだ。
何より、あおいを最初にイかせること。 それがみずきにとって一番嬉しかった事だ。
憧れの先輩を苛めている。凄く自らを快感を覚えていた。
最初は、ただお遊びで胸を揉んでいたものの、自らが燃え上がってしまい……
みずきは指のピストン運動を高速にする。あおいから愛液が迸る。
ねっとりとしたあおいの愛液は、彼女を更に興奮させた。
くちゅ、くちゅ…ちゅ……くちゅくちゅ……
「…はぁ…はぁ…んんっ……いいっ………気持ち……いい!!」
「ちなみに、このマンションは防音壁でコーティニングされていますので、大声でイっちゃって下さい」
「…そ、そんなっ激しいの……!…あっ…だめぇ……だめぇっ…、イクぅ……イっちゃうぅ…!!」
「見せてください、イクところのセンパイを」
そろそろ限界と悟ったみずきはニコリと笑った。
フィニッシュを決めるためにみずきは、指を小刻みに動かし今までで一番高速で、集中的にクリトリスを擦り付けた。
あおいに一度に快楽の波が押し寄せる。もう限界だ
「ダメェ…! イクぅ、イクぅ……イっちゃう!!……っああぁぁああああっ――――――!!!」
ビクンッ…!……ビクッ…ビクッ…
快楽に身を委ねる。 もう自分ではコントロールできない。
あおいがイってしまった瞬間だった。
「……凄かったです、センパイ」
「……はぁ……はぁ……みずきぃ……」
「今日はもう休みましょう。 明日に響きますしね♪」
みずきは何時もの後輩の顔に戻っていた。
(「何で……こうなっちゃったんだろうなぁ………」)
津波のように押し寄せた眠気によって、あおいは今度こそ眠りに付いた。