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Moon Night Lullaby

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匿名ユーザー

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『Moon Night Lullaby』

1st Inning

ライトイエローのユニフォームに身を包み、自分に足りないスタミナをつけるためにランニングを行う。
オレは田上修二(たがみしゅうじ)。聖タチバナ学園の二年生で野球部のエース。
プロ野球選手の兄を持ち、オレもそんな兄と共に野球漬けの毎日を送ってきた。
今まで、ホントのところ野球以外のことで悩んだことはなかったのだが、今日は少し違った。

「田上くん、今日は練習のあと、ちょっと残ってくれない?」
練習中、オレに話しかけてきたのは女子ながら投手である、橘みずき。大好きな野球をやるために、表面上、彼女はオレの婚約者と偽っている。
「いいけど……例の変化球の練習?」
「ううん。ちょっとね、田上くんに大事な話があるの」
「ふぅん、わかった」
オレは、なんだかはっきりとしないみずきちゃんに、返事を返すと、グラウンドへ投げ込みに戻った。

そして日も暮れた頃、オレは忘れ物をしたと言って、いつも一緒に帰っている矢部くんを先に帰らせた。
もちろん、忘れ物などしていない。みずきちゃんに会いに行くため。
「みずきちゃん、いいかな?」
部室の明かりを見つけると、オレはドア越しに中の彼女に問いかけた。

「待ってて、まだ……着替え中っ」
今日のみずきちゃんは、いつになく真剣なのか、いつものように、オレをからかうような雰囲気が感じられない。
「じゃあ、話ならここで聞くよ」
オレは部室のドアを背に寄りかかり、その場に腰を降ろした。
「うん。ねぇ……田上くん、私ね」
みずきちゃんはゆっくりと口を開いた。

――田上くんのこと、ホントに好き。

オレは耳を疑った。驚きからか、何も言葉が出なかった。
「いつも、気づいたら田上くんのこと……考えてて」
「や、やめてよ。いつもみたいに、オレをからかってるんでしょ?」
オレは立ち上がり、帰ろうと、その場から逃げようとした。
荷物を抱えた際に物音が聴こえて気がついたのか、みずきちゃんが扉を開けて、走って行くオレの背に向かって叫んだ。
「嘘じゃない! ちゃんと、最後まで聞いてよ!」
「その……ゴメン」
オレは、小さくつぶやくと、駆け足でその場を逃げ出した。どうしていいか、全くわからなかった。

空には綺麗な三日月が輝いていた。でも、月明かりに照らされて帰った家路はいつもより暗く感じた。
「ただいま、って誰もいないか」
「おかえりっ」
リビングから、オレのよく知ってる声が聴こえた。
「兄貴……帰ってたんだ」
オレの兄、頑張パワフルズの田上一樹(たがみかずき)と言えば、意外と有名な外野手。普段は寮生活をしているため家にいることは少ない。
「軽く肘痛めてさ、今は休養中。来週には復帰かな」
兄貴はテレビで野球中継を見ながら、烏龍茶を片手にくつろいでいる。
「仲間が試合してるのをテレビで見るなんて、変な気分だな」
兄貴は、笑いながら久しぶりにあったオレに楽しそうに話しかける。
「……兄貴ぃ」
「ど、どうした?」
オレは、他に頼れる人間もいない。兄貴だけが唯一の救いだった。
オレは、兄貴に今日あった出来事をすべて話した。

「まぁ……いろいろあるだろうけど」
兄貴は難しい顔をして、ポケットから携帯を取り出した。
「オレはそういうのわからないし。いい相談相手って言ったら……ちょっと待ってて」
携帯のボタンを押すと、兄貴は誰かに電話をかけた。
「あ、もしもし……あおいちゃん?」
あおいって……早川あおい選手?

「明日、予定開いてる?」
兄貴はそのまま、あおい選手(?)と会話している。
「は、デート? 違う違う。弟がちょっと困っててさ。うん、ありがとう」
そう言って兄貴は電話を切った。えらく親しげに話していたのが驚いた。
「明日はデイゲームだし、夜なら会えるってさ」
「いいよ。あおいさんみたいなスター選手に……迷惑かけたくないし」
「大丈夫! オレはあおいちゃんとは仲いいからさ」
なんか、すっごい不安だった。


翌日。気まずいとは思いながら、オレは学校へ向かった。
とりあえず、みずきちゃんには会いたい気分ではなかった。
まだ、気持ちの整理がついてないから。
「あ……田上、くん」
「みずき……ちゃん」
言ってるそばから、会ってしまった。
「昨日は」
「……ゴメン、今は……話したくない」
「…………」
みずきちゃんは、やはり落ち込んでいるようだった。
なんなんだろう。この自分の情けなさは。このモヤモヤとした気持ちは。


放課後、部活の始まり。グラウンドにみずきちゃんの姿はなかった。
「田上くん、元気ないでやんす……オイラでよければ力になるでやんすよ」
矢部くんが、オレを気遣うように語りかけた。眼鏡でよく見えないが、心配そうな表情をしている。……と思う。
「ありがとう、矢部くん」
ピッチャー用のマイグラブを左手に付け、オレはブルペンへ向かった。
「聖ちゃん、受けてもらえるかな」
聖ちゃんは無言で頷くと、しゃがんでミットを構えた。
シュッ
オレの速球。140後半は出てる。手元でよく伸びるとか。でも聖ちゃんは軽々と捕ってくれるから安心できる。
ビュン! クッ
オレの高速スライダーはよく曲がる。打者の胸元へ食い込む、キレのいいスライダー。でも、今日はなんか調子がよくなかった。

ある程度、投げ込んで上がろうとしたとき、聖ちゃんに腕を捕まれた。
「どうか、した?」
「先輩……球が走ってないぞ。何か違うこと考えてた」
お見通し。
なんでわかっちゃうんだろう。
「なんで、わかるのかなぁ」
「見てるから……な。先輩のこと」
オレは、その言葉の本当の意味にまだ気づいていなかった。
「ありがとう。気遣ってくれて。でも、大丈夫だよ」


無事に部活も終わって、帰宅すると、兄貴が駆け寄ってきた。約一週間の休養ということで、しばらくは暇なのだろう。
多少は調整しているのか不安だけど、兄貴は野球に関してはちゃんとしてるから大丈夫だろう。
「修二。あおいちゃん待ってるよ」
「ど、どこで?」
兄貴はポケットに手を入れると、一枚の紙を差し出した。
「住所。自分で行ってきな~」
なんなんだか。とりあえずそれを受け取ると、オレは紙を頼りに、あおい選手の居場所を探した。

歩くこと約30分。彼女はどうやら1人暮らしをしているらしい。
一件のマンションにたどり着いた。
オレは、恐る恐るチャイムを鳴らした。
ピンポーン。
「はーい。あれ? キミが田上くんの弟くんかな?」
テレビや雑誌で見る、早川あおい選手、そのものだった。
「は、はい」
「いいよ。中、上がって」
「あ、ありがとうございます」


「それで、ボクに相談って何かな?」
あおいさんは、オレに紅茶をいれてくれると、テーブルに座って向かい合った。
「それが……」
オレは、女性としての意見を聞きたいと思って、迷惑かと思いながらもあおいさんに相談に乗ってもらった。
オレの話に真剣に耳を傾けてくれたことが、嬉しかった。
「オレ、告白とかされるの初めてで……どうしていいかわかんなくて。だけど、彼女のことは嫌いじゃないっていうか」
オレは今にも泣きそうな声で、目の前の女性にすがるように語り続けた。
「でも、彼女を幸せにできる自信がないんです。オレには」
「そっか。でも、大事なのはキミがどう思ってるか、なんじゃない?」
こんなに泣きたくなったのは初めてだ。答えを出せない自分の情けなさに対する悔しさからか、今までの溜まってた悩みが一気に溢れたのか、涙の原因は―わからない。
あおいさんは、オレを抱きしめてくれた。その温もりがあったかくて、とっても嬉しかった。
「いいよ、泣いて。落ち着くまで」

しばらく、あおいさんの胸の中で、自分を責めるように泣き続けた。そのおかげか、少しは落ち着いた気がする。
「修二くん。今日はもう遅いし、うちに泊まってく?」
――え?

「でも、迷惑じゃ」
「いいよ。キミが泊まるくらい。大して変わんないし」
こんな優しい人が兄の知り合いにいて、本当に良かった。
そういえば、ずっと気になっていたことがあった。
「あおいさんと兄は、どういう関係なんですか?」
「ただの……同級生だよ。恋々高校の」
あおいさんは少し寂しげな表情で、机の上に立て掛けてあった写真を見つめた。
桃色のユニフォームに身を包んだ15人程の部員が、楽しそうに笑っている。
『祝!甲子園優勝』
聞いたことがある。甲子園決勝、アンドロメダ学園に2ー3でまさかのサヨナラ勝ち。決めたのは遊撃手田上の逆転サヨナラ2ラン。兄貴は昔ショートをメインにしていたとか。
「田上くんがいたから、ボクたち恋々は勝てたんだよ」
「……甲子園」
オレも……同じ場所で野球部のみんなと笑いたい。
ふと時計を見て、あおいさんは頬を染めて、立ち上がった。
「ちょ、ちょっとお風呂入ってくるね」
「あ、はい」
今まで自分の話に時間を費やしていたせいで入浴すらしていなかったのか。
本当に申し訳ない気持ちになった。
恩を返したい。オレにできることで。
「よし」
オレは立ち上がり、浴場へ足を進めた。

浴場へ向かうと、棚の上には綺麗に折り畳まれた服と……下着があった。
オレは、何を血迷ったか扉を開き、彼女のいる風呂場へ、入ってしまった。
いや、服は着てるけど。
「あのぉ」
「キャー! えっと……何してるの?」
オレの姿に気付くと、あおいさんは必死に自らの細い腕で胸を隠す。
「オレ、背中流しますよ。何かお礼がしたいんで」
なんで恩返しでこんなことしか思い浮かばなかったのだろうか。それは、オレが多少なりとも覗きたい気持ちがあったからなのかな。
「それは嬉しいけど……なんかやること間違ってない?」
「いやいや」
とりあえず、オレは彼女の背に向かって座り、洗い始めた。
「肌、白いんですね」
改めてみると、女性らしい綺麗な白い肌。野球をやっているわりに、細くスラッとした身体。
「綺麗……です」
「ちょっと、そんなお世辞言ったって」
あおいさんは先程から下を向いたまま、頬を赤く染めている。
普段は縛られている緑がかった長い髪の毛、水滴で濡れたその肌がなんだか色っぽく思えた。

「でも、キミは優しいんだね。彼女のことで真剣に悩めるんだから」
「そんなこと、ないですよ」
オレは自分を否定するように、小さな声でつぶやいた。
「ううん。軽い男のコだったら、女のコに告白されたら曖昧な気持ちで返事しちゃうよ。その点で、ボクは偉いと思うなぁ、キミのこと」
「オレも、その辺の奴と変わらない、男ですよ」
泡まみれのスポンジを上下に動かして、彼女の肌を優しくなぞっていく。
「変なこと考えたりもするし…」
「変なことって、どんなこと?」
あおいさんはからかうように言ってのけた。オレの頭には、いつか想像したあおいさんの淫らな姿が映った。
「………………」
オレは、何も言えなかった。というか、言いたくなかった。
「フフ……ゴメン。でもさ、その橘さんだっけ。そのコ、きっと傷ついたんじゃないかな。キミが結論を出さなきゃ」
「そう、ですよね」
オレは小さく口にすると、あおいさんの身体をシャワーで流し、ゆっくりとその場を後にした。

オレはみずきちゃんが好きなのか。
オレがはっきりしなきゃ。
悩んでも悩みきれないモヤモヤとした思いが胸をよぎり続ける。


その日、オレは床で寝た。当たり前だが、あらぬことを期待した自分が情けなかった。
「じゃ、行ってきます。その、お世話になりました」
「うん。頑張って」
「おかげで、自分の気持ちに整理がつきました」
「また何かあったら、いつでも相談にのるよっ」
優しく見送ってくれた彼女に小さく頭を下げ、聖タチバナ学園高校に向かった。

急いだ。彼女に早く伝えたい。
オレの今の気持ち。
走り続けた末に、見つけた。
淡い水色の髪。彼女はパワ堂にいた。
「みずきちゃん!」
「田上……くん。どうしたの?」
オレは、ゆっくりと彼女に歩み寄る。
「オレの気持ち。正直に伝える」
「え?」
オレはゆっくりと彼女を抱き寄せる。
「ちょっ」
そして、口付けをした。
「これが今のオレの気持ち」
みずきちゃんは顔を真っ赤にして、オレの頭を叩いた。
「もう、何も…こんな場所で!」
恥ずかしそうに周りを見る。周囲にいた人々の視線を釘付けにしていたらしい。
「場所、変えよっか」
「うん」


誰もいない生徒会室。悪いとは思ったが、座子田くんに頼んで(正確には脅して)貸切にしてもらった。
「みずきちゃん。ずっと考えたんだ」
オレはみずきちゃんが好きだった。
最初の頃は、自分の気分優先という態度からイライラすることもあったけど、そんな彼女に振り回されるのも悪くないと、いつからか思えるようになっていた。
「好き、なんだ。みずきちゃんが」
「私も、好きだよ」
再び長いキスを交わす。先程よりも深く、お互いを確かめ合う口付け。舌を絡めあって。
「んっ」
キスを終えると、お互いに恥ずかしくなって下を向いて黙ってしまった。
「その、いいかな」
「いいよ。田上くんなら」
そっと、みずきちゃんの制服に手をかけた。ボタンを一つずつ外していくと、控えめの胸を覆うブラジャーが露になった。
「ゴメンね、ちっちゃくて」
「いいって。オレちっちゃいほうが好きだよ」
「それもどうかと思うけど……」

ブラジャーにも手をかけ、落ち着いてホックを外した。
みずきちゃんがスポーツブラじゃなかったのは意外だったけど。
「綺麗……」
彼女の胸は多少なりとも存在を主張するように膨らんでいて、先端の突起は綺麗なピンク色をしていた。
思わずオレは乳首にむしゃぶりついた。すでにピンと張っていたそこを、舌で転がしたり、軽く噛んでみたり。
「ひぁっ、んっ」
あいていた右の胸を手で揉みしだく。初めて感じる柔らかい感触の虜になりそうだった。
「やっ、あっ、んっ。ひぁん」
胸をちょっと弄っただけで、これだけ喘ぐなんて、実はみずきちゃんって、結構エッチな女の子だったのかも。
「ひゃっ! ど、どこ触っ、て……」
「へぇ、もうこんなに濡らしちゃって、みずきちゃんってエッチだね」
スカートの下から触れた彼女のそこは、自身の愛液でわかるほどに濡れていた。
オレは、スカートを力任せに引き下ろし、姿を見せたシマシマパンツを勢いよく脱がしていく。

何も身に付けてない、みずきちゃんの生まれたままの姿。
綺麗な白い肌は、オレの欲情をそそるばかりだ。
当の本人は、顔を赤くして恥ずかしそうにオレを見つめている。
「可愛い」
そんなみずきちゃんを、オレの手で好きにしたい。今なら、それができる。
「いくよ、みずきちゃん」
オレが問い掛けると、彼女は同意して小さく頷いた。
ズボンを下ろすと、自分の抑えきれない欲望の象徴が姿を表した。
「いいん、だよね」
オレは、彼女の秘所にそれをあてがう。そして、ゆっくりと濡れたそこに自らのモノを挿入していく。
「っ、あっ!」
みずきちゃんは痛みをこらえるように、小さく声をあげる。
「力、抜いて」
オレはみずきちゃんを落ち着かせながら、腰を動かしていく。
どうやら、初めて…だったみたいだ。血が混ざって赤く染まっている。
オレもこんなこと初めてだけど、男のオレがなんとかしなきゃ。
胸を揉んで、少しでも痛みをやわらげてあげなければ。
「んっ、やっ」
優しく乳輪を指でなぞると、感じているのか甘い声で喘いだ。

「あっ、んぁ、やっ…ん」
彼女の声のトーンが変わっていくのを見計らって、腰を動かすペースを速めた。
「いっ、あっん、やっ、気持ち……い」
「オレも、気持ちいっ!」
必死に耐えていたけれと、オレはなんか限界っぽい。
「で、でるっ!」
我慢できなかった。気持ちよすぎて、出るもの全てを彼女の中へと放出した。
「はぁ…はぁ」
なんだろう。この空気は?
オレは悪いことをしたのだろうか。
彼女は、冷たい視線で見つめている。
「……田上くん。中、出すんだもん」
「あ、ゴメン」
あぁ、それがヤバかったのか。なんてことしちゃったんだろう。
「それは、いいんだけど……私は、田上くんの赤ちゃんなら産んでもいいし」
「え?」
「でも……早いよ。それって早漏っていうんじゃない?」
早漏、ってなんだ?
事を終えて少しすると、みずきちゃんは少し落ち着かない様子で、オレに微妙な視線を送って帰っていった。
なんか気になって仕方がない。
家についたら、早漏の意味を調べてみようと思う。

そうろう【早漏】
《意》性交のとき、精液を異常に早くもらすこと。

「…………」
それって、どうやって治すんだろう。
ちょっとした悩みが増えたオレだった。

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