プログラマーがファンタジー世界に召還されますた(非公式まとめ)

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pfantasy

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暑い。
暑さと寝苦しさで目を覚ましたボクは、
寝ぼけたままエアコンのスイッチを入れようと壁際に這い寄ろうとして、
側にある棚に派手にぶつかった。
その拍子に、棚から何か四角い物体が落ちて来た。
ガッ!
四角い物体は額を直撃し、目の前が完全に暗くなった。

目を開けると、そこには白と黒で構成された異常に単純な風景があった。
ボクの両脇の地面に1本ずつ延びた黒い線があり、
そこが「道」であることを暗に主張していた。
道の脇には規則的に黒い部分を持った白い平面が広がり、
そちらの方は「草原」であるとの主張を感じさせた。
白と黒の風景は、他にも森、山、岩、モンスター、NPCなど
様々なパターンがあるらしいことが感じられる。
「マ板のネタスレ読み過ぎたかな・・・」
ボクは、ここがいわゆるファンタジー世界である事を何となく理解した。

「補足すると」
遠くで声がした。昔はよく知っていたような気がする、
でも、誰だかは思い出せない声だ。
気付くと、声がしたあたりの風景が消えている。
「ここは」
声は近付き、また少し風景が消える。
「ポケコンのファンタジー世界」
ポケコン?
      • そうか、棚から落ちて来たアレか。
昔買って、少しだけ使ったがもう何年も放置状態だ。
にしても、ぶつかった拍子に取り込まれるとは無茶苦茶な。
あのポケコンも結構古いが、化けるほど古くは・・・
「っていうか、テキスト表示済んだらグラフィック再描画しろっ」
気付けばすでに風景はボクのすぐ側まで消えていて、ボクは慌てて叫んだ。
「じゃ、そういうことで」
更に風景が消え、それから何とも言えない間があって、
消えた風景が端から徐々に戻ってきた。
流石ポケコン、処理が遅い・・・なんて感動してる場合ではなかった。
書き直されたすぐ側の風景に、唐突にモンスターを表すパターンが現れていた。
「もしかして・・・BASICで戦うのか?」

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