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フォント

Playdateは、1ビット(白黒2色)の非常に高精細なディスプレイを備えた独特なハードウェアです。
そのため、フォントシステムも一般的なPCやスマホとは異なり、ビットマップフォントをベースとした独自の仕様になっています。
フォントAPI


概要

1. Playdateフォントの基本仕様
Playdateの画面は 400 × 240 ピクセル で、アンチエイリアス(中間色による滑らかさ)が効きません。
そのため、フォントも1ピクセル単位でデザインされたビットマップ形式が基本です。
ファイル構成
基本的に「.fntファイル(メタデータ)」と「.pngファイル(フォントアトラス画像)」のセットで構成されます。
1ビット表現
画像は白と黒(および透過)のみで構成され、グレーの階調は使えません。
可変幅(プロポーショナル)対応
Play dateのフォントシステムはビットマップ形式ですが、文字ごとに幅を変える設定が可能です。

2. 標準システムフォント
Playdate SDKには、Panic社が提供する高品質なシステムフォントがいくつか同梱されています。これらはライセンスを気にせずゲーム内で使用可能です。
フォント名 特徴
Roobert PlaydateのメインUIでも使われている、丸みのあるモダンなサンセ Serif
Asheville 読みやすさを重視したスタンダードなサンセリフ。サイズ展開が豊富
Cumberland コーディングやステータス表示に適した等幅(モノスペース)フォント
Bebas Neue 力強い印象を与える、見出し用のコンデンスド(幅狭)フォント
Squeak 非常に小さいサイズ(5px〜)でも可読性を保つように設計された極小フォント
3. フォントの自作とツール
Playdate向けのカスタムフォントを作成するために、公式から便利なツールが提供されています。
Playdate Caps (Webベースエディタ)
ブラウザ上でピクセルを打ってフォントを作成・編集できる公式ツールです。
既存の.fntファイルを読み込んで修正したり、新規に一から作成したりできます。
fnt-converter (コマンドラインツール)
TrueType (.ttf) や OpenType (.otf) を、Playdate用のビットマップ形式に変換するツールです。
ただし、1ビットに変換されるため、変換後に手作業でドットを修正するのが一般的です。

4. 日本語(漢字)への対応
ここが日本人開発者にとって最大のハードルとなります。
デフォルトは欧文のみ
システムフォントには日本語が含まれていません
リソース消費
漢字をすべてビットマップで持とうとすると、画像サイズが非常に大きくなり、メモリを圧迫します
解決策
  1. 必要な文字だけ抽出: 使う漢字だけを選別してフォント画像化する
  2. 既存の1ビットフォントの利用: 「美咲フォント」や「M+ FONT」などのフリーのビットマップフォントをPlay date形式に変換して利用するケースが多いです (→日本語フォントを使う方法)
  3. 画像として扱う: 頻出しない大きな文字などは、フォントではなく画像データ (固定の画像) として表示するのも一つの手です

5. 開発時の Tips
視認性の確保
200 DPIと非常に高密度なため、PC画面で見るよりも実機では文字が小さく感じられます。
最低でも 9px〜12px 程度の高さを持たせるのが推奨されます。
縁取り(Outline)
背景が複雑なゲーム画面では、フォントに1ピクセルの白縁や黒縁をつけることで、1ビット画面でも文字が埋もれなくなります。
Capsエディタで縁取り済みのフォントを書き出すことが可能です。
パスの指定
SDKでは playdate.graphics.font.new(path) で読み込みます。
コンパイル(pdc)時にソースコード内のパスが正しく解決されるよう注意が必要です。

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最終更新:2026年04月28日 07:20