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エレナ・モンブラン編その5 何でもないんだもん!

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

[舞人]
「ふああああ。」
[その他]
目覚めは思ったよりも爽快だった。
体も多少痛むが、動くのには支障が無い。
[舞人]
「おはよーござーっす」
[その他]
ぱたぱたと音を立てて階段を降り、食堂へ向かう。
[モン]
「っ!」
[その他]
先に朝ごはんを食べていたモンブランが、何故かこちらを見て固まる。
[舞人]
「ん?モンブランおはよう」
[モン]
「お、おはよう」
[その他]
どもりながら挨拶をし、そのまま俯いてしまう。
[舞人]
「モンブラン、どうかしたか?」
[モン]
「な!・・・なんでもないわよ」
[その他]
一瞬顔を上げたかと思えば、やはり俯いてしまう。
[舞人]
「変な奴・・・」
[その他]
訝しみながらも席へと着く。
[エレナ]
「あら、マイト君おはよう」
[舞人]
「エレナさん。お、おはようございます」
[その他]
エレナの顔を見たとたん、昨日のキスを思い出し、思わず赤面する。
[エレナ]
「今朝食作るわね。少し待ってて」
[舞人]
「ふわぁい。・・痛っ!」
[その他]
思わずふにゃぁとした笑みを浮かべるが、何故か膝に鈍い痛みを憶える。
[モン]
「・・・・ふん。」
[その他]
どうやらモンブランが机越しに蹴ったらしい。
[舞人]
「なんだお(#^ω^)」
[モン]
「・・・・」
[その他]
さっきまで妙に大人しいと思ったら、今度はむくれている。
山の天気よりも激しい移り変わりに舞人は少し呆れ気味になる。
互いに黙り込み、微妙な空気が流れる。
5分ほどしたときだった
[モン]
「・・・・・き・・・」
[その他]
モンブランが突然話し出した、と思ったら、”き”の一言で止まってしまう。
[舞人]
「なんだよ?」
[モン]
「き・・・・昨日、は」
[その他]
もじもじとして、なかなか言葉が続かない。
それでも何か言いたそうなのを感じ、舞人は黙って待つ。
[モン]
「そ、の・・・昨日は、あ、ありがとう」
[その他]
言い終えたモンブランは耳まで真っ赤になっている。
[舞人]
「昨日、か」
[その他]
舞人は、自分がかなり無茶をしたことを思い返す。
[舞人]
「なんつーか、お礼言われるような事してないよ。むしろ俺が騒ぎを大きくしちまったみたいだし」
[モン]
「そ、そんな事無い!!お母さん助けてくれたし。わ、私も助けてもらっもん」
[舞人]
「それは結果的にっつーか、下手したらどうなってたか分からないし」
[モン]
「うるさい!うるさ~い!!私が感謝してるんだから、マイトは素直に受け取ればいいの!」
[舞人]
「な、なんだお。分かったから怒鳴るなお」
[その他]
結局は何時ものように、モンブランが怒鳴って終わるのであった。
[エレナ]
「はい、お待たせ~」
[その他]
タイミングを見計らったかのようにエレナが朝食を持ってくる。
焼きたてのパンに野菜のスープ、ふんわりと香ばしいオムレツ、更には赤く熟した果物が乗っている。
[舞人]
「何か、ちょっと豪華ですね」
[エレナ]
「ふふ、少し奮発しちゃった」
[その他]
エレナは、ちろりと舌をだし、少女のようなあどけない顔を見せる。
[エレナ]
「しっかり食べて、今日も頑張ってね」
[舞人]
「うっす。いっただきまーす」
[その他]
と、何故かモンブランがエレナの方をじーっと見ている。
視線を追うと・・・エレナの胸を見ているようだ。
[エレナ]
「・・・?モンブラン?」
[モン]
「うぇ?あっ!な、何でもない!」
[その他]
と、そっぽを向いてしまう。
[エレナ]
「そう?ところで、マイト君」
[舞人]
「ふぁい?」
[エレナ]
「マイト君は勇者なの?」
[舞人]
「ぶふぉっ」
[その他]
突然の質問に、口の中身を思い切りぶちまける。
[舞人]
「けほっ、けほっ、いきなり何を」
[エレナ]
「あら、昨日言ってたじゃない」
[舞人]
「あれは~、その、ねぇ?」
[その他]
どうにか誤魔化そうとモンブランの方を向く。
が、モンブランも興味津々の様子で、目を皿のようにして此方を見ていた。
[舞人]
「あー。笑わないで下さいよ?」
[その他]
言い逃れが出来なさそうな雰囲気を読んで、と言うか、そこまで必死に黙っている事でもないので離す事にする。
[舞人]
「あれは、そう、一週間程前の事です・・・・」

[舞人]
「って訳で、今に至りませう」
[モン]
「・・・・・」
[エレナ]
「・・・・・」
[舞人]
(な、なんと言う気まずい空気)
[その他]
流石の舞人も安易に信じてもらえるとは思っていないが、あんまりの無反応さに不安になる。
[モン]
「・・・・あ・・」
[その他]
ようやくモンブランが口を開くが、どうも様子がおかしい。
なにやら頭を抱え、頭痛がしているかのようだ。
[モン]
「あ・・・あんたバカァ!?」
[舞人]
「し、失敬な!保健体育は100点だったぞ!」
[モン]
「そんな突拍子も無いこと信じるわけないでしょ!異界!?勇者!?もう一度言うけどあんたバカァ!?」
[舞人]
「そんなにバカバカ言うな!バカって言う奴がバカなんだ!」
[その他]
ここぞとばかりに罵倒するモンブランとかみ合っていない返事をする舞人。
何処までもヒートアップすると思われたその時
[エレナ]
「私は信じるわ。」
[モン]
「お母さん?」
[エレナ]
「ようやく思い出したわ。昨日マイト君が使った魔法、何処かで見たと思ったの。」
[舞人]
「へ?ツンデイン?あれって一応勇者しか使えないらしいんだけど」
[エレナ]
「そう、勇者よ。この間魔王討伐に出ていた勇者が使っていたのを見たのよ。」
[モン]
「ああ!あの負け勇者!負けて真っ裸で送り返されて、街で暴れてたっけ」
[その他]
勇者の話のはずだが、やたら物騒で勇者っぽくない。
[舞人]
「何と言う勇者。全く敬われてないではないか(´ω`;)」
[エレナ]
「つまり、勇者が使っていた魔法を使ったマイト君は勇者なのよ!」
[その他]
ばばーんとか効果音が付きそうな勢いで言うが、言っている事の内容は無いよぅ
[モン]
「マイトが勇者ねぇ・・・・」
[舞人]
「なんだお。この期に及んでまだ信じないのかお」
[モン]
「ま、助けてもらったんだし、信じてあげるわ」
[その他]
何故か偉そうに言うと、席を立ち上がる。
[モン]
「お母さん、そろそろ仕込みしないと」
[エレナ]
「あらいけない。つい話し込んじゃったわね」
[その他]
そう言ってエレナも立ち上がる
[エレナ]
「それじゃあ仕込みをしてくるわね」
[その他]
踵を返し、厨房へと向かうが、少し進んだところで振り返る。
[エレナ]
「そうそう、マイト君お願いがあるの」

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