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エレナ・モンブラン編その6 初めてのおつかい♪<其の一>

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匿名ユーザー

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「で、お願いと言うのが山へ山菜取りに行くってことだ」
山菜取り用の装備を背負い、樹がうっそうと茂る山道を歩く。
「マイト~、早く~」
20メートル程先でモンブランが手を振っている。
「子供は体力ありすぎだろ、常識的に考えて・・・」
舗装されていないでこぼこ道をかれこれ1時間程歩いている。
どちらかと言えばインドア派の舞人には、少し厳しい道のりである。
えっちらおっちらと歩き、ようやくモンブランに追いつく。
「も~、マイトは勇者の癖に体力が無さ過ぎなんだもん」
「おっもい荷物背負ってるんだからしょうがないだろ」
「重いって、籠しか持ってないじゃない」
ならおまえが持てよ、とはさすがに言えず、ぶーたれることで反抗を示す。
「ほら、もうすぐそこなんだから。早く早く!」
モンブランは舞人の手を取り、ぐいぐいと引っ張っていく。
「そんな引っぱるなよ」
手を引かれるに任せ、えっちらおっちらと着いて行く。
5分ほど歩くと、延々と連なっていた木々の切れ目が見えてくる。
「ほら、あそこだよ!」
モンブランは舞人の後へ回り、背負っている籠をぐいぐいと押す。
「おっ、ちょっ、何だよ急に」
押される勢いに負け、やや小走りになりながら木々の切れ目へと入る。
その瞬間
「・・・お~」
見事な景色が目に飛び込んでくる。
眼下には緑の絨毯が広がり、その向こうに色とりどりの屋根が並んでいる。
「どう?綺麗でしょ。なんたって私のお気に入りの場所なんだもん」
「なんつーか、気持ち良いな」
「うん」
暫くの間、二人で並んで景色を眺める。
風が二人の間を通り抜ける。
舞人はふと視線を感じ、横を向く。
「っ!」
モンブランが急いで目を逸らす。
何故か頬が薄っすらと赤らんでいた。
「何だよ?」
「な、何でもないもん」
「・・・・・気持ち良いな」
「う、うん」
「そ、そろそろ始めるか」
「そ、そうだね」
びみょ~な雰囲気を抱え、木々の中へと引き返す。
頭上や足元を注意深く見ると、木の実やキノコ、山菜が散見する。
「お~。これって買うと高いよな?」
「・・・・それ食べられないよ」
「うはwwwwさーせんwwwww」
てなやり取りを繰り返し、順調に集める二人。
ちなみに拾っている率は、舞人2:モンブラン8の割合である。
正直、舞人は軽くいらない子だ。
「うほwww見て見てwwww何と言う卑猥なキノコwwww」
「・・・・・・それ、マツタケモドキじゃない?結構高い」
「mjd!?」
いらない子でもたまには役立つ事もあるようで。
小一時間ほど経っただろうか、そんなこんなで籠が一杯になる。

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