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エレナ・モンブラン編その6 初めてのおつかい♪<其の三>

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匿名ユーザー

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と、ここで何かを忘れていることを思い出す。
延々とエロい光景を繰り広げたにも関わらず、今一影の薄いのが一匹居た筈・・・
とまで思いを巡らせた所で、見事に空気を読まない一撃が繰り出される。
「おおおおお!エロすぎるうううう!もぅがまんできな~~い」
朝食用フレークをかっこむような勢いでサルが一匹もう突進してくる。
そしてアホ毛とは比べ物にならない粗末なものを扱き上げ、ヒメゴンへと一撃を放つ
「い、いっちゃうよぉっせーい!」
ぶぴゅるぴゅるぴゅっぴゅっ
これまたアホ毛と比べるとしょっぱい射精がヒメゴンへと襲い掛かる。
いきなりの事に避けられず、ヒメゴンは顔や体で受け止める。
「め・・・・メ・・・・メラアアアアアアアアア!」
「・・・・・ふぅ。」
ヒメゴンの怒りは梅雨知らず、射精後の虚脱感に浸る。
「あれだよな・・・・オナニー後の虚しさに名前つけようぜ・・・生と死の虚無とかどうよ?」
どうよ?とか聞きつつ、モンブランが開放されているのに今更気付く。
「あれ?何時の間に終わってたの?あははー、俺途中からオナニーに夢中で気付かなかったよ」
「・・ごにょごにょ・・・・・ファイズ」
しゅごっ!
「うおぉぉおおおぉお!?」
空気を読まなさ過ぎる舞人に対し、ヒメゴンの堪忍袋の緒が切れる。
攻撃手段はアホ毛だけだと思い込んでいた舞人は、思いっきり顔面で火球をキャッチする。
「かああああおおおおおがあああ!!!1!11!・・・・あ?」
間違いなく顔に火球がぶつかったはずだが、大怪我どころか火傷一つ無い。
「メ・・・・メラ?」
ヒメゴンも不思議そうに自分の手を見る。
「ふ、ふふ。どうやら不発らしいな!」
「んー・・・・:+*P`}*)=){`=・・・ファイズ!」
しゅごっ!
納得いかないとばかりに、再度魔法を放つ。
今度は寸前で避け、地面に着弾する
づどおおおおん!
「お?おおおおおおお!?」
今度はきっちり爆風に吹き飛ばされる。
「ファイズ!ファイズ!ギガファイズ!」
どっかーん!ずこーん!すがががが!
「どわあああ!ほおおおお!あいやあああ!」
爆風に吹き飛ばされ、あっちこっちへ飛び回る。
が、不思議な事に、火球によるダメージは全く無い。
とは言え、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりしてボロボロだ。
ずさああああああ
「ぐあ・・・・くふぅ・・」
「マ・・・イ・・ト?」
彼方此方に吹き飛ばされた挙句、モンブランの傍へと転がる。
それがきっかけになったのか、モンブランは目を覚ます。
「ふぁ・・・れ・・・?」
目を覚ましたは良いが、どうやら意識がはっきりしないらしい。
いまだに力の無い惚けた顔で舞人の顔をぼーっと眺める。
「くぅ・・おい・・大丈夫か?」
そう聞く舞人もなかなかに悲惨な状況だったりする。
「メラー、メラー、ぶらぁあっぁあああ」
自分でふっ飛ばしといて何だが、モンブランの傍に転がったのが気に食わないらしい。
青筋を浮かべて舞人を睨む。
「ちょっ!おまっ!それはねーよwwww」
「・・・・メラ」
ヒメゴンはすっと腕を上げ、舞人へ突きつける。
それは威嚇・・いや、予告の様だ。
「:¥-9-;▽#&%○」
先ほどよりも長い詠唱を行う。
「&)=()□ー*⊂β♂♀」
ぎゅーんっ
手の平に火球が生まれ、次第に大きくなる。
「Θヽ∴Ελ●@」
ぐおおおおおおっ!きゅっ!
拳大になり、ボーリングの球程になり、やがてヒメゴン自身を隠す程になる。
「おまっ!ばっ!ねーよ!!!」
そんな巨大な火球を投げれば、確実にモンブランを巻き込む。
しかし怒りで頭が回らないらしく、お構い無しに詠唱を続ける。
「ゝ☆$=℃」
ギュルンッ!
火球は突然凝縮され、パチンコの玉程になる。
小さくなった火球は陽炎を纏い、白く輝く
「・・・・フッ」
その笑いは嘲笑か、それとも哀れみか。
こんなものを喰らえばどう考えても死ぬ。
何故か今まで火傷の類を負っていないが、そんなものは関係ない。
直接喰らわずとも、爆風を喰らえば全身の骨が砕けるだろう。
「っ・・・ごくっ」
死の予感に体が動かない。
(俺は・・・死ぬ!?モンブランを巻き添えにして!?)
「テラ・・・」
ヒメゴンは優しく、甘い吐息で死の言葉を紡ぐ。
(いやだ!いやだ!セックスだってまだして無いんだ!)
「ファイズ!」
ッキュ!
力有る言葉が開放される。
火球はうなりを上げ、視認できないほどの速度で舞人へ迫る!
「っざっけんなああああ!おおおおおおおおおおおおお!」
ごうっ!!
舞人が拳を突き出し、迫り来る火球へとぶつける!
ごおおおお!
「おおおおおおおおおお!」
なんと!
火球と舞人の拳が拮抗する。
いや、拮抗どころか火球が徐々に小さくなる。
「メッ、メラ!?」
「おおおおおれはああ!セックスするまで死ねねえんだよおおおおお!」
ぎゅっ!ずどぉおん!
気合と共に火球がはじける!
炎が膨れ上がり、舞人を飲み込む・・・かに見えた。
しかし、逆に、舞人が火球を飲み込む!
「うおおお!?な、なんだぁ!?」
「メラ!!」
必殺のはずの魔法を吸収され、ヒメゴンは驚く。
そして吸収した舞人自身がもっと驚いている。
「よ、よくわからねぇが・・・体が熱い」
炎を吸収したからか、からだの底からふつふつと力が沸いてくる。
「今の俺なら・・・・できる!」
あふれ出る力同様、何処からともなく自信が沸き起こる。
「おおおおおおおお!」
今までに経験した事無い恍惚感を憶える。
あふれ出る力が、自信が、舞人を満たす。
「メラァ!ファイズ!ファイズ!ファイズ!」
どごっ!ひゅごっ!しゅぱっ!
舞人の様子に危機感を覚えたのか、やたらと魔法を乱発する。
いくつかは確実にヒットしているものの、舞人へダメージを与えている様子が無い。
「むぅぅうだぁだああ!」
魔法を喰らうたび、舞人の魔力が膨れ上がる。
「喰らえ!俺の必殺技!」
膨れ上がる魔力を込め、渾身の一撃を放つ!
「テラ!ツン!デイイイイイイイイイン!!!!」
ッゴ!―――――――――
一瞬世界が止まる。
視界が白に塗りつぶされ、音が消える。
刹那の後
ゴオオオオオオオオ!
光が爆発的に膨れ上がる。
空気自体が身悶えしているように震え、風が吹き荒れる。
「メ、メラアアァアァアアァァァ・・・」
ゴウッ!
全てが収まった後、残ったのは地面に付いた黒い影のみだった。
「・・・・はっ・・・」
どさっ
舞人は力尽き、糸が切れたように倒れこむ。
「マ・・・イ・・」
爆風による影響か、モンブランも再び意識が遠くなる。
必死に意識を繋ぎ止め、何とか舞人の手を握る。
ピシッ
手を握ったその時、澄んだ、しかし何処か薄ら寒い音が響く。
ピキッ、ピシッ
ヒメゴンが居た所を中心にヒビが走る。
それは見る見る間に広がり、舞人達を包み込むようにして円を描く。
そして・・・
どおおおおおおおおお!
轟音と共に地面が崩れ落ちた。

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