舞人に残る謎
[舞人]
「ま、まさかこんな事になるとは思わなかったぞ…」
「ま、まさかこんな事になるとは思わなかったぞ…」
[その他]
次の日、舞人はトコナの街をがっくりと肩を落としながら歩いていた。何故かというと話は数刻前に遡る。
~暗転~
次の日、舞人はトコナの街をがっくりと肩を落としながら歩いていた。何故かというと話は数刻前に遡る。
~暗転~
[ミレイア]
「……と言うことで、今日から舞人はアタシ達魔王軍の仲間って事で宜しくね」
「……と言うことで、今日から舞人はアタシ達魔王軍の仲間って事で宜しくね」
[その他]
トコナのビーチに建てられた仮設演説台の上で、舞人を連れた少女形態のミレイアはあっさりと言いきった。
当然、いきなりそんなことを言われても大半の魔族達は納得がいかず、不平不満を述べる者達が出る。
しかし、魔王であるミレイアが――
トコナのビーチに建てられた仮設演説台の上で、舞人を連れた少女形態のミレイアはあっさりと言いきった。
当然、いきなりそんなことを言われても大半の魔族達は納得がいかず、不平不満を述べる者達が出る。
しかし、魔王であるミレイアが――
[ミレイア]
「へぇ~。このアタシに逆らおうって言うんだ?アンタ達、どうなるか解って言ってるのよね?」
「へぇ~。このアタシに逆らおうって言うんだ?アンタ達、どうなるか解って言ってるのよね?」
[その他]
――と、鋭い目つきで睨み付けると辺り一帯は凍り付いたように静まり返った。
そこまでは良かったのだ。だが、問題はここからである。
――と、鋭い目つきで睨み付けると辺り一帯は凍り付いたように静まり返った。
そこまでは良かったのだ。だが、問題はここからである。
[ミレイア]
「まぁ、アンタ達にもの言い分はわからなくはないし舞人の実力がどれほどのものか知って貰うためにも…。
そうだ、ブン!アンタ舞人と一週間後に模擬戦をしなさい。答えは決まってるわよね?」
「まぁ、アンタ達にもの言い分はわからなくはないし舞人の実力がどれほどのものか知って貰うためにも…。
そうだ、ブン!アンタ舞人と一週間後に模擬戦をしなさい。答えは決まってるわよね?」
[その他]
突然何を言い出すかと思えば舞人対ブンの模擬戦。舞人は開いた口が塞がらないと言った感じで固まっていた。
一方のブンはと言うと
突然何を言い出すかと思えば舞人対ブンの模擬戦。舞人は開いた口が塞がらないと言った感じで固まっていた。
一方のブンはと言うと
[ブン]
「面白い、受けてたつお!この前のアフロ頭の恨み、ぼっこぼこにして返してやんよ!」
「面白い、受けてたつお!この前のアフロ頭の恨み、ぼっこぼこにして返してやんよ!」
[その他]
と、やる気満々であった。そして現在に至る。
と、やる気満々であった。そして現在に至る。
[舞人]
「はぁ…、頑張らさせていただきます、と言ったからにはなんとかするしかないか…。
それにしたってどうする、どうするよ、俺…」
「はぁ…、頑張らさせていただきます、と言ったからにはなんとかするしかないか…。
それにしたってどうする、どうするよ、俺…」
[その他]
等と呟きつつ舞人は近くにあったベンチに腰をかける。
等と呟きつつ舞人は近くにあったベンチに腰をかける。
[舞人心の声]
(やっぱりツンデインで攻めるべきか?いや、それとも…)
(やっぱりツンデインで攻めるべきか?いや、それとも…)
[男の声]
「次にお前さんは『い、何時の間に』と、言う」
「次にお前さんは『い、何時の間に』と、言う」
[その他]
舞人があれこれ考えていると、横から男の声がした。驚いて横を見ると、
いつの間にかアーヴェが同じベンチに座っていた。
舞人があれこれ考えていると、横から男の声がした。驚いて横を見ると、
いつの間にかアーヴェが同じベンチに座っていた。
[舞人]
「い、何時の間に!?…( ゚д゚)ハッ!」
「い、何時の間に!?…( ゚д゚)ハッ!」
[アーヴェ]
「まあ、そんなことはさておき、少し話が有るんだが、話さないか」
「まあ、そんなことはさておき、少し話が有るんだが、話さないか」
[舞人]
「掘られるのは真っ平御免です」
「掘られるのは真っ平御免です」
[その他]
舞人はきっぱりとそう言うと、ベンチから席を立とうとする。
舞人はきっぱりとそう言うと、ベンチから席を立とうとする。
[アーヴェ]
「いやいや、今回は単純に話がしたいと思ってな。」
「いやいや、今回は単純に話がしたいと思ってな。」
[その他]
そう言うといきなりアーヴェはツナギのホックを降ろし始めたのだ…!
そう言うといきなりアーヴェはツナギのホックを降ろし始めたのだ…!
[舞人]
「ちょwwwwやらねーって言っただろwwww」
「ちょwwwwやらねーって言っただろwwww」
[アーヴェ]
「勘違いするなよ。所で舞人……コイツを見てどう思う?」
「勘違いするなよ。所で舞人……コイツを見てどう思う?」
[その他]
アーヴェは自分の股間を指し示した。するとそこにはアーヴェの銃身を中心に、
見覚えのある雷光が青白く光っていた。
アーヴェは自分の股間を指し示した。するとそこにはアーヴェの銃身を中心に、
見覚えのある雷光が青白く光っていた。
[舞人]
「凄く…ツンデインです…。ってなんでアーヴェがこれを使えるんだよwwww」
「凄く…ツンデインです…。ってなんでアーヴェがこれを使えるんだよwwww」
[アーヴェ]
「その話は後回しって事で、とりあえずコイツを喰らわないか?」
「その話は後回しって事で、とりあえずコイツを喰らわないか?」
[その他]
アーヴェは言うよりも早く既にツンデインを放ってしまっていた。
舞人が不意打ちでブンに放ったときよりも強い雷球が舞人に命中する…!
アーヴェは言うよりも早く既にツンデインを放ってしまっていた。
舞人が不意打ちでブンに放ったときよりも強い雷球が舞人に命中する…!
[舞人]
「ちょ、待っ…アッーーーーー!……あれ?」
「ちょ、待っ…アッーーーーー!……あれ?」
[その他]
だが命中したような音もなく、舞人がおかしいと思ってみてみると雷球は舞人の手前で留まり、
見る見るうちに小さくなっていって、やがて消え去った。
だが命中したような音もなく、舞人がおかしいと思ってみてみると雷球は舞人の手前で留まり、
見る見るうちに小さくなっていって、やがて消え去った。
[舞人]
「こ、これなんて手品?」
「こ、これなんて手品?」
[アーヴェ]
「手品?なんだいそりゃ。今の現象はな、マジックアブソーブ能力って言えばわかりやすいか。
そいつは異世界の勇者の力なんだよ。そしてその能力を持ってるのはお前さんとこの俺って訳だ」
「手品?なんだいそりゃ。今の現象はな、マジックアブソーブ能力って言えばわかりやすいか。
そいつは異世界の勇者の力なんだよ。そしてその能力を持ってるのはお前さんとこの俺って訳だ」
[舞人]
「ちょっと待て、アーヴェは魔族なのに異世界の勇者の血を継いでいるって事か?」
「ちょっと待て、アーヴェは魔族なのに異世界の勇者の血を継いでいるって事か?」
[アーヴェ]
「ああ、そう言うことだ。その辺りについて詳しいことは余り言いたかないんで、
さっさと本題であるマジックアブソーブ能力の説明に入ろうか。
マジックアブソーブ。文字通り魔法なら殆ど吸収して無効化できる能力って事だな。
ただし、あまりに自身の魔力最大値から差が開いている魔法は一度に吸収はできないし、
吸収したままだといずれパンクしてしまうから放出しないと駄目だな。
後は確証はないんだがな……ここまでは大丈夫か?」
「ああ、そう言うことだ。その辺りについて詳しいことは余り言いたかないんで、
さっさと本題であるマジックアブソーブ能力の説明に入ろうか。
マジックアブソーブ。文字通り魔法なら殆ど吸収して無効化できる能力って事だな。
ただし、あまりに自身の魔力最大値から差が開いている魔法は一度に吸収はできないし、
吸収したままだといずれパンクしてしまうから放出しないと駄目だな。
後は確証はないんだがな……ここまでは大丈夫か?」
[舞人]
「う、ううむ…、少し待ってくれ…」
「う、ううむ…、少し待ってくれ…」
[その他]
舞人は突然の情報の整理で頭が一杯一杯になっていた。暫くして落ち着いた舞人はアーヴェに続きを頼んだ。
舞人は突然の情報の整理で頭が一杯一杯になっていた。暫くして落ち着いた舞人はアーヴェに続きを頼んだ。
[アーヴェ]
「続き、ね。言うより試す方が早いだろうな。舞人、ギガツンデインを唱えてみな」
「続き、ね。言うより試す方が早いだろうな。舞人、ギガツンデインを唱えてみな」
[舞人]
「はぁ?俺はツンデイン一発で気絶するような男だぞ?
やってみるけど期待はするなよ。……せーの…ギガツンデイン!」
「はぁ?俺はツンデイン一発で気絶するような男だぞ?
やってみるけど期待はするなよ。……せーの…ギガツンデイン!」
[その他]
カッ…ドッゴオオオオオオオオオン!!
するとどういう訳か適当に狙いを定めた木にこれまでの比ではない稲妻が落下してきたのだ。
思わぬ威力の落雷に舞人は腰を抜かしてしまった。
カッ…ドッゴオオオオオオオオオン!!
するとどういう訳か適当に狙いを定めた木にこれまでの比ではない稲妻が落下してきたのだ。
思わぬ威力の落雷に舞人は腰を抜かしてしまった。
[舞人]
「あ、あわわqあwせdrftgyふじこ」
「あ、あわわqあwせdrftgyふじこ」
[アーヴェ]
「やはり、な。これから騒ぎになるから詳しくは言えないがね。
お前さん、魔王の嬢ちゃんを抱けば抱くほど魔力が上がってくぜ。
それとここでした話は他の魔族には内緒にしとけよ。じゃあな」
「やはり、な。これから騒ぎになるから詳しくは言えないがね。
お前さん、魔王の嬢ちゃんを抱けば抱くほど魔力が上がってくぜ。
それとここでした話は他の魔族には内緒にしとけよ。じゃあな」
[その他]
アーヴェは言うだけ言うとさっさと姿を眩ませてしまった。
その場には腰が抜けて動けない舞人と、何の騒ぎかと見に来た魔族達が残っていた。
アーヴェは言うだけ言うとさっさと姿を眩ませてしまった。
その場には腰が抜けて動けない舞人と、何の騒ぎかと見に来た魔族達が残っていた。