[その他]
しんと静まり返った謁見の間。
玉座に腰掛けるは、一見すると年端もいかない少女だった。
[???]
「陛下……魔王軍の動きについての報告です」
[その他]
音も無くいずこからか現れた密偵が、少女に頭を垂れる。
少女の名はルネ。
驚くことに、この少女こそが国王陛下だというのだ。
[ルネ]
「話してください」
[密偵]
「はっ」
[その他]
厳かに促すルネの言葉に、密偵は平伏したまま言葉を続ける。
[密偵]
「現在、ルネーニ沿岸まで押し寄せていた魔王軍は、ついに結界を突破することが不可能と悟ったか、兵を引いているようです」
[ルネ]
「そうですか……一安心、といったところでしょうか」
[その他]
ルネは安堵の表情を浮かべた。
[ルネ]
「それで、兵を引いた後の魔王の行動は把握していますか?」
[密偵]
「はっ。兵を引きあげた魔王は現在――」
[ルネ]
「……」
[その他]
側近たちも固唾を呑んで密偵の言葉に耳を傾ける。
[密偵]
「支配下にある南国都市トコナにて、幹部連を引き連れ――」
[ルネ]
「……引きつれ?」
[密偵]
「骨休みのバカンスを楽しんでいます」
しんと静まり返った謁見の間。
玉座に腰掛けるは、一見すると年端もいかない少女だった。
[???]
「陛下……魔王軍の動きについての報告です」
[その他]
音も無くいずこからか現れた密偵が、少女に頭を垂れる。
少女の名はルネ。
驚くことに、この少女こそが国王陛下だというのだ。
[ルネ]
「話してください」
[密偵]
「はっ」
[その他]
厳かに促すルネの言葉に、密偵は平伏したまま言葉を続ける。
[密偵]
「現在、ルネーニ沿岸まで押し寄せていた魔王軍は、ついに結界を突破することが不可能と悟ったか、兵を引いているようです」
[ルネ]
「そうですか……一安心、といったところでしょうか」
[その他]
ルネは安堵の表情を浮かべた。
[ルネ]
「それで、兵を引いた後の魔王の行動は把握していますか?」
[密偵]
「はっ。兵を引きあげた魔王は現在――」
[ルネ]
「……」
[その他]
側近たちも固唾を呑んで密偵の言葉に耳を傾ける。
[密偵]
「支配下にある南国都市トコナにて、幹部連を引き連れ――」
[ルネ]
「……引きつれ?」
[密偵]
「骨休みのバカンスを楽しんでいます」
[その他]
どどどどっ!!
どどどどっ!!
[その他]
緊張の面持ちで密偵の言葉を聴いていた側近たちが、盛大にスっ転ぶ。
[密偵]
「陛下、大丈夫ですか?」
[ルネ]
「え、ええ……大丈夫です」
[その他]
あくまでクールに振舞う密偵の手を借り、玉座から転げ落ちたルネは額に汗を浮かべて居住まいを正す。
[密偵]
「どうやら、結界打破の策が浮かばず、溜まった鬱憤を晴らしているようです」
[ルネ]
「そ、そうですか……」
[その他]
どこまでもクールな密偵に、笑っていいやら呆れていいやら安堵していいやらわからないといった表情のルネ。
[ルネ]
「で、ですがこれは好機です。魔王軍がこの国に注意を向けていない今こそ、あれを行う絶好の機会です」
[その他]
ざわ…ざわ……と、ルネの言葉に反応して謁見の間がざわめいた。
[ルネ]
「急いで準備をします。勇者を――異世界から勇者を召喚します」
緊張の面持ちで密偵の言葉を聴いていた側近たちが、盛大にスっ転ぶ。
[密偵]
「陛下、大丈夫ですか?」
[ルネ]
「え、ええ……大丈夫です」
[その他]
あくまでクールに振舞う密偵の手を借り、玉座から転げ落ちたルネは額に汗を浮かべて居住まいを正す。
[密偵]
「どうやら、結界打破の策が浮かばず、溜まった鬱憤を晴らしているようです」
[ルネ]
「そ、そうですか……」
[その他]
どこまでもクールな密偵に、笑っていいやら呆れていいやら安堵していいやらわからないといった表情のルネ。
[ルネ]
「で、ですがこれは好機です。魔王軍がこの国に注意を向けていない今こそ、あれを行う絶好の機会です」
[その他]
ざわ…ざわ……と、ルネの言葉に反応して謁見の間がざわめいた。
[ルネ]
「急いで準備をします。勇者を――異世界から勇者を召喚します」
[その他]
儀式の間に描かれた巨大魔法陣を前に、ルネは一心不乱に呪文を唱えていた。
[ルネ]
「うんにゃーら、はんにゃーら」
[その他]
儀式は続く。
[ルネ]
「ひんにゅーろ、きょぬーろ」
「ぼんきゅーぼ、つるぺーた」
「おさなじーみ、せんぱーい」
[その他]
長い長い儀式の末、唐突にルネは目をかっと見開いた。
[ルネ]
「らめぇぇぇぇぇ!!」
「!!」
[その他]
呪文が締めくくられた瞬間、魔法陣に光が満ち溢れた。
ルネの目前に銀色に光るゲートが現れた。
[ルネ]
「次元を繋ぎし門、とりよせゲートよ! 我が魔力の前に鍵開かん!」
「我らが望みし勇者はドコカナ?」
[その他]
なにやら間抜けな呪文を唱えながら、ルネはゲートに腕を突っ込んだ。
そして次に抜き出したとき、
儀式の間に描かれた巨大魔法陣を前に、ルネは一心不乱に呪文を唱えていた。
[ルネ]
「うんにゃーら、はんにゃーら」
[その他]
儀式は続く。
[ルネ]
「ひんにゅーろ、きょぬーろ」
「ぼんきゅーぼ、つるぺーた」
「おさなじーみ、せんぱーい」
[その他]
長い長い儀式の末、唐突にルネは目をかっと見開いた。
[ルネ]
「らめぇぇぇぇぇ!!」
「!!」
[その他]
呪文が締めくくられた瞬間、魔法陣に光が満ち溢れた。
ルネの目前に銀色に光るゲートが現れた。
[ルネ]
「次元を繋ぎし門、とりよせゲートよ! 我が魔力の前に鍵開かん!」
「我らが望みし勇者はドコカナ?」
[その他]
なにやら間抜けな呪文を唱えながら、ルネはゲートに腕を突っ込んだ。
そして次に抜き出したとき、
[少年]
「……(゜д゜ )」
[その他]
そこには1人の少年がぽかんとして立っていた。
[その他]
「勇者だ……」
儀式を見守っていた側近が思わず呟く。
[その他]
「勇者様だ……勇者様が光臨なされたぞ!」
ざわめきは水面を伝わる波紋のように広がっていく。
[その他]
「勇者! 勇者!」
盛大な勇者コールが儀式の間に反響する。
[その他]
少年はまだ事態を把握できない様子だ。
[ルネ]
「よくぞ召喚にお応えくださいました、勇者様」
[その他]
ルネは呆然とする少年に歩み寄り、にこりと微笑んだ。
[少年]
「……(゜д゜ )」
「……( ゜д゜)」
「(゜д゜)」
「……(゜д゜ )」
[その他]
そこには1人の少年がぽかんとして立っていた。
[その他]
「勇者だ……」
儀式を見守っていた側近が思わず呟く。
[その他]
「勇者様だ……勇者様が光臨なされたぞ!」
ざわめきは水面を伝わる波紋のように広がっていく。
[その他]
「勇者! 勇者!」
盛大な勇者コールが儀式の間に反響する。
[その他]
少年はまだ事態を把握できない様子だ。
[ルネ]
「よくぞ召喚にお応えくださいました、勇者様」
[その他]
ルネは呆然とする少年に歩み寄り、にこりと微笑んだ。
[少年]
「……(゜д゜ )」
「……( ゜д゜)」
「(゜д゜)」
[その他]
こっちみんなwww
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