南の海での調査


 本部より、南太平洋沖の宇宙都市墜落現場への調査を命じられた。
 敵はグランゼーラ革命軍ではなく、バイドだという。

 初めてバイドと戦う。


 人類は永きに渡りバイドと戦ってきた。


 バイドは太陽系から遥か離れた星域で発生した凶暴な生命体だ。
 すさまじい増殖力を持ち、生物、鉱石、機械などあらゆるものと融合、同化することができる。


 世間一般では、「バイドが地球上にいることはありえない!」ということになっている。
 事実私自身も士官学校に通っていた頃は、そう思い込んでいた。

 今までバイドが最も地球に近い場所に迫った、という記録上のポイントは、
 木星の公転軌道とアステロイドとの中間地点までとされている。



 しかし、実際には火星基地や地球上でも、バイドとの戦闘記録が極秘文章として残っていることを、
 軍隊に入ってから偶然知ったのだ。

 これらのことは、軍内でも機密事項なのだ。

 だが、考えてみれば我々が使っている兵器群の中核を成している”フォース”自体が
 ”バイド”を培養して作られているものだ。

 そう考えると、日常的にバイドは地球上に降りてきている、とも言えるのだ。

 私は思った……

+ バイドがいてもどうってことない
バイドが地球上にいてもどうってことないな。
今さら、危険だと言ってどうなるものでもあるまい。

+ フォースって危険な兵器だな
フォースって危険な兵器だな。
あの凶悪なバイドを元に作っているんだからな。

+ …難しくてよくわからないな
…難しくてよくわからないな。
バイドがどうの、って話はどうでもいいような気がする。


 いずれにしても、地上にいるバイドが凶悪性を持つフェイズへと移行していたら大変なことにはなるだろう。
本部からは攻撃許可も出ている。


さあ、調査開始だ。

⇒はじめる


南の海での調査に失敗


 本部より命じられた南太平洋沖、宇宙都市墜落現場の調査に失敗した。

 一旦基地に戻り、態勢を整えることにする。

⇒帰還する


南の海での調査を完了


 墜落した宇宙都市の残骸内部には、巨大なAクラスバイドが生息していた。


 なお、バイドはその破壊本能の強さを数値化した「バイド係数」によって分類される。
 Aクラスにランクされるものは最も凶暴だが、今日では太陽系で見られることはまれである。
                                      (少なくともそう認識していた)


 今回は命令に従い処理したものの、あらためて地球上にあのクラスのバイドがいたことに…

+ 恐ろしさを感じた
恐ろしさを感じた。

+ 驚きを隠せない
驚きを隠せない。
なぜ、あんなところに巨大なバイドがいたんだろう?

+ 奇妙だと思った
奇妙だと思った。
なぜ、あんなところに巨大バイドがいたんだろう?

+ 叩き甲斐があると思った
叩き甲斐があると思った。
どんどんやっつけてやる!

+ 哀れさを感じた
哀れさを感じた。


 それにしても…

 どこからあのバイドは地球上にやって来たのだろうか?

+ 宇宙から降って来たんだろう
宇宙から降って来たんだろう。
これがもっとも可能性が高く、合理的な推測だと思う。

+ ワープして来たんだろう
ワープして来たんだろう。
ひと目につかず、いきなりここに 現れたとすれば、それしかない。

+ 兵器開発施設から流出したんだ
兵器開発施設から流出したんだ。
フォースを開発してるなら、当然あり得る話だ。

+ わからないな
よくわからないな。

+ 関心ないな
正直言って関心ないな。
どうでもいいことだ。

どこから、どうやってバイドが地球上に出現したのか?


 本部に戦果報告を行った。


 すると間髪入れずに、次の任務が送信されてきた。

 宇宙ステーションに戻り次第、月へ行けとのことだ。
 陸戦兵器の最終テストを兼ねた演習だという。

⇒帰還する




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最終更新:2010年07月14日 21:09