アステロイドベルトの遭遇戦
火星から木星へと向かう途中、
我々は小惑星帯アステロイドベルトを横切っている。
無数の小惑星の軌道が集中するこの宙域は、航行に神経を使わなければならない場所である。
アステロイドベルトの中ほどに差し掛かった時、熱反応があった。
私は艦隊に停止するよう命じた。
そして、熱反応の元を分析させた。
その結果、近くにグランゼーラの艦隊がいることがわかった。
点在する小惑星群のためレーダーが敵艦を岩石と誤認したのだろう。
相手も艦隊を停止してこちらの出方を伺っているようだ。
私の意志は攻撃命令を下すことで固まっていた。
なぜなら…
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このまま前進しても追撃される |
このまま前進しても追撃され、後ろを取られる。
そうなる前に艦隊を展開すべきだ。
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こちらにも軍人としての意地がある |
こちらにも軍人としての意地がある。
後ろを見せて逃げるわけにはいかない。
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少しでも敵軍の数を減らしたい |
今は少しでもグランゼーラ側の敵を減らしたい。
それが後々我が軍を優位にするだろう。
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こちらから仕掛ければ勝算が高い |
今すぐこちらから攻撃を仕掛ければ勝算が高い。
むざむざと勝機を逃すことはない。
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丁度戦いたくてウズウズしていた |
丁度戦いたくてウズウズしていたところだ。
腕試しにはいい相手だ。
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私は、全艦に戦闘態勢に入るよう命じた。
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小惑星帯での遭遇戦に敗北
アステロイドベルトで遭遇したグランゼーラの艦隊に敗北を喫した。
一旦後退し、再度態勢を立て直す。
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小惑星帯での遭遇戦に勝利
何とかグランゼーラの艦隊を撃破し、そのままアステロイドベルトを抜けた。
現在、我々地球連合軍とグランゼーラ革命軍は交戦状態にあるが、
グランゼーラの地球進行の拠点が、今我々が向かっているゲイルロズである。
ここで少しだけグランゼーラ革命政府について書こう。
火星の一都市で起きたバイド兵器廃絶を訴える市民デモは、瞬く間に太陽系の各所に拡大した。
そしてグランゼーラ革命政府を立て、自治の主張を行うに至る。
当初は、資本の不足によりすぐに破綻をすると思われていたグランゼーラの経済は、
外惑星に点在する鉱物資源採掘所をことごとく接収していったことで安定している。
逆に、地球連合政府側は権益を持つ資源採掘所の多くを奪われた。
その結果、両陣営の戦力が拮抗するという今日の状況が作り出されたのだ。
副官から報告が入った。
まもなく、木星の引力圏に到達するらしい。
グランゼーラについての整理は後日行うことにしよう。
今後我々は敵との遭遇の可能性を下げるため、できるだけ木星の衛星を経由して進んでいくつもりだ。
⇒帰還する
最終更新:2010年07月19日 00:05