漂う残骸の陰
艦隊は天王星の引力圏に入った。
辺りには巨大な基地の残骸が漂っている。
警戒しながら進んでいたが、すぐそばの残骸群の陰にグランゼーラの艦隊を確認した。
この距離になるまで気づかなかったとは・・・。
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敵がレーダーを撹乱していたためか? |
敵がレーダーを撹乱したためか?
何やらこちらが認識しづらくなるような兵器を持っているのかも知れない。
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レーダー係が何をしていたんだ? |
レーダー係が何をしていたんだ?まったく困ったもんだ!
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まんまと待ち伏せにひっかかったな |
まんまと待ち伏せにひっかかったようだな・・・。
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いずれにしても見逃してはくれそうにない。
私は乗組員に戦闘態勢をとらせた。
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待ち伏せ艦隊に敗北
天王星付近の残骸地帯で待ち伏せをしていたグランゼーラの艦隊に敗北した。
一旦退却し、態勢を立て直す。
この作戦失敗の原因を分析し、次に活かさなくてはならない。
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待ち伏せ艦隊を撃破
天王星付近の残骸地帯で待ち伏せをしていたグランゼーラの艦隊を撃破した。
戦闘後、乗組員達とともに太陽系ネットワーク放送の報道番組を見ていた。
そこでは地球連合議会が軍備拡張と派兵手続きの簡略化を図るための特別法を賛成多数で可決したことが映し出されていた。
最近、地球連合側では、戦争に関する諸問題で社会情勢がとても不安定になっている。
軍部の政治への関与(これについては関係者は否定している)、思想犯の取り締まりの強化、防衛予算の増大化、そしてそれに伴う市民生活への財政、心理の両面での圧迫・・・。
その圧迫の結果の一つが、グランゼーラ革命政府ということになるだろう。
そして、私は今日もそのグランゼーラの軍隊と戦っている。
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私は平和のために戦っているのだ |
私は平和のために戦っているのだ。
それはそれで大切なことだと思う。
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こんな戦いに意味があるのだろうか? |
こんな戦いに意味があるのだろうか?
私は自問せずにはいられなかった。
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私達は本当に正義なんだろうか? |
私達は本当に正義なんだろうか?
私達が戦っている相手が本当に「悪」だと言い切れるんだろうか?
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目の前に敵がいるなら倒すだけだ |
目の前に敵がいるなら倒すだけだ。
それ以上にどんな理由が必要だと言うのか?
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ややこしいことには関心ないな・・・ |
ややこしいことには関心ないな・・・。
ただ、置かれた状況や境遇に従うのみ、それでいいじゃないか?
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その時だった、司令室からすぐに来てほしいとの呼び出しがあった。
統合作戦本部から命令が届いていた。
天王星の衛星オベロンにある鉱物採掘所において暴動が起きたという。
そして、たまたま近くにいる我々に鎮圧に向かうよう指示が届いたのだ。
私は、艦隊をオベロンに向けて発進させるよう指示した。
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最終更新:2010年11月17日 09:52