衛星オベロンの動乱
天王星の衛星オベロンでは、永きにわたり鉱物採掘が行われていた。
ここの労働者達は、地球連合政府から思想犯と見られている人々である。
そして、最近顕著な地球連合政府の軍政化に対して、オベロンの労働者たちは強く反発し、抗議の意思表示として、採掘所の制御コンピューターを破壊したのだ。
そのために現在、採掘施設が暴走しているとのこと。
そこで統合作戦本部より、このオベロンの動乱を鎮めるよう指示があった。
命令の骨子は次の二つ。
1)暴走する採掘マシンを停止させ、すみやかに採掘を再開させる。
2)思想犯を捕縛(ほばく)し、辺境警備隊に引き渡す。
命令には注意書きが添えられており、従わない場合は射殺を許可するとある。
「暴走する採掘マシンの停止」については当然として、「思想犯とされている労働者の検挙」については・・・
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私は軍人だから命令に従うだけだ |
私は軍人だから命令に従うだけだ。
それ以外に何もない。
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理由はどうあれ暴れるのはよくない |
理由はどうであれ、暴れたり、ものを壊すのはよくないと思う。
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正直言って、気が進まないな |
正直言って、気が進まないな・・・。
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この命令は人道的に正しいのか? |
この命令は人道的に正しいんだろうか?
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私が一人残らず捕まえてやる! |
私が一人残らず捕まえてやる!
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間もなく、採掘マシンが暴走している現場に着く。
私は乗組員全員に臨戦態勢を指示した。
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動乱鎮圧に失敗
天王星の衛星オベロンで起きた動乱の鎮圧に失敗した。
一旦後退して、態勢を整える。
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動乱鎮圧に成功
天王星の衛星オベロンで起きた動乱を鎮圧した。
命令に従い、捕縛した人々を辺境警備隊に引き渡した。
これでこの星での私たちの仕事は終わったことになる。
しかし・・・
最近、地球連合政府に対しては軍政化していると非難の声が上がっている。
形の上では、連合軍は政府の指揮下にあり、文民統制は維持されているように見える。
それにも関わらず、政府の決定は軍部の意向が色濃く反映されているという非難は後を絶たない。
この衛星オベロンの思想犯と目されている人々以外にも、地球連合政府への反発は強まっているのも事実だ。
その最大のものが、グランゼーラ革命政府であろう。
グランゼーラ革命政府は、地球連合軍、いや連合政府がバイドの襲来が小康状態に入っても、バイド兵器を開発・維持し続ける方針を変えないことに危機を感じて、蜂起したのだ。
私は、地球連合政府や連合軍のやり方について・・・
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これからも全面的に従うつもりだ |
これからも全面的に従うつもりだ
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今後も従うべきかと迷っている |
今後も従うべきか・・・ 迷っている。
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正直言うと、もうついていけない |
正直言うと、もうついていけない。
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難しいことはよくわからないな |
難しいことはよくわからないな。
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そんなことを考えながら、この星を後にした。
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最終更新:2025年03月22日 13:19