逃亡者の悲しき影
艦隊はワープ空間の中を太陽系解放同盟を追って航行している。
ここしばらくは彼らの艦隊を発見することがなかった。
何日も変わり映えのしないワープ空間の中にいると、 空間や時間の感覚が麻痺していくようだった。
今日も艦橋でワープ空間のうねる様子をぼんやりと見ていると、 (副官)の呼ぶ声ではっと我に返った。
太陽系解放同盟らしき艦影を確認したという。
しかし、(副官)がひどく慌てている。
なんと敵艦隊は、解放同盟の艦船と、バイド生命体とが隊をなしているという…!
解放同盟はバイドに遭遇し、取り込まれてしまったのだろうか…?
経緯は不明だが、そう考えるのが最も自然に思われた。
敵艦隊は我々に気づき、攻撃態勢をとっている。
私は全艦に戦闘準備を命じた。
⇒はじめる
太陽系解放同盟?に敗北
太陽系解放同盟とバイド生命体の混成艦隊に敗北した。
一旦後退して距離をとり、態勢を整えるしかない。
⇒帰還する
亜空間の会談
太陽系解放同盟の艦船を撃破した。
戦闘後の調査で、敵の艦隊にバイドと思われる生命体が混在していることが 確認された。
我々は当初、「敵の艦隊がバイドに取り込まれた」と考えていたが、
実際は「敵艦隊とバイドが共存していた」と表現するのが正しいようだ。
この時の我々には、その理由は分からなかった。
我々が艦隊を進めようとしていると、不意に通信が入った。
発信者は、太陽系解放同盟の次席参謀カトー大佐と名乗った。
なんと彼は、太陽系解放同盟を代表して、我が軍への投降の意思を伝えてきた。
彼らは新たなバイド兵器としてバイド生命体そのものを制御する
「バイドバインドシステム(BBS)」を開発した。
この技術があれば、大型バイドを戦線に投入することも可能だという。
しかし、この開発のために莫大な燃料を消費してしまい、
ワープ空間から出るために必要な燃料が無いのだという。
しかも中心人物であったキースン大将が戦死したため、
解放同盟には我々に対抗しうる作戦・指揮能力が無いらしい。
勝てない戦いをするよりは、と投降を考えたということだ。
投降を受け入れる場合、両陣営が停戦に合意し、どこかで合流して 所定の手続きをしなければならない。
私は…
+
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停戦に合意する |
太陽系解放同盟と停戦し、投降を受け入れることにしよう。
戦わずに済むのなら、それに越したことはない。
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+
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停戦に合意したフリをする |
停戦したと見せかけ、強襲しよう。
解放同盟は油断のならない相手だ。 この機に討たなければ後顧の憂いとなる。
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私は艦隊を合流地点に向かわせた。
⇒出発する
最終更新:2010年01月31日 16:30