バイド地球降下阻止作戦
バイドは大気圏の外側で引き寄せあうように集まり、群れを大きくしている。
統合作戦本部の分析では、バイドは
地球上空の数箇所に集結し、
群れが大きくなったところで降下を開始するものと見られている。
報告によると、バイドの群れの中には戦艦クラスの大型生命要塞の姿も見えるという。
「
ボルド」タイプのようだが、これまで確認されているものより遥かに巨大とのこと。
なんとしてもバイドの侵攻をここで食い止めなければならない。
厳しい戦いになるのは間違いない。
私は、全艦に号令した。
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地球を守るぞ!全軍、進め! |
地球を守るぞ! 全軍、進め!
と号令すると、隊員達は緊張した面持ちで口々に了解!と言った。
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緊張しているな?いつも通り戦おう |
緊張してるな? いつも通り戦おう
と号令すると、(副官)が少し笑顔を見せた。
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全力を尽くせ!そして生き延びろ! |
全力を尽くせ! そして生き延びろ!
と号令すると、隊員達は何も言わず、ただこくりとうなずいた。
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この戦いに負けたら全て終わりだぞ |
この戦いに負けたら全て終わりだぞ!負けるなよ!
と号令すると、隊員達は自らを奮い立たせようと、ときの声を上げた。
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そして艦隊は、ゆっくりと動き始めた。
⇒はじめる
地球上空のバイドの群れに敗北
地球上空のバイドの群れに敗北した。
一旦後退して距離をとり、態勢を整えるしかない。
⇒帰還する
凱旋
バイド地球降下阻止作戦が行われ、
我々は担当していた北半球エリアに集結していたバイドの群れを撃退した。
これより大気圏に入り、打ちもらしたバイドがいないか捜索する。
我々は高度を下げ、上空から地球の様子を見た。
地球は無事である。
その美しさが我々の働きを讃えてくれているように思えて感慨深かった。
さらに高度を下げ、街から離れた山あいにある戦没者墓地の上空を通った。
小さな墓標が無数に並んでいる。
墓地の一角に、喪服を着た母娘がいるのが小さく見えた。
娘は我々の艦隊に向けて小さな手を振っている。
母親はじっとこちらを見上げている。
その表情は分かるはずもないが、私には母親が…
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悲しくて泣いているように見えた |
悲しくて泣いているように見えた。
私は申し訳ない気持ちになった。
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怒りを押し堪えているように見えた |
怒りを押し堪えているように見えた。
私は申し訳ない気持ちになった。
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嬉しくて喜んでいるように見えた |
嬉しくて喜んでいるように見えた。
私はしみじみと嬉しくなった。
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艦隊に驚いているように見えた |
艦隊に驚いているように見えた。
民間人がこんな艦隊を見るのは初めてだろうから、無理もない。
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どんな表情なのか想像できなかった |
どんな表情なのか想像できなかった。
私は自分が何か大切なものを失っているような気がした。
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その時、(副官)から報告が入った。
他の集結ポイントを担当していた艦隊が撃破され、バイドの降下を許してしまったという!
降下したバイドは再び集結し、統合作戦本部のある基地に向かっているらしい。
統合作戦本部とその基地が壊滅することは、地球上の最も重要な防衛拠点を失うということだ。
そうなれば今以上にバイドから地球を守ることが難しくなるだろう。
私は戦力を増強するため、他の艦隊の残存勢力を集結させ、我々の艦隊に組み入れた。
そして、バイドが向かっている基地へと艦隊を進めた。
⇒帰還する
最終更新:2010年02月01日 20:12