概要
第一作目で好評を受け、ファンから支持が高かった第二作目。
とある理由で卒業の一年前に入学した主人公
アムレット。
入学時には教師生徒が認める冷酷無慈悲な
理事長子息を味方につけたラスボスが支配者と言わんばかりに横暴に振舞っていた。
そこで彼女が攻略対象者の心の傷を癒し、彼らの居場所である学校の危機を救うまでの物語
第一作目同様マルチエンディング式で、大筋のストーリーは同じだが、攻略する対象者によってエンディングが変わる。
大筋のストーリーは最終局面でラスボスは本当に学校を自分の物にしようとまでするが、
主人公や他の攻略対象者にレイは騙されていたことに怒り狂ってラスボスを学園追放か焼き払い、排除する。
ラスボスがいなくなったことで平和を取り戻した学園でハッピーエンドだった。
事件解決後に女王ティアラに罪は暴かれるが特段レイにお咎めはなかった。
ジルベールが提唱していた〝発達途上児童無償教育機関設立案〞を第一作目クリア後に彼が取り掛かり、
第一作目で女王となったティアラや協力関係にあった
ステイルが賛成し、発足させた学園が舞台。
第一作目ではマルチエンディングで、ジルルート以外は攻略対象者が配偶者になる描写があったため、同じ
フリージア王国ではあるが
パラレルワールドだと考えられていたが、ジルルートでは恋愛要素が薄く
ティアラの恋人になっていなかったのでは?と考えられ、おそらくはジルルート後の
フリージア王国の物語である。
よく二作目作品でありがちな演出で、
第一作目のキャラクター達がちらほらと登場する。
年代
ゲーム開始は22年
※バド・ガーデン創設は20年
舞台
王立学園 バド・ガーデンが舞台。
入学資格者は優秀な特殊能力者や希少な特殊能力者、試験で優秀な成績を収めた勉学に積極的な生徒、そして下級層や身寄りのない者を優先的にされていた。
上記の条件に当てはまる18歳以下の民であれば住むのも教育も食事や寮も一定は無料。
創設や設計・建物に関わる部分に携わり創設したのは
第一作目の攻略対象者である
ジルベール宰相である。
創設年は20年で、創立からたった2年である意味独立国家のようになりなかなかの無法地帯であった。
貴族と平民を区別するクラス分け等もなく、レイとファーナム兄弟は同じクラスであった。
貴族でも学園内は従者の同行不可であった。
主人公
とある理由で卒業の1年前に入学した庶民の少女。
ラスボスの手で無法地帯となってしまったバド・ガーデンで庶民でありながらも真っ向から権力や不当な扱いに対立していた。
攻略対象者に好意を向けられても気付かないことが多かった恋愛鈍感系のキミヒカ主人公
攻略ルートが決まった後は悪戦苦闘する場面はあった。
攻略対象キャラ
レイ
王道本命で
理事長子息の俺様性格性悪クール系のキャラクター。
第二作目唯一の権力者ポジション。高等部三年生。
顔の半分を芸術的な仮面で覆っている冷酷無慈悲で攻撃性の高い特殊能力を所持している。
仮面の下は焼け爛れており、常時仮面をかぶり続けている。ゲームでは影で隠されていた火傷痕は心から愛したアムレットにしか見せなかった。
恩人を探すため、父親である
アンカーソン卿と取引をし、
理事長代理の権限を所持している。
人を信じることをせず、人の話を殆ど聞かない節も増長し、その俺様で自分勝手な性格と特殊能力・風貌と、そのせいで生徒全員から恐れられていた。
ライアーのこととなると見境がなくなり、それをネタに第二作目のラスボスに利用されていた。
ライアーの居場所を知っている。証拠もある。代わりに自身を満足させてみろというラスボスに良いように使われてしまう。
ラスボスに「母親の顔をレイのように焼いて」と言われ、わざわざ10年以上会っていなかった男爵夫人キャロルの元までいき、焼いた。
その場では意識があり「自分が恨まれて当然」という母親に「血の繋がりに興味はない」と伝え、その場を去る。
(描かれていないが、恐らくその後キャロル夫人は死亡する。)
ラスボスに騙され、自分の従者であった
ファーナム兄弟も使わせ、
ネイトも発明の能力者として使わせ、更に自身の
理事長の権限まで譲りかけてしまう。
だが、主人公
アムレットに少しずつ心の傷を癒されたレイは彼女に過去を語り
それゆえに
アムレットはレイの敵に回ってでも必死にこれ以上道を踏み外さないように説得をした。
レイも特殊能力が暴走しないように自身の感情を抑えながら、母親や自身を捨てた
カレン家への恨みを口にしながらも
アムレットを傷つけないようにしていた。
嫌悪していた
理事長と交渉して、経営権を手に入れたが学校経営らしいことはせず、すべて
恩人を探す手段として使っていた。
優秀な人間だけでなく、下級層や身寄りのない子も一カ所に集める学校を支配することで、効率的に情報を集めることだけが目的だった。
もともと
父親のことを嫌っていたこともあって、アンカーソンの名がどれほど落ちぶれてもどうでも良いと思っていたレイは学校が潰れようが家の名が落ちようがどうでも良かった。
レイは気に入った相手ほどいじめたがる性格で
アムレットの行くところ行くところで彼女に構う。
まるでイジメの主犯格のように高いところで見下し暴言を吐いたと思えば、……逆にラスボスからの嫌がらせを受けそうになる彼女を人知れず庇ったりもする。一度気に入った相手には極めてしつこい。
イベント
- 回想シーンの幼少姿は美少女と言っていいくらいかわいい
- 特殊能力を感情のまま暴走させかける場面
- レイルートではゲームのご都合展開で偶然城下でライアーに遭遇できたアムレット
- アムレットが仲良くなったレイと城下へ降りた時、レイが「恋人だ」とわざとその場でアムレットに恋人の振りをさせていた
- レイルート ハッピーエンド
- レイルートの冒頭で学校で横暴に振る舞うレイに、アムレットが真っ向から対峙し、俺様キャラ特有の〝他の奴らとは違う〟態度のアムレットに彼が興味を抱く第一歩であった。
ライアーに固執する理由はレイルートで明かされる。
ゲームの最終局面でラスボスに騙されていることに、
アムレットが単身で事実を掴みレイに突きつける。
レイは怒り狂ってラスボスを焼き払おうとしたが、アムレットが愛するレイがこれ以上道を踏み外す前にと止め、アムレットはラスボスの命まで救う。
レイにとって唯一前に進むことができた未来
- レイルート バッドエンド
- ラスボスに全て奪われた上でライアーも見つからず、全てを失い絶望した彼は、アムレットへ
- 「残りの人生全てをかけてでも、ライアーを見つけ出す」と言い残して別れを告げた夜を最後に行方を眩ませてしまう。
- 他の攻略対象者ルート
- ライアーへ辿り着くこともなく潰える
- アムレットと攻略対象者がレイがラスボスに騙されていることを告げる。
- ラスボスに騙されていたことに怒り狂ってラスボスを焼き払われるか、他の攻略対象者に半殺しにされ学園は平和を取り戻すハッピーエンド
ネイト
ラスボスが
ネイトを欲しがった為、
ネイトの入学から生活の面倒までレイが補助をしていた。
イベント
- ネイトルート
- 他の攻略対象者ルート
隠しキャラ:ディオス
同調の特殊能力で混ざってしまった双子の
理事長子息の従者“
クロイ”。
ゲーム開始時は既にラスボスの従者同然に振る舞っていた
ディオスだが元々はレイの従者。
たとえ貴族でも従者を連れ歩くことを禁じられた学園で、
アンカーソンが監視兼報告をさせる為にレイへつけることを課した年の近い従者。
正確に言えば、どうしても生徒として潜り込める年齢の従者を付けることをアンカーソンがレイに条件付け、そこでレイが雇ったのがディオス達という形。
ゲームでは貴族と平民を区別するクラス分けはなく、学園に入学さえしてレイの従者として過ごすだけで給料が良い仕事だった為、ファーナム兄弟は猛勉強してレイと同クラスに移ることができた。
体調を崩した姉がおり、二人で交代だったかそれともどちらか一人だけなのか、片方は姉の介護を続け片方は従者として働き続けた。
たった一人分の稼ぎでも貴族からの給料は高く、姉を匿い養う為に環境の良い部屋をレイの権限で無償に借りられたことも利点であった。
定期的にラスボスが上がり込んで、姉を玩具にしていびろうとも、条件がいい従者の仕事を手放すわけにはいかなかった。
イベント
- ディオスルート
- 体調を崩した姉を最初はレイの屋敷で匿い、開校後は本来であれば生徒ではない双子の兄弟や姉は寮に住めないが、レイの権限で学園寮でもラスボスの次に環境の良い部屋を使っていた。
- 他の攻略対象者ルート
ラスボス
恩人を探すレイに付け入り「私を満足させて」と抽象的なことを言い搾取し続けた。
侯爵家である父親の金で贅沢を叶え、従者であるファーナム兄弟を与え、彼女が欲しがった
ネイトの入学から生活の面倒まで補助し続け、彼女に自分と同等の学校での権威まで望む通りに与えた。
自ら人を傷つけたり、悪意を持って接しており、
アムレットが入学する頃には学園の支配者となっていた。
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最終更新:2022年12月23日 00:14